2014年03月02日
哀愁のまりもエクスプレス/眠い眼こすりラスト・ウィークに参加
2008年9月1日(月) 00:00 ▼コメント(13)
いやぁ、ついにこの日が来てしまったのですね。今頃は追分の手前あたりをとことこ走っているはず。
これも札幌駅西口で撮影。ただ、英語表記というのを撮っておきたかっただけなの。
5・6番のりばの電光掲示板。英語表記バージョン。やっぱり、ただそれだけ。
もぉう、しつこいですよねぇ。でも、やっぱり載せちゃうのよ。これ性分なんですね。
去年の10月に金・土・日のみ運行の臨時列車に格下げされて以来、この日が近いことは予感しておりましたけれど、やはりその時になってしまいますと寂寞の想いから逃れることはできません。
4月でしたかね、「8月31日をもって運転を終了いたします」とのプレスリリースが出されまして。「もう一回くらい乗車することできるかしらね」と微かな希望を抱いておりましたけれど、なかなか金曜日のお仕事が入らない。ワタシ、決してマニアではございませんので、自費でまりもに乗ろうとはならないわけですよ。
そうこうしているしているうちに運命の8月になってしまいました。そうしたら、あなた。急遽8月25日に日帰り出張が入りました。本来であれば翌日もお仕事ですから、当日中に帰帯するのが常道。だって、帯広到着が朝の3時半ですもの。こっから帰宅して、5時間後にはまた家を出る、っていうのは40歳も半ばの身には通常辛い。
一種のお祭りみたいなものですから、整理のアルバイトさまが増員されてました。記念乗車証明書配布要員かな、と。
これ、なんていうんでしょ。オークションに出品された場合、いくらの値がつくのか。もう駅でお目にかかれることがないんですね。
でもどうせワタシ、睡眠不足はいっつものことですから、なんの躊躇もためらいもなくまりもに乗ることに決めました。
馴染みの旅行代理店にお電話して、チケットの手配をお願いしましたら担当者さまは図らずもおっしゃいましたね。「端野さん。ラスト・まりもですね」と。思わずワタシは目頭にハンケチを当ててしまいました。
ワタシとまりもの蜜月はここ数年のことでございますけれど、物心ついた頃に利用した記憶もございます。ウィキペディア で確認しますと「狩勝」か「からまつ」かどちらかなんだろうな、ということで厳密にはまりもではないのですが。
夜中にですね、母に連れられて帯広駅から出発。3段ベッドの寝台車に乗ってですね、札幌まで行ったのですよ。もう、家からタクシーに乗る時点で、非日常空間。印象深くないわけがない。
同じベッドで母とは枕を反対にして、眠りについたのを記憶しております。札幌近辺に到着する頃には目覚めていまして、車窓を流れる景色をワクワクしながら眺めたものでございます。
スーパーじゃないとかちと同じお顔。このお顔の車輌もどんどん減っていってるようです。あんまりハンサムとはいえないので、好きではなかったのですが。でも見慣れた顔が見えなくなるのは寂しい。
社会人になってからのまりも体験は創作として残っておりました。19年前の作品で「千歳経由東京行しかも日帰り」という題名。従兄弟の結婚式に参加したのをモチーフにして書いたものです。日帰りといい、創作といい、全然ワタシには進歩というものがない(苦笑)
当時帯広空港は「TDA 東亜国内航空」だったか「日本エアシステム」だったかが単独就航でして、日本航空の参入でダブルトラッキングになったのもつかのま、両社が合併して元の木阿弥になってしまったのですけれど。それでワタシ、日航機に乗るの初めてだったんですね。
そして、まりもは急行であった時代もあった、と。
○ホ スハネフ14 505 と車体に表示されておりました。寝台車輌ですね。ご覧になってワカります通り、古いって感じですよね。国鉄時代から使われ続けているんじゃないかなぁ。
ええっと、まりもとの最後の日はラスト・ウィークに入ってまして、記念乗車証明書がいただけるのワカっておりました。札幌駅と釧路駅、始発で乗車した人間にだけ与えられる特 権(苦笑)です。乗車する時にいただきましたけれど、しょぼいんですよ。
ところがね、まぁご祝儀なんでしょうけれど、結構いい値段(5千円)つけているんですよ、驚きました。今調べてみました ら、なんと釧路駅のはバージョンが違うんですね。しかも、カッコイイ! こっちが欲しかったな、ワタシ。だけど、ついた価格が11,500円ですって!?
これが異空間への扉(笑)でございますよ。
枚数制限があるので、画像としては残念ながらアップできないのですが、惜別の念を持つ同好の士を多数見ることができましたね。圧倒的に男 子ばかりで鉄 子さまをお見かけすることは適いませんでした。
かつてのワタシでしたら、日本酒か焼酎のワン・カップを購入するところですけれど、今回はなんとエージェントさまお勧めのスターバックスさまでキャラメル・フラペチーノを購入いたしまして、ズズズとすすっておりましたよ。
ただ、スカイ・クロラの後に、もろはくさまと参醸倶楽部さまに寄りまして、美味しいところを何杯もいただいておりましたので。少しは翌日のことを考えていた、といことです。「いやぁ、ワタシも大 人になったのかしらぁ」
で、どうせ皆寝ていく列車なんですから、最初からリクライニングするべきだったのですけれど、隣のお兄ちゃんがシート倒さないでぐぅぐぅ寝るんだ。で、倒すタイミングを逃してしまいまして、結局シートはそのままですから、寝にくいったら、ありゃしない。
指定席でも空席はあったのですよ。ですから、通常でしたら平気で移動して、ゆったりとした空間を確保するのですけれど、なんせ、眠いし暗いし、身体は動かないしで不自由な状態のまま、ずうっと帯広まで。
やったら、待ち合わせやら時間調整で止まりますしね。一番驚いたのは、帯広貨物駅でもしばらく止まってましたからね。帯広貨物駅、っていう看板を画像に収めたかったんですけれど、暗すぎて携帯カメラのクオリティでは無理でございました。
2段ベッドの上段。このきちんとたたまれた毛布が旅情を感じさせます。天井が近いですよねぇ。
2段ベッドの下段。衣文掛けがいい感じ。それにしても、狭いよねぇ。寝返りも難しそう。
定刻に帯広駅に到着しまして、定刻に出発していきました。最後までホームで見送ったのはワタシだけ。意外でしたね。もしかして、ワタシってば結構マニアなのかしら!?
どうやら、キハ183形100番台という車輌名(通称:青ボウズ)らしいのですけど、間違ってたら、どなたかご指導くださいまし。上り列車(逆まりも)ですとこちらが先頭車両になるのでしょうか。
20年くらい前に乗った車輌とは座席が違うと思うのですよ。これは単に狭くて窮屈な「スーパーじゃないとかち」と同じシートですもの。
お隣様はどうやら慣れていらっしゃる方々のようで、見事な対応。一部ではこんなことができてしまうくらいの乗車率でございました。
自動改札は通りませんでした。チケットを記念にもらっておきたかったからです。小学生時代のワタシも改札口の担当者にお願いしたことがありましたね。全く、進歩していない。
帯広駅3番ホームの電光掲示板でございますよ。この列車が出たあと、帯広駅はしばらくの間ロックアウトされるわけですね。(←尊師対策!?)残念ながら、乗車口表示の看板はありませんでした、撤去済みだったのか、最初からないのか。
昔はただ、「はいよ」と手渡してくださったものですけれど、今は「無 効」っていうスタンプを押してくださるのですね。ね、画像のチケットにちゃんと押されてますでしょ。
で、午前3時半過ぎの帯広駅前の気温は15度くらいでしたでしょうか。物静かな空間では耳の底でまりもの最後の汽笛(正確にはタイフォンっていうようで。確かに汽車じゃないですし)が聞こえたような気がしたのでした。
その後ワタシは、帯広駅東自転車置き場で愛車をピックアップしてですね、ギーコギーコと自宅に向かったのでございました。あーあ、おわっちったよ。「さらば、まりも号。おまえのことを忘れやしない」
夜行特急列車まりも号記念乗車証明書の裏面でございますよ。なんとまぁ、チャッちくてですね。ナンバリングかなんかされてりゃあ、プレミア度も高まるってものでしたけれど。
コメント(13件)
09-01 00:23
トーちゃん
学生時代、秋の全道大会の帰りは「まりも」でした。
3年の秋に優勝カップ(個人ですけど)を持ち帰れたのは一番の思い出です。
疲れた身体を固めのシートに押し込んで、ドンパや、先輩・後輩と延々話をしました。 「静かに!」と一般のお客さんにこっそり叱られた事もあったな。
09-01 00:29
たぷたぷ
こんばんわ~夜分におじゃま致します
夜行特急「まりも」
いつも コンサート帰りに お世話になりました
ありがとでした~ ┏●゛ペコリ
(萬造様を通じて まりも様に伝わりますように)
09-01 01:16
くろくろ @docomo.ne.jp
記事にしようか迷い中ですが、僕も数日前、池田~帯広間で乗りました。
(勿論乗車証明書はいただけませんでしたが。。。)
たまにですが、池田で飲むことがありその帰りの足として重宝してました。
池田発1時半、すでに減灯されてる車内に乗り込み、寝過ごさないようにと思いつつ、酔っ払ってますから“はっ”として帯広駅到着前に起きるといったヒヤヒヤがあったり、新千歳早朝便に乗るために帯広の発車時刻までマチで飲んでから乗車したりと、いろいろお世話になりました。
今頃豊頃を通過してる頃でしょうか。
上り札幌行きは。
記事、楽しみにしています。
09-01 01:29
端野 萬造
>トーちゃんさま
その光景が目に浮かぶようでございますね。当時の座席は今のものよりスペース的にゆったりしていた印象があるのですよ。もう、リクライニングするのが前提のような。違ったかなぁ。
あ、ご挨拶遅れて申し訳御座いません。「個人戦優勝、おめでとうございます」
若き日の思い出とともに「まりも」はあるんですね。そして、その歴史は閉じられてしまう、と。
>たぷたぷさま
そうなんですよね、コンサート帰りに利用される方って多かったンですってね。SMAPさまの時とかは普段と全然客層が変わっているという(笑)
昼間に同じスケジュールで走ったとしたら、遅くて倒れそうになると思うのですよ。「オマエは本当に特別急行なのか!?」
でもねぇ、夜行だから許されるンですよね。トコトコしてても。味のある旅行の選択肢がまたひとつ消えてしまいました。
09-01 01:42
端野 萬造
>くろくろさま
そうですか、ワタシ言うところの「逆」まりもをご利用になられていたんですね。確かに浦幌・池田で呑んでの帰途には重宝な列車でした。
乗車証明、ケチケチしないで全員に配れば良かったのにね。でもまぁ、貰えなくても後悔するような代物ではございませんことが記事でご理解いただけたんじゃないかと。
あんまりカキコすると本記事のネタがなくなりますんでこのへんにしときましょう(笑)
もう少しで上りの「逆」まりもが帯広駅に到着です。今日は乗られる方どれくらいいらっしゃるのかしら。マニアの方は釧路の始発から乗って、帯広で降りるというパターンがありかもですね。
09-01 09:35
エルモエルモ
★"端野 萬造さん
嬉しう画像です。
ああ~なつかしい。
お金なかったから、寝台には乗れなかったけど、青春の思い出。寝ている間に移動できるなんて、本当に効率よかったんですがね。残念です。
釧路に朝着いて、花咲きや釧網線に乗り継ぐ人もいたな~。
09-01 22:22
くゆり
私はむか~し旅行会社に勤めていて、「まりも」の切符を売っていた事もあり、懐かしさと寂しさがこみ上げてきますね~
帯広を出発する時は日付が変わるので、何回もお客様に到着する日を確認しました。
朝1番の飛行機に乗るためにマリモの指定席に座ったら、見ず知らずの隣の男性に「僕の肩によしかかっていいよ」と言われ(きもい!)、ず~っと反対側を向いてました。今となっては思い出ですね(笑)
09-01 22:55
端野 萬造
>エルモエルモさま
まりも号はワタシのような素人にも印象深い列車です。だからこそ、このようにコメントが寄せられるのだなぁ、と今更ながら感心しておりますよ。
ところがさ、この手の記事ってマニアの方がアゲられるケースがほとんどじゃないですか。なんかツッコミ辛いですよね。「KYって、思われちゃうのかしら」
その点「モロ素人筋」の端萬記でございますれば、なんだか安心して心情を吐露できる、と。「アタシにも、言わせてくれなくっちゃ、だわ」
ワタシの意図通りの結果です。うれしいなぁ。
深夜列車って、なにかしら旅人を内省的にしてしまうのかもしれません。それゆえ、印象深くなる。しかも青春時代の記憶と重なるとなれば。
明朝、本文追加しますけれど思い出探しをしていただけるようなら、幸いです。
09-01 23:15
端野 萬造
>くゆりさま
ははは。ご本人はお忘れになっているかもしれませんが、ワタシはよぉぉく憶えておりますよ、以前のコメントを。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/35#comment11
「肩によしかかっていいよ」エピソードには爆笑させていただきました。その手、もう遣うことができないんですね。残念だなぁ。ワタシ、そういうの得意なんです。まず相手を一度退かせて、そこから、「あら、そんなに悪い人じゃないんじゃない」から「あら、結構オモシロいんじゃない」そして「もうちょっと、一緒にいてみたいかも」まで、もっていく。ほほほ。
今回のチケットはいつもの旅行代理店にお願いしました。そこのエピソードは本文にカキコさせてくださいましな。飛行機とまりものエピソードもカキコすることになるでしょう。恐らく、くゆりさまなら「そーよ、そーよ」と。
09-03 08:59
鉄ネット・タカ
初カキコの鉄ネット・タカです
わざわざ記事リンクしていただきありがとうございました。
端野さんのように、普通の方(ですよね?)が書く【鉄ネタ】は視点が色々でとても面白いです。
嫁さんもSM○Pのライブでいつも利用してたので、今回は【割と】快く送り出してもらえましたw
TV(道内の)なんかの「お別れ特集」なんかで、一般の方の色々な想い出話が出てたりしましたが、結構皆さん【まりも(狩勝夜行・おおぞら夜行含む)】と過ごした経験があるのだと、改めて思いました。
何より驚いたのは(以前も聞いたかもしれないけど、忘れてたのかも!?)、うちの両親が新婚旅行に旅立つ時に披露宴の後【まりも】に乗車してたそうなんですw
昨日聞いてびっくりしました(^_^;)
http://tetsunet.blog.hobidas.com/
09-04 08:02
端野 萬造
>鉄ネット・タカさま
普通よりも「変」のほうにかなり寄ってる、と自分では判断してますし、周囲は「とても変」だと思われているようです(苦笑)
ついでに、普通のブロガーであるくろくろさまのまりも記事もご紹介しておきましょう。http://blog.livedoor.jp/haraguro310/archives/51351262.html
汽笛のこと、タイフォンっていうのですね。勉強になりました(笑) あの最終アナウンスが開始されるタイミングを把握されていて録音の準備をされていたんですよね。ワタシなら、あのオルゴールの音が鳴り始めてから、慌ててスタートするでしょう。
さて「端萬記」なんですが、「JR運賃表」という検索ワードからこの記事にお見えになられる方がポツラポツラと。古い記事なんですが。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/208
近いうちに車内販売ネタをアップしましょう。なんとか今月中には。今後ともご贔屓に。
09-05 15:46
鉄ネット・タカ
>端野さま
>あの最終アナウンスが開始されるタイミングを把握されていて録音の準備をされていたんですよね。
新富士で運転停車するのは把握してたので、動き出したら放送かかると思ってましたw
一応新富士停車中に録音開始して、最終的にパソコンで不要部分をカットする感じですね。
逆に発車直後の放送の場合は、どのタイミングで始まるのか微妙に分からないので、動き出したら録音しっぱなしって感じでしょうか?
>汽笛のこと、タイフォンっていうのですね。
なんとも微妙ですけどね(^_^;)
普通タイフォンというと、『まりも』でいうとヘッドライト上の四角い部分、キハ40などの普通列車はテールライト下の丸い部分から出るエアホーンを指します。
それ以外に運転席上に付いてる警笛もあって、今はこちらを使用してる感じです。
正しくは音色的には屋根上の警笛を鳴らしたんでしょうね。
09-06 00:01
端野 萬造
>鉄ネット・タカさま
そうですか、真実は警笛なのでしょうね、きっと。電車でGO!で、鉄橋を渡るですとかトンネルに入る直前にタイミング合わせて警笛ならすとボーナスポイントいただけるのを憶い出してしまいましたよ。
でも、いいや。恥カキついでに放っておきましょう。警笛ですと悲鳴としての意味合いがキツクなりそうな気がしますし。かように創作をする人間の中にはいい加減な者もおります。
そうそうキハ40について、ちょこっとカキコさせていただいたのが、コチラ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/76
さすがの濃いいコメント恐縮です。また、もうひとつ知識が増えました
札幌駅西改札口の時刻電光掲示板
夜行特急列車まりも号
札幌駅23:08発 函館本線-千歳線-石勝線-根室本線 帯広駅3:23着
参考記事:
【ラストラン】まりも最終列車乗車記【グランドフィナーレ】
↑、しっかりとしたマニアによるレポート。まりも終着アナウンスも聴けます。涙ものですよ。
2008.8.31ラストラン 夜行特急「まりも号」/JR北海道
2008/8/28(木)掲載 静かな闇夜 ゆったりと鉄路走り40年 特急「まりも」 31日で廃止:かちまいNEWS SCRAP
粛 特急まりも廃止/とかち、かってに交通情報。
まりもに乗りたくて
女性席なんてあったんだー/まりも、再び
メインは夜行特急列車まりも号記念乗車証明書の表面画像。
いやぁ、ついにこの日が来てしまったのですね。今頃は追分の手前あたりをとことこ走っているはず。
これも札幌駅西口で撮影。ただ、英語表記というのを撮っておきたかっただけなの。
5・6番のりばの電光掲示板。英語表記バージョン。やっぱり、ただそれだけ。
もぉう、しつこいですよねぇ。でも、やっぱり載せちゃうのよ。これ性分なんですね。
去年の10月に金・土・日のみ運行の臨時列車に格下げされて以来、この日が近いことは予感しておりましたけれど、やはりその時になってしまいますと寂寞の想いから逃れることはできません。
4月でしたかね、「8月31日をもって運転を終了いたします」とのプレスリリースが出されまして。「もう一回くらい乗車することできるかしらね」と微かな希望を抱いておりましたけれど、なかなか金曜日のお仕事が入らない。ワタシ、決してマニアではございませんので、自費でまりもに乗ろうとはならないわけですよ。
そうこうしているしているうちに運命の8月になってしまいました。そうしたら、あなた。急遽8月25日に日帰り出張が入りました。本来であれば翌日もお仕事ですから、当日中に帰帯するのが常道。だって、帯広到着が朝の3時半ですもの。こっから帰宅して、5時間後にはまた家を出る、っていうのは40歳も半ばの身には通常辛い。
一種のお祭りみたいなものですから、整理のアルバイトさまが増員されてました。記念乗車証明書配布要員かな、と。
これ、なんていうんでしょ。オークションに出品された場合、いくらの値がつくのか。もう駅でお目にかかれることがないんですね。
でもどうせワタシ、睡眠不足はいっつものことですから、なんの躊躇もためらいもなくまりもに乗ることに決めました。
馴染みの旅行代理店にお電話して、チケットの手配をお願いしましたら担当者さまは図らずもおっしゃいましたね。「端野さん。ラスト・まりもですね」と。思わずワタシは目頭にハンケチを当ててしまいました。
ワタシとまりもの蜜月はここ数年のことでございますけれど、物心ついた頃に利用した記憶もございます。ウィキペディア で確認しますと「狩勝」か「からまつ」かどちらかなんだろうな、ということで厳密にはまりもではないのですが。
夜中にですね、母に連れられて帯広駅から出発。3段ベッドの寝台車に乗ってですね、札幌まで行ったのですよ。もう、家からタクシーに乗る時点で、非日常空間。印象深くないわけがない。
同じベッドで母とは枕を反対にして、眠りについたのを記憶しております。札幌近辺に到着する頃には目覚めていまして、車窓を流れる景色をワクワクしながら眺めたものでございます。
スーパーじゃないとかちと同じお顔。このお顔の車輌もどんどん減っていってるようです。あんまりハンサムとはいえないので、好きではなかったのですが。でも見慣れた顔が見えなくなるのは寂しい。
社会人になってからのまりも体験は創作として残っておりました。19年前の作品で「千歳経由東京行しかも日帰り」という題名。従兄弟の結婚式に参加したのをモチーフにして書いたものです。日帰りといい、創作といい、全然ワタシには進歩というものがない(苦笑)
朝一番のおおぞらに、僕は急いで乗り込んだ。6時には起きたのだから、十分余裕だねって、思っていたのに。(中略)
千歳空港で羽田行の日航機を待ちながら、僕は早くも疲れを感じていた。どうして帯広空港発着にしなかったのか、変に思われるかもしれない。でも帯広発着だと日帰りの場合、東京にほとんど居られないんですね。千歳発着に比べて、倍近く違う。(中略)
羽田からモノレールに乗る。これも初めての体験だ。9月とはいえ、やはり東京は暑い。しかも曇り空ときている。浜松町まで立ちっぱなしで街並みを眺めた。雨にぬれたせいか、さっぱりとした印象だ。台風が近づいてきているというのに。(中略)
帰りの飛行機も当然日航機。台風はなんとか、僕が出発するのを待っていてくらた。ところが千歳空港が霧なのだという。離陸してから機長は何度も「引き返す恐れがあります」などと脅す始末だ。(中略)
きっとそれは、菜都美と僕との間の「ズレ」が原因なんだ。人はそれぞれ、生まれた時代や環境によって、モノの見方や考え方に差が生じるのだと思う。生まれつきの個性だって、当然無視することは出来ないのだけれど。
先輩の茂木さんが、ポツンと言ったのが印象に残っている。
「結婚は『感動の共有』だよ」
結婚してしまったカップルが皆『感動を共有』しているのかどうか、僕は知らない。そんなことに気付かない二人も多いのだろう。そんなことは考えないほうがよいのかもしれない。
でも僕は気がついてしまった。菜都美の「見える」ものと、僕が「見たい」ものがあまりにも違うということに。僕が外に出たくとも、彼女と居る限りどうにもならない。ウマク言えないけれど、そんな感じ。だから彼女とは結婚したくないんだ。
痛む腰をさすりながら、僕は急行まりもから、帯広駅のホームに降りた。改札口に向かいながら、一眠りした後のシャワーのことと、朝食のことを考えた。菜都美の形のよい唇を懐かしく想った。空は白んでもいない。
当時帯広空港は「TDA 東亜国内航空」だったか「日本エアシステム」だったかが単独就航でして、日本航空の参入でダブルトラッキングになったのもつかのま、両社が合併して元の木阿弥になってしまったのですけれど。それでワタシ、日航機に乗るの初めてだったんですね。
そして、まりもは急行であった時代もあった、と。
○ホ スハネフ14 505 と車体に表示されておりました。寝台車輌ですね。ご覧になってワカります通り、古いって感じですよね。国鉄時代から使われ続けているんじゃないかなぁ。
ええっと、まりもとの最後の日はラスト・ウィークに入ってまして、記念乗車証明書がいただけるのワカっておりました。札幌駅と釧路駅、始発で乗車した人間にだけ与えられる特 権(苦笑)です。乗車する時にいただきましたけれど、しょぼいんですよ。
ところがね、まぁご祝儀なんでしょうけれど、結構いい値段(5千円)つけているんですよ、驚きました。今調べてみました ら、なんと釧路駅のはバージョンが違うんですね。しかも、カッコイイ! こっちが欲しかったな、ワタシ。だけど、ついた価格が11,500円ですって!?
これが異空間への扉(笑)でございますよ。
枚数制限があるので、画像としては残念ながらアップできないのですが、惜別の念を持つ同好の士を多数見ることができましたね。圧倒的に男 子ばかりで鉄 子さまをお見かけすることは適いませんでした。
かつてのワタシでしたら、日本酒か焼酎のワン・カップを購入するところですけれど、今回はなんとエージェントさまお勧めのスターバックスさまでキャラメル・フラペチーノを購入いたしまして、ズズズとすすっておりましたよ。
ただ、スカイ・クロラの後に、もろはくさまと参醸倶楽部さまに寄りまして、美味しいところを何杯もいただいておりましたので。少しは翌日のことを考えていた、といことです。「いやぁ、ワタシも大 人になったのかしらぁ」
で、どうせ皆寝ていく列車なんですから、最初からリクライニングするべきだったのですけれど、隣のお兄ちゃんがシート倒さないでぐぅぐぅ寝るんだ。で、倒すタイミングを逃してしまいまして、結局シートはそのままですから、寝にくいったら、ありゃしない。
指定席でも空席はあったのですよ。ですから、通常でしたら平気で移動して、ゆったりとした空間を確保するのですけれど、なんせ、眠いし暗いし、身体は動かないしで不自由な状態のまま、ずうっと帯広まで。
やったら、待ち合わせやら時間調整で止まりますしね。一番驚いたのは、帯広貨物駅でもしばらく止まってましたからね。帯広貨物駅、っていう看板を画像に収めたかったんですけれど、暗すぎて携帯カメラのクオリティでは無理でございました。
2段ベッドの上段。このきちんとたたまれた毛布が旅情を感じさせます。天井が近いですよねぇ。
2段ベッドの下段。衣文掛けがいい感じ。それにしても、狭いよねぇ。寝返りも難しそう。
定刻に帯広駅に到着しまして、定刻に出発していきました。最後までホームで見送ったのはワタシだけ。意外でしたね。もしかして、ワタシってば結構マニアなのかしら!?
どうやら、キハ183形100番台という車輌名(通称:青ボウズ)らしいのですけど、間違ってたら、どなたかご指導くださいまし。上り列車(逆まりも)ですとこちらが先頭車両になるのでしょうか。
20年くらい前に乗った車輌とは座席が違うと思うのですよ。これは単に狭くて窮屈な「スーパーじゃないとかち」と同じシートですもの。
お隣様はどうやら慣れていらっしゃる方々のようで、見事な対応。一部ではこんなことができてしまうくらいの乗車率でございました。
自動改札は通りませんでした。チケットを記念にもらっておきたかったからです。小学生時代のワタシも改札口の担当者にお願いしたことがありましたね。全く、進歩していない。
帯広駅3番ホームの電光掲示板でございますよ。この列車が出たあと、帯広駅はしばらくの間ロックアウトされるわけですね。(←尊師対策!?)残念ながら、乗車口表示の看板はありませんでした、撤去済みだったのか、最初からないのか。
昔はただ、「はいよ」と手渡してくださったものですけれど、今は「無 効」っていうスタンプを押してくださるのですね。ね、画像のチケットにちゃんと押されてますでしょ。
で、午前3時半過ぎの帯広駅前の気温は15度くらいでしたでしょうか。物静かな空間では耳の底でまりもの最後の汽笛(正確にはタイフォンっていうようで。確かに汽車じゃないですし)が聞こえたような気がしたのでした。
その後ワタシは、帯広駅東自転車置き場で愛車をピックアップしてですね、ギーコギーコと自宅に向かったのでございました。あーあ、おわっちったよ。「さらば、まりも号。おまえのことを忘れやしない」
夜行特急列車まりも号記念乗車証明書の裏面でございますよ。なんとまぁ、チャッちくてですね。ナンバリングかなんかされてりゃあ、プレミア度も高まるってものでしたけれど。
コメント(13件)
09-01 00:23
トーちゃん
学生時代、秋の全道大会の帰りは「まりも」でした。
3年の秋に優勝カップ(個人ですけど)を持ち帰れたのは一番の思い出です。
疲れた身体を固めのシートに押し込んで、ドンパや、先輩・後輩と延々話をしました。 「静かに!」と一般のお客さんにこっそり叱られた事もあったな。
09-01 00:29
たぷたぷ
こんばんわ~夜分におじゃま致します
夜行特急「まりも」
いつも コンサート帰りに お世話になりました
ありがとでした~ ┏●゛ペコリ
(萬造様を通じて まりも様に伝わりますように)
09-01 01:16
くろくろ @docomo.ne.jp
記事にしようか迷い中ですが、僕も数日前、池田~帯広間で乗りました。
(勿論乗車証明書はいただけませんでしたが。。。)
たまにですが、池田で飲むことがありその帰りの足として重宝してました。
池田発1時半、すでに減灯されてる車内に乗り込み、寝過ごさないようにと思いつつ、酔っ払ってますから“はっ”として帯広駅到着前に起きるといったヒヤヒヤがあったり、新千歳早朝便に乗るために帯広の発車時刻までマチで飲んでから乗車したりと、いろいろお世話になりました。
今頃豊頃を通過してる頃でしょうか。
上り札幌行きは。
記事、楽しみにしています。
09-01 01:29
端野 萬造
>トーちゃんさま
その光景が目に浮かぶようでございますね。当時の座席は今のものよりスペース的にゆったりしていた印象があるのですよ。もう、リクライニングするのが前提のような。違ったかなぁ。
あ、ご挨拶遅れて申し訳御座いません。「個人戦優勝、おめでとうございます」
若き日の思い出とともに「まりも」はあるんですね。そして、その歴史は閉じられてしまう、と。
>たぷたぷさま
そうなんですよね、コンサート帰りに利用される方って多かったンですってね。SMAPさまの時とかは普段と全然客層が変わっているという(笑)
昼間に同じスケジュールで走ったとしたら、遅くて倒れそうになると思うのですよ。「オマエは本当に特別急行なのか!?」
でもねぇ、夜行だから許されるンですよね。トコトコしてても。味のある旅行の選択肢がまたひとつ消えてしまいました。
09-01 01:42
端野 萬造
>くろくろさま
そうですか、ワタシ言うところの「逆」まりもをご利用になられていたんですね。確かに浦幌・池田で呑んでの帰途には重宝な列車でした。
乗車証明、ケチケチしないで全員に配れば良かったのにね。でもまぁ、貰えなくても後悔するような代物ではございませんことが記事でご理解いただけたんじゃないかと。
あんまりカキコすると本記事のネタがなくなりますんでこのへんにしときましょう(笑)
もう少しで上りの「逆」まりもが帯広駅に到着です。今日は乗られる方どれくらいいらっしゃるのかしら。マニアの方は釧路の始発から乗って、帯広で降りるというパターンがありかもですね。
09-01 09:35
エルモエルモ
★"端野 萬造さん
嬉しう画像です。
ああ~なつかしい。
お金なかったから、寝台には乗れなかったけど、青春の思い出。寝ている間に移動できるなんて、本当に効率よかったんですがね。残念です。
釧路に朝着いて、花咲きや釧網線に乗り継ぐ人もいたな~。
09-01 22:22
くゆり
私はむか~し旅行会社に勤めていて、「まりも」の切符を売っていた事もあり、懐かしさと寂しさがこみ上げてきますね~
帯広を出発する時は日付が変わるので、何回もお客様に到着する日を確認しました。
朝1番の飛行機に乗るためにマリモの指定席に座ったら、見ず知らずの隣の男性に「僕の肩によしかかっていいよ」と言われ(きもい!)、ず~っと反対側を向いてました。今となっては思い出ですね(笑)
09-01 22:55
端野 萬造
>エルモエルモさま
まりも号はワタシのような素人にも印象深い列車です。だからこそ、このようにコメントが寄せられるのだなぁ、と今更ながら感心しておりますよ。
ところがさ、この手の記事ってマニアの方がアゲられるケースがほとんどじゃないですか。なんかツッコミ辛いですよね。「KYって、思われちゃうのかしら」
その点「モロ素人筋」の端萬記でございますれば、なんだか安心して心情を吐露できる、と。「アタシにも、言わせてくれなくっちゃ、だわ」
ワタシの意図通りの結果です。うれしいなぁ。
深夜列車って、なにかしら旅人を内省的にしてしまうのかもしれません。それゆえ、印象深くなる。しかも青春時代の記憶と重なるとなれば。
明朝、本文追加しますけれど思い出探しをしていただけるようなら、幸いです。
09-01 23:15
端野 萬造
>くゆりさま
ははは。ご本人はお忘れになっているかもしれませんが、ワタシはよぉぉく憶えておりますよ、以前のコメントを。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/35#comment11
「肩によしかかっていいよ」エピソードには爆笑させていただきました。その手、もう遣うことができないんですね。残念だなぁ。ワタシ、そういうの得意なんです。まず相手を一度退かせて、そこから、「あら、そんなに悪い人じゃないんじゃない」から「あら、結構オモシロいんじゃない」そして「もうちょっと、一緒にいてみたいかも」まで、もっていく。ほほほ。
今回のチケットはいつもの旅行代理店にお願いしました。そこのエピソードは本文にカキコさせてくださいましな。飛行機とまりものエピソードもカキコすることになるでしょう。恐らく、くゆりさまなら「そーよ、そーよ」と。
09-03 08:59
鉄ネット・タカ
初カキコの鉄ネット・タカです
わざわざ記事リンクしていただきありがとうございました。
端野さんのように、普通の方(ですよね?)が書く【鉄ネタ】は視点が色々でとても面白いです。
嫁さんもSM○Pのライブでいつも利用してたので、今回は【割と】快く送り出してもらえましたw
TV(道内の)なんかの「お別れ特集」なんかで、一般の方の色々な想い出話が出てたりしましたが、結構皆さん【まりも(狩勝夜行・おおぞら夜行含む)】と過ごした経験があるのだと、改めて思いました。
何より驚いたのは(以前も聞いたかもしれないけど、忘れてたのかも!?)、うちの両親が新婚旅行に旅立つ時に披露宴の後【まりも】に乗車してたそうなんですw
昨日聞いてびっくりしました(^_^;)
http://tetsunet.blog.hobidas.com/
09-04 08:02
端野 萬造
>鉄ネット・タカさま
普通よりも「変」のほうにかなり寄ってる、と自分では判断してますし、周囲は「とても変」だと思われているようです(苦笑)
ついでに、普通のブロガーであるくろくろさまのまりも記事もご紹介しておきましょう。http://blog.livedoor.jp/haraguro310/archives/51351262.html
汽笛のこと、タイフォンっていうのですね。勉強になりました(笑) あの最終アナウンスが開始されるタイミングを把握されていて録音の準備をされていたんですよね。ワタシなら、あのオルゴールの音が鳴り始めてから、慌ててスタートするでしょう。
さて「端萬記」なんですが、「JR運賃表」という検索ワードからこの記事にお見えになられる方がポツラポツラと。古い記事なんですが。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/208
近いうちに車内販売ネタをアップしましょう。なんとか今月中には。今後ともご贔屓に。
09-05 15:46
鉄ネット・タカ
>端野さま
>あの最終アナウンスが開始されるタイミングを把握されていて録音の準備をされていたんですよね。
新富士で運転停車するのは把握してたので、動き出したら放送かかると思ってましたw
一応新富士停車中に録音開始して、最終的にパソコンで不要部分をカットする感じですね。
逆に発車直後の放送の場合は、どのタイミングで始まるのか微妙に分からないので、動き出したら録音しっぱなしって感じでしょうか?
