2012年11月24日
龍門/大衆中華の老舗であえてカツ丼を喰らう
2008年5月19日(月) 08:20 ▼コメント(2)

今回ご紹介する大衆中華龍門さまですけど、古いです。歴史あります。定かではないんですけど、この店舗になってから30年は越えていると思うんですよ。30年前って、ワカリます? 1978年(昭和53年)のことですよ。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が結成されたのがその年。サザン・オールスターズ(活動休止するんですって!? 偶然新聞で目にしました)が「勝手にシンドバッド」でデビューしたのも同じ年。ちなみに「渚のシンドバッド」をピンクレディーが唄ったのは前年1977年でして。
あれ、何の話でしたっけ!?

左にチラッと見えるのが茶色の小瓶さま跡
帯広における、いわゆる郊外型中華専門店のハシリが龍門さまであるはずです。ラーメン店や食堂、というものは当然アチコチにあったわけですけれど、専門店という形態は以外に少なかったんじゃないでしょうかね。それもこれだけ大規模に。
今回、店内写真はございませんので概要お伝えしますとね。1階はカウンター、テーブル、小上がりで30人以上は収容できる。そして2階にも座敷が用意されていますから、あわせて50人はいけるお店です。
この「龍門」の字体になんらかのこだわりがかんじられませんか?
ですからね、龍門といえば30年以上前から帯広に住んでいらっしゃる方なら、大体その存在は知られているのではないのかな、と。特に鉄 南(死語)の住民にとってはですね。ちなみにお若い方のために解説しておきますと、鉄南は鉄道高架よりもっと以前はよく遣われた言葉でした。
帯広駅のエントランスが北側にしか存在しない、ということもあって線路の南側というのは帯広でも一段下がって見られた時期がございましてね。その認識が払拭されるきっかけとなったのは帯広大谷高校跡地にニチイ(後のサティ、現ポスフール)さまが出店されたことなんでしょうね。

当時としてはかなり斬新なデザイン。これにもこだわりがあるはず。どこがモデルなんでしょうねぇ
で、お話を龍門さまに戻します。店舗が大通に面していない、ということで多少視認性が落ちるわけですね。なんせ、インターネットやフリーペーパー以前の告知というのは、店舗の存在場所がかなり重要でしたから。それで、大通を通行する車からでも見えるように大きなネオンを店舗の上につけたのじゃなかろうか、と。店舗西側に建物(茶色の小瓶さま、この店も一世を風靡されました)ができるまでは相当目立っていたんじゃないでしょうか。
ラーメンを始めとするメニューの多彩さとも相まって、かなり繁盛していた記憶があります。まぁ、言ってみれば現在のどでからーめん さまのような存在ですわね。いやぁ、我ながらよく思いついた。ね、こういうふーにワタシ、カキコしながら考えるものだから、とっても時間がかかるのよ。

メニューⅠ 拉麺
すっごい多彩。イカカレーラーメン!?
今回記事をアゲるにあたって、いつもの通りネットで検索かけましたけども、老舗に関わらずほとんど情報らしい情報を見つけることができませんでした。とっても意外なんですけれども、ネット上では存在が認知されていないのですね。今後もその状況はカワらないのかな、という気はいたします。

メニューⅡ ご飯物他
書き加えがあるという部分に絶え間ざる探究心を感じます
さて、昭和63年(1988年)には当時の社会党委員長土井たか子さまが遊説中に立ち寄られてラーメンを啜られたという歴史を持つお店ですから、ラーメンを登場させるのが常道でしょう。ところが「端萬記」は世間さまとはちょっとズレたところに存在しますんで、まずはカツ丼ということに相成ってしまいました。
中華料理店でカツということになれば、これはもう帯広では老舗中の老舗中国料理の金時 さまのカツ弁当 ということになるのでしょうが、それとは全く関係ございません。

たけのこが入ってますでしょう。ココラへンが中華屋さんのカツ丼でございますよねぇ。

グリーンピースが妙にうれしくて。一粒づつ食べました
ワタシにとっての龍門さまといえば、ラーメンよりもかつ丼なんですよ。かつて、ワタシが憎からぬ想いを寄せた女性がいらっしゃいましてね、その方との会話の中で出てきたのが「龍門のカツ丼って、スッゴいのよ。騙されたと思って萬造さん食べてみて!」でした。
そりゃあもう、想いを寄せている方がおっしゃるのですから、一も二もなく参りましたよ。現在のワタシでしたら「では、ご一緒に」となるのでしょうが当時のワタシは全然そんな余裕はないわけです。いえ、経済的にというよりも精神的にですね。

