2014年03月22日
専守防衛だから、なんだってんだ!?/ムダな兵器・要らない装備
2008-09-15 00:45:33
法律解釈的にどうであろうが、日本の自衛隊が軍 隊である、というのは世界的に当たり前の事実。そうではない、と抗弁するのは確信犯的な政治家と考える能力に欠如している、あるいは能力がないのを隠している一部自衛官くらいのものでしょう。国民の大多数は自衛隊は軍隊とみなしていますし、それに対して幻 想を持っているかも知れません。
幻 想というのには理由があります。自衛隊は軍隊の形をした、張子の虎に過ぎない。法律によって、専守防衛に限られているのではなく、専守防衛すらできないし、しない、という解釈すら成り立つ存在です。
<防衛予算はなぜ国会を無審査で通過するか/清谷信一>
理念と戦略なき国防費の垂れ流し
自主開発路線は天下り先確保が狙いか
これまで自衛隊の装備に関する議論といえば「高価な戦車を購入するくらいなら福祉に回せ」という議論のすり替えに終始してきた。旧社会党や共産党などの革新勢力は国防予算をはなから不必要なものと決め付けていたし、与党自民党の防衛族議員や防衛庁(省)は、予算確保にひたすら邁進するばかりで、立法機関である国会において実のある議論がほとんどなされてこなかった。
すなわち、自衛隊の兵器が他国の採用している物に比べて価格や能力が適正であるか、日本の安全保障におけるグランドデザインから考えて本当に必要であるかという、納税者の立場から考えればごく当たり前の、具体的かつ客観的な検証作業が長らく放置され続けてきたのだ。こうした状況が昨年発覚した防衛商社・山田洋行による防衛族議員・防衛官僚との癒着、調達装備の水増し請求などの温床になったことは容易に想像できるだろう。
(後略)
そういった事実を具体的に検証してみますとこうなるのですね。
<アニメ同様、役に立たないガンタンク>87式自走対空砲
陸上自衛隊が装備する自走対空砲。ドイツ陸軍のゲバルト対空自走砲を参考に開発された。砲塔の左右に35ミリ機関砲を2門装備し、砲塔後部に索敵・追尾レーダーがそれぞれ搭載されている。航空機や攻撃ヘリの進化により、登場時点で既に旧式化していた。生産量数もわずか52両と少なく、陸自機甲部隊の防空戦闘能力は低いまま放置されている。
まぁワタシが思うに、いざ国土防衛するのは自衛官さまだと思うのですよ、納税者の立場からすると。なんだかんだ言っても、装備よりも大切なのは人。装備を扱うのは人ですから。国民の負託に応えます、と一見まっとうなことをおっしゃっている方も少なくないようですし。そんな方はとりあえず勤務中に私用で携帯を操作するなんてことはされないでしょうしね。そう信じています。まさか、その意思表明を国民に対して偽 装なさるなんて、ありえないですよねぇ。ご立派な自衛官(特別国家公務員)さまがいらっしゃるうちは心配ない、と無辜なる国民は信じるしかないようです。
週刊金曜日 2008/8/8 8/15合併号 714号
参考記事:
»今日のお昼ご飯/護衛艦じんつうに乗ってきたよ!
メインは週刊金曜日の表紙。また、これ遣うことになるとはね(苦笑)
法律解釈的にどうであろうが、日本の自衛隊が軍 隊である、というのは世界的に当たり前の事実。そうではない、と抗弁するのは確信犯的な政治家と考える能力に欠如している、あるいは能力がないのを隠している一部自衛官くらいのものでしょう。国民の大多数は自衛隊は軍隊とみなしていますし、それに対して幻 想を持っているかも知れません。
幻 想というのには理由があります。自衛隊は軍隊の形をした、張子の虎に過ぎない。法律によって、専守防衛に限られているのではなく、専守防衛すらできないし、しない、という解釈すら成り立つ存在です。
(前略)つまり法律を遵守する限り(自衛隊は)戦争は出来ないことになる。換言すると自衛隊が戦争すると犯罪者になるのである。すなわち法的に自衛隊は戦争ができない。
この点において自衛隊ほど平和な軍隊はないし、本質的に軍隊と異なる組織であると言えよう。西側の頭数を増やすことが自衛隊の役割であり、いざとなれば米軍が助けてくれる、というきわめて楽天的な我が国の安全保障観に基づいたものであった。(後略)
<防衛予算はなぜ国会を無審査で通過するか/清谷信一>
理念と戦略なき国防費の垂れ流し
自主開発路線は天下り先確保が狙いか
これまで自衛隊の装備に関する議論といえば「高価な戦車を購入するくらいなら福祉に回せ」という議論のすり替えに終始してきた。旧社会党や共産党などの革新勢力は国防予算をはなから不必要なものと決め付けていたし、与党自民党の防衛族議員や防衛庁(省)は、予算確保にひたすら邁進するばかりで、立法機関である国会において実のある議論がほとんどなされてこなかった。
すなわち、自衛隊の兵器が他国の採用している物に比べて価格や能力が適正であるか、日本の安全保障におけるグランドデザインから考えて本当に必要であるかという、納税者の立場から考えればごく当たり前の、具体的かつ客観的な検証作業が長らく放置され続けてきたのだ。こうした状況が昨年発覚した防衛商社・山田洋行による防衛族議員・防衛官僚との癒着、調達装備の水増し請求などの温床になったことは容易に想像できるだろう。
(後略)
そういった事実を具体的に検証してみますとこうなるのですね。
<アニメ同様、役に立たないガンタンク>87式自走対空砲
陸上自衛隊が装備する自走対空砲。ドイツ陸軍のゲバルト対空自走砲を参考に開発された。砲塔の左右に35ミリ機関砲を2門装備し、砲塔後部に索敵・追尾レーダーがそれぞれ搭載されている。航空機や攻撃ヘリの進化により、登場時点で既に旧式化していた。生産量数もわずか52両と少なく、陸自機甲部隊の防空戦闘能力は低いまま放置されている。
まぁワタシが思うに、いざ国土防衛するのは自衛官さまだと思うのですよ、納税者の立場からすると。なんだかんだ言っても、装備よりも大切なのは人。装備を扱うのは人ですから。国民の負託に応えます、と一見まっとうなことをおっしゃっている方も少なくないようですし。そんな方はとりあえず勤務中に私用で携帯を操作するなんてことはされないでしょうしね。そう信じています。まさか、その意思表明を国民に対して偽 装なさるなんて、ありえないですよねぇ。ご立派な自衛官(特別国家公務員)さまがいらっしゃるうちは心配ない、と無辜なる国民は信じるしかないようです。
2014年03月17日
母娘と父子と女と男/スカイ・クロラに観る感情のゆれ
2008-09-08 07:30:14
前記事で押井守監督の記者会見を引用いたしましたけれど、その冒頭で述べられています通り、スカイ・クロラは「恋愛映画であり、情緒的な映画」です。結局、映像のテクニカルな手法や思春期で身体的な成長が止まってしまい老いることがない「キルドレ」といった存在、「ショーとしての戦争」というシチュエーションの全ては、「恋愛や情緒」を純 粋な形で際立たせるために設定されている。
司令官としてのデスク・ワークモードの水素(スイト)さま。現役のパイロットでもいらっしゃるわけですから、近視というのは結構問題あるんじゃないかと思うのですけど。そうか、眼が良すぎて遠視なんですね、きっと。ねー、なんか図書館戦争の柴崎麻子さまっぽくありません?
ユーイチ君がね、「煙草を吸わない上司は信用しないことにしているんです」って。やたら煙草を吸うキルドレを評して「お話とはいえ、問題あるんじゃないか」っていう頓珍漢な方もいらっしゃいましたね。現実と混同されてる(笑)
ユーイチ君のベッドに顔を埋めてしまう水素さま。このシーンの解釈なんですけど、ワタシ映画鑑賞中はユーイチの前任者栗田仁朗(クリタ・ジンロウ)を偲んでの行為だと思っていました。「忘れられないのね」と。でも、もしかすると違うのかしらぁ
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』押井守監督記者会見
「人間は感情の動物である」という表現は遣い古されたものでございますけれど、表現というものを突き詰めていくとやっぱりそこに行き着いてしまうものなのでしょうか。
繰り返しになりますけれど、ワタシは押井守監督や過去の作品、そしてスカイ・クロラについてほとんど知識がありませんでした。偶然といってもいいような状況で、この映画に触れることになったわけです。そして、単純に「この映画好きだわ」。好きになることに理屈はありませんよね。そりゃ、理由ですとか言い訳みたいなものは見つけだすことは可能ですけれど、「理屈で好きになるわけではない。好きだから好き」。
ただ、その「好き」っていう感情を他者に伝えるために、色々なテクニックが必要になってくる。人間はとにかく伝わらない、もどかしい生き物ですんでね。「言わなくても気持ちは伝わるよ」なんていうのは単なる偶然であり、共同幻想(思い込み)に過ぎない。
だから、戦争も起こるんです。
話題が拡散してしまいました。この記事、あえてヘッドラインに載せなかったんですけど、おかげさまでマイとかちユーザーには非常に注目度が低くて。低すぎてちょっと驚いているんですが。
他者に見てもらえないかもしれない、という状況にあえて追い込んでもしっかりした記事をカキコできるかどうか、というのがワタシが自分に与えた課題でした。それが、スカイ・クロラという映画に感動したことを証明できる方法のひとつだと考えたからです。「本当にスカイ・クロラが好きなのか?」
人間と機械の境界線が、限りなく曖 昧になった時代。ヒトは、人であることを忘れた。彼(バトー)は生きた人形である。それでも、自分が人間でありたいと求めた男の孤独な魂(ゴースト)の乱交。イノセンス それは、いのち。イノセンスのプロモ・ヴィデオより。
バトーは生きた人形(サイボーグ)でね、その身体の全てが造り物。「残されているのはわずかな脳と、ひとりの女性の記憶だけ。」なのよ。ウワー、せつねぇ。
それでスカイ・クロラに対する愛を証明せんがために、色々調べるわけですよ。好きなもの(ひと)のことは詳しく知っておきたい、というのはまさに自然な感情ですし。そうしますとね、押井守監督作品自体が「自分探しの過程」という分析もあるようなんですが、ワタシの「証明作業」もまさに「自分探し」になってしまいましたね、結果的に。
そんなさなかの8/28、これも偶然にOCTVの日本映画専用チャンネルをつけましたら、アニメーションをやっているわけですよ。大友克洋さま原作の映画、「AKIRA」っぽい画像でしてね。「これって、もしかして」
ビンゴ!、でございました。確信持てたのは最後の最後だったのですけれど「イノセンス[劇場オリジナル版]」でございました。印象深い台詞が随所に散りばめてございまして。で、ワタシが一番痺れてしまったのが、
「バトー忘れないで。あなたがネットにアクセスするとき、私は必ずあなたの傍にいる」
という草薙素子さまのセリフでございました。この言葉を最後に素子さまの魂というか意思というか存在そのものは、再びバトーの横からは消えたわけですけど。でも、バトーの記憶には残る。
「ネットは広大だわ」と少女の義体になった素子さまはつぶやきます。それと深夜の高層ビル群最上階から、裸体で真っ逆さまに落下していくシーンはあまりにも有名。「GOHST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
「攻殻機動隊」と「イノセンス」で「人とはなんだ」という問題を押井守監督は描いたと思うのですよ。そして、草薙素子さまとバトーさまの間に存在している「そこはかとない(せつない)想い」が「スカイ・クロラ」では「恋愛」として明確なカタチで草薙水素さまとユーイチくんの間で展開されていく。
そして、ユーイチくんは自分という存在を確固したものにするためにはティーチャーを越えなければならないわけです。だって、ティーチャーに勝たない限り、水素さまを独占することはできないのですもの。そういった意味では、水素さまはユーイチくんの女であり母なのかもしれません。そこの問題が「スカイ・クロラ」では提起されている。「人の生きる意味は?」
この表情、この眼差し。愛し合ったあとのそのものですよね。これは記憶(対仁朗)によるものなのか、今後への期待(対優一)なのか。だんだん後者なんじゃないかって気がしてまいりました。大人の女ですよね。
ユーイチ君とのお食事中におぐしをオールバックにして再登場された水素さま。機動戦士ガンダムのマチルダ・アジャン中尉を思い起こしたのはワタシだけだったのでしょうか!? 「女としての私を意識して欲しい」っていう意思表示ですよね、これ。
全編通してクールな態度、表情だった水素さまがユーイチ君に抱きしめられて唯一崩れてしまったシーン。涙ぐんでるのワカりますぅ?「自分や他人の運命に干渉することを覚えた」辛さや哀しさからの涙でしょうね。
「カッコイイとは、こういうことさ」と糸井重里さまは「紅の豚」にキャッチ・コピーをつけました。ワタシは「スカイ・クロラ」に「生きる意味、ってコンナものかも」とでもつけましょうか。
大編隊で夜間飛行中にですね、ユーイチ君搭乗の散香を見つめる水素さま。「ええっ、いいの? お仕事中なのにこんな眼ぇして」ってツッコみたくなるような眼差しです。ワタシ、この時の表情が一番好き。相手を愛しく想う気持ちが素 直に表れていますもの。
さて、生きていくうえで実は避けることの出来ない「親子の相克」について、やっとたどりつくことができそうですが。
さて、スカイ・クロラで不満な点といいましょうか、残念であったのは、草薙瑞季さまの存在が中途半端というか、謎めいたというか、そんな状態で放って置かれてしまったのでは、ということでしてね。
ユーイチ君に心寄せる女性として、ワタシが愛してやまない栗山千明さまが演じた三ツ矢碧(ミドリ)さまと「胸に梟のタトゥーあり」のコール・ガール、フーコさまの存在があげられます。確かに、この二人の扱われ方っていうのも問題あるなぁ、って気はします。特にフーコさまにはもうちょっと見せ場を作ってあげたかったな、と。でも、まぁ、この二人については割りとどうでもよろしい。
別冊宝島1546「押井守ワークス+スカイ・クロラ」interview01[監督]押井守『世界観は絶対変えてはならない』より
確かに「スカイ・クロラ」のメインは「父親対息子」の対立軸ではあるんです、それは当然。でも、映画により深みを与えるであろう「母対娘」の軸ももっと見たかったな、と。
「さ、いくわよ」とばかりに後ろ手を差し出す水素さまとそれに従う実娘である瑞季さま。手のウゴキに情 感が表現されています。それにしても、この二人が母娘!? 父親はもしかしてティーチャー!?
水素さまがユーイチ君にぽろっと洩らすんですよ。「あの子がだんだんワタシの年齢に近づいてくるのよ」っていうようなことをですね。水素さまはキルドレですから、17歳くらいで肉体的な成長が止まってしまっている。でも、瑞季さまはキルドレなのかそうでないのか、ワカらない。もし、キルドレでなければ、娘は母を越えてしまう。あくまで肉体的なことではありますけれど。
このことに対する途惑いが水素さまにはあるわけです。一種の恐怖感とでもいうのかな。
でも、瑞季さまはそんなこと、全くお構いなしの天真爛漫振り。ま、まだ、本当のおこちゃまですから、無理ないんですが。ここんところの「母娘間の相克、葛藤」をですね、もう少し感じとりたかったな、と。この部分というのは、女性じゃないと難しいのかしらね。原作も映画監督も男性ですしね。脚本は女性なんですけど、あくまで作品は監督のものですからね。
「これでもかっ」っていうほどロストック社散香をボコボコにする、ティーチャー搭乗のラウテルン社スカイリィ。大 型なのはファルスを象徴しているんですって。ファルス、ってなに? ウィキってみましょうか。
あのう、動画でご覧になれますんで是非確認していただきたいんですが、「ティーチャーを撃墜する」とは言ってないんですよ。なんて言っているか、実はこれがスカイ・クロラの大きなテーマなんでしょうね。
再度文字数制限にひっかかってしまいました。追加カキコの気力は残っていません。これにて、終了です。長々のお付き合い、ありがとうございました。
この記事は仮想現実とはなにか/スカイ・クロラのテクニカルな側面の続編でございます。
押井守監督作品 スカイ・クロラThe Sky Crawlers
参考サイト:
»スカイ・クロラ The Sky Crawlers プロモーション映像 /@nifty動画
»スカイ・クロラ The Sky Crawlers/eiga.com
»押井節”全開で各国プレスにポリシー説く/『スカイ・クロラ』ヴェネチア記者会見は重厚な質問続出
»スカイクロラ観賞翌日の興奮fromまんぞうのへりくつ
当初、ひとつの記事にするつもりでしたが、追加カキコを続けているうちに1記事の文字数制限(引用枠800字、本文6,400字)に引っ掛かってしまいまして。あわせてお読みくださいな。なもんですから、本記事は短くなっております。
メインは薬莢の散らばり具合が情け容赦なくてたまりません画像。
前記事で押井守監督の記者会見を引用いたしましたけれど、その冒頭で述べられています通り、スカイ・クロラは「恋愛映画であり、情緒的な映画」です。結局、映像のテクニカルな手法や思春期で身体的な成長が止まってしまい老いることがない「キルドレ」といった存在、「ショーとしての戦争」というシチュエーションの全ては、「恋愛や情緒」を純 粋な形で際立たせるために設定されている。
司令官としてのデスク・ワークモードの水素(スイト)さま。現役のパイロットでもいらっしゃるわけですから、近視というのは結構問題あるんじゃないかと思うのですけど。そうか、眼が良すぎて遠視なんですね、きっと。ねー、なんか図書館戦争の柴崎麻子さまっぽくありません?