>汽笛のこと、タイフォンっていうのですね。
なんとも微妙ですけどね(^_^;)
普通タイフォンというと、『まりも』でいうとヘッドライト上の四角い部分、キハ40などの普通列車はテールライト下の丸い部分から出るエアホーンを指します。
それ以外に運転席上に付いてる警笛もあって、今はこちらを使用してる感じです。
正しくは音色的には屋根上の警笛を鳴らしたんでしょうね。
09-06 00:01
端野 萬造
>鉄ネット・タカさま
そうですか、真実は警笛なのでしょうね、きっと。電車でGO!で、鉄橋を渡るですとかトンネルに入る直前にタイミング合わせて警笛ならすとボーナスポイントいただけるのを憶い出してしまいましたよ。
でも、いいや。恥カキついでに放っておきましょう。警笛ですと悲鳴としての意味合いがキツクなりそうな気がしますし。かように創作をする人間の中にはいい加減な者もおります。
そうそうキハ40について、ちょこっとカキコさせていただいたのが、コチラ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/76
さすがの濃いいコメント恐縮です。また、もうひとつ知識が増えました
2013年11月16日
「ごめん」なさい/麺ツアー3日で5食じゃ、そりゃ胃も参るよ!
2008年8月8日(金) 08:30 ▼コメント(12)
1 日 目 昼食 麺工房千寿さま
チャーシュと煮玉子を一緒に口に入れ、スープを含んでくださいまし。これはもう、いい!ですよ。是非一度。
1 日 目 夕食前 ふくべさま
暖簾を変えられたのかしら(参考記事参照)
新メニュー、モヤシ抜き正油ラーメンが登場
また、今回も炎が撮れなかった(悔)
いつもの味噌ラーメン
15分後に完食いたしました。やっぱり、口の中火傷させちゃうんだよなぁ。
1 日 目 夜食 さっぽろラーメン桑名時計台通店さま
コンビニにロクなものがなかったので、発作的に入店
どうやら、そこそこの有名店なんですねぇ。存じませんでした
おみやげ系統に力入れてらっしゃるご様子
数量限定冷やしらーめん。夜中12時過ぎてましたけど、まだオーダー通りましたね。本当に限定なのか!?(笑)
とにかく混ぜ倒し、トッピングは下品に乗っけてしまうのが端萬流。少ぉし、酔ってたしさぁ。
2 日 目 昼食 麺工房千寿さま
大盛ではない、まったく普通の塩。基本的にスープが異なるだけだと思うんですよね。
まっとうな、塩ラーメンですけれど。塩のお好きな方はどうぞ、かな。ワタシは味そ、か正油にします。
ここまで、食べ終えた時点で「あ、これはもう駄目な感じかな」と胃薬を買うことにしたのです。
3 日 目 朝食 あら焚き豚骨あらとんさま
この記事の引用枠は限界ぎりぎりの800字でございます。リンク一杯しているものだから、見かけよりも文字数喰ってるのよね。
コメント(12件)
08-08 13:38
ピョン子
萬造さま、こんにちは。
こりゃ、胃もやられるわ~と思いつつ見させて頂きました。
っていうか、見てるだけで胃がシクシクしてきます(笑)
前から思っていましたが”ふくべ”様のラーメン食べてみたいですね。もやし抜きなんてダメダメ。
しっかりもやしと麺を食べ尽くしたいです。
帯広にもこんなラーメン屋さん、ないかなぁ~
最近1人で1つのラーメンを完食したことがないので、食べられるかどうかはさておき、食欲をそそります。
まずはあふれんばかりのスープから・・・、ヨダレが出ますね。
萬造さまの”胃”お大事に。
08-09 01:17
端野 萬造
>ピョン子さま
今回の行動は桑名さま訪問を除いて、全て予定通り。冷静になれば、胃に負担はかかる、というのは想定できるんですけれど、普段経験していないことですしね。
ご覧になるだけでお腹一杯というのは、まさにワタシの意図するところでして。特に今回はふくべさまの画像が美しいですよね。ふくべさまのスープはあっさりしてますけど、コクがあるんですよね。いえ、最近もてはやされている「こっさり」とかいう得体の知れない味わいのものとは違います。非常にオーソドックスな札幌ラーメン。まっとうな作り。
そうですか、最近お独りではひとつのラーメンを召し上がり切れない、と。それは胃の問題なのか、食べるに値しない、という結果なのか、非常に気になるところでございますよ(笑)。
胃はね、普段しっかり労わってますから。基本的には毎日15時間休めていますので。3食召し上がる方より、よっぽど気を遣っていますもの。
08-09 22:17
しょうぞう。
こんばんわ。
またまたその細身からは想像できない食べっぷりですね!
おいしそうに食べるんでしょうね~♪
私は普段「1日何食」と区切れる食べ方をしていませんねぇ(^^;
ちょっとの合間にまだ食べてないお昼ご飯までのつなぎのパン(×2とかも・・・)
今も晩御飯までのつなぎのシリアルを・・・
今度の休みにジョギングシューズ買ってきます♪
08-09 22:33
端野 萬造
>しょうぞう。さま
そうですねぇ。貴殿の場合職業柄昼食というのは、ムズカしそうですね。特に今はお独りですし。ワタシの敬愛するパチプロ、故田山幸憲氏がですね、「パチプロが昼飯なんて言ったら、笑われますよ」と語っていたのが思い出されます。
もう、何度目にかになりますけれど、3食食べないと体に悪い、とか太るとかいうのは幻想ですから。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/103 ああ、この記事懐かしい。
シューズをお買いになるのですか。とりあえず、通勤を徒歩あるいはジョギングで、というのが大切です。片道30分以上というのが妥当なところ。摂取カロリーを増加させなければ、減量には効果的です。3ヶ月継続してみてくださいな。効果が実感できるでしょう。毎日の決った時間での体重測定と記録も必要です。改善には正しい現状認識が必須。これは経営も同じです。
ええっと、なんのお話しでしたっけ!?
08-10 06:36
後藤カイロプラクティック
ふくべのラーメン、懐かしいです。
学生時代、二十四軒で弟とふたり暮らしをしていた頃、
琴似に住んでいた叔父、叔母に連れられて行ったお店がふくべでした。
ハタチソコソコで食べ盛りのふたりでしたが、もやしのてんこ盛り、器から溢れるスープに度肝を抜かされた記憶があります。
美味しいのに食べきれず、悔しい思いをしたことを思い出しました。
08-10 06:58
端野 萬造
>後藤カイロプラクティックさま
あはは、そうですか、奇遇でございますね。ワタシもふくべさま訪問のきっかけは琴似発寒に在住していた従兄弟の存在。お互い、4半世紀前になるんですねぇ。
先生、ワタシこの年齢ですけれど完食いたしますよ、楽勝で。是非ぜひ再チャレンジされてはいかがでしょうか。ゆったり自分のペースでしたら、大丈夫ですよ、きっと。
ふくべさまのラーメンには相当な魅力がある、ということどなたにもご理解いただけるでしょうね。たった一度の邂逅、それも相当以前のことなのに忘れずにいらっしゃるわけですから。
いやそれも、記憶力抜群の先生であればこそ、なのかしら。そういえばお近くの中国料理店、孫悟空さまのスープもワタシ、評価しておるのですよ。しばらく、お伺いできてないなぁ。
08-10 07:18
後藤カイロプラクティック
★"端野 萬造さん
ふくべさんのラーメンは強烈なインパクトがありました。
是非、リベンジに出かけたく思います。
孫悟空さんはちょくちょくお邪魔しています。
どのメニューもハズレがなく、満足度の高いお店だと思っています。
メニューには一応目を通すのですが、結局のところ注文するのは「今日も中華丼」ってことが多いです。
08-10 19:47
端野 萬造
>後藤カイロプラクティックさま
中華丼は確かにそのお店の技量やポリシーを確かめるには最適なメニュー。エッセンスが凝縮されてますから、中国料理を何か、という気分の時にはついつい注文してしまうものでしょう。
事前予約が必要な素材ですけれど、北京ダックを味わったこともございましてね。鄙には希な、という表現が似つかわしいともいえましょう。本格的なフルコースを試してみる価値が大有りかと。
08-11 22:16
taka(No.2)
あぁ、おそろしい胃袋です。
ラーメンあまり食べないのですが、
先日札幌に行った際「黒帯」というラーメン屋に
連れて行っていただきました。
有名店なのだそうですから、きっとご存じとは思いますが、
ここは、塩ラーメンが素晴らしかったですよ。
■黒帯
http://www.kuroobi.biz/
08-11 23:54
端野 萬造
>takaお嬢さま
胃袋はね、むしろ被害者。ですから、「おそろしい」ではなくて「可哀そうな」といっていい。おそろしいのは、ワタシの喰い意地とチャレンジする魂でしょうね。というよりもサービス心のなせる技か。
黒帯さま、名前だけは存じております。隠密麺喰い師さまが絶賛しておりました。http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/50112758.html 美味しさはもう、折り紙付なんでしょうね。
でも行かないだろうな。だって、遠いんですもの街中から。ほら、ワタシの場合、札幌はJRで行きますし、泊まりは札幌中心部ですし。JRか地下鉄か電車で行ける場所じゃないと面倒で。
基本的に味の探求者ではないワタシはお気に入りのお店ができれば、それでもう十分。え?、っていう疑問符が呈される選択かもしれませんけど、ふくべさま、千寿さま、あらとんさまの3店舗があれば、札幌のラーメン・シーンはもういいや、って感じです。
08-12 07:49
taka(No.2)
札幌のお店はほとんど知らないのですが、
どちらかといえば、おいしい店を探して、(札幌の友人を伴い)結構どこまでもいく派ですw。
黒帯さんは、とてもおいしいのに、
お土産ラーメンあるところがちょっと残念。
(でも、なんとなく気持ちはわかる)
この「隠密麺喰い師の備忘録」というHPはすごいですよねぇ。
久々に拝見しましたが、変わらぬパワー。
そこに、蕎麦人さんというお店が十勝にできたと書いてあり・・・。
十勝はおいしい蕎麦をいただく機会が少ないのと、
一品を楽しみながらちょいと一杯・・という店があまりないので、ちょっと楽しみ~。早く行かなきゃ。
08-12 21:55
端野 萬造
>takaお嬢さま
札幌の夜の基本はモンヴィルさまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/196ともろはくさまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/186。居酒屋でしたら、参醸倶楽部さまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/183。美味しくてお得なお店は他にもあるでしょう。でも、お店というよりもmadokaさまや浜口オーナー、小森店長に会いに行くという感覚が強いですし、時折アンテナにひっかかるお店を訪れる程度でワタシの引き出しは十分なのかなぁ、って。
最近話題の蕎麦人さま。遠いんですよね。どうやって、そこで酒を楽しむか、ということになってしまうのですよ。帰りのことを気にしなきゃならないなんて、面倒。ワタシは美味いものを楽しむというより、ココロを和ませるための場所があればそれでいい。
あ、そうだ。飲酒解禁したことだし、そば小川さまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/66で一杯やんなきゃ。
千寿チャーシュ麺正油 チャーシューじゃなくて、チャーシュが千寿風
麺工房千寿
札幌市中央区大通西8丁目2-39 北大通ビル B1F ℡ 011-281-1101
定休日 日曜日 営業時間 11:00~18:00 (スープ切れで閉店になるかも)
参考記事:
とんこつの香りに誘われて/行き当たりバッタリで麺工房千寿
ふくべ
札幌市西区琴似2条2-5-13 ℡ 011-621-8314
定休日 火曜 営業時間 11:00~21:00
参考記事:
まさにもやしマウンテンラーメン/札幌・琴似のふくべ
豚肉の甘みが味の決め手か/札幌・琴似・ふくべの広東麺
さっぽろラーメン桑 名 時計台通店
札幌市中央区北2条西2丁目不二家岡本ビル1階←google mapではコチラを
℡ 011-271-2021
定休日 不定休 営業時間 11:00~23:00(日祭日は28:00)←平日でも結構遅くまで開いてるんじゃないかしら
参考記事:
さっぽろラーメン 桑名/お金が無いから返せません カードローンとの戦わない戦い
あら焚き豚骨あらとん
札幌市中央区北10条西21丁目15-4札幌場外市場食堂長屋
℡ 011-612-6312
定休日 月曜日 営業時間 9:00~17:00
参考記事:
極太麺3玉にぐだぐだスープ/あらとんのあら盛はもう目一杯
メインは千寿さまチャーシュ麺チャーシュアップ画像。
1 日 目 昼食 麺工房千寿さま
チャーシュと煮玉子を一緒に口に入れ、スープを含んでくださいまし。これはもう、いい!ですよ。是非一度。
1 日 目 夕食前 ふくべさま
暖簾を変えられたのかしら(参考記事参照)
新メニュー、モヤシ抜き正油ラーメンが登場
また、今回も炎が撮れなかった(悔)
いつもの味噌ラーメン
15分後に完食いたしました。やっぱり、口の中火傷させちゃうんだよなぁ。
1 日 目 夜食 さっぽろラーメン桑名時計台通店さま
コンビニにロクなものがなかったので、発作的に入店
どうやら、そこそこの有名店なんですねぇ。存じませんでした
おみやげ系統に力入れてらっしゃるご様子
数量限定冷やしらーめん。夜中12時過ぎてましたけど、まだオーダー通りましたね。本当に限定なのか!?(笑)
とにかく混ぜ倒し、トッピングは下品に乗っけてしまうのが端萬流。少ぉし、酔ってたしさぁ。
2 日 目 昼食 麺工房千寿さま
大盛ではない、まったく普通の塩。基本的にスープが異なるだけだと思うんですよね。
まっとうな、塩ラーメンですけれど。塩のお好きな方はどうぞ、かな。ワタシは味そ、か正油にします。
ここまで、食べ終えた時点で「あ、これはもう駄目な感じかな」と胃薬を買うことにしたのです。
3 日 目 朝食 あら焚き豚骨あらとんさま
この記事の引用枠は限界ぎりぎりの800字でございます。リンク一杯しているものだから、見かけよりも文字数喰ってるのよね。
コメント(12件)
08-08 13:38
ピョン子
萬造さま、こんにちは。
こりゃ、胃もやられるわ~と思いつつ見させて頂きました。
っていうか、見てるだけで胃がシクシクしてきます(笑)
前から思っていましたが”ふくべ”様のラーメン食べてみたいですね。もやし抜きなんてダメダメ。
しっかりもやしと麺を食べ尽くしたいです。
帯広にもこんなラーメン屋さん、ないかなぁ~
最近1人で1つのラーメンを完食したことがないので、食べられるかどうかはさておき、食欲をそそります。
まずはあふれんばかりのスープから・・・、ヨダレが出ますね。
萬造さまの”胃”お大事に。
08-09 01:17
端野 萬造
>ピョン子さま
今回の行動は桑名さま訪問を除いて、全て予定通り。冷静になれば、胃に負担はかかる、というのは想定できるんですけれど、普段経験していないことですしね。
ご覧になるだけでお腹一杯というのは、まさにワタシの意図するところでして。特に今回はふくべさまの画像が美しいですよね。ふくべさまのスープはあっさりしてますけど、コクがあるんですよね。いえ、最近もてはやされている「こっさり」とかいう得体の知れない味わいのものとは違います。非常にオーソドックスな札幌ラーメン。まっとうな作り。
そうですか、最近お独りではひとつのラーメンを召し上がり切れない、と。それは胃の問題なのか、食べるに値しない、という結果なのか、非常に気になるところでございますよ(笑)。
胃はね、普段しっかり労わってますから。基本的には毎日15時間休めていますので。3食召し上がる方より、よっぽど気を遣っていますもの。
08-09 22:17
しょうぞう。
こんばんわ。
またまたその細身からは想像できない食べっぷりですね!
おいしそうに食べるんでしょうね~♪
私は普段「1日何食」と区切れる食べ方をしていませんねぇ(^^;
ちょっとの合間にまだ食べてないお昼ご飯までのつなぎのパン(×2とかも・・・)
今も晩御飯までのつなぎのシリアルを・・・
今度の休みにジョギングシューズ買ってきます♪
08-09 22:33
端野 萬造
>しょうぞう。さま
そうですねぇ。貴殿の場合職業柄昼食というのは、ムズカしそうですね。特に今はお独りですし。ワタシの敬愛するパチプロ、故田山幸憲氏がですね、「パチプロが昼飯なんて言ったら、笑われますよ」と語っていたのが思い出されます。
もう、何度目にかになりますけれど、3食食べないと体に悪い、とか太るとかいうのは幻想ですから。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/103 ああ、この記事懐かしい。
シューズをお買いになるのですか。とりあえず、通勤を徒歩あるいはジョギングで、というのが大切です。片道30分以上というのが妥当なところ。摂取カロリーを増加させなければ、減量には効果的です。3ヶ月継続してみてくださいな。効果が実感できるでしょう。毎日の決った時間での体重測定と記録も必要です。改善には正しい現状認識が必須。これは経営も同じです。
ええっと、なんのお話しでしたっけ!?
08-10 06:36
後藤カイロプラクティック
ふくべのラーメン、懐かしいです。
学生時代、二十四軒で弟とふたり暮らしをしていた頃、
琴似に住んでいた叔父、叔母に連れられて行ったお店がふくべでした。
ハタチソコソコで食べ盛りのふたりでしたが、もやしのてんこ盛り、器から溢れるスープに度肝を抜かされた記憶があります。
美味しいのに食べきれず、悔しい思いをしたことを思い出しました。
08-10 06:58
端野 萬造
>後藤カイロプラクティックさま
あはは、そうですか、奇遇でございますね。ワタシもふくべさま訪問のきっかけは琴似発寒に在住していた従兄弟の存在。お互い、4半世紀前になるんですねぇ。
先生、ワタシこの年齢ですけれど完食いたしますよ、楽勝で。是非ぜひ再チャレンジされてはいかがでしょうか。ゆったり自分のペースでしたら、大丈夫ですよ、きっと。
ふくべさまのラーメンには相当な魅力がある、ということどなたにもご理解いただけるでしょうね。たった一度の邂逅、それも相当以前のことなのに忘れずにいらっしゃるわけですから。
いやそれも、記憶力抜群の先生であればこそ、なのかしら。そういえばお近くの中国料理店、孫悟空さまのスープもワタシ、評価しておるのですよ。しばらく、お伺いできてないなぁ。
08-10 07:18
後藤カイロプラクティック
★"端野 萬造さん
ふくべさんのラーメンは強烈なインパクトがありました。
是非、リベンジに出かけたく思います。
孫悟空さんはちょくちょくお邪魔しています。
どのメニューもハズレがなく、満足度の高いお店だと思っています。
メニューには一応目を通すのですが、結局のところ注文するのは「今日も中華丼」ってことが多いです。
08-10 19:47
端野 萬造
>後藤カイロプラクティックさま
中華丼は確かにそのお店の技量やポリシーを確かめるには最適なメニュー。エッセンスが凝縮されてますから、中国料理を何か、という気分の時にはついつい注文してしまうものでしょう。
事前予約が必要な素材ですけれど、北京ダックを味わったこともございましてね。鄙には希な、という表現が似つかわしいともいえましょう。本格的なフルコースを試してみる価値が大有りかと。
08-11 22:16
taka(No.2)
あぁ、おそろしい胃袋です。
ラーメンあまり食べないのですが、
先日札幌に行った際「黒帯」というラーメン屋に
連れて行っていただきました。
有名店なのだそうですから、きっとご存じとは思いますが、
ここは、塩ラーメンが素晴らしかったですよ。
■黒帯
http://www.kuroobi.biz/
08-11 23:54
端野 萬造
>takaお嬢さま
胃袋はね、むしろ被害者。ですから、「おそろしい」ではなくて「可哀そうな」といっていい。おそろしいのは、ワタシの喰い意地とチャレンジする魂でしょうね。というよりもサービス心のなせる技か。
黒帯さま、名前だけは存じております。隠密麺喰い師さまが絶賛しておりました。http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/50112758.html 美味しさはもう、折り紙付なんでしょうね。
でも行かないだろうな。だって、遠いんですもの街中から。ほら、ワタシの場合、札幌はJRで行きますし、泊まりは札幌中心部ですし。JRか地下鉄か電車で行ける場所じゃないと面倒で。
基本的に味の探求者ではないワタシはお気に入りのお店ができれば、それでもう十分。え?、っていう疑問符が呈される選択かもしれませんけど、ふくべさま、千寿さま、あらとんさまの3店舗があれば、札幌のラーメン・シーンはもういいや、って感じです。
08-12 07:49
taka(No.2)
札幌のお店はほとんど知らないのですが、
どちらかといえば、おいしい店を探して、(札幌の友人を伴い)結構どこまでもいく派ですw。
黒帯さんは、とてもおいしいのに、
お土産ラーメンあるところがちょっと残念。
(でも、なんとなく気持ちはわかる)
この「隠密麺喰い師の備忘録」というHPはすごいですよねぇ。
久々に拝見しましたが、変わらぬパワー。
そこに、蕎麦人さんというお店が十勝にできたと書いてあり・・・。
十勝はおいしい蕎麦をいただく機会が少ないのと、
一品を楽しみながらちょいと一杯・・という店があまりないので、ちょっと楽しみ~。早く行かなきゃ。
08-12 21:55
端野 萬造
>takaお嬢さま
札幌の夜の基本はモンヴィルさまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/196ともろはくさまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/186。居酒屋でしたら、参醸倶楽部さまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/183。美味しくてお得なお店は他にもあるでしょう。でも、お店というよりもmadokaさまや浜口オーナー、小森店長に会いに行くという感覚が強いですし、時折アンテナにひっかかるお店を訪れる程度でワタシの引き出しは十分なのかなぁ、って。
最近話題の蕎麦人さま。遠いんですよね。どうやって、そこで酒を楽しむか、ということになってしまうのですよ。帰りのことを気にしなきゃならないなんて、面倒。ワタシは美味いものを楽しむというより、ココロを和ませるための場所があればそれでいい。
あ、そうだ。飲酒解禁したことだし、そば小川さまhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/66で一杯やんなきゃ。
2013年10月21日
これが銭湯です!/秘境というべきか札幌山鼻の大成湯
2008-08-07 07:45:06
この外観から想像しますに、山鼻電車通と共に40年近いハズです。帯広市内はすっかりドチラの銭湯も温泉ですし、スーパー銭湯化しつつありますけれど、かつては沸かし湯が主流でした。少なくとも、ワタシが子ども時代利用していた頃はまだ、そうでしたね。もう30年前の話ですけれども。
帯広の銭湯では見られなくなりましたよね、こういった煙突が。今回は煙が撮影できなくて残念です。
正確には、帯広市内において柏林湯さまが未だに沸かし湯を守っておいででしてね。それこそ、ざっぱなんかを燃やしていらっしゃる。当然、煙突もあるわけなんですが、風前の灯火っぽい。参考情報は光南の母さまより。
この、(30分)っていう追加の表示がまた嬉しいんですよね。なんか、ゆるゆるって感じに溢れているじゃないですか。
広告と地図がなかせるじゃないですか。一体いつの頃のものなんだろう。そして果たして、現存しているお店がいくつあるんだろう。まさにタイムカプセルというかタイムマシーンというか。
左端の「ザッパ」(←こういう表現知りませんよねぇ)と居酒屋が目を引きますね。興味は尽きません。
これが、申し訳程度に「露天」を表現しているわけですよ。確かにそうなんだけどさぁ。なんだか、高村光太郎先生の智恵子抄を思い出しちゃいました。「智恵子は東京に空が無いといふ/ほんとの空が見たいといふ/私は驚いて空を見る」
オマケです。アチラの記事が画像制限一杯になっちまったんで、ハミダシ画像ということで。
このノレンの右下、牛乳石鹸の表記に注目しちゃいました。「あわーの香り、お乳の泡立ち。牛乳石鹸、良い石鹸」っていうコマソンご存知ですか? それとこのデザインを眺めていますと、どういうわけか「ぽーにょ、ぽーにょ、ぽにょ、ふくらんだぁ」というフレーズも頭の中を駆け巡る(苦笑) なんでだ!?
大成湯
札幌市中央区南12条西14丁目1-26 ℡ 011-561-1917
定休日 月曜日 営業時間 13:30~22:30
参考記事:
»大成湯/新東京人
↑十勝の銭湯も紹介されていました。
»中央区・大成湯/行こに!三重県の銭湯
↑コチラの方も全国を巡り歩いていらっしゃるようで。
メインは思わず撮らずにはいられなくなったレトロな外観正面。
この外観から想像しますに、山鼻電車通と共に40年近いハズです。帯広市内はすっかりドチラの銭湯も温泉ですし、スーパー銭湯化しつつありますけれど、かつては沸かし湯が主流でした。少なくとも、ワタシが子ども時代利用していた頃はまだ、そうでしたね。もう30年前の話ですけれども。
帯広の銭湯では見られなくなりましたよね、こういった煙突が。今回は煙が撮影できなくて残念です。
正確には、帯広市内において柏林湯さまが未だに沸かし湯を守っておいででしてね。それこそ、ざっぱなんかを燃やしていらっしゃる。当然、煙突もあるわけなんですが、風前の灯火っぽい。参考情報は光南の母さまより。
この、(30分)っていう追加の表示がまた嬉しいんですよね。なんか、ゆるゆるって感じに溢れているじゃないですか。
広告と地図がなかせるじゃないですか。一体いつの頃のものなんだろう。そして果たして、現存しているお店がいくつあるんだろう。まさにタイムカプセルというかタイムマシーンというか。
左端の「ザッパ」(←こういう表現知りませんよねぇ)と居酒屋が目を引きますね。興味は尽きません。
これが、申し訳程度に「露天」を表現しているわけですよ。確かにそうなんだけどさぁ。なんだか、高村光太郎先生の智恵子抄を思い出しちゃいました。「智恵子は東京に空が無いといふ/ほんとの空が見たいといふ/私は驚いて空を見る」
オマケです。アチラの記事が画像制限一杯になっちまったんで、ハミダシ画像ということで。
2013年10月20日
マックスバリュ北海道のお膝元に十勝はあったか!?
2008-08-06 01:45:11
諸々の事情によりまして、札幌山鼻地区を市電で訪れることになりましてね。山鼻っていうと住宅地としてはイマイチ地味な印象を受けるかもしれませんね、宮の森ですとか伏見ですとかに比べますと。
ワタシ、どういうわけか以前から山鼻っていう地名に印象が残っていましてね。最近ですとだいじゅ園さまで味わえるカタラーナは北海道アイス焼きプリンの名称で知られるラ・ヴェリテ YAMAHANAさまのお陰で山鼻を再認識しました。で、今回ぐるりと街中を歩かせていただいて思い起こしたのが、東京港区白金台でした。似てるんですよ、匂いが。前記事でご紹介したショコラティエ マサールさまとクチーナ・イタリアーナ マガーリさまの佇まいを拝見して確信しました。「あ、これは札幌の白金台や」(←なぜか、関西弁)
札幌の高級住宅地ってどこですか?@マンションコミュニティ
この鼻持ちならないくらい厭味な感覚はワタシ自身がよく遣う手法ですんで、非常にシンパシーを感じてしまいました。で、納得できたわけです。「やっぱりね、そういった地域だったんだ」
ツルハドラッグ南14条店さま。市電を降りると目の前にあります。
となれば、ワタシがとるべき行動ってのは決ってくるわけですよ。「地元のスーパーを覗いてみよう!」 白金台でやったのとほとんど同じ。しかも、お誂え向きにツルハドラッグさままであるわけです。
もちろん、あらとんさま突入前にもゴクリと。「一本、いっとく?」
そして、ワタシは寄ってしまいました。なんせ前日から、ラーメン4杯(!)を立て続けに食べておりまして、胃が悲鳴を上げる前に押さえ込んでしまおうと。そして翌日にはあらとんさまのあら盛を予定してございましたし。ワタシのサイフには常時ツルハカードが入ってまして。「1回払いで」
この地区なのに、か。この地区だからか、なのかの24時間営業。
で、電車通りをとことこ進みまして到着したのがマックスバリュ南15条店さまですよ。マックスバリュさまは帯広清流の里近辺に出店の予定があると囁かれておりますが、どうなったんでしょ。ヤマダ電器も一緒でしたっけ、確か。
出ました!北海道の定番。清水町・田村製麺さまのグリンめん。それと新得物産さまの新得そば。
新得物産さまの源流新得そば。
オシキリ食品謹製
これもオシキリ食品謹製
これまたオシキリ食品謹製
今回何に愕いたって、牛乳コーナー。よつばのよの字もございませんでした。バターもチーズも見当たりませんでしたし。果たして、帯広のマックスバリュでもそうなるのでしょうか!?
正味な話し、マックスバリュさまというのは廉価品のお店、とワタシ捉えています。「質も味もいいけど、ちょいお高い」という商品の取扱は少ないだろうなぁ、と。今回の訪問でもその認識は改まりませんでした。
十勝ブランド、の位置付けを考えていくうえで、「置いてもらえるなら、ドコでもいい」というのは愚の骨頂でありましてね。「武士は喰わねど、高楊枝」というやせ我慢をすることでブランドが育っていく、という部分は確かにありますから。
地域ブランドで印象に残ったもの1 洞爺産雪蔵貯蔵馬鈴薯。これ似たようなの十勝清水にもあったはず。
割とチャッチイ感じがしますでしょ。マックスバリュさまって、こういうお店なんでしょうねぇ。
地域ブランドで印象に残ったもの2 今金産赤豚。今金って、ドコにあるかワカリます?
ラジオで耳にしたことございますかねぇ。「イマカネー、いいとこ、一度はおーいでー。元気な町民、笑い顔。イ・マ・カ・ネッ」っていうの。檜山支庁にある今金町のコマーシャルなんですね、これ。どこにあるのか、良く知らないけれど「ああ、耳にしたことあるよね」っていう。こういう細かい努力がブランド形成にはとっても必要なんですよぉ。まぁ今金町の場合、熊石・八雲両町との合併を蹴飛ばした、ということもあって背水の陣ってとこもあるのかも。
マックスバリュ南15条店
札幌市中央区南15丁目西14丁目1-22 ℡ 011-520-2301
定休日 年始(くらいか?) 営業時間 24時間
参考記事:
»マックスバリュ南15条店 25日あさ10時プレOPENしました! =さっそく24時間営業スタート=
»セレブの街にツルハがあった/十勝を探して
»洋菓子 ラ・ヴェリテ YAMAHANA
»札幌の高級住宅地ってどこですか?@マンションコミュニティ
»極太麺3玉にぐだぐだスープ/あらとんのあら盛はもう目一杯
»オシキリ食品
メインは長葱一束と一本ドッチが偉いのか疑問じゃ、画像。
諸々の事情によりまして、札幌山鼻地区を市電で訪れることになりましてね。山鼻っていうと住宅地としてはイマイチ地味な印象を受けるかもしれませんね、宮の森ですとか伏見ですとかに比べますと。
ワタシ、どういうわけか以前から山鼻っていう地名に印象が残っていましてね。最近ですとだいじゅ園さまで味わえるカタラーナは北海道アイス焼きプリンの名称で知られるラ・ヴェリテ YAMAHANAさまのお陰で山鼻を再認識しました。で、今回ぐるりと街中を歩かせていただいて思い起こしたのが、東京港区白金台でした。似てるんですよ、匂いが。前記事でご紹介したショコラティエ マサールさまとクチーナ・イタリアーナ マガーリさまの佇まいを拝見して確信しました。「あ、これは札幌の白金台や」(←なぜか、関西弁)
85:名前:札幌出身者です 投稿日:2007/08/13(月) 15:38
環境いい地区の定番は中央区の山鼻地区でしょう。あとはどんぐりの背比べにすぎないのでは、時代が変われば、新興の高級地域はあちらこちらに次々とでてはきますが、20年30年ぐらいの時を経ても変わらないところこそが、高級なんだろうと思うのですが…。
学生ならば、山鼻地区にすんで、山鼻や幌南、伏見あたりの小学校で柏中あたりにいき、札幌南を卒業できて、やっと一人前になれるかな。南高に通っている子供の自宅が多い場所がいわゆるいいところです。親の知識、意識、職業が全国レベルに到達してるのは南高ぐらいなもんであとはどこ卒業しても変わりはありません。逆に南高出身者であるからこそ、全国レベルとやらを客観的にみることができるのではないでしょうか。
札幌の高級住宅地ってどこですか?@マンションコミュニティ
この鼻持ちならないくらい厭味な感覚はワタシ自身がよく遣う手法ですんで、非常にシンパシーを感じてしまいました。で、納得できたわけです。「やっぱりね、そういった地域だったんだ」
ツルハドラッグ南14条店さま。市電を降りると目の前にあります。
となれば、ワタシがとるべき行動ってのは決ってくるわけですよ。「地元のスーパーを覗いてみよう!」 白金台でやったのとほとんど同じ。しかも、お誂え向きにツルハドラッグさままであるわけです。
もちろん、あらとんさま突入前にもゴクリと。「一本、いっとく?」
そして、ワタシは寄ってしまいました。なんせ前日から、ラーメン4杯(!)を立て続けに食べておりまして、胃が悲鳴を上げる前に押さえ込んでしまおうと。そして翌日にはあらとんさまのあら盛を予定してございましたし。ワタシのサイフには常時ツルハカードが入ってまして。「1回払いで」
この地区なのに、か。この地区だからか、なのかの24時間営業。
で、電車通りをとことこ進みまして到着したのがマックスバリュ南15条店さまですよ。マックスバリュさまは帯広清流の里近辺に出店の予定があると囁かれておりますが、どうなったんでしょ。ヤマダ電器も一緒でしたっけ、確か。
出ました!北海道の定番。清水町・田村製麺さまのグリンめん。それと新得物産さまの新得そば。
新得物産さまの源流新得そば。
オシキリ食品謹製
これもオシキリ食品謹製
これまたオシキリ食品謹製
今回何に愕いたって、牛乳コーナー。よつばのよの字もございませんでした。バターもチーズも見当たりませんでしたし。果たして、帯広のマックスバリュでもそうなるのでしょうか!?
正味な話し、マックスバリュさまというのは廉価品のお店、とワタシ捉えています。「質も味もいいけど、ちょいお高い」という商品の取扱は少ないだろうなぁ、と。今回の訪問でもその認識は改まりませんでした。
十勝ブランド、の位置付けを考えていくうえで、「置いてもらえるなら、ドコでもいい」というのは愚の骨頂でありましてね。「武士は喰わねど、高楊枝」というやせ我慢をすることでブランドが育っていく、という部分は確かにありますから。
地域ブランドで印象に残ったもの1 洞爺産雪蔵貯蔵馬鈴薯。これ似たようなの十勝清水にもあったはず。
割とチャッチイ感じがしますでしょ。マックスバリュさまって、こういうお店なんでしょうねぇ。
地域ブランドで印象に残ったもの2 今金産赤豚。今金って、ドコにあるかワカリます?
ラジオで耳にしたことございますかねぇ。「イマカネー、いいとこ、一度はおーいでー。元気な町民、笑い顔。イ・マ・カ・ネッ」っていうの。檜山支庁にある今金町のコマーシャルなんですね、これ。どこにあるのか、良く知らないけれど「ああ、耳にしたことあるよね」っていう。こういう細かい努力がブランド形成にはとっても必要なんですよぉ。まぁ今金町の場合、熊石・八雲両町との合併を蹴飛ばした、ということもあって背水の陣ってとこもあるのかも。
2013年10月05日
ショコラマサールとイタリアンマガーリ/山鼻西線2Mはご近所
2008年8月5日(火) 07:00 ▼コメント(2)
cucina italianaでイタリア料理という意味。magariというのは恐らくという意味。「イタリア料理かもしれない」という店名は極めて意味深です。宮下輝樹オーナーシェフは幕別町出身。
コメント(2件)
09-20 07:41
takapyona @bbtec.net
はじめまして。
このたびは私のブログをご紹介いただいて有難うございました!