こうやって撮ると、なんか分厚く見えちゃいますよね。ま、とりあえず、思い出ですからぁ。ほほほ。

我逢亭さまのとんかつ定食のとんかつ(画像提供くろにっきさま)。」確かにこれくらいの厚さはありました。記事 もご覧になってくださいましね。もっと分厚さが伝わります。
その当時(今から12年前)のカツ丼はスゴかったです。彼女のおっしゃることは本当だったわけです。感動しましたね。「なんだろ、コレ」ってくらい思いましたから。味というよりもその分厚さに驚いてしまったワケです。

(みそ汁つき)のおみそ汁でございます
その後も何度か味わいましたけれど、厚さはどんどん減っていきました。値段は当時と変わっていないと思いますんで、無理もないかな、という気はしておりますけれど、ちょっと淋しいですね。

ワタシの存在って、ちょうどこのキムチのようなもの
今考えてみると、その想いを寄せていた彼女は当時付き合っていたであろうボーイフレンドとですね、一緒に召し上がって感動を共有されたのではないのかな、と。そういうのって誰かに伝えたくなるじゃないですか。ワタシはその格好の標的となったわけです。
ああー、色んな意味で淋しい記事となってしまいました。ほんとおんなじようなこと、延々繰り返してるよな、ワタシってば。

引用欄で怪しく輝いているネオンを日中見るとこんな感じなんですよぉ
コメント(2件)
05-22 15:51
かつ @ocn.ne.jp
懐かしいですね、自分も20年位前に良く行きました。
今の嫁と結婚する前に二人でラーメンとかより麻婆豆腐とか肉ニラ、餃子なんかをよく注文してました。旨かったなー 今度、子供つれて行ってみるかな
05-22 20:53
端野 萬造
>かつさま
メニュー表自体も変わっておりませんでしょうから、懐かしさもひとしおかと。肉ニラ、餃子ですか。それぞれの胸にそれぞれの龍門さまがあると思うのですよ。そういった想いを共有できたのであれば、幸いでございます。
今回画像はアゲられませんでしたけれど、店内の状態もほとんど変化ありませんから。そういった部分も感動できるのではないでしょうか。どなたかとご一緒にということであれば、なおさら結構です。
バイトの帰りにワザワザ遠回りしまして、ネオン画像を撮ってきたのよ。結構細かい努力しているのよ、こう見えても(5/21 21:03)
大衆中華龍 門
帯広市大通南26丁目20 ℡ 0155-24-4821
営業日:不明 土日は営業していますでしょう
営業時間:不明 恐らく11時くらいから15時半 17時から21時 ではないかと。
参考記事
YMOが復活って、マヂっすか!?
憎からぬ想いを寄せた女性fromまんぞうのへりくつ
くろにっき 満足VS体重SINCE 2005/我逢亭
メインは「昔はもっと分厚くて」なカツ画像。

今回ご紹介する大衆中華龍門さまですけど、古いです。歴史あります。定かではないんですけど、この店舗になってから30年は越えていると思うんですよ。30年前って、ワカリます? 1978年(昭和53年)のことですよ。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が結成されたのがその年。サザン・オールスターズ(活動休止するんですって!? 偶然新聞で目にしました)が「勝手にシンドバッド」でデビューしたのも同じ年。ちなみに「渚のシンドバッド」をピンクレディーが唄ったのは前年1977年でして。
あれ、何の話でしたっけ!?

左にチラッと見えるのが茶色の小瓶さま跡
帯広における、いわゆる郊外型中華専門店のハシリが龍門さまであるはずです。ラーメン店や食堂、というものは当然アチコチにあったわけですけれど、専門店という形態は以外に少なかったんじゃないでしょうかね。それもこれだけ大規模に。
今回、店内写真はございませんので概要お伝えしますとね。1階はカウンター、テーブル、小上がりで30人以上は収容できる。そして2階にも座敷が用意されていますから、あわせて50人はいけるお店です。

この「龍門」の字体になんらかのこだわりがかんじられませんか?
ですからね、龍門といえば30年以上前から帯広に住んでいらっしゃる方なら、大体その存在は知られているのではないのかな、と。特に鉄 南(死語)の住民にとってはですね。ちなみにお若い方のために解説しておきますと、鉄南は鉄道高架よりもっと以前はよく遣われた言葉でした。
帯広駅のエントランスが北側にしか存在しない、ということもあって線路の南側というのは帯広でも一段下がって見られた時期がございましてね。その認識が払拭されるきっかけとなったのは帯広大谷高校跡地にニチイ(後のサティ、現ポスフール)さまが出店されたことなんでしょうね。

当時としてはかなり斬新なデザイン。これにもこだわりがあるはず。どこがモデルなんでしょうねぇ
で、お話を龍門さまに戻します。店舗が大通に面していない、ということで多少視認性が落ちるわけですね。なんせ、インターネットやフリーペーパー以前の告知というのは、店舗の存在場所がかなり重要でしたから。それで、大通を通行する車からでも見えるように大きなネオンを店舗の上につけたのじゃなかろうか、と。店舗西側に建物(茶色の小瓶さま、この店も一世を風靡されました)ができるまでは相当目立っていたんじゃないでしょうか。
ラーメンを始めとするメニューの多彩さとも相まって、かなり繁盛していた記憶があります。まぁ、言ってみれば現在のどでからーめん さまのような存在ですわね。いやぁ、我ながらよく思いついた。ね、こういうふーにワタシ、カキコしながら考えるものだから、とっても時間がかかるのよ。