ユーイチ君がね、「煙草を吸わない上司は信用しないことにしているんです」って。やたら煙草を吸うキルドレを評して「お話とはいえ、問題あるんじゃないか」っていう頓珍漢な方もいらっしゃいましたね。現実と混同されてる(笑)
ユーイチ君のベッドに顔を埋めてしまう水素さま。このシーンの解釈なんですけど、ワタシ映画鑑賞中はユーイチの前任者栗田仁朗(クリタ・ジンロウ)を偲んでの行為だと思っていました。「忘れられないのね」と。でも、もしかすると違うのかしらぁ
今回妙に自分の中で、非常にエモーショナルな動きが芽生えたというか、恐らく今流行っているような思い切り泣ける映画になるかは別として、非常に切実なドラマになるのではないかと思っています。だから今まで僕が作ってきたものを期待されるとちょっと違うかもしれないし、そんな人は少ないからそれでいいのだけれど(笑)。僕にしては珍しく、わりと本気でドラマに取り組もうというのが最大の動機だったんです。
子供の恋愛だからこそ、僕はドラマになると思っている。若い人たちにとって人生で一番語りやすいというか、一番興味を持てるであろう恋愛に絞って、真正面からやってみようと思います。
柄にもなく、今回はラブシーンとか濡れ場に挑戦しました。現場の連中が驚いていました。どうしちゃったんだって。最近どうしちゃったんだって良く言われますが、それを必要だと判断したからなんです。僕自身、もう一回色っぽく人生を生きてみよう、艶のある人生を生きてみようと最近思いなおしたんです。
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』押井守監督記者会見
「人間は感情の動物である」という表現は遣い古されたものでございますけれど、表現というものを突き詰めていくとやっぱりそこに行き着いてしまうものなのでしょうか。
繰り返しになりますけれど、ワタシは押井守監督や過去の作品、そしてスカイ・クロラについてほとんど知識がありませんでした。偶然といってもいいような状況で、この映画に触れることになったわけです。そして、単純に「この映画好きだわ」。好きになることに理屈はありませんよね。そりゃ、理由ですとか言い訳みたいなものは見つけだすことは可能ですけれど、「理屈で好きになるわけではない。好きだから好き」。
ただ、その「好き」っていう感情を他者に伝えるために、色々なテクニックが必要になってくる。人間はとにかく伝わらない、もどかしい生き物ですんでね。「言わなくても気持ちは伝わるよ」なんていうのは単なる偶然であり、共同幻想(思い込み)に過ぎない。
だから、戦争も起こるんです。
話題が拡散してしまいました。この記事、あえてヘッドラインに載せなかったんですけど、おかげさまでマイとかちユーザーには非常に注目度が低くて。低すぎてちょっと驚いているんですが。
他者に見てもらえないかもしれない、という状況にあえて追い込んでもしっかりした記事をカキコできるかどうか、というのがワタシが自分に与えた課題でした。それが、スカイ・クロラという映画に感動したことを証明できる方法のひとつだと考えたからです。「本当にスカイ・クロラが好きなのか?」
人間と機械の境界線が、限りなく曖 昧になった時代。ヒトは、人であることを忘れた。彼(バトー)は生きた人形である。それでも、自分が人間でありたいと求めた男の孤独な魂(ゴースト)の乱交。イノセンス それは、いのち。イノセンスのプロモ・ヴィデオより。
バトーは生きた人形(サイボーグ)でね、その身体の全てが造り物。「残されているのはわずかな脳と、ひとりの女性の記憶だけ。」なのよ。ウワー、せつねぇ。
それでスカイ・クロラに対する愛を証明せんがために、色々調べるわけですよ。好きなもの(ひと)のことは詳しく知っておきたい、というのはまさに自然な感情ですし。そうしますとね、押井守監督作品自体が「自分探しの過程」という分析もあるようなんですが、ワタシの「証明作業」もまさに「自分探し」になってしまいましたね、結果的に。
そんなさなかの8/28、これも偶然にOCTVの日本映画専用チャンネルをつけましたら、アニメーションをやっているわけですよ。大友克洋さま原作の映画、「AKIRA」っぽい画像でしてね。「これって、もしかして」
ビンゴ!、でございました。確信持てたのは最後の最後だったのですけれど「イノセンス[劇場オリジナル版]」でございました。印象深い台詞が随所に散りばめてございまして。で、ワタシが一番痺れてしまったのが、
「バトー忘れないで。あなたがネットにアクセスするとき、私は必ずあなたの傍にいる」
という草薙素子さまのセリフでございました。この言葉を最後に素子さまの魂というか意思というか存在そのものは、再びバトーの横からは消えたわけですけど。でも、バトーの記憶には残る。
「ネットは広大だわ」と少女の義体になった素子さまはつぶやきます。それと深夜の高層ビル群最上階から、裸体で真っ逆さまに落下していくシーンはあまりにも有名。「GOHST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
「攻殻機動隊」と「イノセンス」で「人とはなんだ」という問題を押井守監督は描いたと思うのですよ。そして、草薙素子さまとバトーさまの間に存在している「そこはかとない(せつない)想い」が「スカイ・クロラ」では「恋愛」として明確なカタチで草薙水素さまとユーイチくんの間で展開されていく。
そして、ユーイチくんは自分という存在を確固したものにするためにはティーチャーを越えなければならないわけです。だって、ティーチャーに勝たない限り、水素さまを独占することはできないのですもの。そういった意味では、水素さまはユーイチくんの女であり母なのかもしれません。そこの問題が「スカイ・クロラ」では提起されている。「人の生きる意味は?」
この表情、この眼差し。愛し合ったあとのそのものですよね。これは記憶(対仁朗)によるものなのか、今後への期待(対優一)なのか。だんだん後者なんじゃないかって気がしてまいりました。大人の女ですよね。
ユーイチ君とのお食事中におぐしをオールバックにして再登場された水素さま。機動戦士ガンダムのマチルダ・アジャン中尉を思い起こしたのはワタシだけだったのでしょうか!? 「女としての私を意識して欲しい」っていう意思表示ですよね、これ。
全編通してクールな態度、表情だった水素さまがユーイチ君に抱きしめられて唯一崩れてしまったシーン。涙ぐんでるのワカりますぅ?「自分や他人の運命に干渉することを覚えた」辛さや哀しさからの涙でしょうね。
「カッコイイとは、こういうことさ」と糸井重里さまは「紅の豚」にキャッチ・コピーをつけました。ワタシは「スカイ・クロラ」に「生きる意味、ってコンナものかも」とでもつけましょうか。
大編隊で夜間飛行中にですね、ユーイチ君搭乗の散香を見つめる水素さま。「ええっ、いいの? お仕事中なのにこんな眼ぇして」ってツッコみたくなるような眼差しです。ワタシ、この時の表情が一番好き。相手を愛しく想う気持ちが素 直に表れていますもの。
さて、生きていくうえで実は避けることの出来ない「親子の相克」について、やっとたどりつくことができそうですが。
さて、スカイ・クロラで不満な点といいましょうか、残念であったのは、草薙瑞季さまの存在が中途半端というか、謎めいたというか、そんな状態で放って置かれてしまったのでは、ということでしてね。
ユーイチ君に心寄せる女性として、ワタシが愛してやまない栗山千明さまが演じた三ツ矢碧(ミドリ)さまと「胸に梟のタトゥーあり」のコール・ガール、フーコさまの存在があげられます。確かに、この二人の扱われ方っていうのも問題あるなぁ、って気はします。特にフーコさまにはもうちょっと見せ場を作ってあげたかったな、と。でも、まぁ、この二人については割りとどうでもよろしい。
神話の時代から、親父というのはたてつく息子や娘をみんな殺すものであって、いつでもかかってこいっていうのがティーチャーなんですよ。だから子供は、自分の世界を造るために親父を殺さなければならないんです。母親は子供たちを守っているんだけど、戦いには参加できない。帰ってくるのをひたすら待っているわけです。
別冊宝島1546「押井守ワークス+スカイ・クロラ」interview01[監督]押井守『世界観は絶対変えてはならない』より
確かに「スカイ・クロラ」のメインは「父親対息子」の対立軸ではあるんです、それは当然。でも、映画により深みを与えるであろう「母対娘」の軸ももっと見たかったな、と。
「さ、いくわよ」とばかりに後ろ手を差し出す水素さまとそれに従う実娘である瑞季さま。手のウゴキに情 感が表現されています。それにしても、この二人が母娘!? 父親はもしかしてティーチャー!?
水素さまがユーイチ君にぽろっと洩らすんですよ。「あの子がだんだんワタシの年齢に近づいてくるのよ」っていうようなことをですね。水素さまはキルドレですから、17歳くらいで肉体的な成長が止まってしまっている。でも、瑞季さまはキルドレなのかそうでないのか、ワカらない。もし、キルドレでなければ、娘は母を越えてしまう。あくまで肉体的なことではありますけれど。
このことに対する途惑いが水素さまにはあるわけです。一種の恐怖感とでもいうのかな。
でも、瑞季さまはそんなこと、全くお構いなしの天真爛漫振り。ま、まだ、本当のおこちゃまですから、無理ないんですが。ここんところの「母娘間の相克、葛藤」をですね、もう少し感じとりたかったな、と。この部分というのは、女性じゃないと難しいのかしらね。原作も映画監督も男性ですしね。脚本は女性なんですけど、あくまで作品は監督のものですからね。
「これでもかっ」っていうほどロストック社散香をボコボコにする、ティーチャー搭乗のラウテルン社スカイリィ。大 型なのはファルスを象徴しているんですって。ファルス、ってなに? ウィキってみましょうか。
あのう、動画でご覧になれますんで是非確認していただきたいんですが、「ティーチャーを撃墜する」とは言ってないんですよ。なんて言っているか、実はこれがスカイ・クロラの大きなテーマなんでしょうね。
再度文字数制限にひっかかってしまいました。追加カキコの気力は残っていません。これにて、終了です。長々のお付き合い、ありがとうございました。
2014年03月15日
仮想現実とはなにか/スカイ・クロラのテクニカルな側面
2008-09-05 08:55:11
いうまでもないことですけれど、攻殻機動隊の草薙「中佐」素子(もとこ)さまとスカイ・クロラの草薙「司令官」水素(スイト)さまは全く関係ございません。原作者が違うのですから。
馬鹿な謎掛けで始めてしまいましたけれど、当初「スカイ・クロラ」に関してはそれほど興味を持っていませんでした。「まりも号のラスト・ウィークに立ち会うための時間潰し」に映画でも観ましょうか、というのがきっかけですから。
ところがですねぇ、観終えた直後からというか最中から、ワタシ、すっかりハマってしまいましてね、この作品に。アニメと押井守監督については、ほとんど素人同然なんですけれど、さてどこまで語れるか。
「明日死ぬかもしれない人間が 大人になる必要ってあるんでしょうか」(by 函南優一)
プロモーションヴィディオをご覧になってしまうと、「ショーとしての戦争」というシチュエーションに引っ掛かってしまうかもしれません。でも、これは単なる設定だとワタシ思いました。当たり前かもしれませんけれど、キャラクターを浮き出させるための手段に過ぎない。スカイ・クロラは戦争反対とかいうテーマとは無関係でしょうね。もう既にそんなことは当然のことになってしまってるんですよ。「戦争は虚しいよ。だけど逃れることはできないよ、人間である限り。そこに生きていることの哀しさがある」って、押井守監督は表現してるんじゃないかなぁ。そして、それはスカイ・クロラの主題じゃない。
ユーイチが眺めるロストック社・兎離洲(ウリス)基地。このシーンでワタシが思い浮かべたのは、なんといっても名作ゲームXevious(ゼビウス)(←クリックするとプレイできます)でございましてね。こいつをアーケードで初めてプレイしたときの驚きといったらなかったんですから。1983年のことでございます。あの時の感動がまざまざと蘇ったココロもちに。
これもXeviousを思い起こさせたシーン。ロストック社の主力戦闘機散香が着陸直前、横回転(ロール)するのですがこのお腹の見せ方がタルケンやテラジ(敵の戦闘機の名前ね)が反転して画面から消えていく様子に似ているンですよ。ちなみに画面下方で走っている少女は草薙瑞季(ミズキ)さま。押井作品につきものの犬はバセット・ハウンド。名前は特になくて、飼い主である「笹倉(永久:トワ)の犬」としか。
最初のほうはですね、とにかく戦闘シーンでの迫力や背景の質感に圧 倒されてしまいました。現代のアニメーションやゲームなんかのコンピュータ・グラフィックスの水準でいけば、当然のレベルなのかも知れませんが、なんせワタシ、観ないし、やらないし。20世紀少年で時が止まっておりましてね、脳味噌が。そのせいか、驚いてしまったのですよ。
一方、違和感もあったんですよね、画像に。物質はスッゴイリアルな質感で迫ってくるのですけれど、登場人物がアニメアニメしておりましてね。「なんだろう、これ。動くものは質感だすのが難しいのか」、なんて。ところがね、これ意図的なんですって。
引用枠でご紹介した、別冊宝島1546に「押井守クロニクル」というページがございまして、テレビや映画等各作品を解説しているんですよ。ワタシ、ほとんど意識して観たことないので、どこ読んでも「ヘー、ホー、ハー」状態。
それでも、スカイ・クロラがヴェネチア映画祭の招待作品からコンペティション参加作品に繰り上がった経緯には、「GOHST IN THE SHELL /攻殻機動隊」と続編「イノセンス」に対する国際的な評価が深く関わっている、ということぐらいはワカるわけです。
それで、「イノセンス」の項目を読んでおりましたらね、「押井語録」というのがございまして。「3Dの背景の違和感を逆手にとった」という記述がございました。
この「イノセンス」で遣われた手法は、そのまま「スカイ・クロラ」でも生かされたということなのでしょう。ワタシはまんまとそれにハマってしまったというわけです。
函南優一(カンナミ ユーイチ)と彼が得意としている戦闘機散香。ちなみにこれは戦闘機のお尻なんです。一般的なプロペラ機はトラクター式といって、機の前方にプロペラがついてますけど、ロストック社(日系企業)はプッシャー式がメイン。冷却という意味で技術的に難しくて、現実社会ではなかなかものになりませんでしたけれど、ジェット機が皆プッシャー式なのはご存知の通り。機能的にはプッシャーが優れているんですって。
このシーンは、スター・ウォーズにおけるところの反乱同盟軍のXウィング・スター・ファイターの編隊がまさにスター・デストロイヤーを破壊せんと飛行している感じ。これがアニメーションで観られるなんて!? 戦闘機の質感といい、雲の様子といい、見事な表現力。
ロストック社軍とラウンテルン社軍との大規模戦闘での爆発シーン。これ、あくまでもお話しですんで楽しめるんですけどね。正直、美しいですよね。巨大な三角形はロストック社の全翼型重爆撃機。飛行雲が画面に彩りを添えています。
物質のリアルな質感もさることながら、戦闘シーンのスケール感がまた素晴らしくてですね、散香が急降下する視点なんかでは恐怖を覚えるほどでしたから。ジェットコースターのような爽快感といってもいい。
戦闘機のアニメーション、しかもプロペラ機(レシプロエンジン機ともいえるのか)といえば、宮崎駿監督作品「紅の豚」でございましょうね。ワタシもこの作品大好きで、レーザーディスクからダビングした(これで15年近く昔だということがバレる)VIDEOを時折取り出しては楽しんでおりますよ。
それで、スカイ・クロラでの戦闘機のシーンについて押井守監督は以下のように述べております。
<『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』押井守監督記者会見/公式HPより>
当然ながら、このアニメーションの世界では宮崎駿監督が大先輩に当たるわけですよ。そして、押井守監督は目をかけられているわけです。名作「ルパン三世 カリオストロの城」の次の劇場用作品を振られたくらいですから。
でも、だからというべきなのか(笑)、二人はライバル関係にありますし、確執があるとみられているのですね。それについては、コチラ押井守監督と宮崎駿の愛憎と確執/[の] のまのしわざに詳しく述べられております。これ、スッゴイ、面白い。特に押井守監督がワタシの愛する「風の谷のナウシカ」をぶった切ってるナウシカに隠された宮崎駿の陰謀なんかの押井監督評を読みますと「なるほど」って思えちゃいます。「ワタシって、なんだかんだ言っても浪花節的日本人なのよ」