マサールとマガーリがご近所だなんてうらやましいです。
マガーリの意味は「恐らく」という意味でしたか。
どんな意味か分かってすっきりしました。
09-20 09:33
端野 萬造
>takapyonaさま
ご挨拶が遅れまして、大変申し訳御座いません。勝手リンクで問題ないと判断しているのですが、被引用ブログに敬意を表するという意味で大抵ご挨拶するのですけれど、当時精神状態がヤサグレテおりまして、失礼してしまった経緯にあります。
マガーリさまではディナーを頂戴したのですけれど、よろしかったですね。丁度余市産の鮎に間に合いましてね。はらわたの新鮮な苦味を身と一緒に味わうときの幸福感といったら、なかった。
また、札幌におみえになる機会はあるでしょうから、是非お伺いしていただきたいのが、ル・ミュゼさま。
http://www.musee-co.com/
札幌市中央区なんですけれど、中心部からタクシーを使いますと片道2千円弱という立地です。お野菜がお好きなようですから、ミュゼ・サラダを是非。帯広市愛国町(旧国鉄、愛国→幸福の)の池守農場産の珍しいお野菜がもりもり入っております。
ショコラティエ マサール(Chocolatier Masale) 本店
札幌市中央区南11条西18丁目1-30 ℡ 0155-551-7001
定休日:火曜日 営業時間 10:00~20:00
クチーナ・イタリアーナ マガーリ(cucina italiana magari)
札幌市中央区南11条西20丁目2-26 ℡ 011-552-8172
定休日 火曜日 営業時間 11:30~14:00 18:00~21:30
参考記事:
緑に囲まれた一軒家のイタリアン『magari』 《 札幌 in 北海道 》/takapyonaの美味的生活
↑マサールさまとマガーリさまの両方が紹介されております。
毛ガニ/喜色満面:北海道発YOMIURI ONLINE
札幌の実力を舐めてはいけないfromまんぞうのへりくつ
cucina italianaでイタリア料理という意味。magariというのは恐らくという意味。「イタリア料理かもしれない」という店名は極めて意味深です。宮下輝樹オーナーシェフは幕別町出身。
コメント(2件)
09-20 07:41
takapyona @bbtec.net
はじめまして。
このたびは私のブログをご紹介いただいて有難うございました!
マサールとマガーリがご近所だなんてうらやましいです。
マガーリの意味は「恐らく」という意味でしたか。
どんな意味か分かってすっきりしました。
09-20 09:33
端野 萬造
>takapyonaさま
ご挨拶が遅れまして、大変申し訳御座いません。勝手リンクで問題ないと判断しているのですが、被引用ブログに敬意を表するという意味で大抵ご挨拶するのですけれど、当時精神状態がヤサグレテおりまして、失礼してしまった経緯にあります。
マガーリさまではディナーを頂戴したのですけれど、よろしかったですね。丁度余市産の鮎に間に合いましてね。はらわたの新鮮な苦味を身と一緒に味わうときの幸福感といったら、なかった。
また、札幌におみえになる機会はあるでしょうから、是非お伺いしていただきたいのが、ル・ミュゼさま。
http://www.musee-co.com/
札幌市中央区なんですけれど、中心部からタクシーを使いますと片道2千円弱という立地です。お野菜がお好きなようですから、ミュゼ・サラダを是非。帯広市愛国町(旧国鉄、愛国→幸福の)の池守農場産の珍しいお野菜がもりもり入っております。
2013年09月30日
これって露天風呂!?(疑)/朝霞のクロスホテルでたゆたう
2008年8月4日(月) 00:00 ▼コメント(2)
この朝、お天気が悪くってですね、パノラマ画像をモノにできませんで。次はいつお泊りできるか、ワカラないっちゅうに。
このお湯。5分おきくらいに30秒くらいしか放流されないのよ。シャッターチャンス狙うのに苦労しました。
で、問題の露天風呂証拠画像につきましては、アチラの記事にオマケ画像ということでアップさせていただきました。ご興味ある方は是非どうぞ。風呂つながりでございます。
コメント(2件)
08-06 08:39
komaken @plala.or.jp
参考記事リンクいただき有難うございます!
露天ってよりも、天井なし風呂って感じですよね(笑)
私が伺ったときは、夜晴れていて、月見風呂でした。
札幌は、星もよく見えてなんか嬉しかったですよ。
08-06 20:19
端野 萬造
>komakenさま
ご挨拶が遅れまして申し訳御座いません。いきなり得体の知れないところからのアクセスが急増されたので驚かれたことでしょう。
そう、ご指摘の通り天井なし風呂(笑)でしたね。露天風呂を愛してやまないワタシなので、密かに楽しみにしておったのですけど、想像以上に酷かった。で、画像も撮ったんですけど天候悪くて全然ツマリませんでした。
札幌の星空で嬉しいのでしたら、十勝帯広ならば感動確実です。帯広は銭湯が温泉だわ、露天もあるわ、という地域ですから、是非おいでませ。真冬の早朝、気温氷点下15度で楽しむ温泉露天風呂は、十勝の醍醐味です。
もう体験済みでしたら、ごめんなさいませね。
CROSS HOTEL SAPPORO
札幌市中央区北2条西2丁目23番地 ℡ 011-272-0010
参考記事:
プレスリリース/オリックスグループが手掛ける新ブランドホテル第一号「クロスホテル札幌」
札幌で一番スタイリッシュなホテル クロスホテル札幌/食って~飲んで~移動して♪
この朝、お天気が悪くってですね、パノラマ画像をモノにできませんで。次はいつお泊りできるか、ワカラないっちゅうに。
このお湯。5分おきくらいに30秒くらいしか放流されないのよ。シャッターチャンス狙うのに苦労しました。
で、問題の露天風呂証拠画像につきましては、アチラの記事にオマケ画像ということでアップさせていただきました。ご興味ある方は是非どうぞ。風呂つながりでございます。
コメント(2件)
08-06 08:39
komaken @plala.or.jp
参考記事リンクいただき有難うございます!
露天ってよりも、天井なし風呂って感じですよね(笑)
私が伺ったときは、夜晴れていて、月見風呂でした。
札幌は、星もよく見えてなんか嬉しかったですよ。
08-06 20:19
端野 萬造
>komakenさま
ご挨拶が遅れまして申し訳御座いません。いきなり得体の知れないところからのアクセスが急増されたので驚かれたことでしょう。
そう、ご指摘の通り天井なし風呂(笑)でしたね。露天風呂を愛してやまないワタシなので、密かに楽しみにしておったのですけど、想像以上に酷かった。で、画像も撮ったんですけど天候悪くて全然ツマリませんでした。
札幌の星空で嬉しいのでしたら、十勝帯広ならば感動確実です。帯広は銭湯が温泉だわ、露天もあるわ、という地域ですから、是非おいでませ。真冬の早朝、気温氷点下15度で楽しむ温泉露天風呂は、十勝の醍醐味です。
もう体験済みでしたら、ごめんなさいませね。
2013年09月15日
極太麺3玉にぐだぐだスープ/あらとんのあら盛はもう目一杯
2008年7月25日(金) 00:20 ▼コメント(13)
そう、前回の札幌訪問時にですね、道立近代美術館に到着する前にワタシは哀しい出来事に遭遇したとワタシ、カキコいたしました。その日もいつものように帯広を6:39発のとかち(スーパーじゃないから、乗車時間が長い)2号に揺られて、札幌到着が9:35。そのまま普通列車に乗り換えて桑園駅に到着しましてね。
地図を片手に札幌場外市場を目指そうと歩き始めて、エネオスのガソリンスタンドを探したのですけれど、それらしきものが見当たらない。それどころか、あるはずのない市立札幌病院が眼前に聳え立っているわけですよ。高架との位置関係を確認しましたらあなた、「反対方向じゃん」。
「だから、都会は嫌なんだよ(ワタシの方向音痴は横に置いておく)」
ワタシの場合、歩くのが人様よりかなり早くてですね、ちょっとした判断ミスが結構な距離になってしまうのですよね。しかも思い込みが激しいですから、見切り発車が多いという。まぁ、慣れてますんでね、めげません。だから、独りで歩くのは気楽なんだよなぁ。
で、方向転換を果たして札幌市場前郵便局を目指します。目指すべきお店あらとんさまはそのすぐそばにある。その日は火曜日で定休日にはあたらない。もう、10時過ぎくらいには極太麺を味わえることになんの疑問もなかったのですよ。ところがさ・・・
はい、開店前ではありません。あらとんさまの休日の様子でございますよ。貴重な(←どこが)資料画像ですね。ゴールデン・ウィーク明けでしたので臨時休業。
「ああっ、どうしてこのノレンが外にかかっていないんだよぉ」と哀しみながらも冷徹(←どこが)に画像に収める、転んでも只では起きないワタシ。
この、「全然見られて構わない」という様子が店主の自信を物語っているような気がいたします。逆に「だからこそ、恥ずかしいことはできない」も。
ということでした。これが前回の哀しい出来事の実態でしてね。わざわざこのためにですね、とかち・スーパーとかち限定ノースランド帯広特製サンドイッチ食べるのをあきらめたのになぁ。しかも、今となっては味わえなくなってしまったのに。(←これについては近いうちに考察を深めたいな、と)ああ、また哀しくなってきた。
はい、今回はしっかりノレンが出ておりますよ。
さすがのワタシも今回は地図なしで真っ直ぐたどりつくことができましたね。一応、学習効果はあったようで。でもね、道に迷うことはなかったのですけれど、自分の感覚には最後まで疑念を抱きつつ歩いておりました。「本当に大丈夫か」
この、「つけ麺あります」っていう小さな吊り旗(←調べたのよ、なんていうのかって)が細かい営業努力なんですね。もう、あらとんさまクラスになれば、お店を目指してくるワタシのような目的客・常連客で十分やっていけると思うのに。
ワタシが入店したのが9時半を回っていました。カウンターのみで15席ですけれど、空いていたのは2席ほどですね。偶然、角席を確保できました。隣はメタボヤンキー風さま。お独りですから常連さまでしょうね。こういった方々は初めてのお店に独りということはなさらない。ワタシはそう判断します。
券売機。上に載ってるミニチュアのおかもちの意味がよくワカらない。なにか理由があると思うのですけれど。
スープの特徴のご説明(種明かし)。今はこういったものがちゃーんと明示してある店がウケるんですよね。
メニュー。激辛つけ麺は最近加わったンじゃないかしら。チャーめしはワサビ使用らしい。次回は是非。
券売機にスグ気がついたんで、まず席を確保してから食券購入。ここの動きが重要なんですよね、実は。常連じゃないにしても、「食べ慣れてるな」という印象を店に与えることができる。もう勝 負は始まっているわけです。
選んだのは、極太麺3玉使用のあら盛。それにあじ玉を加えることにしていました。以前見かけたブログでは、あら盛の場合、銀のボール状のものに盛っていましたんでそれを見るのが楽しみだったのですけれど。
茹で上げ湯切りのみの「あつもり」にしようか、冷水で締めたノーマル(普通)にしようか、少し考えました。「あつもり」の場合、小麦の香りが強く出ます。それを嗅いでもみたかったのですが、食べるのに時間が必要かもしれない、と麺の延びが少ないノーマルにしました。
つけ麺系統をオーダーすると「麺はどうされますか」と訊かれます。その時表情を変えずに「普通で」と答えるのも勝負のポイントですね。「つけ麺は冷水で締めるのが当たり前なんだよ」という雰囲気を醸しだすわけです。ここで「え、なんですか、それ」なんてオタつくとお店に舐められます。もし、「冷や盛ですね」などと言い直されたりしたら、ガンくれてやりましょう。「あったりまえのこと、言うんじゃねーよ、バーカ(と目で言う)」(←口にしてしまうと喧嘩になります)
あら盛の場合、あじ玉は別皿になります。お箸が割り箸ではなくなった、というのもヨロしいんじゃないでしょうか。店の手間は増えますけれど、エコな姿勢は大切ですからね。
かつて東京・高田馬場の名店べんてんさまで麺1キロと対峙したことのあるワタシにとって、当然3玉くらいはものの数でありません。お店によっては「ウォ」という表情が適切な場合もあるでしょう。実際ワタシも遣い分けますし。でもね、あらとんさまは、勝負に値するお店たることをワタシ感じ取っていますから、表情を緩めることはいたしません。あくまでクールに対応です。
それにしても、ワタシ、なんだかんだいってもあらとんさまの麺のルックスに惚れて、ここまで出てきたワケですよ。色、ツヤ、香り、噛み応え、喉越しと期待に違わぬパフォーマンスで魅せてくれます。まさに剛麺と表現するのに相応しいかと。「ああ、良かった。安心した」
もうとにかく極太の剛麺に対抗するというかバランスとるためには必然的に剛スープにならざるを得ないんですよ。つけ麺の場合、よりその様相が色濃くなる。初めての場合、まず一口目を啜る時に立ち上るアラの香りにまず、ガツンとやられますでしょう。麺を一口、二口すすっても違和感が残れば、あきらめたほうがいいかもです。ワタシは「オール、オッケー」
みてくれもそうですけれど、とにかくグダグダのスープは「粗にして野だが卑ではない」をギリギリの線で保っています。麺をある程度楽しんだ後にスープ割りで是非味わっていただきたい。剛の印象が一変します。「これはいいスープだ」
つけ汁状態の時のスープはとても濃い目です。どっぷり汁につけて絡めて、なんて必要はまるでないわけです。もう、さっとグダグダスープにくぐらせるだけで十分。そして勢いよく麺をすする。当然の如く、汁がはねる。レオナール・フジタ画伯に会うために道立近代美術館に行く前だというのにポロシャツに染みがつく。でも、そんなことに構ってはいられません。勝負なのですから。
しかもこの勝負、この時点でワタシの中では決着がついてました。当然、ワタシの勝ち。その理由は後段で述べましょう。途中をトバして、最後だけ読まないように。そんなことすると、「子ぉ泣き爺じゃ。夢見るぞっ!」(←ウソップランドの赤星昇一郎さま、ご記憶ありません?)
あじ玉はもちろん単独で食べても悪くはありません。微妙な茹で加減に調理されていまして、白身もやや半熟なんです。黄身はもう画像でご覧になられる通り。お好みに応じてでしょうけれど、ワタシは黄身を極太麺にあえて楽しませていただきました。
そもそも、つけ麺の歴史自体は50年程度のものだといいます。ラーメンの一形態として、なにゆえここまで支持を受けたんでしょうかね。ワタシ自身つけ麺のファンで、元祖といわれる東京東池袋の大勝軒さまで、もりチャーシューメン大盛を2時間並んで食べた口。新横浜ラーメン博物館では4時間並んで、和歌山ラーメンの井出商店さまを口にするのに4時間並びました。「馬鹿みたい」
あ、そうそう、ワタシがつけ麺を好む理由ですけれど。麺とスープをストイックにしっかり味わいたい、わけですよ、ラーメンファンとしては。ドチラも大切なんです。その点、つけ麺というスタイルは麺もスープも誤魔化しが利かない。ポイントはそこんとこでしょうかね。
この背脂の粒が大きくなった、と一部では物議をかもしているようです。スープの力強さを加速させるというか、ドーピングに等しいんじゃないか、というか。以前のを口にしたことがないのでなんとも。
さて、勝負の行方についてなんですが。カウンターに座ってから、ワタシずうっとご店主や従業員さまの動きを目で追ってました。特に東京新宿・麺屋武蔵仕込みの湯切りパフォーマンスをしっかり見たかったので。
厨房は緊張感が漂ってまして、大変いい感じです。もう、完全オープンキッチンという状態と相まって、お店の自信を感じさせてくれます。店主がフロントに出ている店はこれがあるので好きなんですよ。
ドラムスティックの如き菜箸(麺が太く重量があるので)を操るご店主と時折目があいます。やっぱりなんか感じるんでしょうかね。「あいつ、なんか見てやがんな。気になるなぁ」
現在麺の洗いを指導中ですね。「いいか、こうやってやるんだよ」って言ってるか、どうか。
通常ご店主はこの位置で麺の茹でをメインに担当。つけ麺用の洗いはお弟子さん担当のご様子。
店に入った瞬間から気を遣ってきたことが、ここで効を奏してきたわけです。ワタシの存在にプレッシャーを感じさせることができればワタシの勝ちとなるのですが、さて。
ね、珍しくご店主自らが洗っています。この瞬間に勝 ちを確信しましたんで画像に収めたわけです。そしてこの麺がワタシに運ばれてきました。
洗いをしっかりやらないと、麺のツヤ、歯応えに影響が出ます。間違いなくご店主はワタシに出す順番を把握されていたはずです。それで「次の洗いは俺がやる」(って言ったかどうか)
その努力は報われたわけです。次回札幌訪問は9月。その時ワタシは再びあらとんさまに現れることを決めたのですから。次はチャーめしもオーダーすることになるでしょう。ただ、あら盛との同時オーダーはしません。なぜなら、麺3玉を食べ終えた後、とってもお腹に効いてくることがワカったものですから。
勝負には勝ったけれど、試合には負けた、ってやつかしらぁ。
ねぇねぇ、今回ホイチョイ・プロダクションズさまの「ミーハーのための見栄講座その戦略と展開」 を意識したんですけど、だーれもワカってくれないでしょうねぇ(苦笑)。
コメント(13件)
07-25 16:08
雪。華。
あらとん。
もうずーーっと、札幌に着いたら真っ先に行く事に決まっているお店です。あさとん、ひるとん、おやつとん。楽しみ。ただ、札幌に行く予定が、立たず………がるるる。
美しい麺ですねぇ。すーぷの説明も、美しい!センスの良い方なんでしょうなぁ。
きっと私がお伺いしたら、工夫して(時間差で)あつもりも頂いてしまうことでしょう。空いている時間帯を狙わなくては(迷惑客道まっしぐら!)。。
何にしても、つつがなく到着されて良うございました。
「本当に大丈夫か。」
逆走していらしたその道、まさに浪人時代の私の通学路です。あの道をちゃっちゃと歩いておられた端野氏が、ぴたっと止まって一思案。くるりと踵を返してちゃっちゃと戻って行かれたかと思うと…ぷぷっ♪ ほんわかと楽しい。 秋になると完熟の銀杏が拾い放題なのです(観客を気にしなければ)。
字数オーバー。続く。
07-25 16:13
雪。華。
…にて、続き。
?確かに、切れ味いい文章です。ですけどホイチョイ・プロダクションズ???
googleはなんて便利。ワンプッシュで飛べる設定にしてあるので、更にgood.
「薄毛はあなた一人の問題ではありません。子孫に迷惑です」
強烈、爽快!どんなCMだったのか存じませんが、竹中直人に言って欲しい!!
07-25 19:19
がぁ
TKさん(とお読みするのか不明)のブログの写真ってキレイですよね。どの店の料理もヨダレもので閲覧する羽目に陥っております。
哀しい出来事ってこの事だったのですね。他に代用きく店がない所へわざわざ赴いて休みだとガックリきますよね。・・・方向音痴なんですか?仲間だ♪
最終的にどんな味だったのか、わくわくして記事完成を待っていまーす♪
07-26 04:59
端野 萬造
>雪。華。さま
時間差あつもりでございますかぁ。お酒もお強いご様子ですけれど、健啖家でもいらっしゃったんだ。そりゃあいい。どんな分野でもキャパシティが大きいというのは大切なことですから。
これで、ワタシの札幌ラーメンロードは完成かな、と。琴似・ふくべさま、中央市場・あらとんさま、そしてSTV南側・千寿さま。この3軒がありゃあ、いいや。そして近いうち、ふくべさま、千寿さまを含めた記事がアップされるでしょう。
あれねぇ、人通りの多い道で踵を返すって、結構恥ずかしいんだよなぁ。それが決断を鈍らせ、傷口を拡げてしまうって、よくあることで。ほんわか、だなんて。そんな、生易しいものぢゃないって(笑)
しかし、2番目のコメント後段は一体なんでしょうか!? まだ、ワタシの髪はしっかりしたものですが(と自分では思い込んでいる)。
あさとんでも、ひるとんでも早く出来るとよろしいですわねぇ。
07-26 05:14
端野 萬造
>がぁさんさま
当初こんなような記事になる、というのはあまり想定しておりませんでした。哀しい出来事のことを加えて、ちょろちょろと終わらせる予定だったのです。ところがさ、ノッてきたものだから、筆が滑る滑る。アッチいったり、コッチいったりの大騒ぎ。
なんか疲れました。だって、この記事アゲんのに延べ時間は7時間強。「もしもしかめよー、かめさんよー、世界のうちでオマエほどー、ブログアゲんの遅い者はないー。どうして、そんなに遅いのかー」(クソ、ほっといてくれよ)
ワクワクするというよりも、相変わらずの「ナンジャコリャー」記事になってしまいました。さっきなんかねぇ、パソコンの前で居眠りしちゃったさ、耐え切れなくて。
では、これから休みますわぁ。煮るなり、焼くなり、して下さいまし。あ、眠い。倒れそ。
07-26 13:08
雪。華。
ぷぷ、なんて。本当に失礼いたしました(礼)。
一瞬、傷口に塩がじゃりっと沁みるような、、、ショック反応とセットなので、妙に消耗したり、致しますね。
それをあの道で、と思ったら。ちょっと切なく懐かしくなったのでした。。
薄毛の云々は、ホイチョイ・プロダクションズを検索したら出てきたものです。
彼らがかつて資生堂の依頼で作った、育毛剤か何かのCMらしく。批判・クレームが殺到したそうです(笑)。。まぁ、当然ですな。
でも、蛾の鱗粉を爽やかに撒き散らしてしまうような、面白い持ち味だなと。古本屋さんに行ったら、本を探してみよう。
明日、また一軒、大切に思っていたお店が幕を降ろします。
心から、「お疲れさまでした。今まで本当にありがとう」と思いながら…。
やはり、寂しいです。
07-27 06:53
端野 萬造
>雪。華。さま
あはははははは。了解いたしました。そうか、その気になると携帯でそこまで調べられるのですね。資生堂さま「アデノゲン」のPRサイトにホイチョイ・プロダクションズが関わっていたんだ。この一連の騒動については存じませんでした。ホイチョイらしいなぁ。
ちなみにホイチョイに関しては一度「端萬記」で「気まぐれコンセプトクロニクル」を取り上げようかと思っていたのですが。http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/capricious-concept.html 現在、小学生の息子たちの愛読書となっておりますよ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/172#comment6
大切なお店。一昨日、ワタシはお別れしてまいりました。同伴者は今日もお伺いするはずです。その模様について、今日の早い時間にアゲようかと考えていたのですが止められました。「私のスープがなくなってしまったら、どうする気!?」そんなワケで近々には。
07-30 09:14
成行
隠密麺の成行です。
『あらとん』に行かれたんですね。よく厨房を撮られましたね。唖然としました。私なんか、厨房からの強い視線が気になって、厨房を撮ることはおろか、メニュー表を撮ることも叶わず。どんぶりだけの画像となりました。
07-31 07:17
端野 萬造
>成行さま
御大直々のお出まし、恐縮です。一般紙への進出http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/54474348.html を果たされたご様子で、ご同慶の至りでございます。なるほど、いつもの記事よりシンプルな構成であったのは、そのような理由だったのですね。それでも、あらとんさまの魅力は十分に伝わってまいりましたよ。
確かに厨房内の高い緊張感はビンビン伝わってまいりました。ご店主も細かい指示を出してましてね。しかし、それは通常活動でのこと。成行さまがマークされたとすれば、ご自身が持つオーラのせいじゃないでしょうか。ワタシの場合、携帯片手にカチャカチャやってるだけでメールしてんだか、撮影してんだかワカリャしませんし、気にもならなかったのでしょう。
まぁ、それと目くら蛇におじずもございますでしょうね。成行さまはその経験で感じるものは多いのでしょうけれど、ワタシは比べものにならない小僧ですから。
08-17 21:06
七誌です。 @plala.or.jp
萬造さま、ここの醤油ラーメン大盛り・・・美味しく頂いてきました。
美味しくと言うか極太麺と濃厚スープ&硬め背脂と格闘しながら食べました。
寶来さまを上回る極太麺に動揺を隠せなかったのですが、食べてみるとですね、中毒性のある極太麺、それにガップリ四つに組むスープ・・・このハードパンチャーにはノックアウトです。
とにかく夢中で食べ終えました。
背脂がプルプルと言うより硬めなのが意外だなと思ったのですが、麺への絡みを重視したのではなく、麺の弾力とのバランスを重視したものだと思いました。
この極太麺・・・いくら茹でられたって延びないぞ!と主張しておりました。
しかし全く嫌みったらしい硬さじゃないんです。
好感が持てる弾力で・・・それに真っ向勝負できるあのスープ・・・素晴らしいですね。
食べ終えてから市場を一回りしてきたらもう売り切れで暖簾を下げてました・・・極太麺好きにはたまらないお店ですね。
08-17 23:05
端野 萬造
>七誌です。さま
ははぁ、またもや秀逸なコメントありがとうございます。どうして400字以内でこれだけの内容が伝えられるのでしょう。いつもながら感服します。
ワタシも七誌です。さま同様、極太麺好き。というようなことで、札幌のラーメン店のなかで欠かせない店になってしまいました。この麺に出会うためにワザワザ出向く価値はある、と。
今月も札幌を訪れる機会があるのですが、時間の関係で来訪は無理なんです。残念ですわぁ。代わりにどこにしましょうか。それこそ、モツ鍋にしてしまいましょうか。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/330#comment14
あらとんさまにお伺いしたならば、あら焚き肉入り豚骨醤油とチャー飯でしょうか。
08-18 21:24
七誌です。 @plala.or.jp
萬造さま、この400字ってなんとか成らないんでしょうかね?
いつも収めるのに文章のカットが必要で・・・難しいです。
あまりカットしすぎると文章が繋がらなくなってしまうし。
この400字の規制を緩和してもらいたい今日この頃です。
しかしあらとん様のラーメン・・・虚弱体質の方、胃袋に自信の無い方、ご遠慮くださいと言う張り紙がしてあっても良さそうな感じですよね。
私も体調不良のときはお邪魔することを躊躇してしまいそうですから。
08-18 23:04
端野 萬造
>七誌です。さま
コメント欄はワタシ自身も非常に苦慮しております。コメントのカキコよりも文章の削り取りに時間を要する始末。かつては600文字であったのですけれど、それをフルに活用していたのは「端萬記」を始めとする少数派に過ぎなかったものですから。http://www.mytokachi.jp/help/entry/586
マイとかち管理人さまはコメントのみならずブログの書き方まで「ご指導」される「言論統制好き」の方。ご自分の趣味にあわないことは「許さない」ですから、規制緩和は無理でしょう。
特に「端萬記」はなんといってもお嫌いのご様子ですし。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/338#comment1ここでの遣り取り(対象が違うかもしれません)について、このような感想が寄せられました。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/bbs/352/1063
あらとんさまについてはご指摘の通りでしょうね。あの麺で癒される、という言葉はありえませぬ。
あら焚き豚骨あらとん
札幌市中央区北10条西21丁目15-4札幌場外市場食堂長屋
℡ 011-612-6312
定休日 月曜日 営業時間 9:00~17:00
参考記事:
札幌市中央区「あら焚き豚骨 あらとん」/隠密麺喰い師の備忘録
↑この記事拝見してから、「絶対行かなきゃならない」って決めてました。
今日の朝食 -あら焚き豚骨 あらとん あらとんつけ麺/Annex of TK Sports Shooting
↑のブログ、画像が鬼のように美しい。↓、しかもあらとんマニアさま。
Searched on: ラーメン/Annex of TK Sports Shooting
道産子・片岡球子はゲテモノか?/北海道立近代美術館
ノースランド帯広特製サンドイッチがメニューから落ちたfromまんぞうのへりくつ
麺1キロに挑戦/激ウマつけめん:端萬記
この麺どうしちゃったの!?がワカるように爪楊枝も一緒画像。
そう、前回の札幌訪問時にですね、道立近代美術館に到着する前にワタシは哀しい出来事に遭遇したとワタシ、カキコいたしました。その日もいつものように帯広を6:39発のとかち(スーパーじゃないから、乗車時間が長い)2号に揺られて、札幌到着が9:35。そのまま普通列車に乗り換えて桑園駅に到着しましてね。
地図を片手に札幌場外市場を目指そうと歩き始めて、エネオスのガソリンスタンドを探したのですけれど、それらしきものが見当たらない。それどころか、あるはずのない市立札幌病院が眼前に聳え立っているわけですよ。高架との位置関係を確認しましたらあなた、「反対方向じゃん」。
「だから、都会は嫌なんだよ(ワタシの方向音痴は横に置いておく)」
ワタシの場合、歩くのが人様よりかなり早くてですね、ちょっとした判断ミスが結構な距離になってしまうのですよね。しかも思い込みが激しいですから、見切り発車が多いという。まぁ、慣れてますんでね、めげません。だから、独りで歩くのは気楽なんだよなぁ。
で、方向転換を果たして札幌市場前郵便局を目指します。目指すべきお店あらとんさまはそのすぐそばにある。その日は火曜日で定休日にはあたらない。もう、10時過ぎくらいには極太麺を味わえることになんの疑問もなかったのですよ。ところがさ・・・
はい、開店前ではありません。あらとんさまの休日の様子でございますよ。貴重な(←どこが)資料画像ですね。ゴールデン・ウィーク明けでしたので臨時休業。
「ああっ、どうしてこのノレンが外にかかっていないんだよぉ」と哀しみながらも冷徹(←どこが)に画像に収める、転んでも只では起きないワタシ。
この、「全然見られて構わない」という様子が店主の自信を物語っているような気がいたします。逆に「だからこそ、恥ずかしいことはできない」も。
ということでした。これが前回の哀しい出来事の実態でしてね。わざわざこのためにですね、とかち・スーパーとかち限定ノースランド帯広特製サンドイッチ食べるのをあきらめたのになぁ。しかも、今となっては味わえなくなってしまったのに。(←これについては近いうちに考察を深めたいな、と)ああ、また哀しくなってきた。
はい、今回はしっかりノレンが出ておりますよ。
さすがのワタシも今回は地図なしで真っ直ぐたどりつくことができましたね。一応、学習効果はあったようで。でもね、道に迷うことはなかったのですけれど、自分の感覚には最後まで疑念を抱きつつ歩いておりました。「本当に大丈夫か」
この、「つけ麺あります」っていう小さな吊り旗(←調べたのよ、なんていうのかって)が細かい営業努力なんですね。もう、あらとんさまクラスになれば、お店を目指してくるワタシのような目的客・常連客で十分やっていけると思うのに。
ワタシが入店したのが9時半を回っていました。カウンターのみで15席ですけれど、空いていたのは2席ほどですね。偶然、角席を確保できました。隣はメタボヤンキー風さま。お独りですから常連さまでしょうね。こういった方々は初めてのお店に独りということはなさらない。ワタシはそう判断します。
券売機。上に載ってるミニチュアのおかもちの意味がよくワカらない。なにか理由があると思うのですけれど。
スープの特徴のご説明(種明かし)。今はこういったものがちゃーんと明示してある店がウケるんですよね。
メニュー。激辛つけ麺は最近加わったンじゃないかしら。チャーめしはワサビ使用らしい。次回は是非。
券売機にスグ気がついたんで、まず席を確保してから食券購入。ここの動きが重要なんですよね、実は。常連じゃないにしても、「食べ慣れてるな」という印象を店に与えることができる。もう勝 負は始まっているわけです。
選んだのは、極太麺3玉使用のあら盛。それにあじ玉を加えることにしていました。以前見かけたブログでは、あら盛の場合、銀のボール状のものに盛っていましたんでそれを見るのが楽しみだったのですけれど。
茹で上げ湯切りのみの「あつもり」にしようか、冷水で締めたノーマル(普通)にしようか、少し考えました。「あつもり」の場合、小麦の香りが強く出ます。それを嗅いでもみたかったのですが、食べるのに時間が必要かもしれない、と麺の延びが少ないノーマルにしました。
つけ麺系統をオーダーすると「麺はどうされますか」と訊かれます。その時表情を変えずに「普通で」と答えるのも勝負のポイントですね。「つけ麺は冷水で締めるのが当たり前なんだよ」という雰囲気を醸しだすわけです。ここで「え、なんですか、それ」なんてオタつくとお店に舐められます。もし、「冷や盛ですね」などと言い直されたりしたら、ガンくれてやりましょう。「あったりまえのこと、言うんじゃねーよ、バーカ(と目で言う)」(←口にしてしまうと喧嘩になります)
あら盛の場合、あじ玉は別皿になります。お箸が割り箸ではなくなった、というのもヨロしいんじゃないでしょうか。店の手間は増えますけれど、エコな姿勢は大切ですからね。
かつて東京・高田馬場の名店べんてんさまで麺1キロと対峙したことのあるワタシにとって、当然3玉くらいはものの数でありません。お店によっては「ウォ」という表情が適切な場合もあるでしょう。実際ワタシも遣い分けますし。でもね、あらとんさまは、勝負に値するお店たることをワタシ感じ取っていますから、表情を緩めることはいたしません。あくまでクールに対応です。
それにしても、ワタシ、なんだかんだいってもあらとんさまの麺のルックスに惚れて、ここまで出てきたワケですよ。色、ツヤ、香り、噛み応え、喉越しと期待に違わぬパフォーマンスで魅せてくれます。まさに剛麺と表現するのに相応しいかと。「ああ、良かった。安心した」
もうとにかく極太の剛麺に対抗するというかバランスとるためには必然的に剛スープにならざるを得ないんですよ。つけ麺の場合、よりその様相が色濃くなる。初めての場合、まず一口目を啜る時に立ち上るアラの香りにまず、ガツンとやられますでしょう。麺を一口、二口すすっても違和感が残れば、あきらめたほうがいいかもです。ワタシは「オール、オッケー」
みてくれもそうですけれど、とにかくグダグダのスープは「粗にして野だが卑ではない」をギリギリの線で保っています。麺をある程度楽しんだ後にスープ割りで是非味わっていただきたい。剛の印象が一変します。「これはいいスープだ」
つけ汁状態の時のスープはとても濃い目です。どっぷり汁につけて絡めて、なんて必要はまるでないわけです。もう、さっとグダグダスープにくぐらせるだけで十分。そして勢いよく麺をすする。当然の如く、汁がはねる。レオナール・フジタ画伯に会うために道立近代美術館に行く前だというのにポロシャツに染みがつく。でも、そんなことに構ってはいられません。勝負なのですから。
しかもこの勝負、この時点でワタシの中では決着がついてました。当然、ワタシの勝ち。その理由は後段で述べましょう。途中をトバして、最後だけ読まないように。そんなことすると、「子ぉ泣き爺じゃ。夢見るぞっ!」(←ウソップランドの赤星昇一郎さま、ご記憶ありません?)
