百里香の優しい味わいが帯広の夜を見守っているのだ

きむらまどか

2013年11月30日 08:49

2008年8月15日(金) 08:05 ▼コメント(3)




手作り餃子・ラーメン・中国酒百里香(パイリシャン)
帯広市西1条南11丁目1 ℡ 0155-23-6058
定休日 曜日 営業時間 17:30~23:00

参考記事:
パンやじゃない/ますや食堂
 ↑、コチラも女性ばかりになってしまいました。

昭和の香り漂わせて/笑福とあざみ
 ↑、コチラは深夜も見守っていらしゃる。

 メインはもうスープを有難く啜るしかない水餃子画像。




 いまさらながらですけれど、百里香さまの営業時間は毎日わずか5時間半。いや、わずか、ってことはないかもしれません。あくまで中国料理店としては、という但し書きが必要なのか。

 ネットであまり語られていないのは、駐車場がない立地や営業時間帯のせいで、偏った客層の利用がなされているせいだと思うのですよね。大人、というか夜の人間のための中国料理店です。


新しい建物になって、どのくらいかしら。10年ではきかないはず。昔の建物の佇まいはもう、忘れちゃった。


姑娘(クーニャン)のキャラクターは旧店舗から変わっていません。この画像撮るのにモノスゴ苦労しました。


煙草もね、むかーしから取り扱っていますから、愛煙家には有難いお店。煙草を毛嫌いする方、ワタシ苦手。

 宴会なんかやってないお店です。各種中国酒は揃っておりますけれど、酒盛りをここで行う、というよりも1次会で呑んで、2次会で騒いで、小腹が空いたんで寄る、ついでに呑む、という使われ方ですよね、せいぜい。


中国酒以外(!)の菜単子(メニュー)でございますよ。中国料理店として必要にして十分な内容かと。


なんてことないものです。でも必要十分。ま、百里香ファンのための想い出画像ですね。


そう。できうれば百里香さまでは、ビールではなく中国酒を楽しんでいただきたい。ワタシはもっぱら白乾。


 メニューをご覧になれば理解できます通り、本格的な料理もあるのですよ。もしかすると、早い時間に訪れて、こっそり楽しまれている方がいらっしゃるのかもしれません。
 餃子をつまんで、場合によってはラーメンもという。それにしたって、23時にはもう閉まっている。元気に呑まれる方はあまり寄ることは叶わないかも知れませんね。

 ワタシが独りで訪れる時は、もっぱら食事をするためです。夕食ですから択ぶのは麺ではなくて、やはり御飯物。それも炒飯(チャーハン)。もう、メニューなんか見ないわけです。カウンターにドカンと座って、「炒飯と水餃子お願いします」



ね、お皿ご覧になってくださいな。しっかり中国料理してますでしょ。どうってことない味です。だから、いい。だからこそ、ありがたい。



百里香さまでのワタシの一押し。昔からの中国料理店っぽく、化学調味料もしっかり遣ってますでしょう、きっと。でも、どこか優しいのは丁 寧にスープを扱われているせいでしょうね。




皮も手作り。ワタシの水餃子原体験は百里香さまなんですよ。水餃子ってのはスープに浮かんでいるものだと思い込んでいましたから。


出ましたね! 倒福転じて到福。中国版招き猫といったところか。本格中国料理店にはつきもの。


この奥で、御ン年八十を越している母さん(女主人)が鍋を振るっていらっしゃるんです。

 有名な話ですけれど、親子を中心とした女性ばかりでやられています。中国料理店では珍しい。なんとなくほっとできるのは、そんなところに理由があるのでしょう。

 実は今回百里香さまにお伺いするのは2年振りくらいでしてね。でも会えば「あら、端野さんお久し振り。今はドコにいるの?」みたいな感じ。それもいつも変わらない。

 で、この手づくり焼き餃子なんですけどね。食べる予定にはなかったのですよ。実はある人物が偶然登場いたしまして。その人物は『端野萬造奔る』に登場する萬造の元義父のモデルになった方。いえ、当人は全然ご存知ないのですけれど。



手づくり水餃子は5個。手づくり焼餃子は6個。特徴的なところは特にありません。ワタシの言いたいこと

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