でも、ワタシ、アニメアニメした紅の豚もやっぱり好きなのね。
引用枠含めて、文字数制限遣いきってしまいましてね。残りをまんへりで、というのはあんまりなので、記事を分割することにいたしました。続きは「母娘と父子と女と男/スカイ・クロラに観る感情のゆれ」にて。完成はまた伸びますね。まさに「どこまで続くぬかるみぞ」。
宮崎駿監督作品「紅の豚」との比較もね。戦闘機つながりですし。
別冊宝島1546「押井守ワークス+スカイ・クロラ The Sky Crawlers」 映画パンフレットの代わりに紀伊国屋札幌本店でやっとの思いで見つけ出したのがこの1冊。
押井守監督作品 スカイ・クロラThe Sky Crawlers
参考サイト:
»スカイ・クロラ The Sky Crawlers プロモーション映像 /@nifty動画
»スカイ・クロラ The Sky Crawlers/eiga.com
»押井節”全開で各国プレスにポリシー説く/『スカイ・クロラ』ヴェネチア記者会見は重厚な質問続出
»スカイクロラ観賞翌日の興奮fromまんぞうのへりくつ
「素子とかけて水素ととく。そのココロは? どちらも草薙でしょう」
メインは暫定的に草薙水素さまのノーマルパターン。
いうまでもないことですけれど、攻殻機動隊の草薙「中佐」素子(もとこ)さまとスカイ・クロラの草薙「司令官」水素(スイト)さまは全く関係ございません。原作者が違うのですから。
馬鹿な謎掛けで始めてしまいましたけれど、当初「スカイ・クロラ」に関してはそれほど興味を持っていませんでした。「まりも号のラスト・ウィークに立ち会うための時間潰し」に映画でも観ましょうか、というのがきっかけですから。
ところがですねぇ、観終えた直後からというか最中から、ワタシ、すっかりハマってしまいましてね、この作品に。アニメと押井守監督については、ほとんど素人同然なんですけれど、さてどこまで語れるか。
「明日死ぬかもしれない人間が 大人になる必要ってあるんでしょうか」(by 函南優一)
プロモーションヴィディオをご覧になってしまうと、「ショーとしての戦争」というシチュエーションに引っ掛かってしまうかもしれません。でも、これは単なる設定だとワタシ思いました。当たり前かもしれませんけれど、キャラクターを浮き出させるための手段に過ぎない。スカイ・クロラは戦争反対とかいうテーマとは無関係でしょうね。もう既にそんなことは当然のことになってしまってるんですよ。「戦争は虚しいよ。だけど逃れることはできないよ、人間である限り。そこに生きていることの哀しさがある」って、押井守監督は表現してるんじゃないかなぁ。そして、それはスカイ・クロラの主題じゃない。
ユーイチが眺めるロストック社・兎離洲(ウリス)基地。このシーンでワタシが思い浮かべたのは、なんといっても名作ゲームXevious(ゼビウス)(←クリックするとプレイできます)でございましてね。こいつをアーケードで初めてプレイしたときの驚きといったらなかったんですから。1983年のことでございます。あの時の感動がまざまざと蘇ったココロもちに。
これもXeviousを思い起こさせたシーン。ロストック社の主力戦闘機散香が着陸直前、横回転(ロール)するのですがこのお腹の見せ方がタルケンやテラジ(敵の戦闘機の名前ね)が反転して画面から消えていく様子に似ているンですよ。ちなみに画面下方で走っている少女は草薙瑞季(ミズキ)さま。押井作品につきものの犬はバセット・ハウンド。名前は特になくて、飼い主である「笹倉(永久:トワ)の犬」としか。
最初のほうはですね、とにかく戦闘シーンでの迫力や背景の質感に圧 倒されてしまいました。現代のアニメーションやゲームなんかのコンピュータ・グラフィックスの水準でいけば、当然のレベルなのかも知れませんが、なんせワタシ、観ないし、やらないし。20世紀少年で時が止まっておりましてね、脳味噌が。そのせいか、驚いてしまったのですよ。
一方、違和感もあったんですよね、画像に。物質はスッゴイリアルな質感で迫ってくるのですけれど、登場人物がアニメアニメしておりましてね。「なんだろう、これ。動くものは質感だすのが難しいのか」、なんて。ところがね、これ意図的なんですって。
引用枠でご紹介した、別冊宝島1546に「押井守クロニクル」というページがございまして、テレビや映画等各作品を解説しているんですよ。ワタシ、ほとんど意識して観たことないので、どこ読んでも「ヘー、ホー、ハー」状態。
それでも、スカイ・クロラがヴェネチア映画祭の招待作品からコンペティション参加作品に繰り上がった経緯には、「GOHST IN THE SHELL /攻殻機動隊」と続編「イノセンス」に対する国際的な評価が深く関わっている、ということぐらいはワカるわけです。
それで、「イノセンス」の項目を読んでおりましたらね、「押井語録」というのがございまして。「3Dの背景の違和感を逆手にとった」という記述がございました。
この映画では、背景のかなりの部分が3DCGで処理されているが、あえて2Dの手描きキャラクターとの違和感を出し、「仮想現実の世界」を作った。
この「イノセンス」で遣われた手法は、そのまま「スカイ・クロラ」でも生かされたということなのでしょう。ワタシはまんまとそれにハマってしまったというわけです。
函南優一(カンナミ ユーイチ)と彼が得意としている戦闘機散香。ちなみにこれは戦闘機のお尻なんです。一般的なプロペラ機はトラクター式といって、機の前方にプロペラがついてますけど、ロストック社(日系企業)はプッシャー式がメイン。冷却という意味で技術的に難しくて、現実社会ではなかなかものになりませんでしたけれど、ジェット機が皆プッシャー式なのはご存知の通り。機能的にはプッシャーが優れているんですって。
このシーンは、スター・ウォーズにおけるところの反乱同盟軍のXウィング・スター・ファイターの編隊がまさにスター・デストロイヤーを破壊せんと飛行している感じ。これがアニメーションで観られるなんて!? 戦闘機の質感といい、雲の様子といい、見事な表現力。
ロストック社軍とラウンテルン社軍との大規模戦闘での爆発シーン。これ、あくまでもお話しですんで楽しめるんですけどね。正直、美しいですよね。巨大な三角形はロストック社の全翼型重爆撃機。飛行雲が画面に彩りを添えています。
物質のリアルな質感もさることながら、戦闘シーンのスケール感がまた素晴らしくてですね、散香が急降下する視点なんかでは恐怖を覚えるほどでしたから。ジェットコースターのような爽快感といってもいい。
戦闘機のアニメーション、しかもプロペラ機(レシプロエンジン機ともいえるのか)といえば、宮崎駿監督作品「紅の豚」でございましょうね。ワタシもこの作品大好きで、レーザーディスクからダビングした(これで15年近く昔だということがバレる)VIDEOを時折取り出しては楽しんでおりますよ。
それで、スカイ・クロラでの戦闘機のシーンについて押井守監督は以下のように述べております。
戦闘機という重要なアイテムが出てくるのですが、これに関しては今可能なCGの技術をすべて取り入れています。恋愛映画であり、情緒的な映画ではありますが、戦闘機は戦闘機で結構気合を入れて作っています。今まで誰も見たことがないような空中戦にしようと思っています。実際にそういう意気込みで作っていますので、すごいことになっていると思います(笑)。原作を読んだ方はご存知かもしれませんが、レシプロ(プロペラ)戦闘機の世界なので、一番描き甲斐があるんです。昨今の映画でレシプロ戦闘機をメインにした作品はそんなに記憶にないですね。レシプロ飛行機が持っている独特の魅力は、人間の身体の延長感とか、筋力で飛行機を操っているような醍醐味だと思います。それと、如何に空で戦うことが過酷な世界であるかということを表現しました。何時死ぬか分からない戦争という中で、死の可能性を背負って生きているという主人公たちの在りようを表現するためにも戦闘機による空中戦の世界は、力いっぱいやっています。僕は飛行機ものをやるのが夢でしたし、この作品をやるにあたっての動機にもなっています。恐らく今まで誰もやったことがない空中戦が見られるだろうと思っています。空中戦に関しては、宮さん(宮崎駿監督)よりも自信があります。あの人は自分が一番上手いはずだと主張しているけれど(笑)。
<『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』押井守監督記者会見/公式HPより>
当然ながら、このアニメーションの世界では宮崎駿監督が大先輩に当たるわけですよ。そして、押井守監督は目をかけられているわけです。名作「ルパン三世 カリオストロの城」の次の劇場用作品を振られたくらいですから。
でも、だからというべきなのか(笑)、二人はライバル関係にありますし、確執があるとみられているのですね。それについては、コチラ押井守監督と宮崎駿の愛憎と確執/[の] のまのしわざに詳しく述べられております。これ、スッゴイ、面白い。特に押井守監督がワタシの愛する「風の谷のナウシカ」をぶった切ってるナウシカに隠された宮崎駿の陰謀なんかの押井監督評を読みますと「なるほど」って思えちゃいます。「ワタシって、なんだかんだ言っても浪花節的日本人なのよ」
でも、ワタシ、アニメアニメした紅の豚もやっぱり好きなのね。
引用枠含めて、文字数制限遣いきってしまいましてね。残りをまんへりで、というのはあんまりなので、記事を分割することにいたしました。続きは「母娘と父子と女と男/スカイ・クロラに観る感情のゆれ」にて。完成はまた伸びますね。まさに「どこまで続くぬかるみぞ」。
2013年12月02日
ポニョの原型って、アクビちゃん!?
2008年8月17日(日) 18:00 ▼コメント(2)
ねぇ、似てますでしょう。きっと、宮崎駿監督はここからキャラクターのアイデア、パクったと思うんだよなぁ。他の人の目は誤魔化せても、萬造アイは見逃さねぇぜ。
男マサリで素早くて パンチ強くてカッコよく 抜け目ないのはいいけれど 派手ないたずら玉に瑕 あれがそうだよ 魔法の娘(コ) ア・ク・ビ・む・す・めのことなのさ シュワー シュービデュワー アクビむすめは素敵なコ
TVアニメ、ハクション大魔王のエンディング・タイトルを懐かしく眺めておりました。これは魔王の娘役で登場するアクビちゃん をフューチャーしていましてね。そのなかでアクビちゃんが金魚に変身するのですよ。「あら、これって、ポニョじゃん」と。
なぁーんてね。洒落よ、洒落。ワラってくださいな。
いえね、未だ面識はないのですけれど「端萬記」を通じて遣り取りを始めさせていただいた方から、お宝画像満載のDVDを数枚送っていただきましてね。その中に懐かしのTVマンガ主題歌集というのがございまして。
これがもうスゴイ。全97タイトル。個人的に蒐集されたものですから、非常にマニアック。まさにテレビ探偵団 並みといって過言ではないラインアップでしてね。しかもCM無しで138分。
これがスッゴク愉しくてですね。途中でやめることができないんですよ。魔法使いサリーとひみつのアッコちゃんのエンドタイトルもあるんですから。
これで、独りカラオケでも歌えます。
コメント(2件)
08-17 22:16
萪梨
Yes~
あくびちゃんやわ~(^o^)
08-17 23:17
端野 萬造
>萪梨さま
ポニョよりもアクビちゃんのほうがカワイイですよね。小悪魔的にセクシーですし。全然素直じゃなくて移り気っぽく見えるんですけど、実はとっても一途で誠実。いってみれば、加賀まりこさまかな。ご理解できますぅ?
映画を拝見していないので、あくまでワタシの勝手な思い込み(憶測)ですけれど、ポニョはあくまでも宮崎監督の妄想の産物であって、理想的な存在に偏り過ぎるのでは、と。
ある意味享楽的なアクビちゃんのほうが共感できるなぁ、ワタシ。吉田竜夫(タツノコプロ)さまのバランス感覚に軍配をあげたいな、と。
言わずと知れた『崖の上のポニョ』
メインはハクション大魔王エンディングに登場のアクビちゃんのアップ。
ねぇ、似てますでしょう。きっと、宮崎駿監督はここからキャラクターのアイデア、パクったと思うんだよなぁ。他の人の目は誤魔化せても、萬造アイは見逃さねぇぜ。
男マサリで素早くて パンチ強くてカッコよく 抜け目ないのはいいけれど 派手ないたずら玉に瑕 あれがそうだよ 魔法の娘(コ) ア・ク・ビ・む・す・めのことなのさ シュワー シュービデュワー アクビむすめは素敵なコ
TVアニメ、ハクション大魔王のエンディング・タイトルを懐かしく眺めておりました。これは魔王の娘役で登場するアクビちゃん をフューチャーしていましてね。そのなかでアクビちゃんが金魚に変身するのですよ。「あら、これって、ポニョじゃん」と。
なぁーんてね。洒落よ、洒落。ワラってくださいな。
いえね、未だ面識はないのですけれど「端萬記」を通じて遣り取りを始めさせていただいた方から、お宝画像満載のDVDを数枚送っていただきましてね。その中に懐かしのTVマンガ主題歌集というのがございまして。
これがもうスゴイ。全97タイトル。個人的に蒐集されたものですから、非常にマニアック。まさにテレビ探偵団 並みといって過言ではないラインアップでしてね。しかもCM無しで138分。
これがスッゴク愉しくてですね。途中でやめることができないんですよ。魔法使いサリーとひみつのアッコちゃんのエンドタイトルもあるんですから。
これで、独りカラオケでも歌えます。
コメント(2件)
08-17 22:16
萪梨
Yes~
あくびちゃんやわ~(^o^)
08-17 23:17
端野 萬造
>萪梨さま
ポニョよりもアクビちゃんのほうがカワイイですよね。小悪魔的にセクシーですし。全然素直じゃなくて移り気っぽく見えるんですけど、実はとっても一途で誠実。いってみれば、加賀まりこさまかな。ご理解できますぅ?
映画を拝見していないので、あくまでワタシの勝手な思い込み(憶測)ですけれど、ポニョはあくまでも宮崎監督の妄想の産物であって、理想的な存在に偏り過ぎるのでは、と。
ある意味享楽的なアクビちゃんのほうが共感できるなぁ、ワタシ。吉田竜夫(タツノコプロ)さまのバランス感覚に軍配をあげたいな、と。
2013年09月09日
山モナで溜飲下げた林先生/SALAって「ワタシにイイコト」?
2008年7月15日(火) 08:30 ▼コメント(2)
えー、先日盛況のうちに終了した話 題(?)のSALAが開催したプレイベントに潜入取材して参りました。というようなことは残念ながらございませんで。チケット入手はできたのですけれど、行ってしまうほどの興味はございませんでした。
参加者募集用チラシ
講演の採録は22日の十勝毎日新聞本紙に掲載されるようなんで、乞うご期待!ということなんで、ワタシは多分載らないだろうな、という部分をご紹介しましょう。
参加者用チラシ
なんでも林真理子先生はフジテレビ審議委員会の委員をおやりになっているんですって。例の新番組「サキヨミ」で山本モナさまがキャスターとして登場されることに関して、事前に委員会にかけられたそうです。
先生は「まだ、早いンじゃない」とご主張されたのですが押し切られたと。そのアゲクのあの事 態(←事件ではありませんもの)。「それみなさい!!!! あたしの言ったとおりでしょっ!!!!」
どうもSALAのメインは著名人の講演会らしいんですね。無料ってなってますけど、会費が結構な金額になるようですからドウなんでしょ。
林先生の最近のお写真拝見しますと、「(お顔)随分痩せられたわね」とワタシ感心しておったのですけれど、どうも違和感が拭えなくてですね。色がだんだん白くなっていったマイケル・ジャクソンさまに近い印象を持っているのですよ。そうしましたらね、ダイエット好きのエージェントさまによると「子豚みたいな体型で、期待はずれだったの」と。
これがSALAの飯のタネ。結果の読み取り方如何で広告主が釣れるか否か、が決ってくるという。
講演ではジャケットをお召しになっていたご様子なんですが、ぱっつんぱっつんな感じで「ボタン、締められないと思うのよね」ですって。それが証拠に林先生ご本人も「最後のチャンスだと思って、取組んでいるのが加圧トレーニング 」と仰っていたとのことです。
江原スピリチュアル啓之先生のことを発掘されたのが林先生でございますんで、加圧トレーニングもブレイクする可能性大かも知れませんねぇ。でも、最後のチャンスにはならないだろうな、とは思いますけれど(笑) 永遠に続きますって。
林真理子先生のダイエットの行方には正直それほど関心ございませんけれど、SALAの行方は非常に気になっております。これからもウオッチ続けてまいりましょう。おほほ。
コメント(2件)
07-16 23:42
みきおちゃん
林真理子さんってこんな感じだったっけ?