あじ玉はもちろん単独で食べても悪くはありません。微妙な茹で加減に調理されていまして、白身もやや半熟なんです。黄身はもう画像でご覧になられる通り。お好みに応じてでしょうけれど、ワタシは黄身を極太麺にあえて楽しませていただきました。
そもそも、つけ麺の歴史自体は50年程度のものだといいます。ラーメンの一形態として、なにゆえここまで支持を受けたんでしょうかね。ワタシ自身つけ麺のファンで、元祖といわれる東京東池袋の大勝軒さまで、もりチャーシューメン大盛を2時間並んで食べた口。新横浜ラーメン博物館では4時間並んで、和歌山ラーメンの井出商店さまを口にするのに4時間並びました。「馬鹿みたい」
あ、そうそう、ワタシがつけ麺を好む理由ですけれど。麺とスープをストイックにしっかり味わいたい、わけですよ、ラーメンファンとしては。ドチラも大切なんです。その点、つけ麺というスタイルは麺もスープも誤魔化しが利かない。ポイントはそこんとこでしょうかね。
この背脂の粒が大きくなった、と一部では物議をかもしているようです。スープの力強さを加速させるというか、ドーピングに等しいんじゃないか、というか。以前のを口にしたことがないのでなんとも。
さて、勝負の行方についてなんですが。カウンターに座ってから、ワタシずうっとご店主や従業員さまの動きを目で追ってました。特に東京新宿・麺屋武蔵仕込みの湯切りパフォーマンスをしっかり見たかったので。
厨房は緊張感が漂ってまして、大変いい感じです。もう、完全オープンキッチンという状態と相まって、お店の自信を感じさせてくれます。店主がフロントに出ている店はこれがあるので好きなんですよ。
ドラムスティックの如き菜箸(麺が太く重量があるので)を操るご店主と時折目があいます。やっぱりなんか感じるんでしょうかね。「あいつ、なんか見てやがんな。気になるなぁ」
現在麺の洗いを指導中ですね。「いいか、こうやってやるんだよ」って言ってるか、どうか。
通常ご店主はこの位置で麺の茹でをメインに担当。つけ麺用の洗いはお弟子さん担当のご様子。
店に入った瞬間から気を遣ってきたことが、ここで効を奏してきたわけです。ワタシの存在にプレッシャーを感じさせることができればワタシの勝ちとなるのですが、さて。
ね、珍しくご店主自らが洗っています。この瞬間に勝 ちを確信しましたんで画像に収めたわけです。そしてこの麺がワタシに運ばれてきました。
洗いをしっかりやらないと、麺のツヤ、歯応えに影響が出ます。間違いなくご店主はワタシに出す順番を把握されていたはずです。それで「次の洗いは俺がやる」(って言ったかどうか)
その努力は報われたわけです。次回札幌訪問は9月。その時ワタシは再びあらとんさまに現れることを決めたのですから。次はチャーめしもオーダーすることになるでしょう。ただ、あら盛との同時オーダーはしません。なぜなら、麺3玉を食べ終えた後、とってもお腹に効いてくることがワカったものですから。
勝負には勝ったけれど、試合には負けた、ってやつかしらぁ。
ねぇねぇ、今回ホイチョイ・プロダクションズさまの「ミーハーのための見栄講座その戦略と展開」 を意識したんですけど、だーれもワカってくれないでしょうねぇ(苦笑)。
コメント(13件)
07-25 16:08
雪。華。
あらとん。
もうずーーっと、札幌に着いたら真っ先に行く事に決まっているお店です。あさとん、ひるとん、おやつとん。楽しみ。ただ、札幌に行く予定が、立たず………がるるる。
美しい麺ですねぇ。すーぷの説明も、美しい!センスの良い方なんでしょうなぁ。
きっと私がお伺いしたら、工夫して(時間差で)あつもりも頂いてしまうことでしょう。空いている時間帯を狙わなくては(迷惑客道まっしぐら!)。。
何にしても、つつがなく到着されて良うございました。
「本当に大丈夫か。」
逆走していらしたその道、まさに浪人時代の私の通学路です。あの道をちゃっちゃと歩いておられた端野氏が、ぴたっと止まって一思案。くるりと踵を返してちゃっちゃと戻って行かれたかと思うと…ぷぷっ♪ ほんわかと楽しい。 秋になると完熟の銀杏が拾い放題なのです(観客を気にしなければ)。
字数オーバー。続く。
07-25 16:13
雪。華。
…にて、続き。
?確かに、切れ味いい文章です。ですけどホイチョイ・プロダクションズ???
googleはなんて便利。ワンプッシュで飛べる設定にしてあるので、更にgood.
「薄毛はあなた一人の問題ではありません。子孫に迷惑です」
強烈、爽快!どんなCMだったのか存じませんが、竹中直人に言って欲しい!!
07-25 19:19
がぁ
TKさん(とお読みするのか不明)のブログの写真ってキレイですよね。どの店の料理もヨダレもので閲覧する羽目に陥っております。
哀しい出来事ってこの事だったのですね。他に代用きく店がない所へわざわざ赴いて休みだとガックリきますよね。・・・方向音痴なんですか?仲間だ♪
最終的にどんな味だったのか、わくわくして記事完成を待っていまーす♪
07-26 04:59
端野 萬造
>雪。華。さま
時間差あつもりでございますかぁ。お酒もお強いご様子ですけれど、健啖家でもいらっしゃったんだ。そりゃあいい。どんな分野でもキャパシティが大きいというのは大切なことですから。
これで、ワタシの札幌ラーメンロードは完成かな、と。琴似・ふくべさま、中央市場・あらとんさま、そしてSTV南側・千寿さま。この3軒がありゃあ、いいや。そして近いうち、ふくべさま、千寿さまを含めた記事がアップされるでしょう。
あれねぇ、人通りの多い道で踵を返すって、結構恥ずかしいんだよなぁ。それが決断を鈍らせ、傷口を拡げてしまうって、よくあることで。ほんわか、だなんて。そんな、生易しいものぢゃないって(笑)
しかし、2番目のコメント後段は一体なんでしょうか!? まだ、ワタシの髪はしっかりしたものですが(と自分では思い込んでいる)。
あさとんでも、ひるとんでも早く出来るとよろしいですわねぇ。
07-26 05:14
端野 萬造
>がぁさんさま
当初こんなような記事になる、というのはあまり想定しておりませんでした。哀しい出来事のことを加えて、ちょろちょろと終わらせる予定だったのです。ところがさ、ノッてきたものだから、筆が滑る滑る。アッチいったり、コッチいったりの大騒ぎ。
なんか疲れました。だって、この記事アゲんのに延べ時間は7時間強。「もしもしかめよー、かめさんよー、世界のうちでオマエほどー、ブログアゲんの遅い者はないー。どうして、そんなに遅いのかー」(クソ、ほっといてくれよ)
ワクワクするというよりも、相変わらずの「ナンジャコリャー」記事になってしまいました。さっきなんかねぇ、パソコンの前で居眠りしちゃったさ、耐え切れなくて。
では、これから休みますわぁ。煮るなり、焼くなり、して下さいまし。あ、眠い。倒れそ。
07-26 13:08
雪。華。
ぷぷ、なんて。本当に失礼いたしました(礼)。
一瞬、傷口に塩がじゃりっと沁みるような、、、ショック反応とセットなので、妙に消耗したり、致しますね。
それをあの道で、と思ったら。ちょっと切なく懐かしくなったのでした。。
薄毛の云々は、ホイチョイ・プロダクションズを検索したら出てきたものです。
彼らがかつて資生堂の依頼で作った、育毛剤か何かのCMらしく。批判・クレームが殺到したそうです(笑)。。まぁ、当然ですな。
でも、蛾の鱗粉を爽やかに撒き散らしてしまうような、面白い持ち味だなと。古本屋さんに行ったら、本を探してみよう。
明日、また一軒、大切に思っていたお店が幕を降ろします。
心から、「お疲れさまでした。今まで本当にありがとう」と思いながら…。
やはり、寂しいです。
07-27 06:53
端野 萬造
>雪。華。さま
あはははははは。了解いたしました。そうか、その気になると携帯でそこまで調べられるのですね。資生堂さま「アデノゲン」のPRサイトにホイチョイ・プロダクションズが関わっていたんだ。この一連の騒動については存じませんでした。ホイチョイらしいなぁ。
ちなみにホイチョイに関しては一度「端萬記」で「気まぐれコンセプトクロニクル」を取り上げようかと思っていたのですが。http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/capricious-concept.html 現在、小学生の息子たちの愛読書となっておりますよ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/172#comment6
大切なお店。一昨日、ワタシはお別れしてまいりました。同伴者は今日もお伺いするはずです。その模様について、今日の早い時間にアゲようかと考えていたのですが止められました。「私のスープがなくなってしまったら、どうする気!?」そんなワケで近々には。
07-30 09:14
成行
隠密麺の成行です。
『あらとん』に行かれたんですね。よく厨房を撮られましたね。唖然としました。私なんか、厨房からの強い視線が気になって、厨房を撮ることはおろか、メニュー表を撮ることも叶わず。どんぶりだけの画像となりました。
07-31 07:17
端野 萬造
>成行さま
御大直々のお出まし、恐縮です。一般紙への進出http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/54474348.html を果たされたご様子で、ご同慶の至りでございます。なるほど、いつもの記事よりシンプルな構成であったのは、そのような理由だったのですね。それでも、あらとんさまの魅力は十分に伝わってまいりましたよ。
確かに厨房内の高い緊張感はビンビン伝わってまいりました。ご店主も細かい指示を出してましてね。しかし、それは通常活動でのこと。成行さまがマークされたとすれば、ご自身が持つオーラのせいじゃないでしょうか。ワタシの場合、携帯片手にカチャカチャやってるだけでメールしてんだか、撮影してんだかワカリャしませんし、気にもならなかったのでしょう。
まぁ、それと目くら蛇におじずもございますでしょうね。成行さまはその経験で感じるものは多いのでしょうけれど、ワタシは比べものにならない小僧ですから。
08-17 21:06
七誌です。 @plala.or.jp
萬造さま、ここの醤油ラーメン大盛り・・・美味しく頂いてきました。
美味しくと言うか極太麺と濃厚スープ&硬め背脂と格闘しながら食べました。
寶来さまを上回る極太麺に動揺を隠せなかったのですが、食べてみるとですね、中毒性のある極太麺、それにガップリ四つに組むスープ・・・このハードパンチャーにはノックアウトです。
とにかく夢中で食べ終えました。
背脂がプルプルと言うより硬めなのが意外だなと思ったのですが、麺への絡みを重視したのではなく、麺の弾力とのバランスを重視したものだと思いました。
この極太麺・・・いくら茹でられたって延びないぞ!と主張しておりました。
しかし全く嫌みったらしい硬さじゃないんです。
好感が持てる弾力で・・・それに真っ向勝負できるあのスープ・・・素晴らしいですね。
食べ終えてから市場を一回りしてきたらもう売り切れで暖簾を下げてました・・・極太麺好きにはたまらないお店ですね。
08-17 23:05
端野 萬造
>七誌です。さま
ははぁ、またもや秀逸なコメントありがとうございます。どうして400字以内でこれだけの内容が伝えられるのでしょう。いつもながら感服します。
ワタシも七誌です。さま同様、極太麺好き。というようなことで、札幌のラーメン店のなかで欠かせない店になってしまいました。この麺に出会うためにワザワザ出向く価値はある、と。
今月も札幌を訪れる機会があるのですが、時間の関係で来訪は無理なんです。残念ですわぁ。代わりにどこにしましょうか。それこそ、モツ鍋にしてしまいましょうか。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/330#comment14
あらとんさまにお伺いしたならば、あら焚き肉入り豚骨醤油とチャー飯でしょうか。
08-18 21:24
七誌です。 @plala.or.jp
萬造さま、この400字ってなんとか成らないんでしょうかね?
いつも収めるのに文章のカットが必要で・・・難しいです。
あまりカットしすぎると文章が繋がらなくなってしまうし。
この400字の規制を緩和してもらいたい今日この頃です。
しかしあらとん様のラーメン・・・虚弱体質の方、胃袋に自信の無い方、ご遠慮くださいと言う張り紙がしてあっても良さそうな感じですよね。
私も体調不良のときはお邪魔することを躊躇してしまいそうですから。
08-18 23:04
端野 萬造
>七誌です。さま
コメント欄はワタシ自身も非常に苦慮しております。コメントのカキコよりも文章の削り取りに時間を要する始末。かつては600文字であったのですけれど、それをフルに活用していたのは「端萬記」を始めとする少数派に過ぎなかったものですから。http://www.mytokachi.jp/help/entry/586
マイとかち管理人さまはコメントのみならずブログの書き方まで「ご指導」される「言論統制好き」の方。ご自分の趣味にあわないことは「許さない」ですから、規制緩和は無理でしょう。
特に「端萬記」はなんといってもお嫌いのご様子ですし。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/338#comment1ここでの遣り取り(対象が違うかもしれません)について、このような感想が寄せられました。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/bbs/352/1063
あらとんさまについてはご指摘の通りでしょうね。あの麺で癒される、という言葉はありえませぬ。
2013年09月14日
藤田嗣治は日本に帰ってきたのか/レオナール・フジタ展で想う
2008年7月22日(火) 09:20 ▼コメント(4)
ワタシが藤田嗣治(後にレオナール・フジタ)さまを意識したしたのは、もういつのことでしょう。まだ、20年経ってはいないと思います。バブルの時期ですけど、高額なリトグラフが流行した時期がございましてね。帯広でも、大規模な展示販売会が何度か催されておりました。東急インさまが会場でしたね、確か。
その時のいずれかにほんと小品、何号っていうんですかね。3号(27.3×22.0cm)以下だと思うのですけれど、藤田画伯のリトグラフも展示されておりまして。今となっては全然ワカンないんですけど、少女の正面だったか横顔だったかの絵でした。その時は「素晴らしき乳白色の地」なんて言葉も存じませんで、ただ、顔の色の質感にすごく魅かれたのですよ。「陶器みたいな白だなぁ」
えらく高い価格がついていたんじゃないかなぁ。なんせ、バブル全盛期でしたから。小品のリトグラフにも関わらず、50万円を下ってなかったかと。まぁ、ここらへんはかなりいい加減ですけれど。
ちなみに今回のフジタ展売店の隅の方で販売されていた、「レオナール・フジタ展限定『自画像』リトグラフ」は25万円でございました。
で、それ以来藤田嗣治さまのことは関心を持って見つめていたのですね。そして、どうも日本の画壇となにかあって、フランスで没したということもなんとなーく気になっていました。まぁ、そこらへんのことは講談社文庫・近藤史人著「藤田嗣治『異邦人』の生涯」あたりをお読みになれば、よぉぉくワカります。
講談社文庫・近藤史人著「藤田嗣治『異邦人』の生涯」第5章「美の国」へ、より
ワタシの解釈としては、藤田画伯は日本人形に自らを仮託されたのだろうな、と。「私は日本人の代表として、フランスで努力し認められたのだよ」と。死者に鞭打つようなことを平気でする日本の美術界に圧倒的な違和感を持ちながら、やっぱり日本を捨てることはできなかったのだろうな、と。
nanndaka darekani niteruyouna kigasuru
パンフレット表紙 「ライオンのいる構図」群像大作4部作の一部。「犬のいる構図」と対になっております。残りは「争闘Ⅰ」「争闘Ⅱ」。
同中表紙 「幻の」とされる理由が記されております。6年もかけて修復されたんですって。フランスの国家財産として。
同裏表紙 レオナールになられる以前の藤田画伯。人気の絶頂だった頃なんでしょうけどね。この表情に嘘はないのではないかと。
さて土曜日の午前中、前回の道立近代美術館訪問では哀しい出来事に遭遇してしまったのですけれど、今回は見事にリベンジを果たしましてね。ポロシャツに染みをつけてしまいましたが、まぁ、よろしい。意気揚々と入場致しました。屋外に入場券売り場が特設されておりますけれど、そんなものには並びませんでした、ワタシ。
だって、帯広で前売り券買っておいたんですもの。それも、Loppiさまとかじゃなくて、北海道新聞帯広支社さまにワザワザ出向いて、ですね。だって、プリンターでカタカタ打ち出されたものってツマんないじゃないですか。
この日混雑は中程度といってよいのかな。会場内を移動するのに、それほど苦になる状況ではありませんでしたしね。160点余の作品を繰り返し観ることができました。ただ、どこかの大学(だと思う)の学生が大量に流入してきまして、やかましいったら、ありゃしない。どうやら課題を与えられているらしく、熱心(?)にメモをとる姿は微笑ましかったりしましたが。
受付で配布のリーフレット。今回展示の全作品名が制作年、材質、所蔵先と一緒に記されております。
やはり人が多いとどうしても気になってしまって、作品と対峙するという気にはなれないんですよね。とりあえず、生の藤田作品を観て感じることができた、というのが収穫と考えるしかない。
最初からカタログは購入するつもりでおりましたから、あとでじっくり考えることもできようか、というのもありましたしね。でも、結局観られなかったりするんだけれど。
週末、見学は無料なんですって!? その告知のためにわざわざ作ったんですね。とにかく来てくれ、と。さすれば、日本人はお金を落とすと。
ヴィリエ・ル・バクルにある藤田画伯の最後のアトリエのリーフレット。エッソンヌ県で管理しているようで。パリからどれくらいなのかしら。行ったことないけれど(笑)
会場を退出したところに何気なくおいてあったリーフレットなんですけどね、最初なんのものなのかワカラなかったのですよ。藝術に力入れてるっていうか、わざわざ日本人のためだけにこういったものを作ってしまうんですねぇ。ほんと、感心しましたワタシ。
「乳白色」にたどりつく前の作品には、「親友」モディリアーニ画伯の作品に類似した印象のもございましてね。感慨深いものがございましたよ。1917年作品の「断崖の若いカップル」、「夢(夜の風景)」、「家族」なんかですね。そうそう、モディリアーニ画伯による「フジタの肖像」も展示されておりますよ。線描でございますけれど。
没後40年レオナール・フジタ展カタログ表紙 ライオンのいる構図
同裏表紙 ビートルズのホワイト・アルバムを思い出しました。
同カタログより 二人の友達 1926年 個人蔵
乳白色にも色んな色使いがもちろんあるのですけれど、ワタシはこの作品の色使いが一番好きです。展覧会で実際の作品を観ての印象。なんともいえない、不思議な質感ですよね。リトグラフで構わないから、こんなの1枚欲しいな。
同カタログより 花の洗礼 1959年 パリ市近代美術館蔵
この正面を向いている女性の口元なんですけれど、藤田作品の子供の口元と似ているんですよね。子供を描く時モデルはいない、と藤田画伯は仰っているんですけど、この女性もそうなんでしょう。モデルは子供同様、画伯のイメージの中にある。
上記2作品は今回展示作の中でワタシのベスト3の中に入っておりまして。ポストカードも販売されていましたから、購入いたしました。で、残りの1作品なんですけれど、なんだと思われます?
不思議なことにワタシはそれを忘れてしまったのですよ。「この3点だね」と何度も繰り返し眺めたにも関わらず。カタログを見直してもやはり記憶は戻らない。どうしてなんだろう。その時の感動がどういう理由か記憶の奥底に仕舞われてしまった。
道立近代美術館ではこのような企画もなされるんですね。帯広でやってもいいんだろうけど、中心部から余りにも遠すぎるからなぁ。
先ほど、殻付牡蛎(フランスっぽいでしょ)をレンジで(日本っぽいでしょ)温めていただきました。あのぷっくりとした色はまさに「素晴らしき乳白色の地」そのものであることに気がつきました。これから、牡蛎を味わうたびにレオナール・フジタ画伯の絵を思い出すのでしょうね。
これねぇ、見逃してしまったの。だって、気がついたの列車時刻の30分前(哀)。
没後40年を経て、初めて揃った「構図」「争闘」そして「未完の構図」を中心とするレオナール・フジタ展はこれから約1年をかけて日本を巡ります。できるだけ多くの方々に触れて欲しいと思います。
そして「藤田嗣治の日本に対する思い」を感じ取ることができたなら、Leonard Foujitaは藤田嗣治となって、日本に帰ってくることができるのでしょう。そんな気がしてなりません。
コメント(4件)
07-22 09:42
とどこ
北海道新聞の連載を見ていました。
この写真かわいくて好きです。
芸術家に向かって、カワイイという表現は
御幣があるかもしれませんが
乳白色の世界は不思議なシュール感が
ありますね・・。
07-22 22:32
端野 萬造
>とどこさま
今日の道新夕刊は「花の洗礼」でしたね。実は今回こちらで紹介させていただいている2作品は今回の出品作品のなかで、気に入ったものなんですよね。会場で他の作品と較べて「いいね。これ」と。
ところがさ、あとで改めてパンフレットを眺めるとしっかり代表作として紹介されているんだ、これが。果たしてワタシの審美眼の確かさなのか、単なる記憶での判断なのか、自信がなくなってくるという。
そして、コメント欄でこんなことカキコしちゃうと、まだ本文完成してないのにネタがなくなってしまうんじゃないかと。
さて、カワイイ藝術家藤田嗣治さまの一生を是非とも、イッセイ尾形さまの主演映画で観てみたい、と思うのはワタシだけかしら。
Foujitaさまのお父さまって、軍医総監をやられたくらいの方ですから、相当の知識人だったと思うのね。そんなオウチで暮らしたことがFoujitaさまの表情に出ておりますわぁ。
09-05 11:55
nanae
二人の友達の写真が載っていて嬉しいです。私もこの作品が大好きだからです。
でもたくさん代表的な作品があり中々 お目にかかれないのでこのブログで見れて嬉しいな。
09-05 23:46
端野 萬造
>nanaeさま
昨日で道立近代美術館での展示は終了してしまったのですね。できればもう一度お伺いしたかったのですけれど、時間帯の都合でシネマ・フロンティア札幌さまで『スカイ・クロラ』を観ることになってしまったという。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/366
そうですか、『二人の友達』がお好きだったのですね。ワタシも心魅かれるものがあって、選んだ次第。喜んでいただいて、なんだか良いことをしたような気分です。
ただ、ご存知の通り画像は画像。nanaeさまのように現物の魅力をよくご存知の方や一度でもご覧になったことのある方にとってはイメージを呼び起こすのに適当な素材であると思うのですが。
時たま、会いにきてやってくださいな。その時の気分で同じ作品も違った様子で映りますでしょう、きっと。
この画像撮るために、記憶を頼って夕暮れの札幌中心部をウロついたのよ。
没後40年レオナール・フジタ展
北海道立近代美術館
札幌市中央区北1条西17丁目 ℡ 011-644-6881
会期 2008/7/12(土)~9/4(火)
休館日 毎週月曜日(7/21を除く)、7/22(火)
開館時間 9:30-17:00 (入場は16:30まで)
但し会期中の金曜日は夜間開館 9:30-19:30 (入場は19:00まで)
参考記事:
道産子・片岡球子はゲテモノか?/北海道立近代美術館
あなたの瞳がいとしくて/ワタシのモディリアーニと白い地下
メインはまるで入場券を貼り付けたかのような東側正門ポスター画像。
ワタシが藤田嗣治(後にレオナール・フジタ)さまを意識したしたのは、もういつのことでしょう。まだ、20年経ってはいないと思います。バブルの時期ですけど、高額なリトグラフが流行した時期がございましてね。帯広でも、大規模な展示販売会が何度か催されておりました。東急インさまが会場でしたね、確か。
その時のいずれかにほんと小品、何号っていうんですかね。3号(27.3×22.0cm)以下だと思うのですけれど、藤田画伯のリトグラフも展示されておりまして。今となっては全然ワカンないんですけど、少女の正面だったか横顔だったかの絵でした。その時は「素晴らしき乳白色の地」なんて言葉も存じませんで、ただ、顔の色の質感にすごく魅かれたのですよ。「陶器みたいな白だなぁ」
えらく高い価格がついていたんじゃないかなぁ。なんせ、バブル全盛期でしたから。小品のリトグラフにも関わらず、50万円を下ってなかったかと。まぁ、ここらへんはかなりいい加減ですけれど。
ちなみに今回のフジタ展売店の隅の方で販売されていた、「レオナール・フジタ展限定『自画像』リトグラフ」は25万円でございました。
で、それ以来藤田嗣治さまのことは関心を持って見つめていたのですね。そして、どうも日本の画壇となにかあって、フランスで没したということもなんとなーく気になっていました。まぁ、そこらへんのことは講談社文庫・近藤史人著「藤田嗣治『異邦人』の生涯」あたりをお読みになれば、よぉぉくワカります。
そして、日本の美術界では相変わらず藤田批判が語りつづけられた。
たとえば藤田の死の八年後、一九七六年の「美術クラブ」にはこんな記事が掲載されている。
<政治のことは、一向知りませんと言いながら、戦争にでもなると、それが汚い戦争であろうと、向こう鉢巻をして罪のない人民を死地にかりたてる作品を描く。藤田嗣治はそんなことをしておいて、敗戦したら日本人国籍を抜いて、平気でフランス人に化ける。こんなものを「芸術家」といえるのであろうか。まことに恥ずかしいことである>
これが日本での典型的な藤田のとらえかただった。
(中略)
パリのメディアは、こぞって藤田の死を報じた。パリ国営テレビのニュースはエコール・ド・パリ時代の藤田の活躍を振り返り、「モンパルナスの歴史はこうして少しづつ死んでゆく」と深い哀悼の意を示した。
藤田の遺体は一度ランスの礼拝堂に安置された後、ヴィリエ・ル・バクルに葬られることになった。
墓石には”Leonard Foujita”と、彼が帰化した後の名前だけが彫り込まれた。
二ヵ月後、日本政府は藤田の功績をたたえ、勲一等瑞宝章を授与することを決定した。
藤田の生涯を書き終えようとしている今も心に引っかかっているのは、ヴィリエ・ル・バクルで何とも解釈のしがたい藤田の遺品に出会ったことである。
(中略)
私は担当者に頼み込んでその箱を開けさせてもらうことにした。その箱を片端から調べている途中で、古びた日本人形があらわれたのである。
その人形は体長三十センチほどの大きさで、素朴な童女の顔立ちをしていた。若い頃から手もとにおいてきたものだろうか、赤い衣装は手垢にまみれ、すり切れてぼろぼろになっている。
その日本人形の胸には、フランス政府から授与されたレジオン・ドヌール勲章がしっかり縫いつけられていた。
講談社文庫・近藤史人著「藤田嗣治『異邦人』の生涯」第5章「美の国」へ、より
ワタシの解釈としては、藤田画伯は日本人形に自らを仮託されたのだろうな、と。「私は日本人の代表として、フランスで努力し認められたのだよ」と。死者に鞭打つようなことを平気でする日本の美術界に圧倒的な違和感を持ちながら、やっぱり日本を捨てることはできなかったのだろうな、と。
nanndaka darekani niteruyouna kigasuru
パンフレット表紙 「ライオンのいる構図」群像大作4部作の一部。「犬のいる構図」と対になっております。残りは「争闘Ⅰ」「争闘Ⅱ」。
同中表紙 「幻の」とされる理由が記されております。6年もかけて修復されたんですって。フランスの国家財産として。
同裏表紙 レオナールになられる以前の藤田画伯。人気の絶頂だった頃なんでしょうけどね。この表情に嘘はないのではないかと。
さて土曜日の午前中、前回の道立近代美術館訪問では哀しい出来事に遭遇してしまったのですけれど、今回は見事にリベンジを果たしましてね。ポロシャツに染みをつけてしまいましたが、まぁ、よろしい。意気揚々と入場致しました。屋外に入場券売り場が特設されておりますけれど、そんなものには並びませんでした、ワタシ。
だって、帯広で前売り券買っておいたんですもの。それも、Loppiさまとかじゃなくて、北海道新聞帯広支社さまにワザワザ出向いて、ですね。だって、プリンターでカタカタ打ち出されたものってツマんないじゃないですか。
この日混雑は中程度といってよいのかな。会場内を移動するのに、それほど苦になる状況ではありませんでしたしね。160点余の作品を繰り返し観ることができました。ただ、どこかの大学(だと思う)の学生が大量に流入してきまして、やかましいったら、ありゃしない。どうやら課題を与えられているらしく、熱心(?)にメモをとる姿は微笑ましかったりしましたが。
受付で配布のリーフレット。今回展示の全作品名が制作年、材質、所蔵先と一緒に記されております。
やはり人が多いとどうしても気になってしまって、作品と対峙するという気にはなれないんですよね。とりあえず、生の藤田作品を観て感じることができた、というのが収穫と考えるしかない。
最初からカタログは購入するつもりでおりましたから、あとでじっくり考えることもできようか、というのもありましたしね。でも、結局観られなかったりするんだけれど。
週末、見学は無料なんですって!? その告知のためにわざわざ作ったんですね。とにかく来てくれ、と。さすれば、日本人はお金を落とすと。
ヴィリエ・ル・バクルにある藤田画伯の最後のアトリエのリーフレット。エッソンヌ県で管理しているようで。パリからどれくらいなのかしら。行ったことないけれど(笑)
会場を退出したところに何気なくおいてあったリーフレットなんですけどね、最初なんのものなのかワカラなかったのですよ。藝術に力入れてるっていうか、わざわざ日本人のためだけにこういったものを作ってしまうんですねぇ。ほんと、感心しましたワタシ。
「乳白色」にたどりつく前の作品には、「親友」モディリアーニ画伯の作品に類似した印象のもございましてね。感慨深いものがございましたよ。1917年作品の「断崖の若いカップル」、「夢(夜の風景)」、「家族」なんかですね。そうそう、モディリアーニ画伯による「フジタの肖像」も展示されておりますよ。線描でございますけれど。
没後40年レオナール・フジタ展カタログ表紙 ライオンのいる構図
同裏表紙 ビートルズのホワイト・アルバムを思い出しました。
同カタログより 二人の友達 1926年 個人蔵
乳白色にも色んな色使いがもちろんあるのですけれど、ワタシはこの作品の色使いが一番好きです。展覧会で実際の作品を観ての印象。なんともいえない、不思議な質感ですよね。リトグラフで構わないから、こんなの1枚欲しいな。
同カタログより 花の洗礼 1959年 パリ市近代美術館蔵
この正面を向いている女性の口元なんですけれど、藤田作品の子供の口元と似ているんですよね。子供を描く時モデルはいない、と藤田画伯は仰っているんですけど、この女性もそうなんでしょう。モデルは子供同様、画伯のイメージの中にある。
上記2作品は今回展示作の中でワタシのベスト3の中に入っておりまして。ポストカードも販売されていましたから、購入いたしました。で、残りの1作品なんですけれど、なんだと思われます?
不思議なことにワタシはそれを忘れてしまったのですよ。「この3点だね」と何度も繰り返し眺めたにも関わらず。カタログを見直してもやはり記憶は戻らない。どうしてなんだろう。その時の感動がどういう理由か記憶の奥底に仕舞われてしまった。
道立近代美術館ではこのような企画もなされるんですね。帯広でやってもいいんだろうけど、中心部から余りにも遠すぎるからなぁ。
先ほど、殻付牡蛎(フランスっぽいでしょ)をレンジで(日本っぽいでしょ)温めていただきました。あのぷっくりとした色はまさに「素晴らしき乳白色の地」そのものであることに気がつきました。これから、牡蛎を味わうたびにレオナール・フジタ画伯の絵を思い出すのでしょうね。
これねぇ、見逃してしまったの。だって、気がついたの列車時刻の30分前(哀)。
没後40年を経て、初めて揃った「構図」「争闘」そして「未完の構図」を中心とするレオナール・フジタ展はこれから約1年をかけて日本を巡ります。できるだけ多くの方々に触れて欲しいと思います。
そして「藤田嗣治の日本に対する思い」を感じ取ることができたなら、Leonard Foujitaは藤田嗣治となって、日本に帰ってくることができるのでしょう。そんな気がしてなりません。
コメント(4件)
07-22 09:42
とどこ
北海道新聞の連載を見ていました。
この写真かわいくて好きです。
芸術家に向かって、カワイイという表現は
御幣があるかもしれませんが
乳白色の世界は不思議なシュール感が
ありますね・・。
07-22 22:32
端野 萬造
>とどこさま
今日の道新夕刊は「花の洗礼」でしたね。実は今回こちらで紹介させていただいている2作品は今回の出品作品のなかで、気に入ったものなんですよね。会場で他の作品と較べて「いいね。これ」と。
ところがさ、あとで改めてパンフレットを眺めるとしっかり代表作として紹介されているんだ、これが。果たしてワタシの審美眼の確かさなのか、単なる記憶での判断なのか、自信がなくなってくるという。
そして、コメント欄でこんなことカキコしちゃうと、まだ本文完成してないのにネタがなくなってしまうんじゃないかと。
さて、カワイイ藝術家藤田嗣治さまの一生を是非とも、イッセイ尾形さまの主演映画で観てみたい、と思うのはワタシだけかしら。
Foujitaさまのお父さまって、軍医総監をやられたくらいの方ですから、相当の知識人だったと思うのね。そんなオウチで暮らしたことがFoujitaさまの表情に出ておりますわぁ。
09-05 11:55
nanae
二人の友達の写真が載っていて嬉しいです。私もこの作品が大好きだからです。
でもたくさん代表的な作品があり中々 お目にかかれないのでこのブログで見れて嬉しいな。
09-05 23:46
端野 萬造
>nanaeさま
昨日で道立近代美術館での展示は終了してしまったのですね。できればもう一度お伺いしたかったのですけれど、時間帯の都合でシネマ・フロンティア札幌さまで『スカイ・クロラ』を観ることになってしまったという。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/366
そうですか、『二人の友達』がお好きだったのですね。ワタシも心魅かれるものがあって、選んだ次第。喜んでいただいて、なんだか良いことをしたような気分です。
ただ、ご存知の通り画像は画像。nanaeさまのように現物の魅力をよくご存知の方や一度でもご覧になったことのある方にとってはイメージを呼び起こすのに適当な素材であると思うのですが。
時たま、会いにきてやってくださいな。その時の気分で同じ作品も違った様子で映りますでしょう、きっと。
2013年03月21日
サンドイッチにネギチャーシュー!?/札幌さえらで妙に納得
2008年6月19日(木) 07:55 ▼コメント(15)
本筋であるところのセミナーが終了いたしまして、真っ直ぐ向かいましたのがサンドイッチで著名なさえらさまでございます。17時になる前ですね。さえらさまといえば、かにサンド。かにサンドといえばさえらさま、というのは北海道のサンドイッチ好きの間ではもう通説になっているといっていい。
以前、東京のサブウェイでクラブサンドに幻滅して以来、どうやらワタシ、未だかにの呪縛というべきものから逃れられていないのですね。たらばがにサラダサンドという言葉の響きにどうしても魅力を感じてしまう。
しかもですね、さえらさまはフルーツをそれに組み合わせてしまう、というんですね。しかもそれが人気メニューになってしまっている。しかしですね、それにワタシ、なんていうか、言いようのない違和感を覚えていたのですよ。
北陸銀行さまの東側にありますのが都心ビルさま。
かつて一世を風靡した雑誌ホットドッグプレス誌上でイラストレーター南伸坊さまが東京浅草のとんかつ屋かつ吉さまを味わう前にですね、「あんこトンカツ、許すまじ」と決意されていたのと同じような心境で伺うことにしておりました。
なんとなく、こっそり自己主張してまぁす、って感じ。見つかりにくいハズだよ。
ワタシ、サラダにフルーツが入っているの嫌いなんですよ。リンゴですとか、缶詰のミカンですとか、子ども頃母が作ったサラダに入っていたんですが、中学生頃からだんだんいやになってきましてね。偏 見なんですよ、それはワカってます。同様の理由で生ハムメロンやポークソテーに付け合せるパイナップルも駄目。
この間口の狭いビルでも地下3階まであるんですね。
相当力んだ状態でお伺いすることとなってしまったのですが、そのワタシをあざ哂うかのように敵は姿を現しません。地図を持って出たにも関わらず、ドコにあるのかワカラないのですよ。大通西2丁目南側を一回転してしまいました。
地下2階にあります入り口。この時は午後のサンドイッチセットが告知されていました。
ただ、多くの人にそういった組合せが支持されているのであれば、頑なな姿勢一辺倒ではまずいだろうな、と。ここは清水の舞台から飛び降りるつもりでトライしみましょうか、というのが今回の企画。もう、ワタシの頭の中は「マヨネーズサラダのたらばがにとホイップクリームのいちご」が口中で渾然一体となった味わいがぐるぐる回っているわけですよ。
さらに階段を降りねばなりません。降りる時は楽なのよね。
でも、注文時にいきなり出鼻をくじかれました。メニューを渡してくれるボーイさまに「たらばがには本日終了してしまいました」と言われてしまいましてね。そうなんですよ。遅い時間の訪問ですとさえらさまは品切れになる。「帯広からこのために来たんです」と言おうがないものはない。
お客さまはほとんどが女性。おひとりさま、がほとんどでした。年齢層も幅広くって、どう見ても70歳代だろうというおひとりご婦人も。ワタシが出るまでに男性客は一組入ってきましたけれど。
こうなったら、もうやけのやんぱちでございましてね。「なにか面白そうなものはないか」とブロガーとしての矜持が顔を出してしまうわけですよ。メニューをじっくり眺めます。と、ありました。「ねぎチャーシューですと!?」
お店の雰囲気から勘案して、とっても意外な感じがしたんですよ。お洒落で落ち着いたお店なのに、ねぎチャーシューですよ! これはオモシロい、不人気っぽいしブロガーに注目されてもいないだろう、と判断いたしました。「端萬記」で紹介する意義があるって、ものでしょう?「フルーツ&ねぎチャーシュー。アイスティーをセットで」
ね、こうやって出されたらさ、フルーツとチャーシュー、一緒に食べるべきなのかな、って思っちゃいますよねぇ。そう思いません?思うって、おっしゃってくださいな!