メニューⅠ 拉麺
すっごい多彩。イカカレーラーメン!?
今回記事をアゲるにあたって、いつもの通りネットで検索かけましたけども、老舗に関わらずほとんど情報らしい情報を見つけることができませんでした。とっても意外なんですけれども、ネット上では存在が認知されていないのですね。今後もその状況はカワらないのかな、という気はいたします。

メニューⅡ ご飯物他
書き加えがあるという部分に絶え間ざる探究心を感じます
さて、昭和63年(1988年)には当時の社会党委員長土井たか子さまが遊説中に立ち寄られてラーメンを啜られたという歴史を持つお店ですから、ラーメンを登場させるのが常道でしょう。ところが「端萬記」は世間さまとはちょっとズレたところに存在しますんで、まずはカツ丼ということに相成ってしまいました。
中華料理店でカツということになれば、これはもう帯広では老舗中の老舗中国料理の金時 さまのカツ弁当 ということになるのでしょうが、それとは全く関係ございません。

たけのこが入ってますでしょう。ココラへンが中華屋さんのカツ丼でございますよねぇ。

グリーンピースが妙にうれしくて。一粒づつ食べました
ワタシにとっての龍門さまといえば、ラーメンよりもかつ丼なんですよ。かつて、ワタシが憎からぬ想いを寄せた女性がいらっしゃいましてね、その方との会話の中で出てきたのが「龍門のカツ丼って、スッゴいのよ。騙されたと思って萬造さん食べてみて!」でした。
そりゃあもう、想いを寄せている方がおっしゃるのですから、一も二もなく参りましたよ。現在のワタシでしたら「では、ご一緒に」となるのでしょうが当時のワタシは全然そんな余裕はないわけです。いえ、経済的にというよりも精神的にですね。

こうやって撮ると、なんか分厚く見えちゃいますよね。ま、とりあえず、思い出ですからぁ。ほほほ。

我逢亭さまのとんかつ定食のとんかつ(画像提供くろにっきさま)。」確かにこれくらいの厚さはありました。記事 もご覧になってくださいましね。もっと分厚さが伝わります。
その当時(今から12年前)のカツ丼はスゴかったです。彼女のおっしゃることは本当だったわけです。感動しましたね。「なんだろ、コレ」ってくらい思いましたから。味というよりもその分厚さに驚いてしまったワケです。

(みそ汁つき)のおみそ汁でございます
その後も何度か味わいましたけれど、厚さはどんどん減っていきました。値段は当時と変わっていないと思いますんで、無理もないかな、という気はしておりますけれど、ちょっと淋しいですね。

ワタシの存在って、ちょうどこのキムチのようなもの
今考えてみると、その想いを寄せていた彼女は当時付き合っていたであろうボーイフレンドとですね、一緒に召し上がって感動を共有されたのではないのかな、と。そういうのって誰かに伝えたくなるじゃないですか。ワタシはその格好の標的となったわけです。
ああー、色んな意味で淋しい記事となってしまいました。ほんとおんなじようなこと、延々繰り返してるよな、ワタシってば。

引用欄で怪しく輝いているネオンを日中見るとこんな感じなんですよぉ
コメント(2件)
05-22 15:51
かつ @ocn.ne.jp
懐かしいですね、自分も20年位前に良く行きました。
今の嫁と結婚する前に二人でラーメンとかより麻婆豆腐とか肉ニラ、餃子なんかをよく注文してました。旨かったなー 今度、子供つれて行ってみるかな
05-22 20:53
端野 萬造
>かつさま
メニュー表自体も変わっておりませんでしょうから、懐かしさもひとしおかと。肉ニラ、餃子ですか。それぞれの胸にそれぞれの龍門さまがあると思うのですよ。そういった想いを共有できたのであれば、幸いでございます。
今回画像はアゲられませんでしたけれど、店内の状態もほとんど変化ありませんから。そういった部分も感動できるのではないでしょうか。どなたかとご一緒にということであれば、なおさら結構です。
百里香の優しい味わいが帯広の夜を見守っているのだ
さらば!精華楼/その素晴らしきスープを忘れはしない
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たね家特選味噌と炎(あぶ)り味噌/Diningラーメンたね家
タイランドのホスピタリティにアジアン・テイストを強く感じる
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タイランドのホスピタリティにアジアン・テイストを強く感じる
Posted by きむらまどか at 07:28│Comments(0)
│帯広近郊/中華・ラーメン・エスニック