山本モナさんは、
今度はどんな電撃復帰するんでしょうか?
想像もつかない(><)
07-17 05:32
端野 萬造
>みきおちゃんさま
ここ数年、掲載される画像ってこんな感じですよ。でもなんか、ツクってるぽさが否めないんですけど。どうしてなんだろう。過去のイメージのせいなのか。
ワタシ、山本モナさんて全然イメージ湧きません。顔も良く知りませんし、ましてや声やキャラクターなんぞ。興味がないんですね。
彼女について、このようなコメントが寄せられました。
『なんてバカな人。
せっかく番組を持たせてもらったというのにね。
結局、そういう人なんでしょうね。浅はかな人。
山本モナ本人だけが傷つくならいいけれど、他に嫌な想いしている人がたくさんいるんですからねぇ。それを予想もできない人、考える気持ちもない人は大嫌いです。』
というわけである種の女性層の圧倒的不人気状態に駄目押ししちゃいましたから。復帰はない、とワタシは考えます。
チケット、販売から2日間で売り切れました。1,000円という価格設定が良かったのでしょうね。これで50万円の売上が立ったわけです。
※男性の聴講はできませんので、ご了承ください。(←本当だろうなぁ?凄んで、ドウスル)
TOKACHI LADIES PARK SALA
プレイベント特別講演会「小説を書く時間」
講師:林真理子氏 <女性限定>
2008/7/13 13:00開場 14:00開始
帯広市市民文化ホール小ホール(帯広市西5条南11丁目)
参考記事:
SALAについてfromまんぞうのへりくつ
講演会裏バナシfromまんぞうのへりくつ
メインは来場者用パンフレットの「SALA」用コピー。「ルンルンを買っておうちに帰ろう」とドッチ?
えー、先日盛況のうちに終了した話 題(?)のSALAが開催したプレイベントに潜入取材して参りました。というようなことは残念ながらございませんで。チケット入手はできたのですけれど、行ってしまうほどの興味はございませんでした。
参加者募集用チラシ
講演の採録は22日の十勝毎日新聞本紙に掲載されるようなんで、乞うご期待!ということなんで、ワタシは多分載らないだろうな、という部分をご紹介しましょう。
参加者用チラシ
なんでも林真理子先生はフジテレビ審議委員会の委員をおやりになっているんですって。例の新番組「サキヨミ」で山本モナさまがキャスターとして登場されることに関して、事前に委員会にかけられたそうです。
先生は「まだ、早いンじゃない」とご主張されたのですが押し切られたと。そのアゲクのあの事 態(←事件ではありませんもの)。「それみなさい!!!! あたしの言ったとおりでしょっ!!!!」
どうもSALAのメインは著名人の講演会らしいんですね。無料ってなってますけど、会費が結構な金額になるようですからドウなんでしょ。
林先生の最近のお写真拝見しますと、「(お顔)随分痩せられたわね」とワタシ感心しておったのですけれど、どうも違和感が拭えなくてですね。色がだんだん白くなっていったマイケル・ジャクソンさまに近い印象を持っているのですよ。そうしましたらね、ダイエット好きのエージェントさまによると「子豚みたいな体型で、期待はずれだったの」と。
これがSALAの飯のタネ。結果の読み取り方如何で広告主が釣れるか否か、が決ってくるという。
講演ではジャケットをお召しになっていたご様子なんですが、ぱっつんぱっつんな感じで「ボタン、締められないと思うのよね」ですって。それが証拠に林先生ご本人も「最後のチャンスだと思って、取組んでいるのが加圧トレーニング 」と仰っていたとのことです。
江原スピリチュアル啓之先生のことを発掘されたのが林先生でございますんで、加圧トレーニングもブレイクする可能性大かも知れませんねぇ。でも、最後のチャンスにはならないだろうな、とは思いますけれど(笑) 永遠に続きますって。
林真理子先生のダイエットの行方には正直それほど関心ございませんけれど、SALAの行方は非常に気になっております。これからもウオッチ続けてまいりましょう。おほほ。
コメント(2件)
07-16 23:42
みきおちゃん
林真理子さんってこんな感じだったっけ?
山本モナさんは、
今度はどんな電撃復帰するんでしょうか?
想像もつかない(><)
07-17 05:32
端野 萬造
>みきおちゃんさま
ここ数年、掲載される画像ってこんな感じですよ。でもなんか、ツクってるぽさが否めないんですけど。どうしてなんだろう。過去のイメージのせいなのか。
ワタシ、山本モナさんて全然イメージ湧きません。顔も良く知りませんし、ましてや声やキャラクターなんぞ。興味がないんですね。
彼女について、このようなコメントが寄せられました。
『なんてバカな人。
せっかく番組を持たせてもらったというのにね。
結局、そういう人なんでしょうね。浅はかな人。
山本モナ本人だけが傷つくならいいけれど、他に嫌な想いしている人がたくさんいるんですからねぇ。それを予想もできない人、考える気持ちもない人は大嫌いです。』
というわけである種の女性層の圧倒的不人気状態に駄目押ししちゃいましたから。復帰はない、とワタシは考えます。
2013年08月24日
なぜタイ焼きは値上げしないのか/浪花家総本家は十勝小豆に拘り
2008-07-11 09:15:24
毎度お馴染みの日経ビジネスオンラインで注目させていただいている記事に、写真家でもあり作家でもある宮嶋康彦先生がアゲられている『地方再生物語』があります。今週の記事「なぜタイ焼は値上げしないのか?原料高騰どこ吹く風、強いニッポンの味」の中に懐かしい名前がございましてね。
それが東京・麻布十番にあるたい焼き屋・浪花家総本家さまでございます。詳しくは是非とも参考記事をお読みいただきたいのですけれど、浪花家さまは創業明治42年! それ以来、餡子はずうっと十勝産小豆をご利用されています。ワタシ、10年前お店に伺ったことがあるのですけれど、確かに店内に貼り出してありました。
「当店は十勝産小豆を使用しております」(←みたいな内容)
10年前の記述ですけれど、価格を除けば今でも同内容(!)で十分通用するんじゃないかと。もしかすると価格でさえも。
その時も誇らしい気持ちになったものですけれど、創業以来とは知りませんでしたね。当時確かに先代ご主人は蝶ネクタイにチョビ髭、コック帽で「およげ、たいやきくん」のおじさんそっくりで、感心いたしましたね。まぁ、先代がモデルなんですから、当然なんですが。
真ん中くらい横一直線に見えますでしょ。浪花家総本店さまとグリル満点星さまが。
この訪問の時、日曜午後1時TBS系「噂の東京マガジン:平成の常識 やって!TRY(とーらい)」に洋食調理のお手本としてよく登場されるグリル満点星さまにも寄っておりましてね。なんか、おしゃれな感じのビル(そこらじゅうがそうだったんですが)の地階だったか、半地階だったかに位置していたような記憶がございますけれど。
オムレツライス、当時でさえも1,800円!
ピアには明るく開放的と記述されておりましたけれど、午後3時頃曇り空だったせいか、明るくはないなぁ、と思ってました。それと意外とコンパクトなお店でしてね。オーダーしたオムレツライスの印象は全くありません。完全に麻布十番に気後れしてたんでしょうね。
さて、「なぜ、タイ焼は値上げをしないのか?」の記事中の記述なんですけれどね、4代目社長のお話。
「小麦粉に関していえば、タイ焼1個当たりの量はわずかなものです。うちは生地に卵や飴の類いも使いませんし、小豆は昨年、値上がりに備えて年間使用する量をいっぺんに購入したんですよ。600万円ほどかかりましたけどね」
小豆は一昨年から、一大産地の北海道十勝地方で豊作が続き値段が下がっていた。その機を逃さず“一気買い”に出たというわけだ。4代目の思惑どおり、小豆の価格は今年に入って再び値上がりに転じた。冷凍ギョーザ事件以降、中国産食品の輸入が一時期ストップしたために、国内産小豆の需要が高まったことが背景にある。
2度のオイルショックもバブル崩壊時もタイ焼が「酸欠になることはありませんでしたね」と4代目社長は振り返る。
生地も含めてオール十勝産で努力されている、たいやき専門店たいやき工房さまには、なんとか十勝代表としてしっかりやっていただきたいな、と。期待してまっせ。
ぴあMAPぐるめ1999東京・横浜
浪花家総本家(なにわやそうほんけ)
東京都港区麻布十番1-8-14 ℡ 03-3583-4975
定休日 火、第3水(祝日の場合、変更あり) 営業時間 11:00~19:00
参考記事:
»なぜタイ焼は値上げしないのか?原料高騰どこ吹く風、強いニッポンの味/地方再生物語
↑、会員登録(無料)されれば常時全文お読みになることができますし、記事がアガった当日であれば、登録されてなくてもお読みになれます。ちなみに地方再生物語は毎週木曜日ですね。
»帯広 たいやき工房における稀有な技。/*ニソロを見上げ、モシリに立つ*
»十勝の黒豆がリニューアルの決め手/115円の八楽に脱帽
メインは参考記事スライドショーより引用した、タイ焼きの魚拓画像。
毎度お馴染みの日経ビジネスオンラインで注目させていただいている記事に、写真家でもあり作家でもある宮嶋康彦先生がアゲられている『地方再生物語』があります。今週の記事「なぜタイ焼は値上げしないのか?原料高騰どこ吹く風、強いニッポンの味」の中に懐かしい名前がございましてね。
それが東京・麻布十番にあるたい焼き屋・浪花家総本家さまでございます。詳しくは是非とも参考記事をお読みいただきたいのですけれど、浪花家さまは創業明治42年! それ以来、餡子はずうっと十勝産小豆をご利用されています。ワタシ、10年前お店に伺ったことがあるのですけれど、確かに店内に貼り出してありました。
「当店は十勝産小豆を使用しております」(←みたいな内容)
10年前の記述ですけれど、価格を除けば今でも同内容(!)で十分通用するんじゃないかと。もしかすると価格でさえも。
その時も誇らしい気持ちになったものですけれど、創業以来とは知りませんでしたね。当時確かに先代ご主人は蝶ネクタイにチョビ髭、コック帽で「およげ、たいやきくん」のおじさんそっくりで、感心いたしましたね。まぁ、先代がモデルなんですから、当然なんですが。
真ん中くらい横一直線に見えますでしょ。浪花家総本店さまとグリル満点星さまが。
この訪問の時、日曜午後1時TBS系「噂の東京マガジン:平成の常識 やって!TRY(とーらい)」に洋食調理のお手本としてよく登場されるグリル満点星さまにも寄っておりましてね。なんか、おしゃれな感じのビル(そこらじゅうがそうだったんですが)の地階だったか、半地階だったかに位置していたような記憶がございますけれど。
オムレツライス、当時でさえも1,800円!
ピアには明るく開放的と記述されておりましたけれど、午後3時頃曇り空だったせいか、明るくはないなぁ、と思ってました。それと意外とコンパクトなお店でしてね。オーダーしたオムレツライスの印象は全くありません。完全に麻布十番に気後れしてたんでしょうね。
さて、「なぜ、タイ焼は値上げをしないのか?」の記事中の記述なんですけれどね、4代目社長のお話。
「小麦粉に関していえば、タイ焼1個当たりの量はわずかなものです。うちは生地に卵や飴の類いも使いませんし、小豆は昨年、値上がりに備えて年間使用する量をいっぺんに購入したんですよ。600万円ほどかかりましたけどね」
小豆は一昨年から、一大産地の北海道十勝地方で豊作が続き値段が下がっていた。その機を逃さず“一気買い”に出たというわけだ。4代目の思惑どおり、小豆の価格は今年に入って再び値上がりに転じた。冷凍ギョーザ事件以降、中国産食品の輸入が一時期ストップしたために、国内産小豆の需要が高まったことが背景にある。
2度のオイルショックもバブル崩壊時もタイ焼が「酸欠になることはありませんでしたね」と4代目社長は振り返る。
生地も含めてオール十勝産で努力されている、たいやき専門店たいやき工房さまには、なんとか十勝代表としてしっかりやっていただきたいな、と。期待してまっせ。
2013年04月22日
十勝の黒豆がリニューアルの決め手/115円の八樂に脱帽
2008-07-07 00:00:17
出張やなんかでお土産ものに何を選ぶか、というのは実は結構面倒なことであったりします。ワタシ札幌出張の場合、時間の足りない時はスーベニアキヨスク札幌西店さまで札幌タイムズ・スクエアを購入して済ませてしまいますけれど、大抵の場合は札幌大丸さまの地下食料品売り場に参ります。そして、選ぶのは愛知県東海市坂角総本舗さまのゆかりなんですね。それこそ、札幌とは特段ゆかりはないのですけれど。
甘いものが実は誰しも好きなものとは限らないじゃないですか。そんなこともあって、「甘くなくて、美味しくて、高過ぎなくて、貰うと嬉しい」といういわゆる「お茶請」としてどなたにでも差し上げるには最 適、という評価をワタシがしているのはゆかりなんです。1枚90円しないくらいですけど、満足度が高いな、と。
原材料は、「えび、小麦粉、でん粉、砂糖、食塩、調味料」。ね、おせんべいなのにエビが主原料。味わいが濃いのも納得です。ばりっと固くて、それがまた美味しさなんですけれど、歯の丈夫ではない方のためには天まり、という商品もありまして、その気遣いも嬉しい。
このアングルからの画像を掲載している記事ってあんまない、と思うのよね。エビの殻までもが細かくなって入っているの、おワカりになります?これで風味がでるのですよね。
なんといいましょうかね。ものづくりに対する企業の姿勢が好きなんでしょうね、ワタシ。
ですけれど、ゆかりの出来があまりにも良すぎるものですから、他の商品にはなかなか手が出なかったのも現実でしてね。ところが先日、たまたま頂き物のお裾分けを頂戴いたしましてね。初めて、八樂を味わう機会が与えられました。
まず、彩りの多彩さ、美しさに眼を奪われます。それぞれが小さな一品なのにしっかり自己主張できているんですね。厳選された素材が醸しだす存在感なんでしょうか。
壱:姫ゆかり。ゆかりの一口サイズ。
弐:のり。えび煎餅と伊勢湾黒のり。
参:桜えび青のり。瀬戸内の青のりと駿河の桜えび
四:小えび。ポイントは沖縄・糸満沖の焼き塩。
伍:黒ごま。エビと国産炒り黒ゴマ。
六:抹茶。抹茶日本一の愛知西尾産。
七:紫いも。鳴門金時も混ぜ合わせ。
八:黒豆。北海道十勝産を使用。
どうやら、八楽は最近リニューアルしたらしいんですけれど、同社WEBの紹介でも「海山の幸に黒豆が仲間入り」とありますから、十勝産黒豆がポイントになっているんじゃないでしょうか。それだけの価値を認められたということです。ワタシの愛する坂角総本舗さまに。ところで、減らされた素材ってなんなんでしょ。気になるところです。
八楽の素材のこだわりについてはコチラに出ております。ちなみにこの画像は八楽のこだわり素材ではなく、坂角総本舗さまの全製品に関する素材についての説明。全てが紹介されているわけではないのに、しっかり十勝産黒豆が登場してます。海産物には負けてますけれど(笑)。
先日、とある帯広市議会議員の政経セミナー(会費あり)でお茶請にいただいた商品。たまたま、八樂と似た様なコンセプトなので、比較で取り上げることと致しました。
素材をあえて前面に打ち出さない手法も、それはそれでありでしょうし、構えず食べられるという親しみやすさもポイントとはいえます。八楽と比較しなければ、特段不満もございませんけれど、印象には残りづらいでしょうね。
さて、「十勝の黒豆って大したものなんだ」とワタシ思ったのですけれど。実際どんなものなのか、っての地元のワタシが全然ワカってないんですよ、残念ながら。
黒豆、という言葉でイメージできたのはお正月に食べる惣菜の黒豆でしてね。大体において、黒(大)豆と同じものだと思ってませんでしたから。だって、素材の画像でも黒(大)豆はブルーベリーの如くまん丸ですよね、大豆は普通そうなんですが。そして、惣菜の黒豆は楕円形じゃないですか。とても同じものと思えませんでね。
煮ると形が変わるんですね。思いもつかなかったんですよ。確かに大豆を煮て作る納豆も楕円形ですものね。ものを知らない、ってのはほんと恐ろしいですねぇ。「今頃(いい年して)、何言ってんの!?」と罵倒されてしまいました、母に。「お正月の黒豆って、何豆から作るの?」って訊いてしまったんです。
もっと地元のこと、地域のこと知らなきゃだめだよねぇ、と痛感した次第。敵は己の中にあった、ということです。反省しておりますよ。以前、こんなことを吠えたっていうのに。
ちなみに十勝の黒豆(光黒大豆)を商品化しているものは、柳月さまのきなチョコ黒大豆くらいなんでしょうかね。以前商品化された十勝黒豆ロールケーキってのはまだ残っているんでしょうか。
十勝産黒大豆お豆腐を作って全国に販売されているところもある。なんとコシヒカリで有名な新潟県魚沼市のお豆腐店立場とうふさまがお取扱になっている。地方の豆腐店がですよ!