今度は「ネギチャーシューのラーメン的な味とホイップクリームとキウィの組合せ」が口中で渾然一体となったさまが脳中で展開されるわけですよ。でも、全然想像つきませんでね。「それは本当に旨いのか?」
で、運ばれてきまして一通り撮影もいたしまして。「さて、食べようかい」
この時点においても、フルーツ&ねぎチャーシューをいっぺんに口にして味わう、ということに何の疑問も持っていませんでした。しかし、疑念ももくもくと湧いてまいりましてね。だって、画像でおワカりの通り、結構な厚みがあるのですよ。「これはいっぺんに口にするのは無理なんじゃない」
でも、やってみました。ワタシ、大喰いでもありますし、大口でもありますしね。でも、やっぱり難しい行為でした。無理にふたつのサンドを潰してなんとかかじったのですけどね。もう、口にいれるのが精一杯。そして、やっと悟ったワケです。「これはいっぺんに味わうものではないんだ」と。
喉が渇いていたので、アイスティーをお願いいたしました。普通に美味しかったんですけどね。ストロー使って飲んだのは久し振りかな。とりあえず、紙製のコースターを記念撮影。
そうなれば、もう気楽になってしまいました。「一緒に喰って、旨いわけないじゃないか」
まさに「端萬記」ならではの画像。さえらさまでコンナ仕儀に及ぶ方はかつていらしゃったのでしょうか。ただのマヨネーズではない、ってとこまではワカるのですけれど。
落ち着いて食しますとね、ビックラゲーション的な感動は味わえませんでしたけれど、非常にオーソドックスで堅実な姿勢は伝わってきました。気取りのない上品、上質って申しましょうかね。ねぎチャーシューでさえも、本来的な荒々しさが取り除かれてしまって、落ち着いた味になっている。フルーツと組み合わせても破綻がない。もちろん、いっぺんに口にしないわけですが。
ホイップクリームは軽くてあっさり。ふわふわのパンには合っているのじゃないでしょうか。お口にしますとね、単純に幸せな気持ちになれますよ。やはり基本的に人間は、スィートでソフトなものに弱いのよ。赤ん坊の時の記憶のせいなのかしら。
ふわふわのパン、というのはこれ日本独特のパン文化なのかな、という気がしておりましてね。こういった風に仕上げるのは技術ではあるんです、もちろん。でも、本来的な小麦の持つ味わいですとか食感というものはスポイルされているんじゃないかと。
そういったものに慣れてしまうとみっちりしっかりした味わいには馴染めなくなってしまうんじゃないでしょうかね。ワタシ自身、かつてそういった傾向にハマっていましたから。考えもなしに。最近はますやさまの木の実の天然酵母パンを3日に1回はかじることで矯正できてきているんじゃないかな、と。飽きないんだよね、あれ。
たらばがにとフルーツのさえら2大サンド
サーモン、チキン、ビーフ、そしてねぎチャーシュー。ミニサラダもあります。
珈琲、紅茶、各種ソフトドリンク。ビールはないようです。ちょっと残念。ケーキセットもあります。
このタイムサービスはとってもお得だと思います。ただサンドイッチが1種類ですから、初めての訪問でしたらもったいないかな。せっかくの機会ですもの、フルーツサンドとなにか別の一品を。
名残惜しくデスね、指についてしまったホイップクリームまで舐めてしまいました。「いいじゃん、ねぎチャーシューも。たらばがに、なんて大向こうウケしやすい素材じゃなくって、こうした奇をてらったようで実は堅実に旨いものを評価しなくちゃいけないよね」なんて脳天気に考えて、ワタシは店を後にすることにしました。「いやぁ、いい訪問になった。いい記事になるぞ。ワタシがねぎチャーシューを発 見したのだ!」
この記述を見て、ワタシの自尊心は見事に打ち砕かれたのです。
と、たらばがにが売り切れのお陰でねぎチャーシューを知ることができたに過ぎないことをすっかり忘れて力みかえっているワタシの目に飛び込んできたのが、タイムサービスが終了して架け替えられた告知でした。「なんだ、ねぎチャーシューって人気メニューなの!?」
ちなみに冒頭で紹介した南伸坊さまもですね、あんこトンカツやチョコレートトンカツをご賞味されて「意外に旨い。というよりもまるでお菓子のように美味しい」と。
コメント(15件)
06-19 08:54
エルモエルモ
大通りで働いてた時に、食べに行きました。
懐かしいです。
若かりし頃を思い出しました(笑)
06-19 21:43
端野 萬造
>エルモエルモさま
あ、札幌でお仕事されていた時期があったのですね。そういった方にもなにがしか感じていただける記事がカキコできればなぁ、と。
さてと、どういった展開になっていきますやら、相変わらず自分でも見えておりません。まさに行き当たりばったり(笑)。
宮越屋珈琲さまって、道内最大のコーヒーチェーンで東京にもお店出していたんですね。今回調べて、初めて知りました。お飲みになったことございます?
06-20 21:30
くしろう
おひさしぶりでございます。
昨年同様6月はバタバタしてまして、先程再び札幌から帰ってきました。
お昼は再びさえらのサンドイッチの持ち帰りを考えてましたが、打ち合わせが早く終わり、早い列車に乗れそうだったので断念。
札幌駅キヨスクのチキンカツ弁当300円(異様に安い)で涙をのみました。
確かに、ビールはメニューにあってもイイですよね(笑)
06-21 06:41
端野 萬造
>くしろうさま
えへへ、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。実はワタシもバタついている最中でございまして。それにしても、キヨスクさまにしては随分お安い弁当。意外です。
ビーフのサンドや今回のねぎチャーシューなんかにはとっても合うと思うのですよね、ビール。近時の女性(笑)には結構ニーズあるんじゃないかな、って。
06-21 08:41
おさるのかぐや彩優木
>こうやって出されたらさ、フルーツとチャーシュー、一緒に食べるべきなのかな、って思っちゃいますよねぇ。そう思いません?
「思いません!」キッパリww
本当に萬造さんてチャレンジャーですよね。
あの厚みをいっぺんに食べようとするなんて、ほんとお茶目な方のようで。
いつも面白く読ませて頂いてますが、今回の記事は「可笑しい」方の面白さが際だっててひとり笑いながら読んじゃいました。気持ち悪いですね。
ネギチャーシューもフルーツサンドもなんとなく想像が付くお味ですが、実際はきっともっと私の想像より美味しいんでしょうね。
リトライの際には「たらばがに」売り切れていませんように、私からもお祈りしておきますv( ̄∇ ̄)ニヤッ
06-21 11:04
がぁ
おさるのかぐや彩優木さんに便乗して・・・
> 「思いません!」キッパリww
同意です(笑)
ちなみに萬造さんグルメ通なのかそうでないのか?
前回の記事のラーメンも写真だけの時に
有名店に足を運んだのですね~と見ていたら
知らずに入ったようですし、
宮越屋の進出は数年前だったような?
知らずに入って美味しくて実は有名店だと
嬉しいですよね♪
06-21 13:02
エルモエルモ
★"端野 萬造さん
宮越屋さんは、円山?宮の森?にありましたよね。たまにゆっくりコーヒー飲むのも良いものですよね。
新札に住んでた頃は、珈琲館のサービスデーによく行きましたが、ポスの中にありますよね。今度行ってみたいです。帯広で有名なのは、吉田珈琲ですか?
06-22 16:21
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
ええー、そうですかねぇ、思えませんかねぇ。確かに現物に対面した時には「これは無理なのでは」と思ったのですよ。でも、それまで「フルーツ&たらばがに」っていう表記で頭の中が一杯になっておりまして。「フルーツサンド&たらばがにサンド」って書いてあれば、なんてことはなかったのですけれど。一緒に食べなきゃ、なんて考えませんてば。
今回のカキコは結果としてコミカルな方向にフッてしまいました。まぁ、萬造のお間抜けシリーズとして捉えていただければな、と。でも、その意図を汲み取っていただき楽しんでもらえたようで、ワタシは嬉しい。
リトライがなされた時には、ご報告させていただきましょう。
>がぁさま
そうですか、ワタシにはご同意いただけないと(笑)。はい、もうあきらめました。ワタシはワタシの世界にコモることにいたしますわぁ。いいんだ、どうせはぐれ狼だし。
(続く)
06-22 16:42
端野 萬造
(続き)
ワタシ、グルメ通という方々とは少し違うのかなぁ、と思っております。基本的に食べ歩く、という感覚はないのですよ。気に入ったところがあれば、それで十分。ただ、自分がたまたま訪れることになったところに興味深いものがあれば、それをご紹介するという感覚。
ですからね、がぁさまですとかくろさまですとかカントコトロさまの記事を拝見させていただくとホント感心するんです。よく、知ってらっしゃるし、トライされているなぁ、って。
宮越屋珈琲店さまに関しては、コチラの記事が参考になりますよぉ。ちょっと、驚きました。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000149999992764
>エルモエルモさま
ははぁ。サッポロ珈琲館さまというのがあるのですね。ポスフール帯広にある珈琲館さまは別物のようです。珈琲専科ヨシダさまhttp://www.obihiro.ne.jp/~yoshida/index.html は味わえる場所は少ないかなぁ。
06-23 19:46
サン♪ @ocn.ne.jp
「思いません!」キッパリ!
ごめんなさい、これを言いたくてこっちに先に登場(笑)
札幌に住んだら是非行ってみます♪
そして、一応、口に入るかどうかだけは試してみます♪(笑)
あ、店内に同じように二つ一緒に口に入れている客がいないかも観察しておきますから(笑)
んー・・・
でも、フルーツのサンドイッチって私の想像では微妙な感じです。
私もサラダにフルーツは、食べられますが自分では入れては作りませんね。
そんな私の偏見が、ぶっ飛んでしまうのをキ・タ・イ♪
組み合わせが100を超えるなんて何度でも楽しめそうですね♪
そういえば、中央区にある宮越屋珈琲工房が自宅の近くだったのに一度も行かないままだったなぁ。
こちらも今度こそ!ですね。
06-24 06:41
端野 萬造
>サン♪さま
はいはい。もうそんなね、自分の世界にコモることにしたワタシでございますれば、「思いません!」って駄目押しされても馬事東風、馬の耳に不燃物でございますれば。
フルーツの入ったサラダのサンドイッチでしたら店頭で手に取ることもしないでしょう。けれども、フルーツだけのサンド、しかもホイップクリームあえとなれば食指が動きますね、ワタシ。だって、デザートだもの。フルーツのサンドを微妙とされるのは正に偏見ですよぉ。
キ・タ・イ♪(←なんかスゴイ。もうちょっと違うことにとっておいたら?)は適えられますでしょう。
なるほど、サン♪さまも札幌在住の経験がおありなのですね。あの街は一体帯広何個分になるのでしょうね。人口対比以上のものがあるのは間違いないのでしょうけれど。ワタシの手には余りますね。
ワタシには帯広が丁度躰にあっているのかな、と。
06-25 08:33
サン♪ @ocn.ne.jp
あ、フルーツのサンドを微妙とするのは、「デザートではなく食事」という考えで見てしまうからでしょうね。
あくまでも食事をしたい!と。
でも、食事は少しでデザートも!という気分の時であれば選択肢になりますね♪
うちの娘は「パンはオヤツだもん」と、お昼に何かパンを食べた後なのに「ご飯食べてない」と抗議してきます。
さすがに、そこまででは私はありませんけどね(^_^;)
画像からわかるメニューだと、特にサーモンとの組み合わせが気になります。
サーモン好きなんです♪
06-25 08:47
端野 萬造
>サン♪さま
デザートも食事の一部分というのがワタシの見解。たいていの場合、デザート部分を端折ってしまいがちになるのですけれど。要は舌とお腹が満たされればよろしいのであってね。でも、デザートのみ、というのは駄目でしょうね。
お嬢さまのご発言。まさに成長期ならではでございますねぇ。微笑ましい。この間お亡くなりになられたウガンダさまの「カレーライスは飲み物」発言と同じくらいのインパクトを感じてしまいました。
サーモンお好きなんですか。ということは鮭皮もお好きでしょうね、きっと。お魚の味の極みは皮の裏側にこそ存在しておりますゆえ。時折、鮭は好きだけれど皮は駄目なの、と申される方がいらっしゃいますけれど、「ホントに鮭好きなの?」とツッコンでしまいますわ、ワタシ。かつて、マイとかちで一世を風靡された香桜さまのお好きだったコラーゲンも鮭皮には多く含まれてまして、美容にもよろしいでしょうし。
08-17 20:45
ようこ @plala.or.jp
最近あなたのブログに夢中です。
さえら!おいしいですよね。わたしは メンチカツとフルーツ、タラバがおきにいりですよ。
札幌に来たらちょっと遠いですが 銀波露(ぎんぱろう)というラーメンおすすめです。江別と月寒にあります。そこのラーメンはガスでスープを焼くのでほんとにガス味なんですが、とんこつですが透明感も少しありとにかくうまいですよ。
もつなべすきでしたら、ぶあいそ という店のみそ味おすすめです。
イタリアンもおすきですね?それなら サッポリーニというイタリアンをぜひ!!しかしかなり前に予約してください。メニューにはありませんが、チーズの盛り合わせおいしいです。ひとりでもカウンターはいれます。わたしの一番好きな店です。
その サッポリーニの隣に金寿司という これまたうまいすし屋あるので。
08-17 22:51
端野 萬造
>ようこさま
はははははははははははははは。夢中、でございますか。率直な物言い、大変嬉しく思います。今後ともご贔屓いただければ。
銀波露札幌店さまは月寒なんですか。うむう。ぶあいそさまのパセオ店は札幌駅東口直結。独り客でも大丈夫でしょうか。
サッポリーニさまは随分ベタな店名に不安を覚えたンですが、相当なお店のようですね。モン・トレゾールさまの六本木教室にも参加された方のブログhttp://blog.livedoor.jp/kyah2004/archives/50526049.html でも紹介されておりました。http://blog.livedoor.jp/kyah2004/archives/50254532.html コスト。パフォーマンスが高い、というところに好感が持てます。北2東7という立地も悪くない。
金寿司さま。こちらにも強く魅かれますね。http://r.tabelog.com/hokkaido/rvwdtl/23415/ 回らない鮨屋を札幌で一軒となれば、すし善さまになるんですが本店はちょいと敷居が高かったので。
珈琲とサンドイッチの店さえら
札幌市中央区大通西2丁目都心ビル地下3階 ℡ 011-221-4220
定休日 水曜日不定休 営業時間 平日 8:00~19:00 土日祭 9:00~19:00
参考記事:意外なほど参考になるものが少なくて驚きました
隠れ家的サンドイッチカフェ☆さえら/スマイリーの道産子的ココロ
珈琲とサンドイッチの店 さえら/くろにっき 満足vs体重 SINCE 2005
↑のお陰で行ってみようかなぁ、という気になりました。
ひとりサンドイッチしてきました~in札幌~/テキサスWebマスターブログ
↑、こんなのもありましたよね、と思い出した次第。既にリンクできません。
サンドイッチ×3/10年ぶりのサブウェイに札幌アピアで出逢う
↑、東京赤坂でのシーフード&クラブサンドの想い出について。
メインは次善の策フルーツ&ねぎチャーシュー画像。
本筋であるところのセミナーが終了いたしまして、真っ直ぐ向かいましたのがサンドイッチで著名なさえらさまでございます。17時になる前ですね。さえらさまといえば、かにサンド。かにサンドといえばさえらさま、というのは北海道のサンドイッチ好きの間ではもう通説になっているといっていい。
以前、東京のサブウェイでクラブサンドに幻滅して以来、どうやらワタシ、未だかにの呪縛というべきものから逃れられていないのですね。たらばがにサラダサンドという言葉の響きにどうしても魅力を感じてしまう。
しかもですね、さえらさまはフルーツをそれに組み合わせてしまう、というんですね。しかもそれが人気メニューになってしまっている。しかしですね、それにワタシ、なんていうか、言いようのない違和感を覚えていたのですよ。
北陸銀行さまの東側にありますのが都心ビルさま。
かつて一世を風靡した雑誌ホットドッグプレス誌上でイラストレーター南伸坊さまが東京浅草のとんかつ屋かつ吉さまを味わう前にですね、「あんこトンカツ、許すまじ」と決意されていたのと同じような心境で伺うことにしておりました。
なんとなく、こっそり自己主張してまぁす、って感じ。見つかりにくいハズだよ。
ワタシ、サラダにフルーツが入っているの嫌いなんですよ。リンゴですとか、缶詰のミカンですとか、子ども頃母が作ったサラダに入っていたんですが、中学生頃からだんだんいやになってきましてね。偏 見なんですよ、それはワカってます。同様の理由で生ハムメロンやポークソテーに付け合せるパイナップルも駄目。
この間口の狭いビルでも地下3階まであるんですね。
相当力んだ状態でお伺いすることとなってしまったのですが、そのワタシをあざ哂うかのように敵は姿を現しません。地図を持って出たにも関わらず、ドコにあるのかワカラないのですよ。大通西2丁目南側を一回転してしまいました。
地下2階にあります入り口。この時は午後のサンドイッチセットが告知されていました。
ただ、多くの人にそういった組合せが支持されているのであれば、頑なな姿勢一辺倒ではまずいだろうな、と。ここは清水の舞台から飛び降りるつもりでトライしみましょうか、というのが今回の企画。もう、ワタシの頭の中は「マヨネーズサラダのたらばがにとホイップクリームのいちご」が口中で渾然一体となった味わいがぐるぐる回っているわけですよ。
さらに階段を降りねばなりません。降りる時は楽なのよね。
でも、注文時にいきなり出鼻をくじかれました。メニューを渡してくれるボーイさまに「たらばがには本日終了してしまいました」と言われてしまいましてね。そうなんですよ。遅い時間の訪問ですとさえらさまは品切れになる。「帯広からこのために来たんです」と言おうがないものはない。
お客さまはほとんどが女性。おひとりさま、がほとんどでした。年齢層も幅広くって、どう見ても70歳代だろうというおひとりご婦人も。ワタシが出るまでに男性客は一組入ってきましたけれど。
こうなったら、もうやけのやんぱちでございましてね。「なにか面白そうなものはないか」とブロガーとしての矜持が顔を出してしまうわけですよ。メニューをじっくり眺めます。と、ありました。「ねぎチャーシューですと!?」
お店の雰囲気から勘案して、とっても意外な感じがしたんですよ。お洒落で落ち着いたお店なのに、ねぎチャーシューですよ! これはオモシロい、不人気っぽいしブロガーに注目されてもいないだろう、と判断いたしました。「端萬記」で紹介する意義があるって、ものでしょう?「フルーツ&ねぎチャーシュー。アイスティーをセットで」
ね、こうやって出されたらさ、フルーツとチャーシュー、一緒に食べるべきなのかな、って思っちゃいますよねぇ。そう思いません?思うって、おっしゃってくださいな!
今度は「ネギチャーシューのラーメン的な味とホイップクリームとキウィの組合せ」が口中で渾然一体となったさまが脳中で展開されるわけですよ。でも、全然想像つきませんでね。「それは本当に旨いのか?」
で、運ばれてきまして一通り撮影もいたしまして。「さて、食べようかい」
この時点においても、フルーツ&ねぎチャーシューをいっぺんに口にして味わう、ということに何の疑問も持っていませんでした。しかし、疑念ももくもくと湧いてまいりましてね。だって、画像でおワカりの通り、結構な厚みがあるのですよ。「これはいっぺんに口にするのは無理なんじゃない」
でも、やってみました。ワタシ、大喰いでもありますし、大口でもありますしね。でも、やっぱり難しい行為でした。無理にふたつのサンドを潰してなんとかかじったのですけどね。もう、口にいれるのが精一杯。そして、やっと悟ったワケです。「これはいっぺんに味わうものではないんだ」と。
喉が渇いていたので、アイスティーをお願いいたしました。普通に美味しかったんですけどね。ストロー使って飲んだのは久し振りかな。とりあえず、紙製のコースターを記念撮影。
そうなれば、もう気楽になってしまいました。「一緒に喰って、旨いわけないじゃないか」
まさに「端萬記」ならではの画像。さえらさまでコンナ仕儀に及ぶ方はかつていらしゃったのでしょうか。ただのマヨネーズではない、ってとこまではワカるのですけれど。
落ち着いて食しますとね、ビックラゲーション的な感動は味わえませんでしたけれど、非常にオーソドックスで堅実な姿勢は伝わってきました。気取りのない上品、上質って申しましょうかね。ねぎチャーシューでさえも、本来的な荒々しさが取り除かれてしまって、落ち着いた味になっている。フルーツと組み合わせても破綻がない。もちろん、いっぺんに口にしないわけですが。
ホイップクリームは軽くてあっさり。ふわふわのパンには合っているのじゃないでしょうか。お口にしますとね、単純に幸せな気持ちになれますよ。やはり基本的に人間は、スィートでソフトなものに弱いのよ。赤ん坊の時の記憶のせいなのかしら。
ふわふわのパン、というのはこれ日本独特のパン文化なのかな、という気がしておりましてね。こういった風に仕上げるのは技術ではあるんです、もちろん。でも、本来的な小麦の持つ味わいですとか食感というものはスポイルされているんじゃないかと。
そういったものに慣れてしまうとみっちりしっかりした味わいには馴染めなくなってしまうんじゃないでしょうかね。ワタシ自身、かつてそういった傾向にハマっていましたから。考えもなしに。最近はますやさまの木の実の天然酵母パンを3日に1回はかじることで矯正できてきているんじゃないかな、と。飽きないんだよね、あれ。
たらばがにとフルーツのさえら2大サンド
サーモン、チキン、ビーフ、そしてねぎチャーシュー。ミニサラダもあります。
珈琲、紅茶、各種ソフトドリンク。ビールはないようです。ちょっと残念。ケーキセットもあります。
このタイムサービスはとってもお得だと思います。ただサンドイッチが1種類ですから、初めての訪問でしたらもったいないかな。せっかくの機会ですもの、フルーツサンドとなにか別の一品を。
名残惜しくデスね、指についてしまったホイップクリームまで舐めてしまいました。「いいじゃん、ねぎチャーシューも。たらばがに、なんて大向こうウケしやすい素材じゃなくって、こうした奇をてらったようで実は堅実に旨いものを評価しなくちゃいけないよね」なんて脳天気に考えて、ワタシは店を後にすることにしました。「いやぁ、いい訪問になった。いい記事になるぞ。ワタシがねぎチャーシューを発 見したのだ!」
この記述を見て、ワタシの自尊心は見事に打ち砕かれたのです。
と、たらばがにが売り切れのお陰でねぎチャーシューを知ることができたに過ぎないことをすっかり忘れて力みかえっているワタシの目に飛び込んできたのが、タイムサービスが終了して架け替えられた告知でした。「なんだ、ねぎチャーシューって人気メニューなの!?」
ちなみに冒頭で紹介した南伸坊さまもですね、あんこトンカツやチョコレートトンカツをご賞味されて「意外に旨い。というよりもまるでお菓子のように美味しい」と。
コメント(15件)
06-19 08:54
エルモエルモ
大通りで働いてた時に、食べに行きました。
懐かしいです。
若かりし頃を思い出しました(笑)
06-19 21:43
端野 萬造
>エルモエルモさま
あ、札幌でお仕事されていた時期があったのですね。そういった方にもなにがしか感じていただける記事がカキコできればなぁ、と。
さてと、どういった展開になっていきますやら、相変わらず自分でも見えておりません。まさに行き当たりばったり(笑)。
宮越屋珈琲さまって、道内最大のコーヒーチェーンで東京にもお店出していたんですね。今回調べて、初めて知りました。お飲みになったことございます?
06-20 21:30
くしろう
おひさしぶりでございます。
昨年同様6月はバタバタしてまして、先程再び札幌から帰ってきました。
お昼は再びさえらのサンドイッチの持ち帰りを考えてましたが、打ち合わせが早く終わり、早い列車に乗れそうだったので断念。
札幌駅キヨスクのチキンカツ弁当300円(異様に安い)で涙をのみました。
確かに、ビールはメニューにあってもイイですよね(笑)
06-21 06:41
端野 萬造
>くしろうさま
えへへ、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。実はワタシもバタついている最中でございまして。それにしても、キヨスクさまにしては随分お安い弁当。意外です。
ビーフのサンドや今回のねぎチャーシューなんかにはとっても合うと思うのですよね、ビール。近時の女性(笑)には結構ニーズあるんじゃないかな、って。
06-21 08:41
おさるのかぐや彩優木
>こうやって出されたらさ、フルーツとチャーシュー、一緒に食べるべきなのかな、って思っちゃいますよねぇ。そう思いません?
「思いません!」キッパリww
本当に萬造さんてチャレンジャーですよね。
あの厚みをいっぺんに食べようとするなんて、ほんとお茶目な方のようで。
いつも面白く読ませて頂いてますが、今回の記事は「可笑しい」方の面白さが際だっててひとり笑いながら読んじゃいました。気持ち悪いですね。
ネギチャーシューもフルーツサンドもなんとなく想像が付くお味ですが、実際はきっともっと私の想像より美味しいんでしょうね。
リトライの際には「たらばがに」売り切れていませんように、私からもお祈りしておきますv( ̄∇ ̄)ニヤッ
06-21 11:04
がぁ
おさるのかぐや彩優木さんに便乗して・・・
> 「思いません!」キッパリww
同意です(笑)
ちなみに萬造さんグルメ通なのかそうでないのか?
前回の記事のラーメンも写真だけの時に
有名店に足を運んだのですね~と見ていたら
知らずに入ったようですし、
宮越屋の進出は数年前だったような?
知らずに入って美味しくて実は有名店だと
嬉しいですよね♪
06-21 13:02
エルモエルモ
★"端野 萬造さん
宮越屋さんは、円山?宮の森?にありましたよね。たまにゆっくりコーヒー飲むのも良いものですよね。
新札に住んでた頃は、珈琲館のサービスデーによく行きましたが、ポスの中にありますよね。今度行ってみたいです。帯広で有名なのは、吉田珈琲ですか?
06-22 16:21
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
ええー、そうですかねぇ、思えませんかねぇ。確かに現物に対面した時には「これは無理なのでは」と思ったのですよ。でも、それまで「フルーツ&たらばがに」っていう表記で頭の中が一杯になっておりまして。「フルーツサンド&たらばがにサンド」って書いてあれば、なんてことはなかったのですけれど。一緒に食べなきゃ、なんて考えませんてば。
今回のカキコは結果としてコミカルな方向にフッてしまいました。まぁ、萬造のお間抜けシリーズとして捉えていただければな、と。でも、その意図を汲み取っていただき楽しんでもらえたようで、ワタシは嬉しい。
リトライがなされた時には、ご報告させていただきましょう。
>がぁさま
そうですか、ワタシにはご同意いただけないと(笑)。はい、もうあきらめました。ワタシはワタシの世界にコモることにいたしますわぁ。いいんだ、どうせはぐれ狼だし。
(続く)
06-22 16:42
端野 萬造
(続き)
ワタシ、グルメ通という方々とは少し違うのかなぁ、と思っております。基本的に食べ歩く、という感覚はないのですよ。気に入ったところがあれば、それで十分。ただ、自分がたまたま訪れることになったところに興味深いものがあれば、それをご紹介するという感覚。
ですからね、がぁさまですとかくろさまですとかカントコトロさまの記事を拝見させていただくとホント感心するんです。よく、知ってらっしゃるし、トライされているなぁ、って。
宮越屋珈琲店さまに関しては、コチラの記事が参考になりますよぉ。ちょっと、驚きました。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000149999992764
>エルモエルモさま
ははぁ。サッポロ珈琲館さまというのがあるのですね。ポスフール帯広にある珈琲館さまは別物のようです。珈琲専科ヨシダさまhttp://www.obihiro.ne.jp/~yoshida/index.html は味わえる場所は少ないかなぁ。
06-23 19:46
サン♪ @ocn.ne.jp
「思いません!」キッパリ!