つまりですね、悔しかったんですよ。折角の地元素材を加工品として全国に発信しきれていない現状を。なぜ、加工品にこだわるのか。それは、付加価値をつけた商品を発信していけないと地域が沈むよという危機感なんです。それ、ご理解していただけますかね。
地域のこと、知れば知るほど愛することができるようになりますから。そしてそれは、排他的ということとは全く違う、ということです。他を織らなければ、自己のブラッシュ・アップは難しいですもの。
価格、についても言及したかったのですけれど、もう限界。それはまたの機会にでも。
坂角総本舗 八 樂 YARAKU
参考記事:
»八樂@坂角/関心空間
»坂角総本舗/ゆかりのくちこみ一覧:食べログ.com
»季節限定新商品でたぁ/札幌タイムズ・スクエア「ストロベリー」
»銀座七福神 銀座花のれん:全国みやげ総研
»TORAYA CAFE のあんペーストで考える/端萬久々吼え
メインは八樂をキレイに並べました、上手でしょ、画像。
出張やなんかでお土産ものに何を選ぶか、というのは実は結構面倒なことであったりします。ワタシ札幌出張の場合、時間の足りない時はスーベニアキヨスク札幌西店さまで札幌タイムズ・スクエアを購入して済ませてしまいますけれど、大抵の場合は札幌大丸さまの地下食料品売り場に参ります。そして、選ぶのは愛知県東海市坂角総本舗さまのゆかりなんですね。それこそ、札幌とは特段ゆかりはないのですけれど。
甘いものが実は誰しも好きなものとは限らないじゃないですか。そんなこともあって、「甘くなくて、美味しくて、高過ぎなくて、貰うと嬉しい」といういわゆる「お茶請」としてどなたにでも差し上げるには最 適、という評価をワタシがしているのはゆかりなんです。1枚90円しないくらいですけど、満足度が高いな、と。
原材料は、「えび、小麦粉、でん粉、砂糖、食塩、調味料」。ね、おせんべいなのにエビが主原料。味わいが濃いのも納得です。ばりっと固くて、それがまた美味しさなんですけれど、歯の丈夫ではない方のためには天まり、という商品もありまして、その気遣いも嬉しい。
このアングルからの画像を掲載している記事ってあんまない、と思うのよね。エビの殻までもが細かくなって入っているの、おワカりになります?これで風味がでるのですよね。
なんといいましょうかね。ものづくりに対する企業の姿勢が好きなんでしょうね、ワタシ。
ですけれど、ゆかりの出来があまりにも良すぎるものですから、他の商品にはなかなか手が出なかったのも現実でしてね。ところが先日、たまたま頂き物のお裾分けを頂戴いたしましてね。初めて、八樂を味わう機会が与えられました。
まず、彩りの多彩さ、美しさに眼を奪われます。それぞれが小さな一品なのにしっかり自己主張できているんですね。厳選された素材が醸しだす存在感なんでしょうか。
壱:姫ゆかり。ゆかりの一口サイズ。
弐:のり。えび煎餅と伊勢湾黒のり。
参:桜えび青のり。瀬戸内の青のりと駿河の桜えび
四:小えび。ポイントは沖縄・糸満沖の焼き塩。
伍:黒ごま。エビと国産炒り黒ゴマ。
六:抹茶。抹茶日本一の愛知西尾産。
七:紫いも。鳴門金時も混ぜ合わせ。
八:黒豆。北海道十勝産を使用。
どうやら、八楽は最近リニューアルしたらしいんですけれど、同社WEBの紹介でも「海山の幸に黒豆が仲間入り」とありますから、十勝産黒豆がポイントになっているんじゃないでしょうか。それだけの価値を認められたということです。ワタシの愛する坂角総本舗さまに。ところで、減らされた素材ってなんなんでしょ。気になるところです。
八楽の素材のこだわりについてはコチラに出ております。ちなみにこの画像は八楽のこだわり素材ではなく、坂角総本舗さまの全製品に関する素材についての説明。全てが紹介されているわけではないのに、しっかり十勝産黒豆が登場してます。海産物には負けてますけれど(笑)。
先日、とある帯広市議会議員の政経セミナー(会費あり)でお茶請にいただいた商品。たまたま、八樂と似た様なコンセプトなので、比較で取り上げることと致しました。
素材をあえて前面に打ち出さない手法も、それはそれでありでしょうし、構えず食べられるという親しみやすさもポイントとはいえます。八楽と比較しなければ、特段不満もございませんけれど、印象には残りづらいでしょうね。
さて、「十勝の黒豆って大したものなんだ」とワタシ思ったのですけれど。実際どんなものなのか、っての地元のワタシが全然ワカってないんですよ、残念ながら。
黒豆、という言葉でイメージできたのはお正月に食べる惣菜の黒豆でしてね。大体において、黒(大)豆と同じものだと思ってませんでしたから。だって、素材の画像でも黒(大)豆はブルーベリーの如くまん丸ですよね、大豆は普通そうなんですが。そして、惣菜の黒豆は楕円形じゃないですか。とても同じものと思えませんでね。
煮ると形が変わるんですね。思いもつかなかったんですよ。確かに大豆を煮て作る納豆も楕円形ですものね。ものを知らない、ってのはほんと恐ろしいですねぇ。「今頃(いい年して)、何言ってんの!?」と罵倒されてしまいました、母に。「お正月の黒豆って、何豆から作るの?」って訊いてしまったんです。
もっと地元のこと、地域のこと知らなきゃだめだよねぇ、と痛感した次第。敵は己の中にあった、ということです。反省しておりますよ。以前、こんなことを吠えたっていうのに。
ちなみに十勝の黒豆(光黒大豆)を商品化しているものは、柳月さまのきなチョコ黒大豆くらいなんでしょうかね。以前商品化された十勝黒豆ロールケーキってのはまだ残っているんでしょうか。
十勝産黒大豆お豆腐を作って全国に販売されているところもある。なんとコシヒカリで有名な新潟県魚沼市のお豆腐店立場とうふさまがお取扱になっている。地方の豆腐店がですよ!
つまりですね、悔しかったんですよ。折角の地元素材を加工品として全国に発信しきれていない現状を。なぜ、加工品にこだわるのか。それは、付加価値をつけた商品を発信していけないと地域が沈むよという危機感なんです。それ、ご理解していただけますかね。
地域のこと、知れば知るほど愛することができるようになりますから。そしてそれは、排他的ということとは全く違う、ということです。他を織らなければ、自己のブラッシュ・アップは難しいですもの。
価格、についても言及したかったのですけれど、もう限界。それはまたの機会にでも。
2013年04月14日
帯広コルトの謎に迫って/イカずにどこまで語れるか
2008年7月3日(木) 00:01
いわゆる特殊浴場とるこ風呂の改称が始まったのが1985年のことです。今から23年前になってしまうんですね。「いつのことだったかなぁ」とウィキペディアを確認致しましたらなんと「北海道旭川市・帯広市などの一部地域では『コルト』と呼んでいる」という記述 がございまして驚きました。
東北側から全景を撮影。
ワタシも生まれてからコッチ、ずうっと帯広に在住しておりますけれどコレだけ実態の判然としていない店舗も珍しいなぁ、と思いますです。歴史はもう30年は超えていると思うのですよね。
北側出入り口。18歳未満の方は入っちゃいけません。
すんごい昔、帯広にも遊郭街があったそうです。現在の西5条-西7条北4-5丁目付近に『木賊原(とくさわら)遊郭』というのがあって賑わっていた とのこと。現在でも「木賊原通」の名称が残っております。
現在帯広コルトさまの周囲は駐車場になってしまってますけれど、その場所には笹生内科という住宅兼病院がございましてね。当時の笹生先生といえば泣く子も黙るという大先生ですよ。にも拘らず、隣がそーぷランドってのはどういうことだったんでしょうか。未だにワカリません。どうやって、オープンさせたのだろうな。
つまりワタシのが述べたいのはですね。帯広のこの場所でこれだけ長く営業を続けているということは、それだけの存在価値があった、ということを認めざるを得ない、ということでしてね。
店外唯一の情報らしい情報。
ただ、そのサービスの特殊性から鑑みて、非常にひっそりと周囲に迷惑をかけないように営業し続けていらっしゃることは理解できるのですよ。だって、店舗外に情報らしきもの何も表示ございませんでしょ。そうやって、地味に営業することが大切ってことがワカっていらっしゃるから、営業を続けていくことができているんでしょうね。
東側出入り口。一体ドチラ側がメインの入り口なんだろう。
周囲にいらっしゃいません?「札幌のそーぷに遊びに行ってきた」と誇らしげに語る人種は。ワタシ、あの感性は良く理解できないのですけれど。「行きたいのはワカらんでもないけど、黙って行けよ」
いわゆるデリバリーへるすを帯広で経営されていた方からお話し伺ったことございますけれど、やっぱり女性の管理がとっても大変なんですって。そういった意味での商品管理にはとても気を遣うらしいです。女性同士の喧嘩が絶えないんですって。ネット上での誹謗中傷の嵐なんてのは日常茶飯事。
その方がお話しの中でね「萬造さん、障害者の方専用のデリへるサービスって考えたんですよ、僕」って。ちょうどその頃、「せっくす・ボランティア」 が話題になり始めていた頃でしたから、教えてあげました。あのアイデアどうなったのかしら。業界のこと全く詳しくないので、ワカらないのですけれど。
この間オモシロかったのは、いわゆる業界専門誌を出版されている方とお話ししたときですね。まぁ、興味深い話しが多かったんですが。「この道東で1万部出てるんです」って。なんでも帯広は出張族の方々にとって、非常に楽しめる街でもあるんだそうです。どう楽しめるのか、はワタシにはワカリません。ワタシの年の若い「風俗王」といわれた友人は「帯広でお金遣う気にはなれませんね、ススキノですよススキノ」と申しますし。
さて、記事の核心部分に入りましょうか。今回はあまりに実態がワカらなかったものですから、直接お店に電話をしまして訊いちゃいました。特段、警戒されることもなく教えていただけました。「丁寧に普通に応対することです」
女性は4名だそうです。「年齢層は」とたずねましたら、「うちは皆、30歳以上です」と堂々とお答えいただきました。試しに「50歳くらいまでですか」とツッコんでみましたら「そ、そうですね」と。まぁ、そこらへんはニュアンスの世界ですよ、ビ・ミョ・オでございましょう。そして金額はコミコミで○○○○○円ということでした。
女性の写真なんか置いてないそうですし、選ぶこともできないそうです。予約は可能なようですけれど、人ではなくて時間帯だけのようです。それでもね、この業界もサービス業ですから、常連になれば便宜は図ってもらえるんじゃないでしょうか。「睦月さんにしてね。待ってるから」
ワタシ、システムについて電話で遣り取りいたしているうちに、なんか安心しちゃいました。あと20年もするとワタシも本当のヂヂィになるのですが、その頃独身でいたとすれば、こういったお店があると救われるだろうなぁ、って。肌と肌との触れ合い、って結構大切ですよ。
その時には、この建物はきっと残っていないでしょうね。
この佇まいから考えて、若い方が行く場所ではないですね。ご利用者は50歳以上の方々が多いのじゃないかしら、と想像しますけど、どうなんでしょ。
さて、なんでもいいです、情報ご存知の方はコメントしてくださいな。「男友達から聞いた」という女性からの情報が多くなりそうな予感もございます。
コメント(18件)
07-03 02:52
きよぴ
萬造さんの潜入ではないのですか?(笑)
2年程前に同じ職場にいた後輩(暗っぽい30中程)が手持ちが出来るとコルトかデリって言うのを聞き出した事ありますょ!
料金も聞いたなぁ……
07-03 06:56
端野 萬造
>きよぴさま
ワタシが潜入するにはまだちょっと早いのかなぁ、という気がしておりますよ。そうですねぇ、おねえさまの年齢から勘案して10年後くらいかな。でも、その頃このお店が残っているかどうかは極めて微妙ですね。
そうですか。30代でもご利用される方いらっしゃるのですね。まぁ、不思議なことではないですよねぇ、一番「元気」な頃ですし。ただ、あの建物のイメージがあまりにも場末の雰囲気醸しだしてますんで。
利用未体験のワタシにするとデリは怖い、って印象あります。だってワカンないんだもの。コルトさまについては古くから営業されてトコロでしたら、信頼できるっていうか。
料金はなるほどねぇ、といった感じでしたね。お店とおねえさんの分配はこの比率かな、みたいな。
07-03 09:38
光南の母
おはようございます
朝から楽しい話題ですね(●^o^●)
数年前にお客様から聞いた話(萬造さまの予想どおり!!)です
長期で宿泊している方で「どっかないの??」ときかれたので話のノリで帯広コルトを教えました
張り切っていったのですが受付に50代のおばさんがいたそうです
「いくつの娘いる??」
「そうだねぇみんな25歳以上かね」
「選べる??」
「今空いてるのは一人だけだね」
「上手??」
「ベテランだよ」
「じゃお願いしようかな・・」
と張り切ってお部屋で待っていたら来たのは受け付けのおば様だったそうで・・・それ以上は気の毒で聞けませんでした・・・年齢的には母親相手みたいなものですから・・・
デリへるに関してはホテル業界としては頭の痛いところで各ホテルで対処が分かれるのですが最近は少し落ち着いた感があります 2年前くらいはすごい勢いでした
男って大変・・
07-03 15:31
みきおちゃん
萬造さん…行ったでしょ本当は(ニヤリ)
07-03 19:53
サン♪ @ocn.ne.jp
車でコチラの前を通る事も多いのですが、その時に「ん?何のお店?」と疑問に思って見てました。しかし、私は、画像にもありますが「18歳未満・・・」の部分を、見間違えていまして「入浴」を「入店」だと、ずっと思っていました。
それで、「古くからあるスナックか何かかな?」と(^_^;)
しかも、募集の部分を見て「20歳以上だし、私でもできるかしら?」と一瞬考えた事も。
もちろん、お酒やお話の相手をすればいいという勘違いをしていたからですよ。
問い合わせなくて良かったです。あは~。
「とるこ」なら、さすがに気がつきましたが「コルト」を知らなくて。
でも、直接、聞いてしまうなんて、そのブロガー魂に「○○」してしまいました♪
遊郭街があったのですね。リンク先も読みました。
「肌と肌との触れ合い」は確かに大事ですわね。
でも、私は好きな人とだけしたいですけどね♪
07-03 20:40
端野 萬造
>光南の母さま
一部で伝説として語られていたのは、やはり事実だったのですね。それが確認できただけでも、この記事をアゲた意味があったというものです。
現場の方のレポートですからね、信憑性ありますからとっても意味があります。ワタシも今回は真正面から取材。でも時間訊くの忘れたんだよね。「60分?90分?」
「夢」を壊してしまったかもしれませんね。
ただ、これは潜入取材ではありませんので、「やっぱり、行ってみないとワカンない」ってことがあるかもです。一見客を排除するために、誤った情報をリークするなんて手法はよくある話し。
某ホテルでのバーの帰り、デリへる系の女性とエレベーターでご一緒したことがございます。ワタシ、連れの女性がいたものですから、ちょっと気まずくなりましたね。別に悪いことしてるわけじゃ、ないんですけど。
とりあえず、あ、そういうホテルなのね、と。
07-03 20:57
端野 萬造
>みきおちゃんさま
お金を払って、お風呂に入って、お話しだけで帰ってくる、なんてのも可能性としてはございました。別に好きでもない方と肌を合わせなきゃならない事情にございませんし。とりあえず、電話で目的は達成できましたので、その必要はなかった、ということでございます。
行くなら、20年後かな。
>サン♪さま
スナックというよりはこの構えですから、キャバレーあるいはクラブ、という判断が妥当ですけれど、あなたにソレはワカんないでしょうね。ははは。
むかぁしのそーぷには一人用のサウナ器が備えてあったように記憶しております。首だけ出すタイプのですね。その器械は明らかにイイワケのために設置されていたはずなのですが。
もし、サン♪さまがコンパニオン体験として潜入されることがあればご案内くださいな。その好奇心に「○○」してしまいましょう♪20年後にでも、その機会をお待ちしておりますわ。
07-04 11:29
みきおちゃん
★"端野 萬造さん
えっ萬造さん…
熟女専門かと思ってました(ニタ)
そうそうサウナは「特殊浴場」ですよ!