ごめんなさい、これを言いたくてこっちに先に登場(笑)
札幌に住んだら是非行ってみます♪
そして、一応、口に入るかどうかだけは試してみます♪(笑)
あ、店内に同じように二つ一緒に口に入れている客がいないかも観察しておきますから(笑)
んー・・・
でも、フルーツのサンドイッチって私の想像では微妙な感じです。
私もサラダにフルーツは、食べられますが自分では入れては作りませんね。
そんな私の偏見が、ぶっ飛んでしまうのをキ・タ・イ♪
組み合わせが100を超えるなんて何度でも楽しめそうですね♪
そういえば、中央区にある宮越屋珈琲工房が自宅の近くだったのに一度も行かないままだったなぁ。
こちらも今度こそ!ですね。
06-24 06:41
端野 萬造
>サン♪さま
はいはい。もうそんなね、自分の世界にコモることにしたワタシでございますれば、「思いません!」って駄目押しされても馬事東風、馬の耳に不燃物でございますれば。
フルーツの入ったサラダのサンドイッチでしたら店頭で手に取ることもしないでしょう。けれども、フルーツだけのサンド、しかもホイップクリームあえとなれば食指が動きますね、ワタシ。だって、デザートだもの。フルーツのサンドを微妙とされるのは正に偏見ですよぉ。
キ・タ・イ♪(←なんかスゴイ。もうちょっと違うことにとっておいたら?)は適えられますでしょう。
なるほど、サン♪さまも札幌在住の経験がおありなのですね。あの街は一体帯広何個分になるのでしょうね。人口対比以上のものがあるのは間違いないのでしょうけれど。ワタシの手には余りますね。
ワタシには帯広が丁度躰にあっているのかな、と。
06-25 08:33
サン♪ @ocn.ne.jp
あ、フルーツのサンドを微妙とするのは、「デザートではなく食事」という考えで見てしまうからでしょうね。
あくまでも食事をしたい!と。
でも、食事は少しでデザートも!という気分の時であれば選択肢になりますね♪
うちの娘は「パンはオヤツだもん」と、お昼に何かパンを食べた後なのに「ご飯食べてない」と抗議してきます。
さすがに、そこまででは私はありませんけどね(^_^;)
画像からわかるメニューだと、特にサーモンとの組み合わせが気になります。
サーモン好きなんです♪
06-25 08:47
端野 萬造
>サン♪さま
デザートも食事の一部分というのがワタシの見解。たいていの場合、デザート部分を端折ってしまいがちになるのですけれど。要は舌とお腹が満たされればよろしいのであってね。でも、デザートのみ、というのは駄目でしょうね。
お嬢さまのご発言。まさに成長期ならではでございますねぇ。微笑ましい。この間お亡くなりになられたウガンダさまの「カレーライスは飲み物」発言と同じくらいのインパクトを感じてしまいました。
サーモンお好きなんですか。ということは鮭皮もお好きでしょうね、きっと。お魚の味の極みは皮の裏側にこそ存在しておりますゆえ。時折、鮭は好きだけれど皮は駄目なの、と申される方がいらっしゃいますけれど、「ホントに鮭好きなの?」とツッコンでしまいますわ、ワタシ。かつて、マイとかちで一世を風靡された香桜さまのお好きだったコラーゲンも鮭皮には多く含まれてまして、美容にもよろしいでしょうし。
08-17 20:45
ようこ @plala.or.jp
最近あなたのブログに夢中です。
さえら!おいしいですよね。わたしは メンチカツとフルーツ、タラバがおきにいりですよ。
札幌に来たらちょっと遠いですが 銀波露(ぎんぱろう)というラーメンおすすめです。江別と月寒にあります。そこのラーメンはガスでスープを焼くのでほんとにガス味なんですが、とんこつですが透明感も少しありとにかくうまいですよ。
もつなべすきでしたら、ぶあいそ という店のみそ味おすすめです。
イタリアンもおすきですね?それなら サッポリーニというイタリアンをぜひ!!しかしかなり前に予約してください。メニューにはありませんが、チーズの盛り合わせおいしいです。ひとりでもカウンターはいれます。わたしの一番好きな店です。
その サッポリーニの隣に金寿司という これまたうまいすし屋あるので。
08-17 22:51
端野 萬造
>ようこさま
はははははははははははははは。夢中、でございますか。率直な物言い、大変嬉しく思います。今後ともご贔屓いただければ。
銀波露札幌店さまは月寒なんですか。うむう。ぶあいそさまのパセオ店は札幌駅東口直結。独り客でも大丈夫でしょうか。
サッポリーニさまは随分ベタな店名に不安を覚えたンですが、相当なお店のようですね。モン・トレゾールさまの六本木教室にも参加された方のブログhttp://blog.livedoor.jp/kyah2004/archives/50526049.html でも紹介されておりました。http://blog.livedoor.jp/kyah2004/archives/50254532.html コスト。パフォーマンスが高い、というところに好感が持てます。北2東7という立地も悪くない。
金寿司さま。こちらにも強く魅かれますね。http://r.tabelog.com/hokkaido/rvwdtl/23415/ 回らない鮨屋を札幌で一軒となれば、すし善さまになるんですが本店はちょいと敷居が高かったので。
2013年03月20日
とんこつの香りに誘われて/行き当たりバッタリで麺工房千寿
2008年6月17日(火) 08:00 ▼コメント(8)
前記事でご紹介した卵の興奮覚めやらぬまま、午前11時半頃でしたっけね、北海道立近代美術館を辞して、本来的な目的地であるロイトン札幌さまに向かうことにいたしました。美術館からは北1条をただひたすら東に向かえば目的地にはたどり着くんですね。
実はワタシひとつの大問題を抱えておりました。それは「昼飯をどうするか」ということでありましてね。本来は美術館に入る前に腹ごしらえが済んでいたはず、なんですよ。ところが、ちょっぴり哀しい出来事のお陰で、それが適わなくなってしまったんですね。
でそのモヤモヤ感どう収めたもんかと思いつつ、歩いていたわけです。風はありましたけれど、天気がよろしくて心地よいお昼前でございました。
6/16放映のご覧になりました? 木村拓哉さまは相変わらずの演技ですからどうでもよろしいのですけれど、高橋英樹さまがやっぱり素晴らしかった。大河ドラマ「篤姫」での島津の殿様が登場!、みたいな。月9でいくと「アンティーク~骨董西洋菓子店」以来の怪演といっていい阿部寛さまにも注目です。
そんな時にフト横を見ますとTVドラマCHANGEのポスターが目に入りましてね。「あら、サスガ札幌は都会だわね、番(組)宣(伝)のポスターが街中に掲示されているわ」と妙に感心して、足を止めてしまいました。で、周囲の状況を見回すと「あ、それでか。なーんだ」
この画像は昼食後、ワザワザこの場所まで戻って撮影したもの。
UHB(北海道文化放送)本社社屋の所在地だったのですね。で、その時には「この画像は遣えるかもしれん」とワタシの腐れ脳味噌は回っておりまして、木村拓哉さま他4名が写ったポスターを撮影いたしました。実は「端萬記」で既に掲載済みでして。
ドコで使用しているかは、あえてカキコせずにおきましょう。興味のある方は探してみてくださいませ。その記事、検索でコンスタントにアクセスがあるんですよね。とある事情<で画像掲載が制限されたのですが、全くないのもあんまりだろう、ということで。ほほほ。
で、そのまま東上。ロイトン札幌さまの位置を確認したのですけれど、参加予定のセミナー開始は午後1時半。まだ、間があります。いよいよ、食事をどこで摂るか、が最大の課題になってしまいました。
この時間帯(混むのよ、なんたって)、この場所(オフィス街ですからね)での食事は全くの想定外。事前調査は全くありませんし、知識もない。携帯での検索なんて手法はやったことがない。多少はワカル札幌駅前近辺に向かうなんてのは自殺行為。だって、行列に突入するようなもんでしょ。で、「もうそこらへんの名も知らぬ店で構わないないから、入っちゃえ。それも一興」って決めましてね。
西側のスピカを取り壊し中でした。跡地はなんだったけな。
ちょうど、STV(札幌テレビ放送)本社社屋あたりに辿り着いてしまった時、なにやらトンコツの香りが漂ってまいりました。鼻腔くすぐるんですよ。「ラーメン屋さんですね、そこでいいや」と投げやりな気持ち半分、期待半分で香りを頼りに歩きました。
この立て看板を見つけた時に「もしかすると当たりなんじゃない?」と。でも、印刷された紙が貼ってあるんですよ。そこに不安感も憶えたのですが交換を予定してのことかもしれませんし。
意外だったのは、店舗が地下にあったということでした。だってさ、帯広の感覚だと地下のラーメン店って想像つかないじゃないですか。ビルの中とかね。ワタシが愛してやまない聚 樂さまは例外中の例外。
下のほうにしっかり千寿とネームが入っております。このノボリも開店の証らしい。
麺は一柳製麺 さまのものをご使用なんですね。あの店もこの店もお使いか。
恐らくこの注意書き(二人で一杯は禁止)が注目度を物語っているのかと。
地下に降りますと狭いンですよね、なんせ。そこにですね、行列ができておりまして。ワタシが到着した時間で5人くらいでしたかね。もちろん、店内は満席(20席前後か?)なわけです。
この角度での撮影がギリ。通路の狭さがご理解いただけるかと。札幌ってこんなビルが多いのよね。東京はもっと酷いけれど。行列しているお客様が写ってないのは、通路確保(奥に別のお店があるのよ)のため皆(ワタシも含め)壁に張り付いているせいです。
メニュー表。味そってあえて書いてあるのがポイントですよね。噌の字は確かに書き辛い(←そうじゃないって!)。
平日ということもあって、店内のほとんどはサラリーマン風の方々。厨房で目まぐるしくウゴいている店主と注文、配膳、会計をされる女性のお2人で店舗を切り回されています。コンパクトなお店。しっかり声も出ていて、雰囲気はいいですね。繁盛店、って感じが伝わってきました。ワタシも気合が入ります。
サブカウンター席情景。手前、正油のスープの色に注目。濃いい色にワクワク。いや、味見したかったな。奥は味その普通サイズの丼。
ちょうどサブカウンター端の席が空いてましたんで、そこに座ることができました。隣の方を気にしながら撮影するのって、結構なストレスじゃないですか。それがないだけ気楽なんですよねぇ。そして、ワタシの注文は「味そ。大盛でお願いします」。このお店、メインの味は味そだと思うんです。
メインカウンター情景。
でも注文を聞いていますと「塩」と発声される比率が高いんですね、味そと変わらないくらい。正油は少数でしたね。ワタシの想像では、ビジネスマンが多いところから勘案して、ニンニク臭を避けていらっしゃるのかな、と。昼時の特異性かも。
味そ大盛
脂が多くて熱いスープです。でも、決してギドギドした感じはありません。舌に触るような刺激はありませんけれど、深く拡がる味わい。濃い色のメンマ、大振りのチャーシューが印象的なデフォ。
白髪ネギをあえて使わずに普通のねぎ小口切りを使用されているところに好感を持つ、という評判もございます。ワタシは味があればドチラでも構わない、と。白髪は綺麗ですけど一般的に味わいはどうなんでしょ。
ハギレチャーシューが結構入っておりまして、なんか嬉しい。
単純に「ああ、旨いねぇ」と思いつつ箸が進みました。帯広に帰ってきてからネットで確認して、人気店であることがワカりましてね。非常に納得できました。「まぁ、やっぱりそうだよね」
脇役の煮たまご、チャーシュー、メンマを。もやしもね、申し訳程度入っております。一応、札幌ラーメンの系譜なんだよ、みたいな。煮たまごね、味はしっかり染みていてヨロしかったのですけれど、最初冷たいんですよね。
お陰で、オフィス街で安心して寄れるお店を開拓することができました。ワタシの嗅 覚も役立つことってあるのねぇ。自分で自分を見直した次第。ま、パチンコの大当たりと同じで偶然なんでしょうけどね(苦笑)。
コメント(8件)
06-18 16:32
ぶー
きっと暖簾の「一柳」とは札幌の一柳製麺のことかもしれませんね^^因みに一柳製麺は帯広の「翠蓮」さんでも使用している製麺会社です。
06-18 16:51
ぶー
ありゃ!いつのまに記事追加してたのですか(∧-∀-)?
一柳製麺ご存知ないのか、と思って不覚にもコメしちゃいました(汗)失礼しましたm(__)m
一柳のツルシコは絡み過ぎないのでトンコツ系の濃い味に合うと思います。
さてまたまたラーメン屋が新規オープンを控えております。あの競馬場通りのグッピーさんなどのマンションビル一画に「Diningら~めん たね家」との店名。『家』が付くので家系か?!とも勘繰りますが、果たして?!
昔はレコードレンタル屋さんもアソコありましたよねー。私よく借りてた記憶があります。違ったか……?
06-18 20:55
端野 萬造
>ぶーさま
ははは。一柳さまに関しては全く知識がなかったので、最初貴殿がお読みになったような表現しかできませんでした。今朝検索をかけまして、関係が判明したような次第。帯広でも入れてるとこあるのかなぁ、と考えておりましたけれど、やっぱりあったのですね。よくご存知です、脱帽。
「たね家」さま。正式名称もよくご存知ですね。実は命名にワタシも絡んでおりまして、ご店主のことはよぉぉく存じ上げております。家はつきますが家系ではありませんし、Diningとはついていますが、いわゆるダイニング・ラーメンではありません。通常のオーソドックスなラーメンを提供する店になりますでしょう。
現在ご店主はオープン前のスープ作りにいそしんでいる最中です。繁盛店の店長として味作りはお手のものですが、同じ味を出すわけには参りませんしね。
当初のオープン予定を遅らせても納得いくものを、と努力されています。
06-18 22:41
ぶー
★萬造さま
おーっ!そうなんですかぁ!>繁盛店?
という事は修業(経験)先もご存知なんでしょうね^^記事にするのを楽しみにしております。またオープン日時が何処にも情報がでてなく結構『待ち』が辛い状況です(笑)
私は来訪します♪
06-19 06:31
端野 萬造
>ぶーさま
ワタシ自身も早いオープンを望んでいますが、店主が決めることですからねぇ。オープンが決れば、ご近所への告知から始められるでしょう。しゅん等への掲載はその後になるでしょうね。
オープンが決定しましたら、まんへりで告知しようかと考えております。今月中になんとかなるでは、と楽観してはいるのですが。
06-19 07:08
おさるのかぐや彩優木
わかります!偶然入ったお店が「当たり!」だったらめっちゃ嬉しいですよね。
もともと誰かが紹介していた有名なお店をただ検証するだけではつまらない。
自分で見付けてこそ価値がある、と思ってますw
しかもそれが札幌みたいな大都市だったらなおさらですよね。正直はずれも多いので、当たったときの喜びはひとしお!私も以前札幌で、偶然入った居酒屋がめちゃくちゃ美味しくって、凄く嬉しかったことあるんです。
再訪したいと願いつつまだ叶っていませんが。絶対また行くぞ!
CHANGE、最初の勢いなくなってきちゃいましたね。木村君「もじゃくら」演じてるときは案外新鮮かも?と思ったのですが、総理になったらやっぱり同じ演技で・・・話の無理矢理感も否めませんね。私もラストフレンズに軍配。
札幌のラーメン、いつも迷うので参考にさせて貰います。偶然、私も「たね家」さん昨日見付けたのでびっくり!
06-19 07:17
おさるのかぐや彩優木
文字数削ってたらなんか尻切れトンボになっちゃいましたね。すいません。
余談ですが、先日TVで今大人気の羞恥心、上地雄輔さんが同じく「みそしる」を漢字で書く問題
「味そ汁」・・・あー「そ」がわかんねーって唸ってました。
ここの店主もそうだったのかしら?と思うとちょっと笑えました。
私も白髪葱、小口切り、どっちも大好きですが、家では白髪葱、美しく作れないので、お店ではこんもり白髪葱で出されるとちょっと嬉しくてそれだけで感動してしまいます。
なんでもそうですが、主婦は日常ではめんどうで作れないものを外食で出されたら嬉しいんですよ。
そこらへんの家庭料理と変わらないならお金を払ってまで食べたいとは思わない。
やはり見た目も美しい方が嬉しいですよね。
と、追記するつもりがまた文字数ギリギリになっちゃった、反省ww
06-19 20:28
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
実は千寿さまが入っているビルの向かい側にも、ただならぬ雰囲気を漂わせているお店がございました。それが「うどんの五衛門」さま。うどん屋さんなのに「本日のおすすめ 青森県産天然生本マグロ入荷致しました」と入り口に貼ってありました。当然、店の外観は画像として抑えてあります。著名店だろうな、と判断したからです。店の構え、暖簾の状態なんかでワカりますもの。実際そのようです。
味そ、についてのワタシの見解は本来「みそ」と表記すべきを味わい深さを強調するためにあえて、みを漢字にしたのだろうな、と。違うかしら?
そうですか、家庭料理とカワらなければ、お金を払いたくない。うむ。「自分が作んなくていいんなら、なんでもいい」という元主婦のご意見もあるようですが代金を支払うか否か、でまたカワってくるものなのかしら。
美味しいものって、綺麗じゃなくても力強く見えますね。
麺工房千 寿
札幌市中央区大通西8丁目2-39 北大通ビル B1F ℡ 011-281-1101
定休日 日曜日 営業時間 11:00~18:00 (スープ切れで閉店になるかも)
参考記事:
麺工房 千寿/北海道の美味しい札幌ラーメンとカレーの食べ歩きブログ
↑、札幌市内のラーメン店に関してかなりの情報量ですね。店が多いと大変だなぁ。
札幌中心部(札幌駅・大通・すすきの周辺)のおすすめラーメン店/札幌ラーメン倶楽部公式ブログ
行列のヴァイキング・レストラン/札幌大丸・THE BUFFET
氷まつりのあとにとっても聚樂が沁みたのよ/タンメン食べた?
メインはちょっと色が変だけど勘弁してねの味そ大盛画像。
前記事でご紹介した卵の興奮覚めやらぬまま、午前11時半頃でしたっけね、北海道立近代美術館を辞して、本来的な目的地であるロイトン札幌さまに向かうことにいたしました。美術館からは北1条をただひたすら東に向かえば目的地にはたどり着くんですね。
実はワタシひとつの大問題を抱えておりました。それは「昼飯をどうするか」ということでありましてね。本来は美術館に入る前に腹ごしらえが済んでいたはず、なんですよ。ところが、ちょっぴり哀しい出来事のお陰で、それが適わなくなってしまったんですね。
でそのモヤモヤ感どう収めたもんかと思いつつ、歩いていたわけです。風はありましたけれど、天気がよろしくて心地よいお昼前でございました。
6/16放映のご覧になりました? 木村拓哉さまは相変わらずの演技ですからどうでもよろしいのですけれど、高橋英樹さまがやっぱり素晴らしかった。大河ドラマ「篤姫」での島津の殿様が登場!、みたいな。月9でいくと「アンティーク~骨董西洋菓子店」以来の怪演といっていい阿部寛さまにも注目です。
そんな時にフト横を見ますとTVドラマCHANGEのポスターが目に入りましてね。「あら、サスガ札幌は都会だわね、番(組)宣(伝)のポスターが街中に掲示されているわ」と妙に感心して、足を止めてしまいました。で、周囲の状況を見回すと「あ、それでか。なーんだ」
この画像は昼食後、ワザワザこの場所まで戻って撮影したもの。
UHB(北海道文化放送)本社社屋の所在地だったのですね。で、その時には「この画像は遣えるかもしれん」とワタシの腐れ脳味噌は回っておりまして、木村拓哉さま他4名が写ったポスターを撮影いたしました。実は「端萬記」で既に掲載済みでして。
ドコで使用しているかは、あえてカキコせずにおきましょう。興味のある方は探してみてくださいませ。その記事、検索でコンスタントにアクセスがあるんですよね。とある事情<で画像掲載が制限されたのですが、全くないのもあんまりだろう、ということで。ほほほ。
で、そのまま東上。ロイトン札幌さまの位置を確認したのですけれど、参加予定のセミナー開始は午後1時半。まだ、間があります。いよいよ、食事をどこで摂るか、が最大の課題になってしまいました。
この時間帯(混むのよ、なんたって)、この場所(オフィス街ですからね)での食事は全くの想定外。事前調査は全くありませんし、知識もない。携帯での検索なんて手法はやったことがない。多少はワカル札幌駅前近辺に向かうなんてのは自殺行為。だって、行列に突入するようなもんでしょ。で、「もうそこらへんの名も知らぬ店で構わないないから、入っちゃえ。それも一興」って決めましてね。
西側のスピカを取り壊し中でした。跡地はなんだったけな。
ちょうど、STV(札幌テレビ放送)本社社屋あたりに辿り着いてしまった時、なにやらトンコツの香りが漂ってまいりました。鼻腔くすぐるんですよ。「ラーメン屋さんですね、そこでいいや」と投げやりな気持ち半分、期待半分で香りを頼りに歩きました。
この立て看板を見つけた時に「もしかすると当たりなんじゃない?」と。でも、印刷された紙が貼ってあるんですよ。そこに不安感も憶えたのですが交換を予定してのことかもしれませんし。
意外だったのは、店舗が地下にあったということでした。だってさ、帯広の感覚だと地下のラーメン店って想像つかないじゃないですか。ビルの中とかね。ワタシが愛してやまない聚 樂さまは例外中の例外。
下のほうにしっかり千寿とネームが入っております。このノボリも開店の証らしい。
麺は一柳製麺 さまのものをご使用なんですね。あの店もこの店もお使いか。
恐らくこの注意書き(二人で一杯は禁止)が注目度を物語っているのかと。
地下に降りますと狭いンですよね、なんせ。そこにですね、行列ができておりまして。ワタシが到着した時間で5人くらいでしたかね。もちろん、店内は満席(20席前後か?)なわけです。
この角度での撮影がギリ。通路の狭さがご理解いただけるかと。札幌ってこんなビルが多いのよね。東京はもっと酷いけれど。行列しているお客様が写ってないのは、通路確保(奥に別のお店があるのよ)のため皆(ワタシも含め)壁に張り付いているせいです。
メニュー表。味そってあえて書いてあるのがポイントですよね。噌の字は確かに書き辛い(←そうじゃないって!)。
平日ということもあって、店内のほとんどはサラリーマン風の方々。厨房で目まぐるしくウゴいている店主と注文、配膳、会計をされる女性のお2人で店舗を切り回されています。コンパクトなお店。しっかり声も出ていて、雰囲気はいいですね。繁盛店、って感じが伝わってきました。ワタシも気合が入ります。
サブカウンター席情景。手前、正油のスープの色に注目。濃いい色にワクワク。いや、味見したかったな。奥は味その普通サイズの丼。
ちょうどサブカウンター端の席が空いてましたんで、そこに座ることができました。隣の方を気にしながら撮影するのって、結構なストレスじゃないですか。それがないだけ気楽なんですよねぇ。そして、ワタシの注文は「味そ。大盛でお願いします」。このお店、メインの味は味そだと思うんです。
メインカウンター情景。
でも注文を聞いていますと「塩」と発声される比率が高いんですね、味そと変わらないくらい。正油は少数でしたね。ワタシの想像では、ビジネスマンが多いところから勘案して、ニンニク臭を避けていらっしゃるのかな、と。昼時の特異性かも。
味そ大盛
脂が多くて熱いスープです。でも、決してギドギドした感じはありません。舌に触るような刺激はありませんけれど、深く拡がる味わい。濃い色のメンマ、大振りのチャーシューが印象的なデフォ。
白髪ネギをあえて使わずに普通のねぎ小口切りを使用されているところに好感を持つ、という評判もございます。ワタシは味があればドチラでも構わない、と。白髪は綺麗ですけど一般的に味わいはどうなんでしょ。
ハギレチャーシューが結構入っておりまして、なんか嬉しい。
単純に「ああ、旨いねぇ」と思いつつ箸が進みました。帯広に帰ってきてからネットで確認して、人気店であることがワカりましてね。非常に納得できました。「まぁ、やっぱりそうだよね」
脇役の煮たまご、チャーシュー、メンマを。もやしもね、申し訳程度入っております。一応、札幌ラーメンの系譜なんだよ、みたいな。煮たまごね、味はしっかり染みていてヨロしかったのですけれど、最初冷たいんですよね。
お陰で、オフィス街で安心して寄れるお店を開拓することができました。ワタシの嗅 覚も役立つことってあるのねぇ。自分で自分を見直した次第。ま、パチンコの大当たりと同じで偶然なんでしょうけどね(苦笑)。
コメント(8件)
06-18 16:32
ぶー
きっと暖簾の「一柳」とは札幌の一柳製麺のことかもしれませんね^^因みに一柳製麺は帯広の「翠蓮」さんでも使用している製麺会社です。
06-18 16:51
ぶー
ありゃ!いつのまに記事追加してたのですか(∧-∀-)?
一柳製麺ご存知ないのか、と思って不覚にもコメしちゃいました(汗)失礼しましたm(__)m
一柳のツルシコは絡み過ぎないのでトンコツ系の濃い味に合うと思います。
さてまたまたラーメン屋が新規オープンを控えております。あの競馬場通りのグッピーさんなどのマンションビル一画に「Diningら~めん たね家」との店名。『家』が付くので家系か?!とも勘繰りますが、果たして?!
昔はレコードレンタル屋さんもアソコありましたよねー。私よく借りてた記憶があります。違ったか……?
06-18 20:55
端野 萬造
>ぶーさま
ははは。一柳さまに関しては全く知識がなかったので、最初貴殿がお読みになったような表現しかできませんでした。今朝検索をかけまして、関係が判明したような次第。帯広でも入れてるとこあるのかなぁ、と考えておりましたけれど、やっぱりあったのですね。よくご存知です、脱帽。
「たね家」さま。正式名称もよくご存知ですね。実は命名にワタシも絡んでおりまして、ご店主のことはよぉぉく存じ上げております。家はつきますが家系ではありませんし、Diningとはついていますが、いわゆるダイニング・ラーメンではありません。通常のオーソドックスなラーメンを提供する店になりますでしょう。
現在ご店主はオープン前のスープ作りにいそしんでいる最中です。繁盛店の店長として味作りはお手のものですが、同じ味を出すわけには参りませんしね。
当初のオープン予定を遅らせても納得いくものを、と努力されています。
06-18 22:41
ぶー
★萬造さま
おーっ!そうなんですかぁ!>繁盛店?
という事は修業(経験)先もご存知なんでしょうね^^記事にするのを楽しみにしております。またオープン日時が何処にも情報がでてなく結構『待ち』が辛い状況です(笑)
私は来訪します♪
06-19 06:31
端野 萬造
>ぶーさま
ワタシ自身も早いオープンを望んでいますが、店主が決めることですからねぇ。オープンが決れば、ご近所への告知から始められるでしょう。しゅん等への掲載はその後になるでしょうね。
オープンが決定しましたら、まんへりで告知しようかと考えております。今月中になんとかなるでは、と楽観してはいるのですが。
06-19 07:08
おさるのかぐや彩優木
わかります!偶然入ったお店が「当たり!」だったらめっちゃ嬉しいですよね。
もともと誰かが紹介していた有名なお店をただ検証するだけではつまらない。
自分で見付けてこそ価値がある、と思ってますw
しかもそれが札幌みたいな大都市だったらなおさらですよね。正直はずれも多いので、当たったときの喜びはひとしお!私も以前札幌で、偶然入った居酒屋がめちゃくちゃ美味しくって、凄く嬉しかったことあるんです。
再訪したいと願いつつまだ叶っていませんが。絶対また行くぞ!
CHANGE、最初の勢いなくなってきちゃいましたね。木村君「もじゃくら」演じてるときは案外新鮮かも?と思ったのですが、総理になったらやっぱり同じ演技で・・・話の無理矢理感も否めませんね。私もラストフレンズに軍配。
札幌のラーメン、いつも迷うので参考にさせて貰います。偶然、私も「たね家」さん昨日見付けたのでびっくり!
06-19 07:17
おさるのかぐや彩優木
文字数削ってたらなんか尻切れトンボになっちゃいましたね。すいません。
余談ですが、先日TVで今大人気の羞恥心、上地雄輔さんが同じく「みそしる」を漢字で書く問題
「味そ汁」・・・あー「そ」がわかんねーって唸ってました。
ここの店主もそうだったのかしら?と思うとちょっと笑えました。
私も白髪葱、小口切り、どっちも大好きですが、家では白髪葱、美しく作れないので、お店ではこんもり白髪葱で出されるとちょっと嬉しくてそれだけで感動してしまいます。
なんでもそうですが、主婦は日常ではめんどうで作れないものを外食で出されたら嬉しいんですよ。
そこらへんの家庭料理と変わらないならお金を払ってまで食べたいとは思わない。
やはり見た目も美しい方が嬉しいですよね。
と、追記するつもりがまた文字数ギリギリになっちゃった、反省ww
06-19 20:28
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
実は千寿さまが入っているビルの向かい側にも、ただならぬ雰囲気を漂わせているお店がございました。それが「うどんの五衛門」さま。うどん屋さんなのに「本日のおすすめ 青森県産天然生本マグロ入荷致しました」と入り口に貼ってありました。当然、店の外観は画像として抑えてあります。著名店だろうな、と判断したからです。店の構え、暖簾の状態なんかでワカりますもの。実際そのようです。
味そ、についてのワタシの見解は本来「みそ」と表記すべきを味わい深さを強調するためにあえて、みを漢字にしたのだろうな、と。違うかしら?
そうですか、家庭料理とカワらなければ、お金を払いたくない。うむ。「自分が作んなくていいんなら、なんでもいい」という元主婦のご意見もあるようですが代金を支払うか否か、でまたカワってくるものなのかしら。
美味しいものって、綺麗じゃなくても力強く見えますね。
2013年03月20日
道産子・片岡球子はゲテモノか?/北海道立近代美術館
2008年6月13日(金) 08:30 ▼コメント(15)
また出張が時折ある生活に戻ったものですから、折角の機会は極力利用しなければ、ということで出掛けてきたのが北海道立近代美術館です。2回目ですね。初めてお伺いしたのはもう3年前。アートオブスター・ウォーズ展以来のこと。
こん時はオモシロかったですね。だってさ、美術館の中をダースヴェイダーとストームトルーパー(あの白い兵士ね)が隊列組んでウゴきまわったりしましてね。今は亡き日本劇場さま(西3南9東仲)で初代スター・ウォーズを連続3回観てしまって以来、ファンになったワタシには堪えられませんでした。
全国規模(全世界か?)の美術展でしたから、図録もしっかり発刊されておりまして。ワタシ、バージョン違い(厚さも中身も違うのよ)のを2冊持っております。札幌が日本での最終だったものですから、どこかで売れ残ったのをオマケにして売っていたんですよ。今でもこれを眺めますと時の経つのを忘れてしまうくらい愉しい。
すっかり、思い出話しになってしまいました。まぁ、いつものこと。
で、7月に入ればレオナール・フジタ展が始まるのは存じておりましたけれど、この時期(5/15)なにをやっているのかな、と美術館のホームページを覗いてみましたら、なんとこれくしょん・ぎゃらりぃで「追想-片岡球子の世界」をやっている最中ではございませんか。これはラッキーとお伺いしたわけです。
近代美術館東側
ワザワザ反対側の歩道に移動して撮影敢行。この眺め、結構好きなんです、ワタシ。
そのうち「端萬記」でご紹介させていただきますけれど、近代美術館にたどり着く前にちょっぴり哀しい出来事がございまして。その想いを振り払うようにして、札幌中央卸売市場場外食堂長屋から早歩きで移動。同じ中央区とはいえ、10分少々歩きました。
東側からみた正面入口
こちら側は結構オーソドックス。ツマりません。
で、美術館の手前でひょいと右手を見ますとね、なにやら普通のオウチ風のフレンチレストランが目に入りました。ただならぬ雰囲気を醸しだしておりましてね。調べるつもりでずうっと忘れてました(笑)。先ほど探し出しまして、確認いたしました。レストラン・ヒロム さまっていうんですね。恐らく今後一度は訪れることになるでしょう。
札幌の美術館とはいえ、平日の午前中でしたからお客さまは疎らなわけです。ですから、美術館の周囲もじっくり楽しむことができました。非美術ファンであるところの完全トーシローのワタシがですね、一体ドンナところに視線をやってオモシロがるのか。モノホン美術ファンの方々にワラっていただきたい、というの本記事の企画です。
回転螺旋・1月(1978)
伊藤隆道
ってことは2月とか9月とかも!? 他の作品はいずこかにあるのでしょうか
よくインテリアショップに売っている電動のを本格的に作ってしまった、という。いいんじゃないでしょうか、オモシロければ。
ちゃんとウゴいているのワカっていただけます? これに向かって携帯向けられるのも人気(ひとけ)がなかったからです
さて、今回は片岡球子さま、ということで張り切って観にきたワタシです。メインの展示だとオモコしていたのですけれど、いわゆるメインである特別展は『北海道の水彩画』というじみーな感じの展示でございましてね。そういったらあんまりですけれど、『没後40年レオナール・フジタ展』とおんなじ特別展だなんて、信じられません。申し訳ないですけれど、スルーすることにいたしました。
この画像は吹き抜けの2階にあるレストランボーザールさま前から撮影したものです。「とりあえず、撮っとけ」
さて肝心の片岡球子さまのことでございますけれどね。ワタシ、特別ファンだったとかいうこともございませんでして。ただ、日本画の大家で道産子で、長生き(本年1月逝去。享年103歳)であった、ということくらいが基礎知識。で、その他にもうひとつ。ワタシの知り合いで帯広在住のご婦人がですね、もう十数年前になりますか。
前のサムネイル画像でカウンター前にシートが確認できますでしょ。そこで休むフリをして撮影。本当は美しいお嬢さまのお顔も撮りたかった
問わず語りにポロっとワタシに漏らされたことがございましてね。「片岡球子って、私の伯母になるのよね」って。とある病院の院長夫人でらっしゃいましたし、その出自の家柄がやんごとなきものであろうことは想像に難くないわけでしたけれど、ちょっとビックリした記憶があります。「へぇぇ」
ってことだけが延々ワタシの脳裏に残っておりまして、機会があるならいっぺんちゃんと観とかんとね、と。
で、初めて意識して作品を拝見いたしましてね、気付いたことがございました。年代に作風が変化してくるのですけれど、ワタシの気に入った作品はある時期に集中しておりました。ちなみに今回の作品展では次のように作品が分類されております。
Ⅰ 初 期=ぎこちない絵筆(戦前)
代表作:「枇杷」、「鳩と少女」等
Ⅱ 発展期=下手物(ゲテモノ)から本物へ(戦中から戦後へ)
代表作:「雄渾」、「助産」等
Ⅲ 完成期=個性の解放(戦後昭和)
代表作:「山(富士山)」、「葛飾北斎」等
Ⅳ 円熟期=あくなき挑戦(昭和から平成へ)
代表作:「面構」、「裸婦」等
(代表作はあくまでも端萬セレクション)
初期の頃、球子はその独特の作風から「下手物(ゲテモノ)」呼ばわりされたようです。「落選の神様」とか。それでしょげている球子に先達である小林古径が見かねて言ったのでしょう。「ゲテモノと本物は紙一重(の差)」
一般的に片岡球子といえば、完成期の作品がクローズアップされ、評価を受けているように見受けられます。下の画像でご紹介している「山(富士山)」のようにダイナミックな表現をワタシは好む傾向があります(ワカリ易い気がしまして)
片岡球子「山(富士山)」1967年この画像はコチラ から。ここらへんの作品は結構有名ですよね。美術の教科書に登場するくらいじゃないでしょうか。
ところがですね、ワタシが魅かれてしまった作品はみな発展期ばかりでした。「雄 渾(祈祷の僧)」、「八風不動」、「助 産」の三作品についてメモを残してありますね。
「雄渾(祈祷の僧)」
雄渾は横山大観が院展の研究会で出した課題。モデルを求められた行者は修業体験のない球子を護摩壇の前に導くことをためらい、次の条件を出した。21日間二足四足(お肉のことか?)を断ち、朝には10時に卵1個、昼夜は菜食。夜中の正2時に水行。この作品は大観賞を受賞。
「八風不動」
茶の飛行帽、カーキの飛行服、紫の手袋、エンジのブーツ。航空隊の出撃前(美術館では出征前って。ちがうだろっ)、手には戦闘機隼の模型が握られている。その瞳は達観しているようでもあり、言いようのない悲しみをたたえているようでもある。
「助産」
ヘソの緒を切る場面。医者は「室内」と同一人物。前例にとらわれず、興味のあるものを独自の視点からとことん描く球子の姿勢がよく表れている。この作品に限らず、観覧者は登場人物と目を合わせることができない。ズレている。
そう、ココラへんの時代の作品にはそれほど魅かれるものはなかったのですよ。円熟期においてはなおさら。作品としての完成度は高いのかもしれませんけれど、明らかに趣味というレベルの好悪なんでしょうか。
で、すっかり球子にヤラれてしまった後にですね、2階に移動したわけですわ。プロムナード・ギャラリーの新収蔵品展を眺めてですね、「ガラス-夢のうつわ」に対しても特に何の興味もなく、さて出ようかしら、と思い始めた頃になんだかトンデモないのが目に飛び込んできたのです。
卵 (1997)
イヴァン・マレシュ
高さ75センチ、幅は1m強。太いロープを編んだような卵型。複数のガラスの塊を型にに入れて加熱溶解するキャスト技法により制作。完成までに2年の歳月。
もぉう、なんという存在感なんでしょう。あとで確かめたら、美術館の4月・5月のご案内の表紙になってました。ワタシの眼力はそんな悪くないようで。
ガラス、という言葉の持つ印象とは全く違う次元にこの作品は存在するように見えました。どこから見ても楽しめるわけですよ。もう触れることができなかったことが唯一残念でしたね。もう、何度も何度も繰り返して見てしまいましたもの。やっぱりワタシ、質実剛健が大好きなのね。
風景 (2004)
寺田 栄
2階に来ればいつでも会えるのかしら。不思議な質感をたたえた美しい作品。
てなわけで、きたるべきレオナールフジタ展へ向けてのウォーミングアップは終了いたしました。実は来月の札幌訪問は日程が決っておりまして、じっくり眺めてくる予定でございますよ。そして、哀しい出来事のリベンジも果たさなければならない、とも考えておりましてね。
まて、その時を!(って、誰も気にしちゃいない)
コメント(15件)
06-13 09:55
とどこ
ゲテモノ?じゃないと、思いますが。
私は麗子像のほうが~。
さてさて、かわりませんね美術館。今もロビー正面には、シャガールがあるのでしょうか。もうないかな。唯一、シャガールの原画がみれるので、よく見ました
大通りにある、イサムノグチのすべり台もすばらしいですね
06-13 11:53
nanae
美術館いいですね。落ち着きます。個人的には
レオナール・フジタ楽しみにしています。
06-14 03:22
端野 萬造
>とどこさま
ということで、ワタシもゲテモノとは思っておりません。ただ単純に決して技巧派とはいえない球子の個性が、繊細優美が好まれた時代にマッチしていなかった、ということなんでしょうね。
麗子像。確かにいつみても見事に可愛らしくない。あれはアキラに出てくるナンバーズの少年少女の原型になったのではないかという。これはワタシの妄想。
シャガール、どうだったけなぁ。記憶にないや。大通公園にあるスベリ台はブラック・スライドマントラのことですね。あれは確かに素敵。本当はモエレ沼公園にも行きたいのですけれど。
>nanaeさま
美術館、という言葉の響きでワタシの脳中をこだまするのは、「展覧会の絵」のプロムナードのフレーズ。ワタシの場合はクラシックではなく、ELPや富田勲だったりするわけですが。
レオナール・フジタ展の三つ折のチラシいただいてきましたけれど、素敵ですよぉ。
06-21 08:52
taka(No.2)
あぁ、今、片岡球子展やっていたのですね。
くやしー、行きたかった。
大金持ちになって、いつかリトグラフでいいから買いたいと思う、唯一の日本人画家です。
・・・といいつつも実は、深く知らず。
「助産」という作品があるのですね、見たい!!