これがなかなかメンドクサイんです。
学校から何キロ離れてないとか…
銭湯から何キロ以上とか…
税金もぜんぜん違うし(><)
燃料代は上がるし!
景気は悪るいし!
あれ?何の話だったっけ…(自爆)
07-04 12:33
とどこ
ワタシの母の時代の話です。
当時戦後GIともいわれた、アメリカの軍人さんがいた頃の、サッポロで、貸し部屋していた母の実家。
下は母たち家族が暮らし、二階の何部屋かは、今でいうデリヘル、みたいな人がいて、アメリカさんが出入りしていたそうです。
隠れてそういう貸し部屋をやっていたみたいですが
母はそれこそ、ギブミーチョコ。チョコやお菓子をアメリカさんからもらって、可愛がられたとか。
遊廓で、思い出しました。
コルトかあ~。
考えたものですね
行く人いるのかな
07-04 20:24
端野 萬造
>みきおちゃんさま
女性に関しては年齢で好き嫌いはないんですよ。ワタシはただ素敵な女性が好きなだけでして。食べ物と同じですね。
ふうむ。帯広市内の銭湯にサウナは必須のアイテム。サウナをメインにしちゃうと色々あるのですよね。これは業界で運動するしかないのだけれど。サウナ専業って、減ってるんじゃないでしょーか。少なくとも、帯広からは消えてしまいました。
>とどこさま
ははぁ。いわゆるマンションへるすみたいなものですね。うむむ、マントルのほうが実態に近いか。当時は「ちょんのま(ちょっとの間)」とかいったんだったかな。それもGI専門っていうのがあったんですね。
生きんがため、という切実なものが伝わってきますよね。世間的に性に対する意識だって、今とは比較にならないくらい厳しかっただろうし。特に女性にとっては。
ジャズメンでしたら、「ルートコ」にしたんじゃないかと。ハハハ。
07-04 20:48
とどこ
★"端野 萬造さん
その頃の彼女たちの写真、昔見せてもらったこと、
あります。
綺麗ですよ
彼女らは、ちゃんと自宅はあって、勤め先が、うちだったようで、貸し部屋って
言われていた由来です。
07-04 23:06
端野 萬造
>とどこさま
あまり軽々しい物言いはできないな、と感じておりますよ。いわゆる、からゆきさんに限らず当時性産業に従事していた女性というのは少なからず、ある程度の使命感みたいなものがあったんじゃないかな、と。「軍人さんのため、お国のため」
そういったものが支えになっていた部分ってあったんでしょうね。それは国家による一種の詐欺というか搾取であったわけなんですが。で、戦後進駐軍が登場すると「他の娘たちを護らんがため」という健気な部分も想像されるのですよ。
なにより自分のためというよりも、父や母、自分の兄弟姉妹のために、っていう部分が大きかったはず。
準備がないので、これ以上は控えておきましょう。
07-04 23:13
とどこ
そうですね・・・。
時代が違いますから。
はい・・・つかぬことかいて
炎上しては笑いごとではすみませんからね。
そういう話もあったということで。
おしまいにしましょう・・・
07-05 00:00
端野 萬造
>とどこさま
ははは。炎上は決して嫌いではありません。「喧嘩上等ご意見承ります」がワタシの身上ですから。ただね、感情的に先走った物言いやデリケートな事柄について準備のないままカキコするのは避けなければならないな、と感じている次第。最初から負ける喧嘩はするべきじゃないですもの。負けるとワカっていても、理由があるなら戦わざるを得ませんけれど。「前向きで倒れるなら結構」
時折、マイとかちブログ上で「微笑ましい」遣り取りを眼にすることがございますけれど、あれ愉しいんですよね。人の火事場見物するくらいオモシろいことはない。そういった意味で最近の端萬記はオモシロみに欠けているのでしょう。「まんへり」の閲覧数が盛り下がっていますもの。
まぁ元々「端萬記」は自分のためにカキコするものの「お裾分け」が原点ですんでね。それで一向に構わないのですけれど。恥ずかしい自己を晒すことで鍛錬できればな、と。
07-05 09:21
とどこ
★"端野 萬造さん
映画吉原炎上に
ひっかけて見ました。
なはは。
帯広はまだ住み始めて
15年ぐらいなんで、昔の
話はさっぱりなんです
07-05 20:41
端野 萬造
>とどこさま
なるほどね、「サンダカン八番娼館 望郷」から
「吉原炎上」へと時代は遡ってしまったわけですな。
http://jp.youtube.com/watch?v=RmSMQnOyYXw
いや、今「サンダカン」か「吉原」の映像探したんですけど、なぜかサンダーバードからこんなのに辿りついてしまいました。スバラシイ、カッコイイ。「ウルトラセブン」と「エヴァ」のコラボレーションなんて想像できます? これやったのワタシと近い世代の方なんだろうなぁ。
この、ウルトラホーク1号の発信シーンというのは今観てもホント、カコイイ! 涙ものの名シーンですからね、ってワタシだけ!?
07-09 01:08
しょうぞう。
昔、うちの近所の高校の新聞部が「帯広○ル○に取材に行った」という噂を聞いたことがあります。
真実ならその頃の新聞部の方のお話をぜひ伺いたいですね(^-^)
07-09 05:57
端野 萬造
>しょうぞう。さま
はははぁ。そんな取材をされるのは定時制ではないほうでしょうから、18歳未満の方もいらっしゃるハズ。まぁ、入店しないまでも取材はできますからねぇ。ちなみに記事にはなったのでしょうか!?
高校生新聞にも関わらず(相応しく?)割りとアバンギャルドな編集方針と耳にしたことがございますから、載ったのかもしれませんね。
ワタシが同じ世代の頃には、どういった印象を持っていたのか、記憶に残っておりませんね。もう、4半世紀前になってしまいましたけれど。
まぁ、色々差しさわりもあるでしょうから、コッソリアゲておきましょう。でもこの記事、帯広のある面の文化があるんだろうなぁ、って。ワタシだからこそ、この記事はアゲられるという自負がございます。
そーぷらんど帯広コルト
帯広市西1条南8丁目2-5 ℡ 0155-23-5358
定休日 年中無休 営業時間 17:00~23:40
参考記事:
10月26日 帯広レスト/★コラアゲンはいごうまんのブログ 『僕の細道』
『華麗ばば族』ちゃんば~に萬造潜入
『華麗なるばば族』に萬造悶絶/ババークラブちゃんば~
メインは名門通りの灯りが遠くに見えるのが気に入ってます画像。
いわゆる特殊浴場とるこ風呂の改称が始まったのが1985年のことです。今から23年前になってしまうんですね。「いつのことだったかなぁ」とウィキペディアを確認致しましたらなんと「北海道旭川市・帯広市などの一部地域では『コルト』と呼んでいる」という記述 がございまして驚きました。
東北側から全景を撮影。
ワタシも生まれてからコッチ、ずうっと帯広に在住しておりますけれどコレだけ実態の判然としていない店舗も珍しいなぁ、と思いますです。歴史はもう30年は超えていると思うのですよね。
北側出入り口。18歳未満の方は入っちゃいけません。
すんごい昔、帯広にも遊郭街があったそうです。現在の西5条-西7条北4-5丁目付近に『木賊原(とくさわら)遊郭』というのがあって賑わっていた とのこと。現在でも「木賊原通」の名称が残っております。
現在帯広コルトさまの周囲は駐車場になってしまってますけれど、その場所には笹生内科という住宅兼病院がございましてね。当時の笹生先生といえば泣く子も黙るという大先生ですよ。にも拘らず、隣がそーぷランドってのはどういうことだったんでしょうか。未だにワカリません。どうやって、オープンさせたのだろうな。
つまりワタシのが述べたいのはですね。帯広のこの場所でこれだけ長く営業を続けているということは、それだけの存在価値があった、ということを認めざるを得ない、ということでしてね。
店外唯一の情報らしい情報。
ただ、そのサービスの特殊性から鑑みて、非常にひっそりと周囲に迷惑をかけないように営業し続けていらっしゃることは理解できるのですよ。だって、店舗外に情報らしきもの何も表示ございませんでしょ。そうやって、地味に営業することが大切ってことがワカっていらっしゃるから、営業を続けていくことができているんでしょうね。
東側出入り口。一体ドチラ側がメインの入り口なんだろう。
周囲にいらっしゃいません?「札幌のそーぷに遊びに行ってきた」と誇らしげに語る人種は。ワタシ、あの感性は良く理解できないのですけれど。「行きたいのはワカらんでもないけど、黙って行けよ」
いわゆるデリバリーへるすを帯広で経営されていた方からお話し伺ったことございますけれど、やっぱり女性の管理がとっても大変なんですって。そういった意味での商品管理にはとても気を遣うらしいです。女性同士の喧嘩が絶えないんですって。ネット上での誹謗中傷の嵐なんてのは日常茶飯事。
その方がお話しの中でね「萬造さん、障害者の方専用のデリへるサービスって考えたんですよ、僕」って。ちょうどその頃、「せっくす・ボランティア」 が話題になり始めていた頃でしたから、教えてあげました。あのアイデアどうなったのかしら。業界のこと全く詳しくないので、ワカらないのですけれど。
この間オモシロかったのは、いわゆる業界専門誌を出版されている方とお話ししたときですね。まぁ、興味深い話しが多かったんですが。「この道東で1万部出てるんです」って。なんでも帯広は出張族の方々にとって、非常に楽しめる街でもあるんだそうです。どう楽しめるのか、はワタシにはワカリません。ワタシの年の若い「風俗王」といわれた友人は「帯広でお金遣う気にはなれませんね、ススキノですよススキノ」と申しますし。
さて、記事の核心部分に入りましょうか。今回はあまりに実態がワカらなかったものですから、直接お店に電話をしまして訊いちゃいました。特段、警戒されることもなく教えていただけました。「丁寧に普通に応対することです」
女性は4名だそうです。「年齢層は」とたずねましたら、「うちは皆、30歳以上です」と堂々とお答えいただきました。試しに「50歳くらいまでですか」とツッコんでみましたら「そ、そうですね」と。まぁ、そこらへんはニュアンスの世界ですよ、ビ・ミョ・オでございましょう。そして金額はコミコミで○○○○○円ということでした。
女性の写真なんか置いてないそうですし、選ぶこともできないそうです。予約は可能なようですけれど、人ではなくて時間帯だけのようです。それでもね、この業界もサービス業ですから、常連になれば便宜は図ってもらえるんじゃないでしょうか。「睦月さんにしてね。待ってるから」
ワタシ、システムについて電話で遣り取りいたしているうちに、なんか安心しちゃいました。あと20年もするとワタシも本当のヂヂィになるのですが、その頃独身でいたとすれば、こういったお店があると救われるだろうなぁ、って。肌と肌との触れ合い、って結構大切ですよ。
その時には、この建物はきっと残っていないでしょうね。
この佇まいから考えて、若い方が行く場所ではないですね。ご利用者は50歳以上の方々が多いのじゃないかしら、と想像しますけど、どうなんでしょ。
さて、なんでもいいです、情報ご存知の方はコメントしてくださいな。「男友達から聞いた」という女性からの情報が多くなりそうな予感もございます。
コメント(18件)
07-03 02:52
きよぴ
萬造さんの潜入ではないのですか?(笑)
2年程前に同じ職場にいた後輩(暗っぽい30中程)が手持ちが出来るとコルトかデリって言うのを聞き出した事ありますょ!
料金も聞いたなぁ……
07-03 06:56
端野 萬造
>きよぴさま
ワタシが潜入するにはまだちょっと早いのかなぁ、という気がしておりますよ。そうですねぇ、おねえさまの年齢から勘案して10年後くらいかな。でも、その頃このお店が残っているかどうかは極めて微妙ですね。
そうですか。30代でもご利用される方いらっしゃるのですね。まぁ、不思議なことではないですよねぇ、一番「元気」な頃ですし。ただ、あの建物のイメージがあまりにも場末の雰囲気醸しだしてますんで。
利用未体験のワタシにするとデリは怖い、って印象あります。だってワカンないんだもの。コルトさまについては古くから営業されてトコロでしたら、信頼できるっていうか。
料金はなるほどねぇ、といった感じでしたね。お店とおねえさんの分配はこの比率かな、みたいな。
07-03 09:38
光南の母
おはようございます
朝から楽しい話題ですね(●^o^●)
数年前にお客様から聞いた話(萬造さまの予想どおり!!)です
長期で宿泊している方で「どっかないの??」ときかれたので話のノリで帯広コルトを教えました
張り切っていったのですが受付に50代のおばさんがいたそうです
「いくつの娘いる??」
「そうだねぇみんな25歳以上かね」
「選べる??」
「今空いてるのは一人だけだね」
「上手??」
「ベテランだよ」
「じゃお願いしようかな・・」
と張り切ってお部屋で待っていたら来たのは受け付けのおば様だったそうで・・・それ以上は気の毒で聞けませんでした・・・年齢的には母親相手みたいなものですから・・・
デリへるに関してはホテル業界としては頭の痛いところで各ホテルで対処が分かれるのですが最近は少し落ち着いた感があります 2年前くらいはすごい勢いでした
男って大変・・
07-03 15:31
みきおちゃん
萬造さん…行ったでしょ本当は(ニヤリ)
07-03 19:53
サン♪ @ocn.ne.jp
車でコチラの前を通る事も多いのですが、その時に「ん?何のお店?」と疑問に思って見てました。しかし、私は、画像にもありますが「18歳未満・・・」の部分を、見間違えていまして「入浴」を「入店」だと、ずっと思っていました。
それで、「古くからあるスナックか何かかな?」と(^_^;)
しかも、募集の部分を見て「20歳以上だし、私でもできるかしら?」と一瞬考えた事も。
もちろん、お酒やお話の相手をすればいいという勘違いをしていたからですよ。
問い合わせなくて良かったです。あは~。
「とるこ」なら、さすがに気がつきましたが「コルト」を知らなくて。
でも、直接、聞いてしまうなんて、そのブロガー魂に「○○」してしまいました♪
遊郭街があったのですね。リンク先も読みました。
「肌と肌との触れ合い」は確かに大事ですわね。
でも、私は好きな人とだけしたいですけどね♪
07-03 20:40
端野 萬造
>光南の母さま
一部で伝説として語られていたのは、やはり事実だったのですね。それが確認できただけでも、この記事をアゲた意味があったというものです。
現場の方のレポートですからね、信憑性ありますからとっても意味があります。ワタシも今回は真正面から取材。でも時間訊くの忘れたんだよね。「60分?90分?」
「夢」を壊してしまったかもしれませんね。
ただ、これは潜入取材ではありませんので、「やっぱり、行ってみないとワカンない」ってことがあるかもです。一見客を排除するために、誤った情報をリークするなんて手法はよくある話し。
某ホテルでのバーの帰り、デリへる系の女性とエレベーターでご一緒したことがございます。ワタシ、連れの女性がいたものですから、ちょっと気まずくなりましたね。別に悪いことしてるわけじゃ、ないんですけど。
とりあえず、あ、そういうホテルなのね、と。
07-03 20:57
端野 萬造
>みきおちゃんさま
お金を払って、お風呂に入って、お話しだけで帰ってくる、なんてのも可能性としてはございました。別に好きでもない方と肌を合わせなきゃならない事情にございませんし。とりあえず、電話で目的は達成できましたので、その必要はなかった、ということでございます。
行くなら、20年後かな。
>サン♪さま
スナックというよりはこの構えですから、キャバレーあるいはクラブ、という判断が妥当ですけれど、あなたにソレはワカんないでしょうね。ははは。
むかぁしのそーぷには一人用のサウナ器が備えてあったように記憶しております。首だけ出すタイプのですね。その器械は明らかにイイワケのために設置されていたはずなのですが。
もし、サン♪さまがコンパニオン体験として潜入されることがあればご案内くださいな。その好奇心に「○○」してしまいましょう♪20年後にでも、その機会をお待ちしておりますわ。
07-04 11:29
みきおちゃん
★"端野 萬造さん
えっ萬造さん…
熟女専門かと思ってました(ニタ)
そうそうサウナは「特殊浴場」ですよ!
これがなかなかメンドクサイんです。
学校から何キロ離れてないとか…
銭湯から何キロ以上とか…
税金もぜんぜん違うし(><)
燃料代は上がるし!
景気は悪るいし!
あれ?何の話だったっけ…(自爆)
07-04 12:33
とどこ
ワタシの母の時代の話です。
当時戦後GIともいわれた、アメリカの軍人さんがいた頃の、サッポロで、貸し部屋していた母の実家。
下は母たち家族が暮らし、二階の何部屋かは、今でいうデリヘル、みたいな人がいて、アメリカさんが出入りしていたそうです。
隠れてそういう貸し部屋をやっていたみたいですが
母はそれこそ、ギブミーチョコ。チョコやお菓子をアメリカさんからもらって、可愛がられたとか。
遊廓で、思い出しました。
コルトかあ~。
考えたものですね
行く人いるのかな
07-04 20:24
端野 萬造
>みきおちゃんさま
女性に関しては年齢で好き嫌いはないんですよ。ワタシはただ素敵な女性が好きなだけでして。食べ物と同じですね。
ふうむ。帯広市内の銭湯にサウナは必須のアイテム。サウナをメインにしちゃうと色々あるのですよね。これは業界で運動するしかないのだけれど。サウナ専業って、減ってるんじゃないでしょーか。少なくとも、帯広からは消えてしまいました。
>とどこさま
ははぁ。いわゆるマンションへるすみたいなものですね。うむむ、マントルのほうが実態に近いか。当時は「ちょんのま(ちょっとの間)」とかいったんだったかな。それもGI専門っていうのがあったんですね。
生きんがため、という切実なものが伝わってきますよね。世間的に性に対する意識だって、今とは比較にならないくらい厳しかっただろうし。特に女性にとっては。
ジャズメンでしたら、「ルートコ」にしたんじゃないかと。ハハハ。
07-04 20:48
とどこ
★"端野 萬造さん
その頃の彼女たちの写真、昔見せてもらったこと、
あります。
綺麗ですよ
彼女らは、ちゃんと自宅はあって、勤め先が、うちだったようで、貸し部屋って
言われていた由来です。
07-04 23:06
端野 萬造
>とどこさま
あまり軽々しい物言いはできないな、と感じておりますよ。いわゆる、からゆきさんに限らず当時性産業に従事していた女性というのは少なからず、ある程度の使命感みたいなものがあったんじゃないかな、と。「軍人さんのため、お国のため」
そういったものが支えになっていた部分ってあったんでしょうね。それは国家による一種の詐欺というか搾取であったわけなんですが。で、戦後進駐軍が登場すると「他の娘たちを護らんがため」という健気な部分も想像されるのですよ。
なにより自分のためというよりも、父や母、自分の兄弟姉妹のために、っていう部分が大きかったはず。
準備がないので、これ以上は控えておきましょう。
07-04 23:13
とどこ
そうですね・・・。
時代が違いますから。
はい・・・つかぬことかいて
炎上しては笑いごとではすみませんからね。
そういう話もあったということで。
おしまいにしましょう・・・
07-05 00:00
端野 萬造
>とどこさま
ははは。炎上は決して嫌いではありません。「喧嘩上等ご意見承ります」がワタシの身上ですから。ただね、感情的に先走った物言いやデリケートな事柄について準備のないままカキコするのは避けなければならないな、と感じている次第。最初から負ける喧嘩はするべきじゃないですもの。負けるとワカっていても、理由があるなら戦わざるを得ませんけれど。「前向きで倒れるなら結構」
時折、マイとかちブログ上で「微笑ましい」遣り取りを眼にすることがございますけれど、あれ愉しいんですよね。人の火事場見物するくらいオモシろいことはない。そういった意味で最近の端萬記はオモシロみに欠けているのでしょう。「まんへり」の閲覧数が盛り下がっていますもの。
まぁ元々「端萬記」は自分のためにカキコするものの「お裾分け」が原点ですんでね。それで一向に構わないのですけれど。恥ずかしい自己を晒すことで鍛錬できればな、と。
07-05 09:21
とどこ
★"端野 萬造さん
映画吉原炎上に
ひっかけて見ました。
なはは。
帯広はまだ住み始めて
15年ぐらいなんで、昔の
話はさっぱりなんです
07-05 20:41
端野 萬造
>とどこさま
なるほどね、「サンダカン八番娼館 望郷」から
「吉原炎上」へと時代は遡ってしまったわけですな。
http://jp.youtube.com/watch?v=RmSMQnOyYXw
いや、今「サンダカン」か「吉原」の映像探したんですけど、なぜかサンダーバードからこんなのに辿りついてしまいました。スバラシイ、カッコイイ。「ウルトラセブン」と「エヴァ」のコラボレーションなんて想像できます? これやったのワタシと近い世代の方なんだろうなぁ。
この、ウルトラホーク1号の発信シーンというのは今観てもホント、カコイイ! 涙ものの名シーンですからね、ってワタシだけ!?
07-09 01:08
しょうぞう。
昔、うちの近所の高校の新聞部が「帯広○ル○に取材に行った」という噂を聞いたことがあります。
真実ならその頃の新聞部の方のお話をぜひ伺いたいですね(^-^)
07-09 05:57
端野 萬造
>しょうぞう。さま
はははぁ。そんな取材をされるのは定時制ではないほうでしょうから、18歳未満の方もいらっしゃるハズ。まぁ、入店しないまでも取材はできますからねぇ。ちなみに記事にはなったのでしょうか!?
高校生新聞にも関わらず(相応しく?)割りとアバンギャルドな編集方針と耳にしたことがございますから、載ったのかもしれませんね。
ワタシが同じ世代の頃には、どういった印象を持っていたのか、記憶に残っておりませんね。もう、4半世紀前になってしまいましたけれど。
2013年04月08日
パンの満寿屋と雑穀のヤマチューと/無ければ作ろうでいいじゃん
2008-07-02 08:20:13
日経ビジネス誌がまた日本の食糧問題について、しっかりした記事をアゲてくださいました。残念ながら十勝帯広では書店売りをしていない雑誌なんですけれど、十勝の関係者が見開きでドドーンと紹介されておりましたよ。
その記事は『パン向け小麦 0.7%からの挑戦』というものでして。
日本人の小麦消費量のうち、最大を占めるのはパンだ。実に4分の1の小麦をパンとして食べている計算になる。ところが国産小麦のうち、製パン向けとされる、いわゆる「強力粉」に分類される小麦粉の生産量は、わずか5%に過ぎない。つまり。国産率13%×製パンに利用できる割合5%。実に日本のパン自給率は「0.7%」という、驚くべき数字になる。(Nikkei Buisiness2008/6/16号36ページより)
ここで、国産パン向け小麦を育てる三位一体として紹介されているのが、研究機関北海道農業研究センター 西尾善太研究員、雑穀卸売り、製粉山本忠信商店 山本マサヒコ専務、加工・販売業者満寿屋商店 杉山雅則社長の三氏です。うち、山本忠信商店さまは音更町が本社ですし、満寿屋商店さまはますやパンとして、帯広及び近郊に店舗を構えています。ちょっと長くなっちゃいますけど、引用しますね。
ま、最初の問題に戻りますとね。パン向け小麦の国産比率が0.7%と異様に低いのはどうやらホクシンに代表される「うどん向け小麦」の生産に偏っていた、というか安定して生産できるのはその品種しかなかった、というのが実態のようです。
ホクシン(中力粉)で作るうどんの消費量は年々落ちていて、強力粉で作るパンや中華麺の需要は安定しているんですって。需要と供給のバランスが崩れていたところにキタノカオリ(強力粉)が登場したのですね。杉山社長が絶賛するように、その品質は輸入されるパン向け小麦と比べても遜色ない、とのこと。
こういった記事で、十勝の方が紹介されるって、ほんと気持ちいいものですね。
ついでにご紹介。「米」の生産農家も相当苦しんでおられるようです。そこで米を「ご飯」以外の方法で食べてもらえるような取組が始まっています。「米粉」でパンを焼いたり、麺をつくったり。国産飼料用米もあって「こめ育ち豚・純粋金華豚」の成功は高く評価されているようです。
まぁ、こういった記事に触れますと、ある企業のことをつくづく思い起こしてしまうわけですよ。「今のところ出番はありません」とそれこそ慇懃無礼に申すよりも地元企業としてするべきことがあるんじゃないかなぁ、って。地域のイメージに寄りかかって商売をしている以上、ある程度の責任分担は必要なんじゃないでしょうかね。ハッキリ言えばまだ可愛いのに。「地元産使うと高くって、儲からないんだよ。社員と自分の生活守るためにしょーがないんだよ」って。
Nikkei Business日経ビジネス2008.6.16号
特集 食の細道資源なき国の新・列島改造論
参考記事:
»道民コンセンサス会議落選作/萬造、道庁に行き損ねる
↑、日経ビジネス2006.1.30号「誰も言わない食の危機 満腹ニッポンの油断について述べました。
メインはNikkei Buisiness2008/6/16号37ページで紹介された画像
日経ビジネス誌がまた日本の食糧問題について、しっかりした記事をアゲてくださいました。残念ながら十勝帯広では書店売りをしていない雑誌なんですけれど、十勝の関係者が見開きでドドーンと紹介されておりましたよ。
その記事は『パン向け小麦 0.7%からの挑戦』というものでして。
日本人の小麦消費量のうち、最大を占めるのはパンだ。実に4分の1の小麦をパンとして食べている計算になる。ところが国産小麦のうち、製パン向けとされる、いわゆる「強力粉」に分類される小麦粉の生産量は、わずか5%に過ぎない。つまり。国産率13%×製パンに利用できる割合5%。実に日本のパン自給率は「0.7%」という、驚くべき数字になる。(Nikkei Buisiness2008/6/16号36ページより)
ここで、国産パン向け小麦を育てる三位一体として紹介されているのが、研究機関北海道農業研究センター 西尾善太研究員、雑穀卸売り、製粉山本忠信商店 山本マサヒコ専務、加工・販売業者満寿屋商店 杉山雅則社長の三氏です。うち、山本忠信商店さまは音更町が本社ですし、満寿屋商店さまはますやパンとして、帯広及び近郊に店舗を構えています。ちょっと長くなっちゃいますけど、引用しますね。
(前略)(ますやパンの)杉山社長が地元産の原料にこだわったは、生産者の顔を知り、生産工程を自分の目で確認できるから。地元産の小麦キタノカオリで作られた強力粉を使うことに決めたのも同じ理由だったが、それだけではない。「香りが良く、ふっくらとおいしいパンが焼ける」。杉山社長はその品質にもすっかり惚れ込んでいる。
小麦の集荷、卸売り、製粉を手がける山本忠信商店(北海道音更町)の山本マサヒコ専務もキタノカオリの品質を認めた1人だ。同社では、十勝産の他品種の小麦とキタノカオリをブレンドして「十勝産100%の強力粉」として「春の香りの青い空」を売り出した。1kgで350円。もちろん外国産小麦で作られた強力粉よりは高価だが、家庭で日常的に買えない金額ではない。全国から注文が届く。
両氏が口を揃えるのは「安心・安全」という言葉だ。国産だから安全というのは短絡的だが、それでも長期輸送や備蓄を要する輸入品よりも防腐剤や殺虫剤の使用量が少なくて済む。高コストであっても、その「安心・安全」と品質のためには、消費者は相応の対価を支払ってくれる。(後略)
ま、最初の問題に戻りますとね。パン向け小麦の国産比率が0.7%と異様に低いのはどうやらホクシンに代表される「うどん向け小麦」の生産に偏っていた、というか安定して生産できるのはその品種しかなかった、というのが実態のようです。
ホクシン(中力粉)で作るうどんの消費量は年々落ちていて、強力粉で作るパンや中華麺の需要は安定しているんですって。需要と供給のバランスが崩れていたところにキタノカオリ(強力粉)が登場したのですね。杉山社長が絶賛するように、その品質は輸入されるパン向け小麦と比べても遜色ない、とのこと。
こういった記事で、十勝の方が紹介されるって、ほんと気持ちいいものですね。
ついでにご紹介。「米」の生産農家も相当苦しんでおられるようです。そこで米を「ご飯」以外の方法で食べてもらえるような取組が始まっています。「米粉」でパンを焼いたり、麺をつくったり。国産飼料用米もあって「こめ育ち豚・純粋金華豚」の成功は高く評価されているようです。
まぁ、こういった記事に触れますと、ある企業のことをつくづく思い起こしてしまうわけですよ。「今のところ出番はありません」とそれこそ慇懃無礼に申すよりも地元企業としてするべきことがあるんじゃないかなぁ、って。地域のイメージに寄りかかって商売をしている以上、ある程度の責任分担は必要なんじゃないでしょうかね。ハッキリ言えばまだ可愛いのに。「地元産使うと高くって、儲からないんだよ。社員と自分の生活守るためにしょーがないんだよ」って。
2013年04月07日
六花亭のチラシに萬造唸る/どこを目指しておいでなのか興味津々
2008年7月1日(火) 08:30 ▼コメント(5)
東京にお仕事で出掛けていたエージェントさまが「ねぇねぇ、オモシロいもの見つけちゃったぁ」と画像付きでメールしてくださいました。ワタシのお返事は「まんへりのネタをありがとう。チラシ現物持ってきてくださいな」でした。ところがチラシをつくづく眺めて、ネットで状況調べるうちに「これは記事にしとこうかな」と。
最初、新聞折込チラシは東京近辺だけなのかな、と思っておりました。ネットで確認致しますとどうやら大阪方面でもやっているようですね。恐らく、全国的なマーケティング調査も兼ねた取組なのでしょうね。
ネット上での評判を「六花亭 チラシ」で検索しますと結構出てまいります。諸手を挙げて喜んでいる方がほとんどですね。でもなかには異なる視点でご覧になっていらっしゃる方もいて、ワタシは喜んでしまうワケなんですが。「チラシにどんだけ払ってるんだろう」って疑問を呈している記事もございました。
ワタシはマーケティングの一環、という視点で今回の事象を眺めましたけれど、主婦のブログで販売チャネル(チャンネルぢゃないよ、チャネル)という視点で論評されていらっしゃるんですよね。
企業の行動といいましょうか、理念といいましょうか。そういったものも「企業価値」として消費者の評価に晒されているわけですよ。大きい企業になるのであれば、尚更のこと。それが責任であり、信用であり。
これは憶測ですけれど、六花亭内で議論されている同社最大のリスクは「十勝帯広に本社・主力工場があること」だと思います。だって、日本最大の消費地である関東圏から遠すぎるのですもの。以下の文章に図らずもその意図が露呈しているなぁ、と。
携帯の方はお読みになれないですね。すっごく、野心的な内容だなぁ、とワタシ思いますです、ハイ。まさに「袈裟の下には鎧を着ている」なぁ、と。
「毎日のおやつをひとつ、ふたつ買いに、気軽に足を運んでいただけるような、いつものおやつ屋なのです」と一見謙虚なカキコですけれど、これって実際考えてみると大変なことですよね。「日本全国、そこらじゅうに六花亭」を目指しているってことですもの。
それでね、まず手始めに通信販売の強化なんです。目指すものはおやつの通販生活ですね、きっと。
ところで、お菓子の通販というとワタシが一番に思い起こしたのは、日本一おかき処と自負されている播磨屋本店 さま。「朝日あげ」をご存知の方多いでしょう。以前からコチラの社長・五代目播磨屋助次郎さまはユニークな発想をされる方だな、と感心しておったのですけれどね。今回同社のWEBを見て、さらにその念を強くいたしましたね。
歴史のある店なのだとばかり思っておりましたら、なんと播磨屋本店さまは創業わずか23年程度。創業以来最終消費者への直接販売のみを貫いていらっしゃる。というか、そうでなければやっていけない、と。
播磨屋助次郎の一問一答『顧客の疑問にお答えします』 より抜粋
これを読んで妙に納得するのは、播磨屋さまと六花亭さまとの直接販売へのアプローチの違いなんですね。ここではあえて言及しませんけれど、同じ通販でも意味合いが全然違うんだろうなぁ、と。
ワタシの違和感は実はこの部分に関連がございますよ。
申込は2008/6/20で終了しております。全国5,000セット限定。内容は『マルセイバターサンド9個、霜だたみ8個、ストロベリーチョコ1袋(80g)、小風呂敷1枚、雪やこんこ2枚』。鉄缶入り、送料・代引き手数料無料で2,850円。
帯広市内の六花亭さま各店舗にお伺いしてつくづく感じるのは、「あ、帯広十勝の客を対象とは考えてないね」ということです。目線が全然違いますから。ホスピタリティにしろなんにしろ、素晴らしい水準です。文句のつけようがない。それって、地元の店舗ばかりご覧になっていると気付けないことかもしれません。「目指しているのは全国レベル」
羊羹で著名なとらや さまの赤坂本店を訪問したことがございますけれど、佇まいにおいて現在の六花亭さま本店は全く遜色ない水準です。といいますか、ナショナルレベルを目指していらっしゃるわけですよ。
もう基本的に帯広十勝の客層については、アウトオブ眼中なのではないでしょうか。それは地元経済界との関わり方にも現れておりますしね。今のところ、十勝を離れずにいるのは、イメージ戦略だけ。地元農畜産業を支援しようなんて取り組みも考えておられないようですし。地場との取引を斬り捨てる行動しか耳にしないのですよ。「ワタシの耳が悪いんですね、きっと」
この、お試しキャンペーンも相当な深慮遠謀の一環なんでしょうね。
「雪やこんこ」は対石屋製菓さまの「白い恋人」追撃用戦略商品としての位置付けが図らずもなされているんじゃないかなー、って。たまたま、あの事件が起こってしまいましたんでね。本来はただの後追い企画商品とのそしりもあったわけなのに。
もうすっかり地元帯広の方々にはおなじみのパッケージ。
先日の北海道新聞夕刊にもチラっと出ておりましたけれど、六花亭さまの製品について、地元十勝帯広の住人とその他の地域の方々の意識って全然違うんじゃないかなぁ、って、思うのですよ。これはとってもオモシロいな、と。
例えば「白い恋人」が香典返しに使われる、ってイメージあんまり湧きませんよね。でも、十勝帯広では六花亭さまの「リッチランド」や「郭公の里」、柳月さまの「三方六」や「防風林」ってのは定番中の定番ですよね。もう、あったり前の世界じゃないですか。でも、他の地域の方々は違う目線だと思うのですよね。
そして当然、六花亭さまはそのことをよくご存知のハズ。当然ですわね。
どこらへんが「ゆきやこんこ」なのかイメージしずらい商品ですよね。道内ローカルでラヂヲコマーシャルも流していますよ。テレビCMもあるのかな。定番商品になんとかして育てあげるつもりなんでしょうね。リスク・ヘッヂは必要ですから。
でもねぇ、CMで暑い夏の盛りに「♪ゆぅきや、こんこ。あぁられぇや、こんこ♪」って歌われてもシラけませんかね。まぁ、いろぉんな感性がありますからねぇ。ワタシにはとっても耐えられません。明らかに読者や紹介するものをナメテいるとしか考えられない記事よりは数段マシですけれど。
ちょっと、力尽きちゃいました。これにて、脱稿です。
コメント(5件)
07-01 10:03
とどこ
そういえば、引き出物用の
予約菓子があるんですよね・・・
意外と知られていませんが・・
菊の紋様の饅頭とか
鶴の子餅とか・・・
おみやげですよね・・・ロッカさま。
やはり・・・。
地元は違いますが・・・
07-01 10:51
光南の母
六花亭はお土産路線を突っ走っていますよね
昨年JCの全国大会のときの力の入れよう(毎日お菓子<たぶん一人500円相当>を無料で支給していました)からいっても明らかでしょう・・
いまさら「うちはおやつやさん」と言われてもちょっと無理があるかな??と感じてしまいます
宣伝広告も最近はいいわけじみて感じてしまうのは私だけ???