もう1人好きな画家がフリーダ・カーロなのですが
彼女に通ずるものをタイトルと解説から感じます。
あー、悔しい。もうどうしても行けないわ(涙)
情報不足に負けた・・・。くぅ
追伸:帯広にご親族の方がいるなんて感激です。
06-22 16:10
端野 萬造
>takaお嬢さま
お金を出して買いたい日本人唯一の作品とは! そういった意味では、ワタシにとっての藤田嗣治さまの作品がそうなるのかもしれません。とても手が届く存在ではございませんけれど。
来月、会えるんですよぉ。レオナール・フジタの作品に。
片岡球子さまの作品は基本的に道立近代美術館の収蔵品ですから、そう遠くない将来、ご覧になれることもありますでしょう。毎年のスケジュールをチェックされることが肝要かと。
http://k.fine.to/okiniiri/furida.html
フリーダさま、知りませんでしたぁ。こちらも結構コワいですぅ。22歳でご結婚、お相手リベラさまが43歳かぁ。うーむ。
帯広のご親族の方とこの間北のうまいもん通りですれ違いました。恐らく先方は気が付かれていないでしょう。気が付かれると拙かったので良かったのですけれど。
06-23 08:37
taka(No.2)
道立近代美術館に時々行って、出会って来たいと思います。
フリーダは、2度映画化もされており、
生命の本質を描く画家としてとても好きな作家です。
魅力的な女性でトロツキーとの親交(浮気)もあったとか。
大変不幸な境遇の女性でもあり、でもその不幸に負けずに力強く生きるさま、それが絵に表れています。
「ちょっとした出来事」という絵は大変衝撃的です。
06-24 06:21
端野 萬造
>takaお嬢さま
ここでトロツキーの名前が出てくるとは思いませんでしたね(苦笑)。女傑英雄、色を好む、ということなんでしょうか。ということは・・・。クスクス。・・・失礼いたしました。
http://www.frida.jp/
フリーダさま。とても魅力的な存在であるのは理解できますけれど、単純に眉毛がつながっている女性は、苦手ですぅ。
「ちょっとした出来事」、残念ながら確認できず。
06-24 06:38
taka(No.2)
「ちょっとした出来事」は、
機会があればフリーダの画集で確認くださいまし。
(たぶん、図書館とか本屋に必ずあります)
眉毛がつながっているのは、ポリシーw
そうそう、イサムノグチとも恋があったはず。
かなり色を好む女性でした。
彼女の絵は、男性には理解されにくいと思います。
私、初めてフリーダの絵の展覧会が日本で行われた際、
(1987年頃)
当時つきあっていた彼氏と一緒に見に行ったのですが
その展覧会がきっかけでお別れしましたものw。
なので、萬造氏もきっと苦手だと思いましゅ。
06-24 07:12
端野 萬造
>takaお嬢さま
絵自体は問題ないんですよ。オモシロい、って思えますもの。特に「二人のフリーダ」には感銘を受けましたし。シュルレアリスムとは異なる系譜なのでしょうけれど、ワタシの愛するサリバドール・ダリさまに通じるものを感じました。
むしろ、ダリさまが南米系に寄っている、と捉えるべきなのか。
一体、展覧会で何が起こったのでしょうか? まぁ、意見の相違ですとか正確の不一致ですとかはどのみち噴出してしまうものですから、気がつけて善かったのでしょうね、お互いに。そう思いますわ。傷は浅いほうがいい。
06-24 12:24
taka(No.2)
う~ん、ダリですか。
なんか私の中では結構イメージが遠いのかな。
個人的にはテーマ性という意味でエゴン・シーレに近い。
まぁ、そもそも変わったものが好きなの。
アンゼルム・キーファーや、日本人なら山田かまちとか。ピアニストならグールド、作家なら愛と幻想のファシズムの頃の村上龍や17歳の地図の中上健次。
平凡な自分にはない「スタイル」みたいなものに憧れているんだと思います。
今はもう、こういった感性は削られちゃっていますが、
澁澤訳のバタイユ『エロティシズム』に憧れていた、あの時代を時々懐かしく思います。また引っ張り出して読んでみようかな?
でもね、これらと球子さんの共通点については
ちょっと考えたことがなかったなぁ・・・。
もっと球子さんのこと勉強してみないとね!
追伸:山海塾の凱旋公演を観にいって、フラレタ経験もありました。つらいなぁ・・・。
06-25 06:44
端野 萬造
>takaお嬢さま
ダリさまとフリーダさまの共通性はワタシにとっての絵のタッチとモチーフに感じることができるのですよ。球子さまにはそれを感じることができません。力強いさも違う種類のものかな。日本画という表現手法の異質さのせいかもしれません。
シーレさま、キーファさま、グールドさまについてはワタシの引き出しの中には何も入っておりませぬ。『エロティシズム』も。
山海塾の凱旋公演でフラれた、ですか。ほほほ。それきっと違うと思います。お相手にとって、理解不能であるものを受け入れることができるtakaお嬢さまに畏敬の念を持ちつつ、自分には相応しくない、と身を退かれたのですよ。遠い存在に思えたのでしょうね。ですから、フラれたのではありません。価値観の相違を受け入れられる度量がないお相手だったというだけのこと。尊敬を愛情に転換できない方々だったのですね。
男性にはよくあるタイプです。
06-25 21:39
taka(No.2)
いやー違うんだよ。
私の「浅はかさ」や「才能不足」を見抜かれたんだろうね。
だからフラレたんだと思います。
愛と幻想のファシズムを再読中。
やっぱり面白いです。
追伸:ダリは正直あまりわからないの~。
マグリットより好きです・・・程度。
昔、ダリの宝石展ってのがやっていて、あれは
面白かったわ~。
06-26 06:12
端野 萬造
>takaお嬢さま
「浅はかさ」や「才能不足」ですか? うーむ。食べ物ばかりじゃなくて、男性も「ピン」の方を相当ご存知なのでしょうね、とも思いますけれど。「キリ」のほうにも意外な逸材が隠れているかも知れませんことよ。おほほほほほほ。
ワタシ、村上龍よりも三田誠広にいってしまった人ですからねぇ。中上健次よりも村上春樹にシンパシー感じますし。でも、文学作品ってほんと読まなくなってしまったなぁ。パソコンの前で過ごす時間があまりに増えてしまっている。なんとかしなきゃ、って思ってはいるのだけれど。
ダリの宝石展!? そりゃあ、オモシろかったでしょうねぇ。
06-26 08:27
taka(No.2)
三田誠広さんを知らないのですが、
調べてみたら星の王子様の訳者なのですね。
村上春樹は「羊をめぐる冒険」がいいですね。
ところで最近、改めて宮沢賢治を読んでいるのですが、
すごく良い。
私は村上作品をほとんど読みませんが、
宮沢賢治の作品を読んでいると、
なぜか村上春樹のことが頭をよぎります。
大人になってから読む宮沢賢治は素晴らしく、
発想の豊かさと言葉の豊かさに圧倒されますよ。おススメ♪
06-26 08:48
端野 萬造
>takaお嬢さま
「星の王子さま」と聞くとサン・テグジュペリのではなく、NHKみんなの歌で流れていた「オナカの大きな王子さま」http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/onakanoookina.html を思い出してしまうのですよ(苦笑)。小椋桂さまの作詞・作曲だったのですねぇ、へえ。
村上春樹さまは「ノルウェイの森」を古本屋で購入して読んだのが初めて、というより、80年代の雑誌ポパイの裏表紙で、J・PRESSさまの広告として掲載されていたシリーズが好きでしてね。
お忙しい方に限って、しっかり本を読んでらっしゃるのですよね。惰眠をむさぼるばかりでは駄目ね。反省しております。宮沢賢治さまかぁ。何か読んでみようかなぁ。
北海道立近代美術館
札幌市中央区北1条西17丁目 ℡ 011-644-6881
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日又は振替休日のときは開館、翌火曜日休館。但し11/4は開館〔芸術週間〕)年末年始(12/29 -1/3)、展示替え期間等
開館時間 9:30-17:00 (入場は16:30まで)
参考記事:とりあえず、ありまへん
メインは東側正門に掲げられていた看板画像。
また出張が時折ある生活に戻ったものですから、折角の機会は極力利用しなければ、ということで出掛けてきたのが北海道立近代美術館です。2回目ですね。初めてお伺いしたのはもう3年前。アートオブスター・ウォーズ展以来のこと。
こん時はオモシロかったですね。だってさ、美術館の中をダースヴェイダーとストームトルーパー(あの白い兵士ね)が隊列組んでウゴきまわったりしましてね。今は亡き日本劇場さま(西3南9東仲)で初代スター・ウォーズを連続3回観てしまって以来、ファンになったワタシには堪えられませんでした。
全国規模(全世界か?)の美術展でしたから、図録もしっかり発刊されておりまして。ワタシ、バージョン違い(厚さも中身も違うのよ)のを2冊持っております。札幌が日本での最終だったものですから、どこかで売れ残ったのをオマケにして売っていたんですよ。今でもこれを眺めますと時の経つのを忘れてしまうくらい愉しい。
すっかり、思い出話しになってしまいました。まぁ、いつものこと。
で、7月に入ればレオナール・フジタ展が始まるのは存じておりましたけれど、この時期(5/15)なにをやっているのかな、と美術館のホームページを覗いてみましたら、なんとこれくしょん・ぎゃらりぃで「追想-片岡球子の世界」をやっている最中ではございませんか。これはラッキーとお伺いしたわけです。
近代美術館東側
ワザワザ反対側の歩道に移動して撮影敢行。この眺め、結構好きなんです、ワタシ。
そのうち「端萬記」でご紹介させていただきますけれど、近代美術館にたどり着く前にちょっぴり哀しい出来事がございまして。その想いを振り払うようにして、札幌中央卸売市場場外食堂長屋から早歩きで移動。同じ中央区とはいえ、10分少々歩きました。
東側からみた正面入口
こちら側は結構オーソドックス。ツマりません。
で、美術館の手前でひょいと右手を見ますとね、なにやら普通のオウチ風のフレンチレストランが目に入りました。ただならぬ雰囲気を醸しだしておりましてね。調べるつもりでずうっと忘れてました(笑)。先ほど探し出しまして、確認いたしました。レストラン・ヒロム さまっていうんですね。恐らく今後一度は訪れることになるでしょう。
札幌の美術館とはいえ、平日の午前中でしたからお客さまは疎らなわけです。ですから、美術館の周囲もじっくり楽しむことができました。非美術ファンであるところの完全トーシローのワタシがですね、一体ドンナところに視線をやってオモシロがるのか。モノホン美術ファンの方々にワラっていただきたい、というの本記事の企画です。
回転螺旋・1月(1978)
伊藤隆道
ってことは2月とか9月とかも!? 他の作品はいずこかにあるのでしょうか
よくインテリアショップに売っている電動のを本格的に作ってしまった、という。いいんじゃないでしょうか、オモシロければ。
ちゃんとウゴいているのワカっていただけます? これに向かって携帯向けられるのも人気(ひとけ)がなかったからです
さて、今回は片岡球子さま、ということで張り切って観にきたワタシです。メインの展示だとオモコしていたのですけれど、いわゆるメインである特別展は『北海道の水彩画』というじみーな感じの展示でございましてね。そういったらあんまりですけれど、『没後40年レオナール・フジタ展』とおんなじ特別展だなんて、信じられません。申し訳ないですけれど、スルーすることにいたしました。
この画像は吹き抜けの2階にあるレストランボーザールさま前から撮影したものです。「とりあえず、撮っとけ」
さて肝心の片岡球子さまのことでございますけれどね。ワタシ、特別ファンだったとかいうこともございませんでして。ただ、日本画の大家で道産子で、長生き(本年1月逝去。享年103歳)であった、ということくらいが基礎知識。で、その他にもうひとつ。ワタシの知り合いで帯広在住のご婦人がですね、もう十数年前になりますか。
前のサムネイル画像でカウンター前にシートが確認できますでしょ。そこで休むフリをして撮影。本当は美しいお嬢さまのお顔も撮りたかった
問わず語りにポロっとワタシに漏らされたことがございましてね。「片岡球子って、私の伯母になるのよね」って。とある病院の院長夫人でらっしゃいましたし、その出自の家柄がやんごとなきものであろうことは想像に難くないわけでしたけれど、ちょっとビックリした記憶があります。「へぇぇ」
ってことだけが延々ワタシの脳裏に残っておりまして、機会があるならいっぺんちゃんと観とかんとね、と。
で、初めて意識して作品を拝見いたしましてね、気付いたことがございました。年代に作風が変化してくるのですけれど、ワタシの気に入った作品はある時期に集中しておりました。ちなみに今回の作品展では次のように作品が分類されております。
Ⅰ 初 期=ぎこちない絵筆(戦前)
代表作:「枇杷」、「鳩と少女」等
Ⅱ 発展期=下手物(ゲテモノ)から本物へ(戦中から戦後へ)
代表作:「雄渾」、「助産」等
Ⅲ 完成期=個性の解放(戦後昭和)
代表作:「山(富士山)」、「葛飾北斎」等
Ⅳ 円熟期=あくなき挑戦(昭和から平成へ)
代表作:「面構」、「裸婦」等
(代表作はあくまでも端萬セレクション)
初期の頃、球子はその独特の作風から「下手物(ゲテモノ)」呼ばわりされたようです。「落選の神様」とか。それでしょげている球子に先達である小林古径が見かねて言ったのでしょう。「ゲテモノと本物は紙一重(の差)」
一般的に片岡球子といえば、完成期の作品がクローズアップされ、評価を受けているように見受けられます。下の画像でご紹介している「山(富士山)」のようにダイナミックな表現をワタシは好む傾向があります(ワカリ易い気がしまして)
片岡球子「山(富士山)」1967年この画像はコチラ から。ここらへんの作品は結構有名ですよね。美術の教科書に登場するくらいじゃないでしょうか。
ところがですね、ワタシが魅かれてしまった作品はみな発展期ばかりでした。「雄 渾(祈祷の僧)」、「八風不動」、「助 産」の三作品についてメモを残してありますね。
「雄渾(祈祷の僧)」
雄渾は横山大観が院展の研究会で出した課題。モデルを求められた行者は修業体験のない球子を護摩壇の前に導くことをためらい、次の条件を出した。21日間二足四足(お肉のことか?)を断ち、朝には10時に卵1個、昼夜は菜食。夜中の正2時に水行。この作品は大観賞を受賞。
「八風不動」
茶の飛行帽、カーキの飛行服、紫の手袋、エンジのブーツ。航空隊の出撃前(美術館では出征前って。ちがうだろっ)、手には戦闘機隼の模型が握られている。その瞳は達観しているようでもあり、言いようのない悲しみをたたえているようでもある。
「助産」
ヘソの緒を切る場面。医者は「室内」と同一人物。前例にとらわれず、興味のあるものを独自の視点からとことん描く球子の姿勢がよく表れている。この作品に限らず、観覧者は登場人物と目を合わせることができない。ズレている。
そう、ココラへんの時代の作品にはそれほど魅かれるものはなかったのですよ。円熟期においてはなおさら。作品としての完成度は高いのかもしれませんけれど、明らかに趣味というレベルの好悪なんでしょうか。
で、すっかり球子にヤラれてしまった後にですね、2階に移動したわけですわ。プロムナード・ギャラリーの新収蔵品展を眺めてですね、「ガラス-夢のうつわ」に対しても特に何の興味もなく、さて出ようかしら、と思い始めた頃になんだかトンデモないのが目に飛び込んできたのです。
卵 (1997)
イヴァン・マレシュ
高さ75センチ、幅は1m強。太いロープを編んだような卵型。複数のガラスの塊を型にに入れて加熱溶解するキャスト技法により制作。完成までに2年の歳月。
もぉう、なんという存在感なんでしょう。あとで確かめたら、美術館の4月・5月のご案内の表紙になってました。ワタシの眼力はそんな悪くないようで。
ガラス、という言葉の持つ印象とは全く違う次元にこの作品は存在するように見えました。どこから見ても楽しめるわけですよ。もう触れることができなかったことが唯一残念でしたね。もう、何度も何度も繰り返して見てしまいましたもの。やっぱりワタシ、質実剛健が大好きなのね。
風景 (2004)
寺田 栄
2階に来ればいつでも会えるのかしら。不思議な質感をたたえた美しい作品。
てなわけで、きたるべきレオナールフジタ展へ向けてのウォーミングアップは終了いたしました。実は来月の札幌訪問は日程が決っておりまして、じっくり眺めてくる予定でございますよ。そして、哀しい出来事のリベンジも果たさなければならない、とも考えておりましてね。
まて、その時を!(って、誰も気にしちゃいない)
コメント(15件)
06-13 09:55
とどこ
ゲテモノ?じゃないと、思いますが。
私は麗子像のほうが~。
さてさて、かわりませんね美術館。今もロビー正面には、シャガールがあるのでしょうか。もうないかな。唯一、シャガールの原画がみれるので、よく見ました
大通りにある、イサムノグチのすべり台もすばらしいですね
06-13 11:53
nanae
美術館いいですね。落ち着きます。個人的には
レオナール・フジタ楽しみにしています。
06-14 03:22
端野 萬造
>とどこさま
ということで、ワタシもゲテモノとは思っておりません。ただ単純に決して技巧派とはいえない球子の個性が、繊細優美が好まれた時代にマッチしていなかった、ということなんでしょうね。
麗子像。確かにいつみても見事に可愛らしくない。あれはアキラに出てくるナンバーズの少年少女の原型になったのではないかという。これはワタシの妄想。
シャガール、どうだったけなぁ。記憶にないや。大通公園にあるスベリ台はブラック・スライドマントラのことですね。あれは確かに素敵。本当はモエレ沼公園にも行きたいのですけれど。
>nanaeさま
美術館、という言葉の響きでワタシの脳中をこだまするのは、「展覧会の絵」のプロムナードのフレーズ。ワタシの場合はクラシックではなく、ELPや富田勲だったりするわけですが。
レオナール・フジタ展の三つ折のチラシいただいてきましたけれど、素敵ですよぉ。
06-21 08:52
taka(No.2)
あぁ、今、片岡球子展やっていたのですね。
くやしー、行きたかった。
大金持ちになって、いつかリトグラフでいいから買いたいと思う、唯一の日本人画家です。
・・・といいつつも実は、深く知らず。
「助産」という作品があるのですね、見たい!!
もう1人好きな画家がフリーダ・カーロなのですが
彼女に通ずるものをタイトルと解説から感じます。
あー、悔しい。もうどうしても行けないわ(涙)
情報不足に負けた・・・。くぅ
追伸:帯広にご親族の方がいるなんて感激です。
06-22 16:10
端野 萬造
>takaお嬢さま
お金を出して買いたい日本人唯一の作品とは! そういった意味では、ワタシにとっての藤田嗣治さまの作品がそうなるのかもしれません。とても手が届く存在ではございませんけれど。
来月、会えるんですよぉ。レオナール・フジタの作品に。
片岡球子さまの作品は基本的に道立近代美術館の収蔵品ですから、そう遠くない将来、ご覧になれることもありますでしょう。毎年のスケジュールをチェックされることが肝要かと。
http://k.fine.to/okiniiri/furida.html
フリーダさま、知りませんでしたぁ。こちらも結構コワいですぅ。22歳でご結婚、お相手リベラさまが43歳かぁ。うーむ。
帯広のご親族の方とこの間北のうまいもん通りですれ違いました。恐らく先方は気が付かれていないでしょう。気が付かれると拙かったので良かったのですけれど。
06-23 08:37
taka(No.2)
道立近代美術館に時々行って、出会って来たいと思います。
フリーダは、2度映画化もされており、
生命の本質を描く画家としてとても好きな作家です。
魅力的な女性でトロツキーとの親交(浮気)もあったとか。
大変不幸な境遇の女性でもあり、でもその不幸に負けずに力強く生きるさま、それが絵に表れています。
「ちょっとした出来事」という絵は大変衝撃的です。
06-24 06:21
端野 萬造
>takaお嬢さま
ここでトロツキーの名前が出てくるとは思いませんでしたね(苦笑)。女傑英雄、色を好む、ということなんでしょうか。ということは・・・。クスクス。・・・失礼いたしました。
http://www.frida.jp/
フリーダさま。とても魅力的な存在であるのは理解できますけれど、単純に眉毛がつながっている女性は、苦手ですぅ。
「ちょっとした出来事」、残念ながら確認できず。
06-24 06:38
taka(No.2)
「ちょっとした出来事」は、
機会があればフリーダの画集で確認くださいまし。
(たぶん、図書館とか本屋に必ずあります)
眉毛がつながっているのは、ポリシーw
そうそう、イサムノグチとも恋があったはず。
かなり色を好む女性でした。
彼女の絵は、男性には理解されにくいと思います。
私、初めてフリーダの絵の展覧会が日本で行われた際、
(1987年頃)
当時つきあっていた彼氏と一緒に見に行ったのですが
その展覧会がきっかけでお別れしましたものw。
なので、萬造氏もきっと苦手だと思いましゅ。
06-24 07:12
端野 萬造
>takaお嬢さま
絵自体は問題ないんですよ。オモシロい、って思えますもの。特に「二人のフリーダ」には感銘を受けましたし。シュルレアリスムとは異なる系譜なのでしょうけれど、ワタシの愛するサリバドール・ダリさまに通じるものを感じました。
むしろ、ダリさまが南米系に寄っている、と捉えるべきなのか。
一体、展覧会で何が起こったのでしょうか? まぁ、意見の相違ですとか正確の不一致ですとかはどのみち噴出してしまうものですから、気がつけて善かったのでしょうね、お互いに。そう思いますわ。傷は浅いほうがいい。
06-24 12:24
taka(No.2)
う~ん、ダリですか。
なんか私の中では結構イメージが遠いのかな。
個人的にはテーマ性という意味でエゴン・シーレに近い。
まぁ、そもそも変わったものが好きなの。
アンゼルム・キーファーや、日本人なら山田かまちとか。ピアニストならグールド、作家なら愛と幻想のファシズムの頃の村上龍や17歳の地図の中上健次。
平凡な自分にはない「スタイル」みたいなものに憧れているんだと思います。
今はもう、こういった感性は削られちゃっていますが、
澁澤訳のバタイユ『エロティシズム』に憧れていた、あの時代を時々懐かしく思います。また引っ張り出して読んでみようかな?
でもね、これらと球子さんの共通点については
ちょっと考えたことがなかったなぁ・・・。
もっと球子さんのこと勉強してみないとね!
追伸:山海塾の凱旋公演を観にいって、フラレタ経験もありました。つらいなぁ・・・。
06-25 06:44
端野 萬造
>takaお嬢さま
ダリさまとフリーダさまの共通性はワタシにとっての絵のタッチとモチーフに感じることができるのですよ。球子さまにはそれを感じることができません。力強いさも違う種類のものかな。日本画という表現手法の異質さのせいかもしれません。
シーレさま、キーファさま、グールドさまについてはワタシの引き出しの中には何も入っておりませぬ。『エロティシズム』も。
山海塾の凱旋公演でフラれた、ですか。ほほほ。それきっと違うと思います。お相手にとって、理解不能であるものを受け入れることができるtakaお嬢さまに畏敬の念を持ちつつ、自分には相応しくない、と身を退かれたのですよ。遠い存在に思えたのでしょうね。ですから、フラれたのではありません。価値観の相違を受け入れられる度量がないお相手だったというだけのこと。尊敬を愛情に転換できない方々だったのですね。
男性にはよくあるタイプです。
06-25 21:39
taka(No.2)
いやー違うんだよ。
私の「浅はかさ」や「才能不足」を見抜かれたんだろうね。
だからフラレたんだと思います。
愛と幻想のファシズムを再読中。
やっぱり面白いです。
追伸:ダリは正直あまりわからないの~。
マグリットより好きです・・・程度。
昔、ダリの宝石展ってのがやっていて、あれは
面白かったわ~。
06-26 06:12
端野 萬造
>takaお嬢さま
「浅はかさ」や「才能不足」ですか? うーむ。食べ物ばかりじゃなくて、男性も「ピン」の方を相当ご存知なのでしょうね、とも思いますけれど。「キリ」のほうにも意外な逸材が隠れているかも知れませんことよ。おほほほほほほ。
ワタシ、村上龍よりも三田誠広にいってしまった人ですからねぇ。中上健次よりも村上春樹にシンパシー感じますし。でも、文学作品ってほんと読まなくなってしまったなぁ。パソコンの前で過ごす時間があまりに増えてしまっている。なんとかしなきゃ、って思ってはいるのだけれど。
ダリの宝石展!? そりゃあ、オモシろかったでしょうねぇ。
06-26 08:27
taka(No.2)
三田誠広さんを知らないのですが、
調べてみたら星の王子様の訳者なのですね。
村上春樹は「羊をめぐる冒険」がいいですね。
ところで最近、改めて宮沢賢治を読んでいるのですが、
すごく良い。
私は村上作品をほとんど読みませんが、
宮沢賢治の作品を読んでいると、
なぜか村上春樹のことが頭をよぎります。
大人になってから読む宮沢賢治は素晴らしく、
発想の豊かさと言葉の豊かさに圧倒されますよ。おススメ♪
06-26 08:48
端野 萬造
>takaお嬢さま
「星の王子さま」と聞くとサン・テグジュペリのではなく、NHKみんなの歌で流れていた「オナカの大きな王子さま」http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/onakanoookina.html を思い出してしまうのですよ(苦笑)。小椋桂さまの作詞・作曲だったのですねぇ、へえ。
村上春樹さまは「ノルウェイの森」を古本屋で購入して読んだのが初めて、というより、80年代の雑誌ポパイの裏表紙で、J・PRESSさまの広告として掲載されていたシリーズが好きでしてね。
お忙しい方に限って、しっかり本を読んでらっしゃるのですよね。惰眠をむさぼるばかりでは駄目ね。反省しております。宮沢賢治さまかぁ。何か読んでみようかなぁ。
2012年11月25日
さらばモンヴィル/惜しまれつつ愛されつつ。そして伝説となる。
2009-09-18 22:51:02|▼コメント(13)
そんなワケでワタシは札幌に滞在していたワケではございません。残念ながら。花束はね、イン・ザ・スィートさまに入っているフラワーショップハグフラワーズさまでお願いしました。「札幌に本店があるから、花キューピッドでは対応できないことが出来ちゃうの♪ ¥3,150以上のお花なら市内配達無料」
札幌ススキノのオアシスとして一部の方々に熱烈な支持を受けていたレストランバーモンヴィルさまが閉店されてしまいました。公式的な告知はされませんでしたけれど、噂が噂を呼びましてね。先週あたりから、もう常連さまラッシュの状況が続いていたようです。
皆さま異口同音なのは「どうして、閉店するの!? いつ来ても混んでいるのに!」であり、「次のお店はドコでやるの? 教えて!」であったとマネージャーmadokaさまから報告を受けております。
林シェフ(経歴と実力は北海道ホテルの工藤総料理長を凌駕するとワタシ睨んでおります)と木村マネージャーのペアが紡ぎだすマリアージュは前店時代からのファンを引き継いだだけではなく、ここモンヴィルさまにおいても新たなるファンも創造されました。
ススキノという土地柄、本格的なフレンチレストランとしての展開は難しい、という判断からレストランバーとしてカジュアルな展開を選択せざるを得なかったことが、モンヴィルさまを一部事情通の方々に実力を評価されるに留めてしまったことは否めない事実。
新鮮野菜の美味さをそのままに、温野菜として提供する調理法、ウォーターオイル焼きの開発などもっと注目されるべきだったのですけれどね。
千葉産葉たまねぎのウォーターオイル焼き
放送局関係者にもファンが多かったのですけれど、皆さん自分が寛ぐための場所としての利用でしたからねぇ。まぁそれも仕様がないことであろうかと。
鯵のマリネ・ワインヴィネガーソースとともに
そう。札幌の政財官界の方々やファイターズ関係や上場企業札チョン族に至るまで、皆さまが「隠れ家」としてご利用されてましたもの。一部上場の調味料メーカーの有名社長さまが林シェフの技術に感嘆して、東京にご招待されたという隠された事実もございますよ。
色々な経緯がありますから関係者にはそれなりの想いというものがございますけれど、少なくともモンヴィルさまを繰り返し訪れたことがある方には幸せな記憶しか残っていないでしょう。
「すすきのに、つがいのペンギンが暮らしているカジュアルだけどしっかりしたフレンチのお店があったの」
いいお店、レベルの高いお店、評価されうるべきお店が必ずしも残るわけではない。「それが商売というものです」
それでも記憶に残るお店という存在をワタシは愛し続けることになるのでしょう。
ああ、古巣に戻ったペン吉とケティ。新しい仲間と仲良くやっていけるのだろうか。
YouTube動画
[video:http://www.youtube.com/watch?v=hycGBgacvAA]
コメント(13件) [設定を変更する]
2009/9/19
ジエ @nttpc.ne.jp
大変失礼なのですが、端野萬造様はノーマルな男性ですか?
言葉尻があちらの組合の方なのかな...
とブログを読ませていただくたびに感じるのですが...
2009/9/20
端野 萬造 @nifty.com
>ジエさま
全然失礼でも蜂の頭でもございませんよ。エージェントさまからメールが入りましてね。「それって私が『おこげ』ってことかしら♪」
生活感がない、とかユニせっくすっぽい、というのは女性からよく寄せられる感想です。そーいえばワタシ、デートは女性としかしません。プライベートでもお仕事関係でも男性と食事や呑みをすることがないわけではないですけれど、まさに「お付き合い」。
「オトコオトコ」したものには知性を感じないのですよ。ですから、できるだけ自分をそれから遠ざけるようにココロ掛けております。「基本は永六輔さまであり、田中康夫さまですからぁ(笑)」
お目にかかる機会があればすぐご理解いただけるでしょうけれど、見てくれは「ただのきったないヂヂィ」ですから、ソチラ方面の方々にはきっとモテないと思うんですよね(苦笑)
「でもね、現在休業中の某店には行きたくないの。怖いから(汗)」
2009/9/20
ジエ @nttpc.ne.jp
そうなんですか。
安心しました...って何が(笑)
書き言葉がそうなので、しゃべり言葉も
「ごめん下さいませ...」なんておっしゃっているのかな~なんて勝手に想像しておりました。
某店とは、地下のあのお店でしょうか?