でも霜だたみは大好きです(*^_^*)
07-01 21:39
端野 萬造
>とどこさま
結婚式の引き出物や進物にオーダー菓子は作ってくださいますね。カタログがあるんですって、ワタシ見たことはないんですけど。「六花亭はつるのこだけは美味しいから注文する」っていう剛の方もいらっしゃるようです。ワタシにとって思い出深いオーダー菓子はレーリュケンかな。
>光南の母
ははは、そんなの配ってたんですか。まー、小田社長さまは日本JCのOBでございますし、そこらへんのご事情はあるんじゃないでしょうかね。そしてそれは、お土産でどうこう、ってのは本来的な目的ではないハズ、とワタシは見ています。
あとで記事にもしますけれど、お土産は大きな戦略の過程に過ぎないんだろうな、と。では、続きは本文で。
そう、この時点で記事は完成しておりません。これから、お風呂に入って身を清めてからカキコいたしますわぁ。本当は帯広南温泉さまにお伺いしたいところですが、時間が足りなくて。
07-02 09:42
光南の母
JCの皆さんはもらったお菓子の10倍以上のお土産をたっぷり購入し帰ったので、それだけでも六花亭の大勝です!!!
はっきりものいう瑞萬記楽しみにしています
またお越しいただけるのを楽しみにしています(^o^)
07-02 20:11
端野 萬造
>光南の母さま
ワタシ思うに、お菓子貰おうと貰うまいと「六花亭」の商品をJCの方々はお買い上げになったんじゃないかなぁ、と。だって、選択の余地ないんですもの。六花亭さましか見えてませんから。
六花亭に関する全国のブログ記事を眺めて感心したのは、内地の一般的な消費者のイメージは「十勝帯広の六花亭ではなく北海道の六花亭」なんですよ。
確か六花亭さまの広告宣伝はもう何十年も電通北海道が仕切っているはずなんですけど、「十勝帯広」といったところで通用しない、消費者はイメージしずらいわけです。ですから、ずうっと北海道の「六花亭」で売り続けているはず。その効果が出ています。
遠くない将来、六花亭さまにとって帯広は「創業の地」に過ぎない存在になるのでしょうね。そうワタシはにらんでいます。
一度、ラドンにゆったり浸かってみたいと考えておりますよ。でも、ファンが多いですからね。
大地、というのは決して「十勝の大地だけではない」ということだそうです。それは小田豊社長さまが遠まわしに申されていたこと。詳しくは参考記事を。
帯広では眼にすることができなかった六花亭のチラシ
参考記事:
六花亭vs田中義剛 /【北海道 とかち発】大空と大地の中で
続 六花亭vs田中義剛/【北海道 とかち発】大空と大地の中で
↑での議論について、ワタシ自身とりあえず論評いたしません。ただ、ワタシ、六花亭さまについて強烈な違和感をもって見つめています。そして、その理由についてコチラでは述べませんけれど同社の近時の広告や商品のネーミングをみるたびに意識しております。「なにか、オカシクないですか?」
十勝限定!/六花亭・十勝かわにし長いもシフォン
スパイが情報漏洩!?/六花亭製品開発室
メインは東京都で配達された朝日新聞の折込チラシ。はるばる帯広まで運ばれてきました。
東京にお仕事で出掛けていたエージェントさまが「ねぇねぇ、オモシロいもの見つけちゃったぁ」と画像付きでメールしてくださいました。ワタシのお返事は「まんへりのネタをありがとう。チラシ現物持ってきてくださいな」でした。ところがチラシをつくづく眺めて、ネットで状況調べるうちに「これは記事にしとこうかな」と。
最初、新聞折込チラシは東京近辺だけなのかな、と思っておりました。ネットで確認致しますとどうやら大阪方面でもやっているようですね。恐らく、全国的なマーケティング調査も兼ねた取組なのでしょうね。
ネット上での評判を「六花亭 チラシ」で検索しますと結構出てまいります。諸手を挙げて喜んでいる方がほとんどですね。でもなかには異なる視点でご覧になっていらっしゃる方もいて、ワタシは喜んでしまうワケなんですが。「チラシにどんだけ払ってるんだろう」って疑問を呈している記事もございました。
ワタシはマーケティングの一環、という視点で今回の事象を眺めましたけれど、主婦のブログで販売チャネル(チャンネルぢゃないよ、チャネル)という視点で論評されていらっしゃるんですよね。
企業の行動といいましょうか、理念といいましょうか。そういったものも「企業価値」として消費者の評価に晒されているわけですよ。大きい企業になるのであれば、尚更のこと。それが責任であり、信用であり。
これは憶測ですけれど、六花亭内で議論されている同社最大のリスクは「十勝帯広に本社・主力工場があること」だと思います。だって、日本最大の消費地である関東圏から遠すぎるのですもの。以下の文章に図らずもその意図が露呈しているなぁ、と。
携帯の方はお読みになれないですね。すっごく、野心的な内容だなぁ、とワタシ思いますです、ハイ。まさに「袈裟の下には鎧を着ている」なぁ、と。
「毎日のおやつをひとつ、ふたつ買いに、気軽に足を運んでいただけるような、いつものおやつ屋なのです」と一見謙虚なカキコですけれど、これって実際考えてみると大変なことですよね。「日本全国、そこらじゅうに六花亭」を目指しているってことですもの。
それでね、まず手始めに通信販売の強化なんです。目指すものはおやつの通販生活ですね、きっと。
ところで、お菓子の通販というとワタシが一番に思い起こしたのは、日本一おかき処と自負されている播磨屋本店 さま。「朝日あげ」をご存知の方多いでしょう。以前からコチラの社長・五代目播磨屋助次郎さまはユニークな発想をされる方だな、と感心しておったのですけれどね。今回同社のWEBを見て、さらにその念を強くいたしましたね。
歴史のある店なのだとばかり思っておりましたら、なんと播磨屋本店さまは創業わずか23年程度。創業以来最終消費者への直接販売のみを貫いていらっしゃる。というか、そうでなければやっていけない、と。
播磨屋助次郎の一問一答『顧客の疑問にお答えします』 より抜粋
問.どうしてデパートに出店しないのですか。
答.出店しないのではなく、出店出来ないのです。弊社は創業以来ずっと、流通機構を通さない消費者直接販売を行ってきました。流通コストを省いたリーズナブルな低価格で、より多くの消費者と、心の交い合う深く温かい人間関係を築き上げていきたいと考えたからです。
そういう理由で、出店マージンが30%前後も必要なデパートへは、出店不可能なのです。また出店する必要もないと考えています。デパートへ出店しながら、通販等の直接販売もしている菓子メーカーが少なからずありますが、それこそおかしなことだと私は思います。
これを読んで妙に納得するのは、播磨屋さまと六花亭さまとの直接販売へのアプローチの違いなんですね。ここではあえて言及しませんけれど、同じ通販でも意味合いが全然違うんだろうなぁ、と。
ワタシの違和感は実はこの部分に関連がございますよ。
申込は2008/6/20で終了しております。全国5,000セット限定。内容は『マルセイバターサンド9個、霜だたみ8個、ストロベリーチョコ1袋(80g)、小風呂敷1枚、雪やこんこ2枚』。鉄缶入り、送料・代引き手数料無料で2,850円。
帯広市内の六花亭さま各店舗にお伺いしてつくづく感じるのは、「あ、帯広十勝の客を対象とは考えてないね」ということです。目線が全然違いますから。ホスピタリティにしろなんにしろ、素晴らしい水準です。文句のつけようがない。それって、地元の店舗ばかりご覧になっていると気付けないことかもしれません。「目指しているのは全国レベル」
羊羹で著名なとらや さまの赤坂本店を訪問したことがございますけれど、佇まいにおいて現在の六花亭さま本店は全く遜色ない水準です。といいますか、ナショナルレベルを目指していらっしゃるわけですよ。
もう基本的に帯広十勝の客層については、アウトオブ眼中なのではないでしょうか。それは地元経済界との関わり方にも現れておりますしね。今のところ、十勝を離れずにいるのは、イメージ戦略だけ。地元農畜産業を支援しようなんて取り組みも考えておられないようですし。地場との取引を斬り捨てる行動しか耳にしないのですよ。「ワタシの耳が悪いんですね、きっと」
この、お試しキャンペーンも相当な深慮遠謀の一環なんでしょうね。
「雪やこんこ」は対石屋製菓さまの「白い恋人」追撃用戦略商品としての位置付けが図らずもなされているんじゃないかなー、って。たまたま、あの事件が起こってしまいましたんでね。本来はただの後追い企画商品とのそしりもあったわけなのに。
もうすっかり地元帯広の方々にはおなじみのパッケージ。
先日の北海道新聞夕刊にもチラっと出ておりましたけれど、六花亭さまの製品について、地元十勝帯広の住人とその他の地域の方々の意識って全然違うんじゃないかなぁ、って、思うのですよ。これはとってもオモシロいな、と。
例えば「白い恋人」が香典返しに使われる、ってイメージあんまり湧きませんよね。でも、十勝帯広では六花亭さまの「リッチランド」や「郭公の里」、柳月さまの「三方六」や「防風林」ってのは定番中の定番ですよね。もう、あったり前の世界じゃないですか。でも、他の地域の方々は違う目線だと思うのですよね。
そして当然、六花亭さまはそのことをよくご存知のハズ。当然ですわね。
どこらへんが「ゆきやこんこ」なのかイメージしずらい商品ですよね。道内ローカルでラヂヲコマーシャルも流していますよ。テレビCMもあるのかな。定番商品になんとかして育てあげるつもりなんでしょうね。リスク・ヘッヂは必要ですから。
でもねぇ、CMで暑い夏の盛りに「♪ゆぅきや、こんこ。あぁられぇや、こんこ♪」って歌われてもシラけませんかね。まぁ、いろぉんな感性がありますからねぇ。ワタシにはとっても耐えられません。明らかに読者や紹介するものをナメテいるとしか考えられない記事よりは数段マシですけれど。
ちょっと、力尽きちゃいました。これにて、脱稿です。
コメント(5件)
07-01 10:03
とどこ
そういえば、引き出物用の
予約菓子があるんですよね・・・
意外と知られていませんが・・
菊の紋様の饅頭とか
鶴の子餅とか・・・
おみやげですよね・・・ロッカさま。
やはり・・・。
地元は違いますが・・・
07-01 10:51
光南の母
六花亭はお土産路線を突っ走っていますよね
昨年JCの全国大会のときの力の入れよう(毎日お菓子<たぶん一人500円相当>を無料で支給していました)からいっても明らかでしょう・・
いまさら「うちはおやつやさん」と言われてもちょっと無理があるかな??と感じてしまいます
宣伝広告も最近はいいわけじみて感じてしまうのは私だけ???
でも霜だたみは大好きです(*^_^*)
07-01 21:39
端野 萬造
>とどこさま
結婚式の引き出物や進物にオーダー菓子は作ってくださいますね。カタログがあるんですって、ワタシ見たことはないんですけど。「六花亭はつるのこだけは美味しいから注文する」っていう剛の方もいらっしゃるようです。ワタシにとって思い出深いオーダー菓子はレーリュケンかな。
>光南の母
ははは、そんなの配ってたんですか。まー、小田社長さまは日本JCのOBでございますし、そこらへんのご事情はあるんじゃないでしょうかね。そしてそれは、お土産でどうこう、ってのは本来的な目的ではないハズ、とワタシは見ています。
あとで記事にもしますけれど、お土産は大きな戦略の過程に過ぎないんだろうな、と。では、続きは本文で。
そう、この時点で記事は完成しておりません。これから、お風呂に入って身を清めてからカキコいたしますわぁ。本当は帯広南温泉さまにお伺いしたいところですが、時間が足りなくて。
07-02 09:42
光南の母
JCの皆さんはもらったお菓子の10倍以上のお土産をたっぷり購入し帰ったので、それだけでも六花亭の大勝です!!!
はっきりものいう瑞萬記楽しみにしています
またお越しいただけるのを楽しみにしています(^o^)
07-02 20:11
端野 萬造
>光南の母さま
ワタシ思うに、お菓子貰おうと貰うまいと「六花亭」の商品をJCの方々はお買い上げになったんじゃないかなぁ、と。だって、選択の余地ないんですもの。六花亭さましか見えてませんから。
六花亭に関する全国のブログ記事を眺めて感心したのは、内地の一般的な消費者のイメージは「十勝帯広の六花亭ではなく北海道の六花亭」なんですよ。
確か六花亭さまの広告宣伝はもう何十年も電通北海道が仕切っているはずなんですけど、「十勝帯広」といったところで通用しない、消費者はイメージしずらいわけです。ですから、ずうっと北海道の「六花亭」で売り続けているはず。その効果が出ています。
遠くない将来、六花亭さまにとって帯広は「創業の地」に過ぎない存在になるのでしょうね。そうワタシはにらんでいます。
一度、ラドンにゆったり浸かってみたいと考えておりますよ。でも、ファンが多いですからね。