2009/9/21
端野 萬造 @nifty.com
>ジエさま
安心? ふふふ。確かにデートは女性としかしない、とお答えしましたけれど、ワタシが男嫌いの性同一性障害だとしたらいかがです? そういった意味で女性としかデートしないですし、女性もワタシのことを男性としては見ていない、ということも成り立つわけです。「多重構造の倒錯(笑) だから安心するのはまだ早い」
見てくれがただのきったないヂヂィですし、声のトーンも低いですからそれほど意識されないとは思いますけれど、口調やニュアンスには相当「オネェ」が入っていると思います。「男性には全く媚ませんしね。特にオカマは苦手(苦笑)」
地下のそのお店のオーナーとシェフにお会いしてお話ししたこともございますよ。背中に悪い汗をかきました(笑)
よしもとばななさまの小説『キッチン』には母(元は父)という存在、「えりこさん」が登場しますけれどワタシの場合はもっと複雑かも知れません。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
萬造さま。おはようございます。
モンヴィル最後にふさわしい記事を書いていただき、本当にありがとうございます。
オープンから約3年。駆け足のような月日でした。すすきのという地区での営業は初めての試み。いろんな試行錯誤の年月でしたね。そして結果として閉店という選択をしなければならなかった事はとても辛い事ではありましたが、公式の発表をしないにもかかわらず、たくさんのお客様にご来店いただき、本当に嬉しかったです。
すすきの地区で働くという事はワタシにはもしかすると向いていないのかもしれません。そしてそれはシェフも同じなのかもしれません。しかしこれが違った場所ならどうだったのかというとこれまた答えは出ないですね。
萬造さまのいう通り、ちゃんとやっていても商売として成り立たない。それを感じた今回の結論でした。
つづく・・・。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
つづき・・・。
一部のお客様には絶大なる支持をいただいていながら、すすきのという地区では不特定多数を狙わなければならない。またそれだけスケールの大きすぎる店であった事は維持をしていく中で当然の事ながら圧迫していたわけです。
通常、飲食店の場合、売り上げが下がると原価率が上がる。そして売り上げが上がると原価率が下がる。基本そうであるのですけど、この店の場合というより、シェフの技術とワタシは踏んでいますが売り上げが上がっても下がっても原価率が変わらないという事実があるんです。そしてあの絵に描いたような料理の表現。まさしくシェフの努力の賜物だと・・・。
そして、お客様がそれを判った時にファンとなっていく。
またまたつづく・・・。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
いやはや、ながいながい。すいません。
そして、そこに架け橋となるべくサービスの人間が、どれだけお客様に美味しいと感じていただけるかの役割をする。しかし、それがあまり必要でないのがすすきのという土地なのかもしれません。
レストランで食事をする。それだけではないと言う事ですね。人間関係の縮図、どんな場面で、どんな思いで、どんな事になるか・・・。そう、食事がメインではないという方も多々いらっしゃいましたね。そこがシェフやワタシのコンセプトとする所と利用する側のお客様、さらに会社としての考え、すべてがずれていたのでしょう。
そして当初から3年かかると踏んでいたワタシとシェフは、ようやくいらして頂いてるお客様がコンセプトを理解して来ていただき始めた矢先の今回の結論。
本当に残念でなりませんでした。
でも、これもそれもすべてはワタシの力不足。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
ペンギンがいると言う事で、もっと宣伝をしてほしかったであろう会社の考え。それと反比例するようにワタシは彼ら、ペン吉とケティを広報に使う事を嫌った。
ここがあの店の売りのひとつであろうペンギンがいるレストランの営業展開につなげていけなかった・・・。というより、頑なにつなげようとしなかった私がいました。
どうしても出来なかった。最初の1年は絶対に情が移ってはいけないとわざと態度に出さなかったのが、ペン吉の病気の時にそれがいっぺんにでてしまいましたね。
情と、仕事は別にしなければならない所を一緒にしてしまったんです。それはもう、可愛くて仕方ありませんでしたから。
自分の人生何年生きられるか判らないけど、もし70年だとしたらその内の3年をペンギンと一緒にいたという事実は一生忘れないでしょう。離れることは苦しかったけど、まさに出会いは別れの始まり。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
今後のことはどうするか、まだ決めていませんが、ゆっくり考えながらいこうかな・・・と。しばらくはペンギン達を思い出すだけで、涙が止まりませんしね。
最終を飾るにふさわしい記事を上げていただき光栄です。萬造さまのココロにも、お客様のココロにも、そしてワタシのココロにも刻まれたモンヴィルは永遠に忘れることはないと信じて・・・。
こんな店、もう2度とないなとたくさんのお客様から頂いた言葉を財産にして・・・。
この場を借りて、モンヴィルを愛してくださった方々に感謝申し上げます。
狭い札幌ですもの、また逢えます。狭い北海道ですもの、また逢えます。狭い日本ですもの、また必ず逢えます。そうお客様に話しながら、閉店までの営業をしていました。
本当にたくさんのお客様に感謝です。
ありがとうございました。
2009/9/23
端野 萬造 @nifty.com
>madokaさま
モンヴィルの最後に相応しい記事であったかどうかは正直、自信がないというか不足であることは間違いないな、と感じておりますよ。最近、どうもパワーが落ちていまして、申し訳ありません。
記事にもカキコしましたけれど、モンヴィルさまのお陰で多くの方々が幸せになれたことは紛れもない事実。その場所を作り上げたのmadokaさまや林シェフをはじめとするスタッフ、オーナー企業さまの努力の賜物でありますよ。
今後、皆さまがどのような道を歩んでいかれるのかはワカりませんけれど、かつてモンヴィルにいたんだよ、というのは誇りにして欲しいな、と。
(続く)
2009/9/23
端野 萬造 @nifty.com
(続き)
モンヴィルが本当の伝説になれるかどうかは、皆さまの今後に掛かっている部分もあるんです。「今をときめくあの方はかつてモンヴィルというペンギンの住んでいたお店にいたんですって。そのお店には○○さんや○○さんも在籍していた伝説のレストランバーで知る人ぞ知るっていう存在でした」
偶然の出会いhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/60#comment37から始まって、モンヴィルさまの最後を看取ることはできませんでしたけれど、気持ちだけでも一緒に過したかったということでこの記事をアゲました。
今後もフォローさせていただきますから。なんてったって、愛しのmadokaさまですもの。
2009/9/28
mari* @bbexcite.jp
この記事を拝見してから、どうも自分の中で
モヤモヤ感が否めず・・・そして、どうしても
一言お礼が言いたくてコメントさせて頂きますね。
萬造さまの記事で、私もモンヴィル様を
ご訪問しましたが、それは本当に嬉しく楽しい
時間を過ごさせて頂きました。
またぜひ機会があればご訪問したいと思って
居たのですが、残念です・・・。
けれど、またいつかmadokaさまとの出会いが
あることを楽しみにしています♪
2009/9/28
端野 萬造 @nifty.com
>mari*さま
あー、嬉しいなぁ。mari*さまのモンヴィル訪問記がございましたね。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/196#comment18 あの頃はブログをやっていて良かったな、と単純に思えていた時期ですね。「それこそ、歴史は後戻り出来ない(哀)」
madokaさまのことですから、周囲が放っておいてくれないというのが実態じゃないかと想像しておりますよ。どのようなカタチにせよ、再会は叶うと思います。さらに大きなステージになるのでは、と期待しているのですが。
このお花を持って、開店数日後に出掛けていったのよ。
9月18日をもって閉 店されました
Restaurant et Bar MontVille
レストランバー モンヴィル
札幌市中央区南4条西5丁目第4藤井ビル7F
℡ 011-251-8845
参考記事:
•くつろぎペンギンに癒されて/モンヴィルのホスピタリティが秘訣
•新鮮野菜の優しさとチカラ強さと/ペンギン・バー モンヴィル
ペン吉とケティちゃんは明日、札幌から去ってしまう。二匹で懸命に巣作りしている最中だったのにね(泣)
今晩で最後。予約客だけで満席ですって。しかも、予約客が帰ると閉店を惜しむ常連客がやって来る。お帰しするわけにはいかないから、やっぱり満席。もう出すものもないのに。
芸術的な味わいの食事、ノンクレームの心地良い接客。みな、その記憶から逃れられないみたい。
HBCラジオ、元カーナビの田村美香さまのお姿もありましたね。
ペン吉とケティは疲れ果てて、もうとっくに寝てる。彼らは自分たちの運命をまだ知らない(悲)
ゆっくり、お休み。
↑、は当初つぶやき。
メインはワタシの名 代として札幌に派遣された花束。
そんなワケでワタシは札幌に滞在していたワケではございません。残念ながら。花束はね、イン・ザ・スィートさまに入っているフラワーショップハグフラワーズさまでお願いしました。「札幌に本店があるから、花キューピッドでは対応できないことが出来ちゃうの♪ ¥3,150以上のお花なら市内配達無料」
札幌ススキノのオアシスとして一部の方々に熱烈な支持を受けていたレストランバーモンヴィルさまが閉店されてしまいました。公式的な告知はされませんでしたけれど、噂が噂を呼びましてね。先週あたりから、もう常連さまラッシュの状況が続いていたようです。
皆さま異口同音なのは「どうして、閉店するの!? いつ来ても混んでいるのに!」であり、「次のお店はドコでやるの? 教えて!」であったとマネージャーmadokaさまから報告を受けております。
林シェフ(経歴と実力は北海道ホテルの工藤総料理長を凌駕するとワタシ睨んでおります)と木村マネージャーのペアが紡ぎだすマリアージュは前店時代からのファンを引き継いだだけではなく、ここモンヴィルさまにおいても新たなるファンも創造されました。
ススキノという土地柄、本格的なフレンチレストランとしての展開は難しい、という判断からレストランバーとしてカジュアルな展開を選択せざるを得なかったことが、モンヴィルさまを一部事情通の方々に実力を評価されるに留めてしまったことは否めない事実。
新鮮野菜の美味さをそのままに、温野菜として提供する調理法、ウォーターオイル焼きの開発などもっと注目されるべきだったのですけれどね。
千葉産葉たまねぎのウォーターオイル焼き
放送局関係者にもファンが多かったのですけれど、皆さん自分が寛ぐための場所としての利用でしたからねぇ。まぁそれも仕様がないことであろうかと。
鯵のマリネ・ワインヴィネガーソースとともに
そう。札幌の政財官界の方々やファイターズ関係や上場企業札チョン族に至るまで、皆さまが「隠れ家」としてご利用されてましたもの。一部上場の調味料メーカーの有名社長さまが林シェフの技術に感嘆して、東京にご招待されたという隠された事実もございますよ。
色々な経緯がありますから関係者にはそれなりの想いというものがございますけれど、少なくともモンヴィルさまを繰り返し訪れたことがある方には幸せな記憶しか残っていないでしょう。
「すすきのに、つがいのペンギンが暮らしているカジュアルだけどしっかりしたフレンチのお店があったの」
いいお店、レベルの高いお店、評価されうるべきお店が必ずしも残るわけではない。「それが商売というものです」
それでも記憶に残るお店という存在をワタシは愛し続けることになるのでしょう。
ああ、古巣に戻ったペン吉とケティ。新しい仲間と仲良くやっていけるのだろうか。
YouTube動画
[video:http://www.youtube.com/watch?v=hycGBgacvAA]
コメント(13件) [設定を変更する]
2009/9/19
ジエ @nttpc.ne.jp
大変失礼なのですが、端野萬造様はノーマルな男性ですか?
言葉尻があちらの組合の方なのかな...
とブログを読ませていただくたびに感じるのですが...
2009/9/20
端野 萬造 @nifty.com
>ジエさま
全然失礼でも蜂の頭でもございませんよ。エージェントさまからメールが入りましてね。「それって私が『おこげ』ってことかしら♪」
生活感がない、とかユニせっくすっぽい、というのは女性からよく寄せられる感想です。そーいえばワタシ、デートは女性としかしません。プライベートでもお仕事関係でも男性と食事や呑みをすることがないわけではないですけれど、まさに「お付き合い」。
「オトコオトコ」したものには知性を感じないのですよ。ですから、できるだけ自分をそれから遠ざけるようにココロ掛けております。「基本は永六輔さまであり、田中康夫さまですからぁ(笑)」
お目にかかる機会があればすぐご理解いただけるでしょうけれど、見てくれは「ただのきったないヂヂィ」ですから、ソチラ方面の方々にはきっとモテないと思うんですよね(苦笑)
「でもね、現在休業中の某店には行きたくないの。怖いから(汗)」
2009/9/20
ジエ @nttpc.ne.jp
そうなんですか。
安心しました...って何が(笑)
書き言葉がそうなので、しゃべり言葉も
「ごめん下さいませ...」なんておっしゃっているのかな~なんて勝手に想像しておりました。
某店とは、地下のあのお店でしょうか?
2009/9/21
端野 萬造 @nifty.com
>ジエさま
安心? ふふふ。確かにデートは女性としかしない、とお答えしましたけれど、ワタシが男嫌いの性同一性障害だとしたらいかがです? そういった意味で女性としかデートしないですし、女性もワタシのことを男性としては見ていない、ということも成り立つわけです。「多重構造の倒錯(笑) だから安心するのはまだ早い」
見てくれがただのきったないヂヂィですし、声のトーンも低いですからそれほど意識されないとは思いますけれど、口調やニュアンスには相当「オネェ」が入っていると思います。「男性には全く媚ませんしね。特にオカマは苦手(苦笑)」
地下のそのお店のオーナーとシェフにお会いしてお話ししたこともございますよ。背中に悪い汗をかきました(笑)
よしもとばななさまの小説『キッチン』には母(元は父)という存在、「えりこさん」が登場しますけれどワタシの場合はもっと複雑かも知れません。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
萬造さま。おはようございます。
モンヴィル最後にふさわしい記事を書いていただき、本当にありがとうございます。
オープンから約3年。駆け足のような月日でした。すすきのという地区での営業は初めての試み。いろんな試行錯誤の年月でしたね。そして結果として閉店という選択をしなければならなかった事はとても辛い事ではありましたが、公式の発表をしないにもかかわらず、たくさんのお客様にご来店いただき、本当に嬉しかったです。
すすきの地区で働くという事はワタシにはもしかすると向いていないのかもしれません。そしてそれはシェフも同じなのかもしれません。しかしこれが違った場所ならどうだったのかというとこれまた答えは出ないですね。
萬造さまのいう通り、ちゃんとやっていても商売として成り立たない。それを感じた今回の結論でした。
つづく・・・。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
つづき・・・。
一部のお客様には絶大なる支持をいただいていながら、すすきのという地区では不特定多数を狙わなければならない。またそれだけスケールの大きすぎる店であった事は維持をしていく中で当然の事ながら圧迫していたわけです。
通常、飲食店の場合、売り上げが下がると原価率が上がる。そして売り上げが上がると原価率が下がる。基本そうであるのですけど、この店の場合というより、シェフの技術とワタシは踏んでいますが売り上げが上がっても下がっても原価率が変わらないという事実があるんです。そしてあの絵に描いたような料理の表現。まさしくシェフの努力の賜物だと・・・。
そして、お客様がそれを判った時にファンとなっていく。
またまたつづく・・・。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
いやはや、ながいながい。すいません。
そして、そこに架け橋となるべくサービスの人間が、どれだけお客様に美味しいと感じていただけるかの役割をする。しかし、それがあまり必要でないのがすすきのという土地なのかもしれません。
レストランで食事をする。それだけではないと言う事ですね。人間関係の縮図、どんな場面で、どんな思いで、どんな事になるか・・・。そう、食事がメインではないという方も多々いらっしゃいましたね。そこがシェフやワタシのコンセプトとする所と利用する側のお客様、さらに会社としての考え、すべてがずれていたのでしょう。
そして当初から3年かかると踏んでいたワタシとシェフは、ようやくいらして頂いてるお客様がコンセプトを理解して来ていただき始めた矢先の今回の結論。
本当に残念でなりませんでした。
でも、これもそれもすべてはワタシの力不足。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
ペンギンがいると言う事で、もっと宣伝をしてほしかったであろう会社の考え。それと反比例するようにワタシは彼ら、ペン吉とケティを広報に使う事を嫌った。
ここがあの店の売りのひとつであろうペンギンがいるレストランの営業展開につなげていけなかった・・・。というより、頑なにつなげようとしなかった私がいました。
どうしても出来なかった。最初の1年は絶対に情が移ってはいけないとわざと態度に出さなかったのが、ペン吉の病気の時にそれがいっぺんにでてしまいましたね。
情と、仕事は別にしなければならない所を一緒にしてしまったんです。それはもう、可愛くて仕方ありませんでしたから。
自分の人生何年生きられるか判らないけど、もし70年だとしたらその内の3年をペンギンと一緒にいたという事実は一生忘れないでしょう。離れることは苦しかったけど、まさに出会いは別れの始まり。
2009/9/21
madoka @e-mobile.ne.jp
今後のことはどうするか、まだ決めていませんが、ゆっくり考えながらいこうかな・・・と。しばらくはペンギン達を思い出すだけで、涙が止まりませんしね。
最終を飾るにふさわしい記事を上げていただき光栄です。萬造さまのココロにも、お客様のココロにも、そしてワタシのココロにも刻まれたモンヴィルは永遠に忘れることはないと信じて・・・。
こんな店、もう2度とないなとたくさんのお客様から頂いた言葉を財産にして・・・。
この場を借りて、モンヴィルを愛してくださった方々に感謝申し上げます。
狭い札幌ですもの、また逢えます。狭い北海道ですもの、また逢えます。狭い日本ですもの、また必ず逢えます。そうお客様に話しながら、閉店までの営業をしていました。
本当にたくさんのお客様に感謝です。
ありがとうございました。
2009/9/23
端野 萬造 @nifty.com
>madokaさま
モンヴィルの最後に相応しい記事であったかどうかは正直、自信がないというか不足であることは間違いないな、と感じておりますよ。最近、どうもパワーが落ちていまして、申し訳ありません。
記事にもカキコしましたけれど、モンヴィルさまのお陰で多くの方々が幸せになれたことは紛れもない事実。その場所を作り上げたのmadokaさまや林シェフをはじめとするスタッフ、オーナー企業さまの努力の賜物でありますよ。
今後、皆さまがどのような道を歩んでいかれるのかはワカりませんけれど、かつてモンヴィルにいたんだよ、というのは誇りにして欲しいな、と。
(続く)
2009/9/23
端野 萬造 @nifty.com
(続き)
モンヴィルが本当の伝説になれるかどうかは、皆さまの今後に掛かっている部分もあるんです。「今をときめくあの方はかつてモンヴィルというペンギンの住んでいたお店にいたんですって。そのお店には○○さんや○○さんも在籍していた伝説のレストランバーで知る人ぞ知るっていう存在でした」
偶然の出会いhttp://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/60#comment37から始まって、モンヴィルさまの最後を看取ることはできませんでしたけれど、気持ちだけでも一緒に過したかったということでこの記事をアゲました。
今後もフォローさせていただきますから。なんてったって、愛しのmadokaさまですもの。
2009/9/28
mari* @bbexcite.jp
この記事を拝見してから、どうも自分の中で
モヤモヤ感が否めず・・・そして、どうしても
一言お礼が言いたくてコメントさせて頂きますね。
萬造さまの記事で、私もモンヴィル様を
ご訪問しましたが、それは本当に嬉しく楽しい
時間を過ごさせて頂きました。
またぜひ機会があればご訪問したいと思って
居たのですが、残念です・・・。
けれど、またいつかmadokaさまとの出会いが
あることを楽しみにしています♪
2009/9/28
端野 萬造 @nifty.com
>mari*さま
あー、嬉しいなぁ。mari*さまのモンヴィル訪問記がございましたね。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/196#comment18 あの頃はブログをやっていて良かったな、と単純に思えていた時期ですね。「それこそ、歴史は後戻り出来ない(哀)」
madokaさまのことですから、周囲が放っておいてくれないというのが実態じゃないかと想像しておりますよ。どのようなカタチにせよ、再会は叶うと思います。さらに大きなステージになるのでは、と期待しているのですが。
2012年11月25日
くつろぎペンギンに癒されて/モンヴィルのホスピタリティが秘訣
2009-06-26 09:33:17|▼コメント(4)
まんぞうのへりくつ№1513より。こっから話しが「風の谷のナウシカ」♪に飛ぶのよ(笑)
いやぁ、先日すっごい久方ぶりにモンヴィルさまでお食事いたしまして。バイト関係でmadokaさまにお会いはしていましたし、ペン吉とケティちゃんに会ってはいたのですが。
撮られているのワカっているのに、腹ばいだわ、寝るわ。いかにリラックスできているかってことです。madokaさまじゃないと撮れない絵ですね。
ペンギンっていう鳥はなかなか神経質らしいんですね。ですから、飼うのはなかなかムズカシくて、素人さんが下手に手出しすると可哀相な結果になる。
ちなみにモンヴィルさまのペンギン飼養能力はペンギン学会関係者の間でも高く評価されているんですって。とにかくペンギンの状態がいいって。あの旭山動物園ですら一度全滅させてしまったくらい、ペンギンを飼うのって難しいんです。
端萬撮影 お話ししてるみたいでしょ。してるんですよ(笑) やっぱり毛換わりしたケティちゃんが綺麗ね。
畜舎の清掃を徹底しているのとペンギンの状態をしっかり観察して、獣医師との連絡を密にしているのがポイント。ペンギンって、生活している環境が嫌だと身体的な抵抗力を失うらしくって、病気になるとすぐ死んでしまう傾向にある。これだけの長期間生きているってことは、この場所を気に入ってることなんだって、学会の方が教えてくださったそうです。まんぞうのへりくつ№1515より
端萬撮影 手前がペン吉、後ろがケティちゃん。おっ、お前なんだよ。餌くれんのかよ。っていうか、ワタシの背中にmadokaさまがいらっしゃったからですね。
端萬撮影 お食事した日当日画像。お前なんか、知らんわって(泣)
今でこそモンヴィルさまは年中無休ですけれど、それ以前は定休日にもmadokaさまかkumikoさまがしっかり餌をあげにお店に出てらしたんですよ。そう、お2人は飼育員状態(笑) もう、これだけ長く付き合っていると子どもと同じ感覚ですって。
餌をあげれば、それで済むってことではありませんからね。風邪も引けば、毛換わりもする。それをしっかりケアしてあげなければならない。状態を常に把握し、対応してあげないとペン吉とケティにとってココチ良い環境とはならないわけです。この対応って、まさにホスピタリティなんですよ。
よく、こんなトコに押し込めて、ペンギンさんが可哀相って感想を述べられる方がいらっしゃいます。全然違うんですよ。ペン吉とケティにとってはこれが世 界。生まれた時から人口的な環境で育てられているのです。madokaさまの記事のコメント欄 をお読みになればワカりますわ。なんか、こんな話題の展開をここでしましたね。コメント欄はマイとかちユーザーの方しか読めませんけれど。
madokaさまがおっしゃってました。「学会の先生が教えてくださったのですけれど、ペンギンって嫌なことは忘れるようにする気性があるんですって。そうしなければ、すぐ生きていく気力を失ってしまうほどナイーブなのね」
久方ぶりのモンヴィルさまでのお食事だったのですけれど、実はこの直前に超辛スープカレーを試しておりましてね。そしてまた別の場所で人に会わなければならなかったものですから、軽く(笑)
黒豚のテリーヌ 上に乗っているのはコンソメのジュレ(ゼリー)です。当然一緒に口に放り込む。それぞれでいただいてもイケるのですよ。これが一緒になれば、それもう(笑)
パテ(ペースト)とテリーヌって基本的に同じもの。テリーヌの場合、型に背脂を敷くとかさ。鶏の白レバーペーストとペルノ・アブサンの組合せもいいのよ♪ 画像はまんへりにアゲました。
林シェフ が創り出す皿の数々 をご覧になって、味わってくださいまし。パテやテリーヌってのはフレンチの基本中の基本。まさにエッセンスが凝縮されている。それだけに実 力が表現されてしまうのです。
キングサーモンのあぶり冷製ディル風味 ディルは魚のハーブっていわれるくらいサーモンと相性がいいんですって。鮭皮の炙り具合が絶妙で歯応えが堪りませんでした。
経歴と実力からいって林シェフは札幌円山あたりでセレブ相手にオーソドックスな皿で勝負することも全然可能なんですけどね。それをあえてすすきのでヌーベル・キュイジーヌするのがモンヴィルさまの矜 持。
コメント欄に先にカキコしちゃったんで、なんなんですけれど、モンヴィルさまのセールスポイントは、実はペン吉とケティではないということ。もちろんペンギン学会の方々を始め、ペンギンファンの方のお見えもありますよ。でも、動物園ではそんなにお金は取れませんし、そんな気もない。詳しい事情はカキコいたしませんけれど、客寄せのためにペン吉とケティを飼っているわけではないのです。
お好みワイン3種 もういつもお任せ。kumikoさまが「泡からいきます?」と。madokaさまが「じゃぁ、次ぎはコレとコレね。置いといたほうが香りがたつから」と。
マリオ・ベリーニさまデザインのチェアーがほんと心地良くて。いつまでも座っていたくなるという。ペン吉とケティを眺められないけれど、やっぱりカウンター席♪
タラソテラピー フルコース モンヴィルさまではこんなことにも対応できてしまうのですよ。基本的にはコースをしないお店なのでそういった意味でも珍しい。
あくまでも売りは飲食業としての快 適な空間の提供なんですよね。その中に上質の料理と接客がある。オープン以来基本的にノークレームというのがマネージャーmadokaさまの誇りなんですよ。「不満を汲み取って、そのままにしないことが大切」
この画像のほかに何枚かモンヴィルさまが入ってらっしゃるビルを撮ったのですけれど、すすきのにあるこのビルにモンヴィルさまが入っている異 様さを最近理解することができました。札幌に馴染んできたということですかね(苦笑)
くつろいでいるペン吉とケティの様子に触れることでお客さまが癒されるのであれば、ペン吉とケティの状態を良くしてあげなければならない。それは店舗内の清掃やインテリアをきちんとしておくのと同じ感覚です。まぁ、madokaさまとkumikoさまのペン吉とケティに対する想いはそれだけではないのですけれどね(笑)
オーダー決めのときからお客さまがモンヴィルに何を欲しているのか考え、提案し、状態に気を配る、それがmadokaさまの接客に現れるホスピタリティです。その心遣いがペン吉とケティにもなされているわけですね。ワタシもペン吉になりたい。食事が解凍わかさぎばかり、というのはかなりツラいけどペンギンにとっては当たり前ですしね。
コメント(4件)
2009/6/30
madoka @ocn.ne.jp
端野萬造さま
こんにちは。こんなに立派な記事にしていただき、ありがとうございます。とっても感謝(嬉)。
ペンギンの飼育に関しては、本当に当初からいろいろ試行錯誤してましたし、育てた事などないのですから、誰の言葉が正当なのか、なんていう事もしょっちゅうありましたね。
ペン吉は特に病気にかかる事も多くって、お店ほったらかして、病院に走った事もしばしば。先生がつかまらなくて、やむを得ず他の病院に走って余計悪化させてしまった事もありましたね。
今となっては懐かしい思い出になりつつありますが。
ホント今ではすっかり慣れてというか、慣れすぎて警戒心まるで無し(笑)、お客様にお尻を向けて寝ている始末(笑)。彼らがここが自分の住処なのだという事をしっかりと認識してくれた証拠であることには間違いがないのです。ここまでくるのにも長い長い道のりでした。
(続く)
2009/6/30
madoka @ocn.ne.jp
(続き)
完全にワタシと彼女は飼育員状態ですね。
彼らがココロを開いているかは判らないけれど、確実に他の人とは違うという事だけは分かります。
なんせ、エサを上げている人には叶わないと言ったところでしょうか。(笑)
100マイルの記事もリンクしていただき、ホントにホントに感謝です。
またのご来店お待ちしておりますね。
2009/7/1
端野 萬造 @nifty.com
>madokaさま
札幌に出掛けることが多くなったわりには、モンヴィルさまにはすっかりご無沙汰しておりましたよね。今回も1時間くらいでバタバタしてしまいまして。もうちょっとゆったりしてみたかったのですが、なんせかんせ深夜特急まりもがなくなってしまったのがイタイ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/365
この記事、是非帯広動物園関係者ですとか動物ファンの方にご覧になっていただきたかったのですが、どうもその気配がないようなんで、アテがハズレてしまいました(苦笑)「ワタシ、動物は結構好きなのよ」
(続く)
2009/7/1
端野 萬造 @nifty.com
(続き)
ペン吉とケティが安心して暮らしていける環境を作り上げたのはまぎれもなくmadokaさまとkumikoさまの努力のたまもの。それがモンヴィルさまの味を含めたサービスにも表現されているんですよ、という方向で記事をカキコしたかったのですけど、いつになったら終わるやら(泣)
お料理のこともね、このレベルのお店が円山あたりじゃなくてすすきのに存在してしまっている、というの不当に低い評価につながってしまったいるのかしらね、と。そりゃあ、ある程度のファンはついていますけれど、いわゆるグルメな評価ってほとんど見られませんでしょう? とても残念ですよね。悔しい、といっていい。「ペン吉とケティはウリではなくて、添え物に過ぎないのだけれど」
madokaさま直々におみえいただいて恐縮ですわ♪ ペン吉とケティとkumikoさまによろしくお伝えくださいましね。
この記事、あしかけ8日かけて完成させました(嘆息)
アンソロジーの締切(6/30?)が近いってのに。こんな余裕はないハズなのよ。なんにも手をつけてない。
Restaurant et Bar MontVille レストランバー モンヴィル
札幌市中央区南4条西5丁目第4藤井ビル7F ℡ 011-251-8845
年中無休 営業時間 月―金17:30~25:00(L.O.)
土日祝 17:30~23:00(L.O.)ペン吉とケティにお会いになるなら、21:00前が無難かも。
参考記事:
•ペンギンは うつ伏せになる!! うつ伏せなる?! うつ伏せになる??/レストランバー モンヴィル
•ケティの羽根が ?! 抜けるっ!!抜けるっっ!!抜けるっっっ!!! vol.4/レストランバー モンヴィル
↑、vol.1からvol.7までございます。興味深いですよ。
•この小窓はナンダ?
•笑顔になれるペンギンズ・バー/札幌ススキノ・モンヴィル
↑、3年前のぺん吉とケティちゃん画像が見られます♪
メインはmadokaさまのブログから無断拝借のペンギン画像。よい子の皆さんはマネしちゃ駄目。
(前略)
扉を開けてくださったので、間近で撮ってるからなんですよ。スゴイでしょー。ズーム使ってないんですよ。それでも逃げないで落ち着いてくれてるの。エサのほうが気になってるせいかも知れませんけど。
ケティちゃんの嘴の前に手を出したんですよ。当然突付きました。噛み付くといったほうがいい。想定の行動ですから、ワタシ慌てず騒がず、「ね、怖くないでしょー、キティちゃん」って。そうやって、仲良くなろうとしたんですよ。なんども繰り返しました。madokaさまが悲鳴を上げます「萬造さん、大丈夫?」
駄目だ、っていうのに手を出して、ケティに指を噛み付かれて血を流す方が少なくないんですって。でも、ワタシには生噛みですから、そんなことにはならない。全然平気でした。その結果どんなことになったかというと。
(後略)
まんぞうのへりくつ№1513より。こっから話しが「風の谷のナウシカ」♪に飛ぶのよ(笑)
いやぁ、先日すっごい久方ぶりにモンヴィルさまでお食事いたしまして。バイト関係でmadokaさまにお会いはしていましたし、ペン吉とケティちゃんに会ってはいたのですが。
撮られているのワカっているのに、腹ばいだわ、寝るわ。いかにリラックスできているかってことです。madokaさまじゃないと撮れない絵ですね。
ペンギンっていう鳥はなかなか神経質らしいんですね。ですから、飼うのはなかなかムズカシくて、素人さんが下手に手出しすると可哀相な結果になる。
ちなみにモンヴィルさまのペンギン飼養能力はペンギン学会関係者の間でも高く評価されているんですって。とにかくペンギンの状態がいいって。あの旭山動物園ですら一度全滅させてしまったくらい、ペンギンを飼うのって難しいんです。
端萬撮影 お話ししてるみたいでしょ。してるんですよ(笑) やっぱり毛換わりしたケティちゃんが綺麗ね。
畜舎の清掃を徹底しているのとペンギンの状態をしっかり観察して、獣医師との連絡を密にしているのがポイント。ペンギンって、生活している環境が嫌だと身体的な抵抗力を失うらしくって、病気になるとすぐ死んでしまう傾向にある。これだけの長期間生きているってことは、この場所を気に入ってることなんだって、学会の方が教えてくださったそうです。まんぞうのへりくつ№1515より
端萬撮影 手前がペン吉、後ろがケティちゃん。おっ、お前なんだよ。餌くれんのかよ。っていうか、ワタシの背中にmadokaさまがいらっしゃったからですね。
端萬撮影 お食事した日当日画像。お前なんか、知らんわって(泣)
今でこそモンヴィルさまは年中無休ですけれど、それ以前は定休日にもmadokaさまかkumikoさまがしっかり餌をあげにお店に出てらしたんですよ。そう、お2人は飼育員状態(笑) もう、これだけ長く付き合っていると子どもと同じ感覚ですって。
餌をあげれば、それで済むってことではありませんからね。風邪も引けば、毛換わりもする。それをしっかりケアしてあげなければならない。状態を常に把握し、対応してあげないとペン吉とケティにとってココチ良い環境とはならないわけです。この対応って、まさにホスピタリティなんですよ。
よく、こんなトコに押し込めて、ペンギンさんが可哀相って感想を述べられる方がいらっしゃいます。全然違うんですよ。ペン吉とケティにとってはこれが世 界。生まれた時から人口的な環境で育てられているのです。madokaさまの記事のコメント欄 をお読みになればワカりますわ。なんか、こんな話題の展開をここでしましたね。コメント欄はマイとかちユーザーの方しか読めませんけれど。
madokaさまがおっしゃってました。「学会の先生が教えてくださったのですけれど、ペンギンって嫌なことは忘れるようにする気性があるんですって。そうしなければ、すぐ生きていく気力を失ってしまうほどナイーブなのね」
久方ぶりのモンヴィルさまでのお食事だったのですけれど、実はこの直前に超辛スープカレーを試しておりましてね。そしてまた別の場所で人に会わなければならなかったものですから、軽く(笑)
黒豚のテリーヌ 上に乗っているのはコンソメのジュレ(ゼリー)です。当然一緒に口に放り込む。それぞれでいただいてもイケるのですよ。これが一緒になれば、それもう(笑)
パテ(ペースト)とテリーヌって基本的に同じもの。テリーヌの場合、型に背脂を敷くとかさ。鶏の白レバーペーストとペルノ・アブサンの組合せもいいのよ♪ 画像はまんへりにアゲました。
林シェフ が創り出す皿の数々 をご覧になって、味わってくださいまし。パテやテリーヌってのはフレンチの基本中の基本。まさにエッセンスが凝縮されている。それだけに実 力が表現されてしまうのです。
キングサーモンのあぶり冷製ディル風味 ディルは魚のハーブっていわれるくらいサーモンと相性がいいんですって。鮭皮の炙り具合が絶妙で歯応えが堪りませんでした。
林シェフの一皿一皿は見栄えを考えて量が多いのよね。だからぱっと見の価格は安くならない。複数で訪れて、色々オーダーされるのが正解でしょうね。ワタシはほら、大喰いですから。
経歴と実力からいって林シェフは札幌円山あたりでセレブ相手にオーソドックスな皿で勝負することも全然可能なんですけどね。それをあえてすすきのでヌーベル・キュイジーヌするのがモンヴィルさまの矜 持。
コメント欄に先にカキコしちゃったんで、なんなんですけれど、モンヴィルさまのセールスポイントは、実はペン吉とケティではないということ。もちろんペンギン学会の方々を始め、ペンギンファンの方のお見えもありますよ。でも、動物園ではそんなにお金は取れませんし、そんな気もない。詳しい事情はカキコいたしませんけれど、客寄せのためにペン吉とケティを飼っているわけではないのです。
お好みワイン3種 もういつもお任せ。kumikoさまが「泡からいきます?」と。madokaさまが「じゃぁ、次ぎはコレとコレね。置いといたほうが香りがたつから」と。
マリオ・ベリーニさまデザインのチェアーがほんと心地良くて。いつまでも座っていたくなるという。ペン吉とケティを眺められないけれど、やっぱりカウンター席♪
タラソテラピー フルコース モンヴィルさまではこんなことにも対応できてしまうのですよ。基本的にはコースをしないお店なのでそういった意味でも珍しい。
あくまでも売りは飲食業としての快 適な空間の提供なんですよね。その中に上質の料理と接客がある。オープン以来基本的にノークレームというのがマネージャーmadokaさまの誇りなんですよ。「不満を汲み取って、そのままにしないことが大切」
この画像のほかに何枚かモンヴィルさまが入ってらっしゃるビルを撮ったのですけれど、すすきのにあるこのビルにモンヴィルさまが入っている異 様さを最近理解することができました。札幌に馴染んできたということですかね(苦笑)
くつろいでいるペン吉とケティの様子に触れることでお客さまが癒されるのであれば、ペン吉とケティの状態を良くしてあげなければならない。それは店舗内の清掃やインテリアをきちんとしておくのと同じ感覚です。まぁ、madokaさまとkumikoさまのペン吉とケティに対する想いはそれだけではないのですけれどね(笑)
オーダー決めのときからお客さまがモンヴィルに何を欲しているのか考え、提案し、状態に気を配る、それがmadokaさまの接客に現れるホスピタリティです。その心遣いがペン吉とケティにもなされているわけですね。ワタシもペン吉になりたい。食事が解凍わかさぎばかり、というのはかなりツラいけどペンギンにとっては当たり前ですしね。
コメント(4件)
2009/6/30
madoka @ocn.ne.jp
端野萬造さま
こんにちは。こんなに立派な記事にしていただき、ありがとうございます。とっても感謝(嬉)。
ペンギンの飼育に関しては、本当に当初からいろいろ試行錯誤してましたし、育てた事などないのですから、誰の言葉が正当なのか、なんていう事もしょっちゅうありましたね。
ペン吉は特に病気にかかる事も多くって、お店ほったらかして、病院に走った事もしばしば。先生がつかまらなくて、やむを得ず他の病院に走って余計悪化させてしまった事もありましたね。
今となっては懐かしい思い出になりつつありますが。
ホント今ではすっかり慣れてというか、慣れすぎて警戒心まるで無し(笑)、お客様にお尻を向けて寝ている始末(笑)。彼らがここが自分の住処なのだという事をしっかりと認識してくれた証拠であることには間違いがないのです。ここまでくるのにも長い長い道のりでした。
(続く)
2009/6/30
madoka @ocn.ne.jp
(続き)
完全にワタシと彼女は飼育員状態ですね。
彼らがココロを開いているかは判らないけれど、確実に他の人とは違うという事だけは分かります。
なんせ、エサを上げている人には叶わないと言ったところでしょうか。(笑)
100マイルの記事もリンクしていただき、ホントにホントに感謝です。
またのご来店お待ちしておりますね。
2009/7/1
端野 萬造 @nifty.com
>madokaさま
札幌に出掛けることが多くなったわりには、モンヴィルさまにはすっかりご無沙汰しておりましたよね。今回も1時間くらいでバタバタしてしまいまして。もうちょっとゆったりしてみたかったのですが、なんせかんせ深夜特急まりもがなくなってしまったのがイタイ。http://www.mytokachi.jp/kabamaru_7/entry/365
この記事、是非帯広動物園関係者ですとか動物ファンの方にご覧になっていただきたかったのですが、どうもその気配がないようなんで、アテがハズレてしまいました(苦笑)「ワタシ、動物は結構好きなのよ」
(続く)
2009/7/1
端野 萬造 @nifty.com
(続き)
ペン吉とケティが安心して暮らしていける環境を作り上げたのはまぎれもなくmadokaさまとkumikoさまの努力のたまもの。それがモンヴィルさまの味を含めたサービスにも表現されているんですよ、という方向で記事をカキコしたかったのですけど、いつになったら終わるやら(泣)
お料理のこともね、このレベルのお店が円山あたりじゃなくてすすきのに存在してしまっている、というの不当に低い評価につながってしまったいるのかしらね、と。そりゃあ、ある程度のファンはついていますけれど、いわゆるグルメな評価ってほとんど見られませんでしょう? とても残念ですよね。悔しい、といっていい。「ペン吉とケティはウリではなくて、添え物に過ぎないのだけれど」
madokaさま直々におみえいただいて恐縮ですわ♪ ペン吉とケティとkumikoさまによろしくお伝えくださいましね。